先日用事で新幹線に乗った時、下記の広告を見かけました。

引用:YAHMAHA
今、時代はネツエンです。ネツエン。ここではネットワークエンジニアと言います。今、ネットワークエンジニアがアツいです。
現在ネットワークエンジニアが必要とされている理由は3つあります。
- 元から需要が供給を上回っている
- キャッシュレス決済
- 2020年東京オリンピック
1.の需要が供給を上回っている話は後述します。
2.は増税に向けて政府が今、キャッシュレス決済を推進しています。町中の小さい商店を中心に今爆発的に増えています。いつもニコニコ現金払いの近所の八百屋やスーパーも、今後どんどんキャッシュレス決済を導入するでしょう。
それに向けてインフラを整備する必要があり、ネットワークエンジニアが必要とされています。
3.は、来る2020年東京オリンピックに向けてオリンピックの大会組織委員会が通信インフラの整備を働きかけているそうです。組織委員会の予想では、観客780万人、関係者が20万人以上東京に来るそうです。
人が集中すると携帯電話の通信速度が落ちたり通信しにくくなったりするのですが、そういう事が無いよう各携帯メーカーにインフラ整備を働きかけるとのことでした。
参考:日経TECH
以上3点の理由から、今ネットワークエンジニアが必要とされています。
また、同じIT関係の職業としてシステムエンジニアやプログラマも常に売り手市場ですが、ネットワークエンジニアが転職先として狙い目だとしている人もいます。
https://twitter.com/shiraponsu/status/1109415715046490113
キャリアパスがはっきりしている、企業での地位も高い、超大事な仕事なんて、とても良さそうな職業ですよね。
現在転職活動中の皆さん、こんなに需要があってやりがいもあるのなら転職してみたいと思いませんか。しかし、ネットワークエンジニアとは一体何者で、未経験でも転職できるのか、気になりますよね。いくら需要があっても転職することが難しければ意味がありませんよね。
そこで、この記事ではネットワークエンジニアの仕事から取っておいたほうが良い資格、おすすめの転職方法を紹介します。
こんな方におすすめ
- ネットワークエンジニアに興味がある方
- IT業界未経験だけどネットワークエンジニアになれるか気になった方
- IT関係で転職を考えている方
Contents
ネットワークエンジニアとは

はじめに、ネットワークエンジニアの仕事とはどんなものか紹介します。
ネットワークエンジニアとは、コンピューターネットワークのシステム構築や保守管理などを行う技術者を指します。
引用:INTERNET ACADEMY-IT業界まるわかりガイド-
ネットワークエンジニアの仕事は、いくつかの工程に分かれています。
まず顧客の要望をヒアリングし、それに沿ったネットワーク構築のための仕様をまとめます。次に実際にシステムを構築して顧客に提出します。更に出来上がった後も維持保守管理を行ったりします。
商品を渡してはいおしまいというわけではなく、その後も長く関係が続くところがネットワークエンジニアの特徴ではないでしょうか。ネットワークを一つの街だと考えると、道を作ったり道路の交通量を調整するのがネットワークエンジニアの仕事だと言えるでしょう。
IT業界の仕事と聞くと何となくデスクワークのイメージがありますが、ネットワークエンジニアに関してはそうとも言い切れません。お客様と話をしたり、コンピューターやサーバーなどの配線を実際に接続する事もネットワークエンジニアの仕事です。
どうしてネットワークエンジニアは常に売り手市場なの

冒頭でも話しましたが、ネットワークエンジニアが常に売り手市場です。それには理由があります。それは一人前のネットワークエンジニアとして働くためには豊富な知識と現場経験が必要だからです。
業務に使用する各機器の仕様から、接続方法、ネットワークの基礎、セキュリティ、クラウド等、多岐にわたります。更に顧客との連絡も密になりますので、コミュニケーション能力も必要になってきます。
全く知識もなくネットワークエンジニアになるには難しそうです。ネットワークエンジニアの中にはIT業界未経験での転職を嫌う人もいます。
調べ物してたら「IT未経験でもネットワークエンジニアになれる!」みたいなの見かけたんだけどそんな恐ろしい提案しないでくれよ
— & (@ampersand_xyz) January 28, 2019
こちらの方によると未経験の方が構築した物はお化け屋敷より恐ろしいそうです。ただでさえ怖いお化け屋敷、それより怖いというのは相当嫌なんでしょうね。
確かに私達も、セキュリティが甘いとわかっていて自分の大切な個人情報を預けようとは思いませんよね。街づくりの例だと、道が整備されていない家には住みたくありませんよね。それだけ責任ある仕事という事ですね。
では、IT未経験者はネットワークエンジニアには転職できないのでしょうか。そんな事はありません。なぜなら、初めは誰でも未経験者だからです。現場で下積みをしたり勉強して資格をとったりして一人前のネットワークエンジニアになります。
もう少し具体的に言うと、初めは維持保守の仕事をしながら実際のネットワークについて学びます。その後構築、設計と段々に上流工程の仕事をしていき、最終的に最初から最後までを一人でこなせるようになります。
決して簡単になれる仕事ではありませんが、目の前の仕事に真面目に取り組めば、未経験からでもおばけ扱いされずに、必ずネットワークエンジニアとして活躍できる筈です。
ネットワークエンジニアに必要な資格

