転職エージェント最悪!騙された!ネガティブ意見からの教訓

このサイトを開設してから転職相談が増えてきたので、情報収集の目的でTwitterを始めました。正直SNSには興味がなかったのですが、世の中の人たちのつぶやきから生の意見が知れるのでつい見入ってしまいますね。

過去8回転職歴のある私は、転職エージェントには随分お世話になりました。

ところが、中には転職エージェントにいいイメージを持っていない人もいるようです。

なるほど、転職エージェントを利用したけれど嫌な思いをしたり、騙されたと感じている人がいるのですね。

転職エージェントで働いている方が独自に行ったアンケートでは、転職エージェントは信用できないと答えた人が6割を超えたという残念な結果も。

本サイトでは転職エージェントの利用をオススメしているのですが、今回の記事では否定的な意見を考察してみました。

結論を先に言うと、転職エージェントを利用すると効率的に転職活動が進められます。しかし最終的には自己責任なので、自分のビジョンを持って利用することが大事という話です。

この記事はこんな方におすすめ

  • 転職エージェントで話が食い違うなど嫌な思いをした人
  • 転職エージェントに騙されないか不安な人

 

転職者の4人に1人が入社後にギャップを感じている現実

エン・ジャパンが20-39歳の男女約1000人を対象に、入社後のギャップと満足度について調査したデータがあります。その調査結果によると、4人に1人が期待とのギャップを実感しているそうです。

転職サイトや転職エージェントを利用している人が調査対象なのですが、ちょっと衝撃的な数字ですよね。

下図は転職サービスに満足した人が挙げた満足点と、転職サービスに期待していたのに不満を感じた人が挙げた満足点の差分をグラフ化したものです。

引用元:エン・ジャパン「入社後のギャップと満足度」実態調査2018

差分が大きいほど転職者がギャップを感じているのですが、「求人情報が信頼できる」「求人にいいところも悪いところも反映されている「入社しないとわかりにくい情報が掲載されている」「口コミが掲載されている」が上位を占めました。

ポジティブ・ネガティブ両面の求人情報や、入社しないとわからない社内の雰囲気などの情報を得た上で転職した人はギャップが少なく、転職サービスの利用に満足している傾向にあるようです。

転職エージェント利用者が担当者に求めていること

転職エージェントを利用する求職者は、どんな期待を持ってサービスを求めているのでしょうか。

転職相談サービスを展開している株式会社ワークポートの調査によると、6割以上の求職者が「希望に合った求人の紹介」と答えました。

転職エージェントを利用する際に、キャリアコンサルタントに【最も】求めることは何ですか?【※単一回答】

 

引用:転職コンシェルジュのワークポート

自分一人で求人情報を眺め、企業情報を集め、転職活動することもできなくはないです。

しかしその中から自分が希望する条件を満たす企業を探し出すのは、時間を要しますよね。転職エージェントを利用してマッチする求人を探してもらったほうが、効率よく転職活動できます。

上記調査結果から、やはり第三者にサポートをしてもらったほうがマッチする求人が見つかるのではないかと、求職者が期待を持っていることがわかります。

自分が何をしたいのか、どんな仕事を求めて転職するのか。

自分のキャリアを見つめ直したときにどんな仕事を選べばキャリアップしていけるのか。

ある程度軸が定まっている人はいいのですが、アドバイスをもらいながら求人を紹介してほしい求職者も上記6割に含まれるでしょう。

木佐貫
転職エージェントでは応募先企業の詳細な情報や、応募書類・面接対策などの独自サービスを受けることができるよ。

でもそれはあくまで付加価値の位置づけで、6割以上の人は希望に合った求人の紹介を転職エージェントに求めているのか。ふむふむ。

・・・それなのに4人に1人が転職後にギャップを感じているのが現実なのか。

 

話が違う!悪質な転職エージェント担当者の特徴

続いて、こんな意見がありました。

転職エージェントを利用して転職に成功はしたけれど、入社後に騙されたという人たちです。エージェントが言っていた仕事内容、待遇や給料が違っていたというケースをよく見かけます。

なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか。転職エージェント側の視点から解説します。

嘘つきな担当者もいる

転職エージェントは人材紹介に成功すると、就業者の年収の30%程度を企業から報酬として受け取っています。多くの求職者を企業に紹介するために、残念ながら嘘をつくこともあるようです。

しかし紹介した人材が早期退職をした場合には、転職エージェントは企業から返金を求められます。会社ぐるみで求職者を騙し、人材紹介数を増やして収益を得ようとしているビジネスはハイリスクです。そんな悪質な転職エージェントは少ないでしょう。

それなのに転職エージェントの悪い口コミを見かけるのは、悪質な担当者の対応によるものです。

求職者が担当者の対応に不満を持った場合、そのまま転職エージェントの評価につながるのは自然な流れですよね。

転職エージェントに求職者支援のシステムが導入されていたとしても、実際に転職相談にのってもらうのは自分の担当者=人間です。人材を紹介した成績を上げるために、嘘をつく担当者が少なからずいるということです。

