転職を効率よく進めるには、転職エージェントを利用しない手はありません。
この記事を読んでいるあなたも、インターネットを使って情報収集されている最中と思います。
しかしあまりの情報量の多さに、結局どのエージェントサービスを利用すればいいのか悩んでしまっていませんか。
よく目にするランキングや口コミサイトって、ちょっと信用できないところがありませんか。サイトによってランキングはバラバラですし、口コミもどこまで本当なのかわかりません。
いい口コミも悪い口コミもあって、結局その転職エージェントの全貌がわからないのです。
ランキングや口コミを参考にするのはいいのですが、大切なのはあなたにあう転職エージェントを見つけて、サポートしてもらうことが転職成功のポイントです。
今回は、type転職エージェントについて詳しく解説します。
typeは転職サイトとして知名度が高く、電車の吊り広告などで一度は名前を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
どの転職エージェントを利用すればよいか悩んでいる方へ、この記事を役立ててもらえれば幸いです。
こんな方におすすめ
- type転職エージェントが自分に向いているか知りたい
- 他の転職エージェントと、type転職エージェントを比較した強み・弱みを知りたい
- typeの使用感を知りたい
転職支援サービス事業者としては老舗のtype
大規模転職サイトの運営を中心に人材紹介事業も展開
typeは株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職支援サービスです。1993年に転職情報誌typeを創刊したのが始まりでした。
リクルートの1977年よりは後発ですが、dodaの1989年に続く老舗の転職支援サービス事業者です。
現在は転職サイト、人材紹介事業(転職エージェント・派遣業)、企業の採用活動サポートを手掛けています。
@typeや女の転職typeで求人情報を検索したことがある人もいるのではないでしょうか。オードリーの春日さんをCMに起用して、転職サイトアクセス数ナンバーワンを強みにサービスを展開しています。
typeの転職サイト登録者は30代がもっとも多く、これまでのキャリアを土台として年収アップを希望する人が登録する傾向にあります。
引用:株式会社ピーアールデイリー 主要転職サイト比較表(2018年4月時点)


type転職エージェントはIT・営業職を得意とする実力派
引用:type転職エージェント
typeの転職エージェント事業は1998年から開始しました。2000年から事業を開始した@type転職サイトより広告費をかけていないためか、意外に知られていないようですね。
歴史が長く、古くから連携している企業もあるので実績も豊富ですし、typeならではの質の高い非公開求人を取り扱っています。
転職成功実績が最も多いのはITエンジニア・営業職で、大手転職エージェントに引けをとらない実力派エージェントです。
オリコン顧客満足度ランキングでは惜しくも圏外でしたが、高評価転職エージェントとしてマークされています。
type転職エージェントが向いている人
type転職エージェントに向いているのはこんな人です。
- 東京都周辺で転職したい人
- 20代後半〜30代で現在のキャリアを活かしキャリアップや年収アップを狙いたい人
- IT・エンジニア・営業職で転職を考えている人
- 非公開求人を求めている人
- 転職に関わるサポートをキャリアアドバイザーからしっかりと受けたい人
案件の数や対応業界、転職ノウハウのコンテンツなどサービスの規模ではリクルートエージェントやdodaにやや劣りますが、上記条件に当てはまる人にはおすすめできる中堅の転職エージェントです。
オフィスは1ヶ所のみの1都3県特化エージェント
全国に拠点があることを強みにしているエージェントもある中、type転職エージェントの拠点となるオフィスは東京都港区の1ヶ所のみです。
これには少し驚きました。
引用:type転職エージェント
オフィスが1ヶ所しかない理由は、東京都を中心とした1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)に特化した運営方針にあります。
typeは地域を限定することによって、対象地域内の企業と強いつながりをもってきました。そのため、他のエージェントにはない大手企業の求人も多く取り扱っています。