ここまででネットワークエンジニアの仕事内容と難しさについて解説しました。ネットワークエンジニアとして活躍するには豊富な知識が必要ということが分かりましたね。ここからはネットワークエンジニアになる方法を探ってみたいと思います。
転職してネットワークエンジニアになりたい方、ぜひ資格取得に挑戦してください。新卒や第二新卒くらいまでなら未経験資格なしでも採用される可能性もありますが、30代ともなると話は別です。資格をきっちりとっておく事がこの業界へ転職する為の近道です。
CCNA(難易度:★☆☆)
企業がコントローラベースアーキテクチャへ移行するに連れて、コアネットワークエンジニアに求められる役割やスキルは進化し、これまで以上に重要なものになります。このようなネットワーク トランジションに対応できるようにするために、CCNA Routing and Switching 認定では基盤となるテクノロジーの知識を習得するだけでなく、次世代テクノロジーに必要なスキルセットに備えます。
引用:CISCO
ネットワーク関連機器メーカーのシスコシステムズ者が実施する世界共通基準の資格です。ネットワーク系の資格の登竜門と呼ばれており、ネットワークエンジニアの保有率も高いそうです。
受験を申し込めば、随時指定の会場で受けることが可能となっており、取得しやすいところが良いですね。練習問題も無料で配布されております。選択問題は選択肢をクリックして回答が分かるようになっています。
これなら自宅や仕事の合間に勉強することが出来ますね。練習問題以外にも有料で教材があるようです。
CCNP(難易度:★★☆)
企業の LAN および WAN の計画、実装、検証およびトラブルシューティングの能力に加え、高度なセキュリティ、音声、ワイヤレスおよびビデオのソリューションのスペシャリストと協同で業務を行う能力が評価されます。
引用:CISCO
CCNAと同じ会社の資格です。CCNAの次のステップと呼ばれています。CCNA取得者のみ受験可能で、CCNA以上の幅広い知識が求められます。CCNAと同様に練習問題が無料で配布されており、有料の教材も用意されています。
情報セキュリティスペシャリスト試験(難易度:★★★)
情報システムや組織に対する脅威や脆弱性を評価し、技術面・管理面での有効な対策を遂行できるセキュリティエンジニアや情報システム管理者を目指す方に最適です。情報セキュリティの重要性はますます高まっており、いま最も旬なエンジニアです。
引用:IPA情報処理推進機構
CCNA、CCNPは世界共通基準の資格でしたが、こちらは国家資格です。こちらはCCNAと異なり年2回、4月と10月の第三日曜日に一斉試験があります。
難易度が急激に上がりますので、じっくり勉強してから試験に挑まれる事をおすすめします。過去問題が無料でダウンロード出来ますので、印刷してからじっくり腰を据えて勉強しましょう。
転職エージェントを通じてネットワークエンジニアになろう

資格がわかったところで実際に転職する方法について探ってみましょう。世の中にはあふれる程の転職サイトがありますが、私がおすすめするのは転職エージェントです。なぜなら専門のコンサルタントの方が転職するためのサポートをしてくれるからです。
転職活動は基本的に孤独で、履歴書も面接もどうしても独り善がりになりがちです。そういう時に第三者の意見が入ることによって自分の市場価値がわかったり、面接対策も行えます。
私も以前転職エージェントにお世話になり、その時はたった2回目の面接で内定をもらえました。また、各転職エージェントが独自に持っている求人もあるので、ぜひ登録することをおすすめします。
さらに、転職エージェントは複数登録しましょう。なぜならコンサルタントも人間ですので、当然相性があります。また、転職エージェント毎に独自の求人を持っており、少しでも自分に合った仕事に就くためにも、複数の転職エージェントに登録することをおすすめしています。
転職エージェントに関する詳しい話は以下にまとめています。
この記事ではたくさんある転職エージェントの中からIT業界に特化した転職エージェントを紹介します。IT業界に特化した転職エージェントの特徴として、IT業界の求人を多数持っていることは勿論、IT業界を経験しているコンサルタントが多いんです。
ですので、業界向けの履歴書や面接対策もバッチリしていただけると思います。
レバテックキャリア

