転職活動に踏み切ったとき、みなさんがまず行わなければならないことのひとつに「履歴書と職務経歴書の作成」があります。履歴書は新卒の就職活動の際にも必要となっていますので、書いたことのある人がほとんどではないでしょうか。市販の用紙もありますし、フォーマットがある程度決まっているので比較的書きやすいですよね。
書類作成の際にまず難関となるのは職務経歴書です。転職活動が初めてだという方にとっては、「なにそれ、履歴書とはまた別に書類を作らなきゃいけないの!?」という感じですよね。
本記事では、「履歴書と職務経歴書の違いは何なのか?」「職務経歴書には何を書けばいいのか?」「転職エージェントが添削してくれるってホント?」といった疑問を解決していきたいと思います。
Contents
履歴書と職務経歴書の違いって?

転職活動の際、企業に提出しなければならない履歴書と職務経歴書。なぜ2種類の書類を提出する必要があるのでしょうか?それは、この2つで企業が得られるあなたの情報がまったく異なるからなんです。具体的にこのような違いがあります。
- 生年月日、住所などの個人情報
- 学歴、職歴などのざっくりとした経歴
- あなたの長所、短所
- 志望動機、企業への要望(業務内容や勤務地、給与についても)
- どんな会社でどんな業務をしていたのか
- どんな業績を上げたのか
- どんなスキルを持っているのか
- 経歴を踏まえたうえでのアピールポイント
それぞれの書類に何を書くのか並べてみるだけでも、その内容がまったくちがっているのがわかりますよね。
では次は、これらの書類をどのように書けばいいのかをもう少し具体的に見ていきましょう。
どうやって書けばいいの?手書き?データ入力?
これについては、履歴書も職務経歴書もほとんど違いはありません。市販のものを買って手書きをしてもかまいませんし、インターネットでテンプレートをダウンロードして、データで作成するのもOKです。
しかし、職務経歴書は履歴書と違って、特に決められたフォーマットがありません。自由度が高いぶん、「いろいろ探してみたけどどれがいいのかわからない!」とかえって混乱してしまうかもしれません。
そういうときは、転職サイトの機能を使って作成してしまうのもひとつの手です。
例えば、リクナビNEXTでは、プロフィールを打ち込むような感覚でフォーマットに職歴を打ち込んでいくと、自動で職務経歴書を完成させることができます。ワンクリックでWordに出力できるので、印刷もラクチンです。はじめての職務経歴書づくりにぴったりの機能です。
参考:リクナビNEXT
職務経歴書に書くべきあれこれ
でも今から転職サイトに登録するのも面倒ですよね。せっかく自由度が高いなら、職務経歴書は自分で作成してみたいと思いませんか。
いざ書いてみたけど、なんだか内容が薄い気がすると悩む方もいるかもしれません。
そんなあなたのために、職務経歴書には具体的に何を書けばいいのか、どうすればより魅力的な職務経歴書になるのかについてお伝えしていきたいと思います。
そもそも企業はどこを見てる?

書類を書き始める前に、企業は職務経歴書を見る際、どこを重視しているのかを知る必要があるでしょう。それを知ることでひとつの指針ができて書類作成がうんとしやすくなりますし、書類選考の通過率も違ってくるはずです。
1.会社が求める資格、スキルをもっているか
2.どのような姿勢で仕事に取り組んで来たのか
3.あなたの強みは何なのか
4.仕事に対する意欲、向上心は高いか
では、これら4つを企業に伝えるためにはどのような職務経歴書を作成すればいいのでしょう?そのカギは職務経歴をもとにした自己PRにありました。
具体的に何を書けばいい?
まず、職務経歴書に書くべき項目は以下のとおりです。
- 経歴概要=「○○会社に入社、△△を担当しました。その後は□□課に異動し……」といったような、あなたの経歴のざっくりとした概要です。この後解説する職務経歴概要に詳しく記入するので、こちらは省いても問題ありません。
- 職務経歴概要=「○○年△月~現在 株式会社□□」といったような、あなたの所属とその期間を記したもの。転職歴などが一目でわかるようになっています。
- 職務経歴=職務経歴概要にくわえて、あなたの取り組んだ業務や業績を記したものです。「○○という取り組みをして、売り上げ△%アップ」といったように、具体的な数字を明示できるとなお良いです。
- 得意分野=「企画書の作成が得意」、「接客が得意」など、あなたの得意な業務内容をアピールしましょう。
- 資格、スキル=取得している資格や、使えるソフト、言語などを記入します。「Wordで文書が作れる」、「英語がペラペラなわけじゃないけど知識はある」といった程度のものでもかまいません。それも含めてあなたのスキルですよ。
- 自己PR=あなたが仕事をするうえで心がけてきたこと、強み、今後のキャリアで達成したいことなどを記入します。
自己PRのいいところは、書き方によっていくらでも厚みを持たせられることです。魅力的な自己PRを作成するために、以下のことを心がけましょう。
自己PR、何を書く?
職務経歴や資格、スキルは、たしかにあなたがどのような業務をこなしてきたのか、どのような能力を身につけているのかを企業に伝えるのにはもってこいですが、あなたの熱意や向上心などはまったく伝わりませんよね。
それなら、自己PR欄に思いっきりそれを盛り込んでしまえばいいのです。
「前職では○○を工夫してこういった業務に取り組み、このようなスキルを身につけました」といったような、経歴を根拠にした自己PRが書けるとGoodです。また、その会社に入ってどうしたいのか、という将来展望なども書けると、その会社で働く意欲が伝わるのでより魅力的な自己PRになりますよね。
また、同業他社への転職なら職務経歴だけでもアピールポイントになりますが、異業種となるとそうもいきませんよね。そういったときこそ、自己PRを活用しましょう。自分が身につけたスキルがその会社でどう活かせるのか、心機一転異業種に就職して何を成し遂げたいのか。熱い思いをぶちまけましょう。
- あなたが仕事を通じて身につけたスキル
- 仕事をするうえで工夫していたこと
- その会社でどのような働き方をしたいのか?将来展望を明確に
転職エージェントが添削してくれるってホント?
結論から言うと、転職エージェントに履歴書や職務経歴書の添削をしてもらうことは可能です!エージェントも、あなたに適切なアドバイスをするためにこれまでの職歴を把握する必要があります。その際に書類提出を求められることはありますし、そのうえで添削をしてくれるエージェントもいますよ。
またはじめて職務経歴書を作成するときは「これでいいのかな?」という不安がつきものだと思いますので、提出の際に添削をお願いしてみるのもいいかもしれません。丁寧にヒアリングをしながら、具体的なアドバイスをしてくれますよ。
まとめ
- 履歴書は「あなたの基本プロフィール」、職務経歴書は「社会人としてのあなたの実績表」
- 書き方は手書きでもデータ入力でもOK
- 企業がどこを見ているのか?見極めて作成するべし
- 自己PRを魅力的にして厚みを持たせよう
- 転職エージェントに添削してもらうのもGood
いかがでしたでしょうか。あなたがこれまで頑張ってきたこと、これからどうキャリアアップしていきたいのかなど、熱意をふんだんに盛り込んだ書類を作成して、書類選考の通過率をグンとあげちゃいましょう。


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