30代層・ITエンジニア職・営業職・女性の転職が得意
IT系に強いtype転職エージェント使ってかなり良かったので、転職したいと言ってたデータの知人に教えてあげたらスタバカード貰えた 上手くいくといいですね pic.twitter.com/wFSqoXrwPE
— そーすい (@ffp_sousui) September 20, 2018
type転職エージェントは20代後半〜30代を中心とした年代の転職を多く実現しています。年収アップ率は71%(type調べ)と高確率で、業界トップです。
主にIT・Web・通信のエンジニア職、営業職の転職に強く、IT系の求人は全体の約48%を占めています。
こちらはほんの一部ですが求人企業の一例です。
日本Microsoftや楽天、Yahoo!、ニトリ、LINEなど大手企業との取引実績があります。
また、typeは業界や業種ごとに7つの専門エージェントサイトを設けています。
女性の方は「type女性の転職エージェント」に登録すると、女性向けの転職ノウハウやメイクアップサービスの指導などが受けられます。
業界や業種が特に決まってないという方は、母体であるtype転職エージェントに登録しておけばよいでしょう。


転職サポートは1対1の集中型
引用:type転職エージェント
type転職エージェントは、1対1の転職サポート体制を整えているのが特徴です。
通常の面談以外に任意参加型の転職相談会やセミナーも実施しているのですが、他のエージェントと違ってこちらもキャリアアドバイザーが1対1の面談形式で個別対応してくれます。
type転職エージェントは分業制の転職エージェントですが、キャリアアドバイザーが転職希望者と1対1でしっかり向き合います。
その上で求人案件の営業担当と密にコンタクトをとり、転職者の年収アップを叶える適切な案件を紹介する体制が整っています。
転職ノウハウを知りたいけれど集団のセミナーは苦手という人や、1対1でじっくり話をしたい人にはtypeのサポートは向いているでしょう。
エンジニア希望なら転職フェアがある
typeエンジニア転職フェアいってきました。
元はメルカリが考える今後の求められるエンジニア像ってセミナーと1000円のQUOカード目当てだったんですけど、
行ってみたら他の収穫の方が大きかったです— ユージン@駆け出しエンジニア (@jjtpNaGmYz8kjPx) July 15, 2019
IT系、ものづくり系のエンジニア向け転職フェアも定期的に開催されます。
100社以上の企業が参加しており、企業の採用担当者やと直接会話できます。転職セミナーの他、求人のマッチングサービスもあります。エンジニア職でなんとなく転職を考えている人は、転職フェアにまず参加してみるのもよいでしょう。
自分の転職の方向性を整理するきっかけにもなりますし、実際の現場にいる人達から生きた情報を仕入れることができます。
他と比較したtype転職エージェントの強みと弱み

続いてtype転職エージェントと、他の転職エージェントを比較した場合の強みと弱みを分析してみました。
type転職エージェントの強みは同時に弱みでもあり、メリットを感じる人が限定されます。言い換えると、転職サポートのニーズにマッチしている人にはおすすめできる転職エージェントと言えるでしょう。
具体的なポイントを解説します。
よくも悪くも営業気質が強い会社、やや押しが強いアドバイザーも
type転職エージェントは、営業気質の強い会社です。そのため対応が前のめりだったり、ガツガツしているキャリアアドバイザーが多いとの口コミがありました。
成績を出さないと必死さゆえ、押しが強くなってしまうキャリアアドバイザーもいるようです。
あああ!!もう!type転職エージェントしつこい!希望職種にケチつけて、違う仕事ばっかり押し付けてくるのなんなの?
— クロキ (@kuroki0960) April 11, 2018
運営会社のキャリアデザインセンターの代表取締役が、リクルートの元取締役であることも由来していると言われています。
一方で強要されることもなく親身に相談にのってくれたという口コミも多くありますので、結局のところ担当キャリアアドバイザーとの相性も関係するでしょう。
押しが強いということは、企業との交渉場面でも積極的に営業してくれるということです。
年収アップの実績がある転職エージェントですので、キャリアップを目指す成果主義の人には向いています。あなたの転職への思いをキャリアアドバイザーと共有できれば、結果を出すことにこだわってサポートしてくれます。
キャリアドバイザーの中には、Twitterで個人で発信している人もいます。人柄が垣間見えるので、担当指名でtype転職エージェントに登録するのもいいですね。
わぁ🙏ありがたいです😇
会社からはまったく推奨されてませんw
勝手に個人で始めたらtype転職エージェント事業部のメンバーの中でTwitter始める人が増えました🙋✨
会社のブランドというより、個人名で仕事をしてる自覚のある方は多いと思います😇
— えさきまりな@キャリアアドバイザーの本音🙋 (@MarinaEsaki) November 7, 2018