引用:レバテックキャリア
IT業界に特化した転職エージェントで、抜群の知名度を誇っています。社内コンサルタントの知識量も豊富で、またコンサルタントの方が年間累計3000回以上、企業に足を運んで現場の方と頻繁にヒアリングしているそうです。
そのため企業毎にどんな人材を求めているかを熟知しており、それぞれの企業にあった履歴書や模擬面接を実施してくれるそうです。
口コミも良い評価が多いです。
給料の高い職場を紹介してもらいました
私は専門学校を卒業してから、ITのプログラマーとして働いていたのですが、給料が思うようにもらえなかったので転職しようと考えていました。専門学校からの友人にその事を相談したら、「レバテックキャリア」と言うサイトがあるのを教えてくれました。そのサイトから自分の情報を入力すると後から担当者の方から電話がかかってきて、丁寧に数社の就職先を紹介してもらいました。その中から待遇が良い会社に応募して、面接までたどり着いて合格する事ができました。
引用:みんなの評判ランキング
エンジニアなどの専門職探しに向いている
エンジニアの仕事を探すために最初にこのサービスを使った時、求人内容が専門的だと思いました。技術者の他にもデザイナーなどの募集も見たのですが、どれもしっかりした正社員募集でした。ここのサービスで特に気に入った点は、エンジニアなどの開発関連の仕事が豊富にあるところです。他にも類似の転職サービスはありますが、募集にかたよりがあったり数が少なかったりすることが多いです。しかし、ここは仕事の種類や数が充実しているので目当ての企業を選びやすいと感じました。
引用:みんなの評判ランキング
良い口コミが多いと登録しやすいですよね。ただしIT業界経験者向けだそうで、未経験者向けにはレバテックビギナーでスクールから始める事をおすすめしています。
マイナビ IT AGENT

引用:マイナビITAGENT
就職業界大手マイナビのIT向け転職エージェントで、こちらのみが扱う非公開求人も多いそうです。IT業界に特化したチームを編成している為多角的な可能性を提案できるので、選択肢の中から自分にあった企業を選ぶことができそうですね。
また、マイナビエージェントの魅力は異業種からの転職もサポートしてくれるところです。サイトにはIT業界の実態や働き方、向いている方、実際に未経験から転職した方の話も載っていました。
参考:マイナビITAGENT
口コミはマイナビエージェント全体になるのですが、賛否両論でした。
親身に相談に乗って頂き、希望の転職先へ転職できました。
大手転職エージェントでしたし安心感がありました。前職の知識や技術を活かした転職先を探していましたが、相談に親身になって乗って頂けましたし、候補企業も幅広くピックアップして頂き、ミスマッチがないように配慮して頂けたのが印象的です。また、前職での悩みや転職に至った経緯などをしっかりとヒアリングした上で転職先を提案していイタダケタことも大きかったです。今後転職する機会が訪れた場合はこの転職エージェントを再度利用するつもりです。
引用:皆の評判ランキング
対応は丁寧でしたが
Uターンで転職をしたいと思い登録して使い始めましたが、希望している勤務地と全く違う勤務地の会社を紹介されたり、勤務地が合っていても業種が全く希望していない業種を紹介されたりして、色々と言っても直らないので散々でした。対応は丁寧でしたが、メルマガ等も多くてちょっと困っていたのと、上記の理由で紹介の連絡が来る度に私自身のストレスが余計に増えてしまい、こちらは退会をして、違う転職エージェントを使い始めました。
引用:皆の評判ランキング
エージェントによって評価が異なる様です。エージェントの当たり外れが多いと不安ですが、IT業界で働いたことがなくても転職できる様に手厚いサポートがあると分かっていると登録しやすいですよね。
まとめ

- 需要があるが未経験での転職は嫌われている一面もある
- 取っておいたほうが良い資格がある
- IT業界に強い転職エージェントがある
今回は今需要が高まっているネットワークエンジニアについて転職の可能性を探ってみました。ただ需要が高いだけではなく、きちんと理由があったんですね。ネットワークエンジニアとして活躍するには豊富な知識が必要ですが、基本的な知識は一度自分のものにしてしまえば一生モノです。
また、IT業界に強い転職エージェントがあることも分かりました。需要に乗っかることが出来れば、ネットワーク業界自体は仕事が無くなるような事はなさそうです。またネットワークエンジニアから関連する他の分野のエンジニアも目指せます。
ぜひこの機会にネットワークエンジニアへの転職を考えてみては如何でしょうか。


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