特に中小企業の求人が多いので、大手企業への転職を考えていなければピッタリです。
転職相談者と1対1で向き合ってくれるが、レスポンスの鈍さは弱み
type転職エージェントは大手のエージェントと比べると、登録者数や求人数が少なめです。
@typeなどの転職サイトは大々的に宣伝をしていますが、type転職エージェントはあえて宣伝費をおさえ集客をしすぎないようにしています。事業規模の拡大よりも、実績にこだわっていると言えます。
転職希望者と1対1の、手厚い転職サポートをするための運営方針なんですね。
対面で相談できる拠点が東京都の1ヶ所しかないため、地方での転職を考えている人には不向きですが、拠点ごとのサービス格差が出にくい強みもあります。
また、対応エリアを1都3県にしぼることで、地域で厳選された求人を紹介できる強みがあります。対応範囲を広げず、集中させることで結果を出していく経営戦略なんですね。
しかしながら、連絡のレスポンスが遅めでスピード感がないという口コミも多く見受けられました。キャリアアドバイザーがじっくりサポートをする分、時間がかかってしまう傾向にあります。
質の高い非公開求人が豊富だが、キャリアが浅い人には敷居が高い面も
@typeのエージェントって登録しても自分の経歴にあった求人がなければ登録情報の職歴に関する添削とかも無くて、リクルートやマイナビは求人なくても添削くらいはしてくれるし、その後、求人紹介とか来るようになるから、そういった点で@typeエージェントは使えないなぁと思う。すでに二年放置されてる
— KO→SUKE a.k.a. K-dub (@Rampage_ECW) June 22, 2018
type転職エージェントは1都3県が対象エリアであることはすでに説明しましたが、特に東京都の非公開求人数はdodaやリクルートエージェントに匹敵するほどです。
エージェントの分類としては総合型エージェントですが、特化型エージェントに負けない大手企業求人を持っています。
一方で、経歴が浅い人向けの求人は少ないです。質が高いということは、経験者や即戦力となる人材を募集していることが多いので、しかたない部分もあります。
異業種への転職の場合、未経験でも前職の経歴を活かせる場合は積極的に求人を紹介してくれます。
ただし、下記に当てはまる人は求人を紹介してもらえない可能性があります。
- 転職歴が多く、キャリアに一貫性がない人
- 専門性のない事務系職種の人(人事・財務・経理などの専門知識があれば可能性あり)
- 第二新卒など就業経験の少ない人

僕は転職歴が多くて一貫性に乏しいから、残念ながら向いていないかも。
幅広い職種に興味がある人や、typeは不向きだと感じた人はオールマイティな転職エージェントを利用する方と求人が見つかりやすくなります。
下記の記事も参考にしてみてください。
まとめ

- 1都3県エリアに特化したIT・エンジニア・営業職を得意としている実力派エージェント
- 分業制・総合型のエージェントだが質の高い非公開求人を扱っている
- 1対1のサポートを基本としており、年収アップを目的とする成果を求める人向き
- 現在のキャリアを活かした異業種への転職も可能だが、全くキャリアがない人にとっては敷居が高い
type転職エージェントに向いている人は限られますが、成果にこだわる実力派エージェントです。
大手の転職エージェントとは運営の考え方も違うので、自分にあうと感じたら上手に活用しましょう。


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