あの転職エージェントは評判悪い?口コミの不安を解消します

2019年6月2日

悪質で嘘をつく転職エージェント担当者には、下記の特徴があります。

こんな転職エージェント担当者には注意!
  • 他に求人はないのか尋ねても、特定の企業ばかり勧めてくる
  • 業界知識を持っておらず、役職などの地位をダシに求人を勧めてくる
  • 求職者に許可なく、勝手に求人にエントリーする
  • 紹介した求人案件が不採用だった場合に明らかに態度が変わる
  • 上から目線で高圧的であったり、求職者を否定するような言い方をよくする
  • 内定同然ですと説明され、やけに調子がいい
  • 求人内容について不明点を聞いても「たぶん大丈夫ですよ」「問題ないはずです」など話を先に進めようとする傾向にあり、確認してくれる姿勢がない

求職者に許可なくエントリーするなんて驚きました。求職者の意向よりも人材紹介を成約させる目的が優先になっていることがうかがえますね。ひどい話です。

初めて接触したときから不信感を持ったのであれば、担当者を替えてもらうこともできますので転職エージェントに相談しましょう。担当者も人間なのでこちらとの相性もありますからね。

担当者替えをお願いする勇気がなかったり、一つの転職エージェントでは半信半疑な場合は複数の転職エージェントに登録しましょう。

転職エージェントは複数登録すべし!賢い選び方と使い方解説

2019年5月25日

 

あなたは持っていますか?転職における将来のビジョン

悪質な転職エージェント担当者がいることを紹介しましたが、ここから求職者側の視点に立ち考察してみました。

転職のプロに相談しているのだから、まかせておけば大丈夫。この受け身の姿勢が転職を失敗に導きます。

あなたが転職を考えている理由は何でしょうか。

収入を上げたい、時間外労働が多いので残業が少ない職場で働きたい、今勤めている企業のブラック上司に悩んでいるなど、表面的な理由があると思います。

理由は何であれ、転職活動をするには現在の自分と、転職で叶えたい理想の自分の差(=課題)が何なのかを把握する必要があります。

そのためには、自分の将来のビジョンを持つことです。

ビジョンとは、簡単に言うと光景のことです。具体的には、ゴールを手にした瞬間に得られる、喜びや楽しさなどの感情が湧く光景をイメージしたものがビジョンです。

引用:ザ・コーチ/谷口貴彦(Kindleの位置No.599)Kindle版

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夢、ビジョン、目的、ゴール、目標。どの言葉も似たような意味を持っているように聞こえますね。上の図はこれらの言葉の解釈を図に著したもので、ザ・コーチという本から引用しました。

転職関連の本ばかり読んで煮詰まったときに出会い、自分のビジョンを考える土台を作ってくれたオススメ本です。興味がある方は読んでみるといいですよ。

木佐貫
私が仕事で楽しかった!と思えるのは達成感よりも、仲間と助け合って1つの仕事を成し遂げたときですね。自分がみんなの役に立てているのがうれしいし、モチベーションが上がります。

そんな私だからキャリアアップを考えた時には、管理職を目指すよりも現場に近いポジションがいいな。これがビジョンです。

自分のビジョンを持っていると、それが自分の軸になるので情報に振り回されなくなります。

また、最終的に意思決定するのは自分です。ビジョンがあれば、たとえ失敗したとしても選択をしたことに悔いは残りません。

ビジョンを持つことにより、転職により何を実現するのか、そのためのステップに何を設定するのか筋道を立てて考えやすくなります。

まだ自分のビジョンが見えていないという人は、転職エージェントに相談しながら整理するのもよいでしょう。自分では気づかなかった一面を転職エージェントが発見してくれるかもしれません。

ただし、転職エージェントの話を全部鵜呑みにしたり、判断を委ねてしまうと他人に作られたビジョンになってしまいます。これまでのキャリアを振り返って、自分の頭で考えましょう。

ビジョンのない人ほど他力本願で転職し、後で不本意な結果になったことを転職エージェントや会社のせいにしがちです。

木佐貫
子供の頃、目標を持ちなさいってよく言われた気がするんだけど、やみくもに作るより自分のビジョンの下に設定するものなんだね。ビジョンがあると、ゴールに到達するための目標が自然にできるというか。

どうりで「毎日ラジオ体操する」ってなんとなく目標作っても、続かないわけだ(笑)

また、入りたい業界や企業の情報については自分でも調べましょうね。転職エージェントがプロと言えども、すべての業界や企業に精通しているわけではありません。

サポートを得るのは賛成ですが、転職は自分の人生を決める重要なイベントですからね。

転職エージェントを使ったのに転職に失敗するケースについては、こちらの記事にも詳しく書いています。

転職エージェントを使ったのに転職失敗?!失敗しないために

2019年6月9日

 

まとめ

転職エージェントを利用することで、効率的に転職活動を進められます。

しかし一方で、成績欲しさに嘘をつく担当者がいることも知っておきましょう。

転職において一番大切なのは自分のビジョンを持つことです。転職エージェントを利用しても、100%失敗しない転職など存在しません。

最終的に決定するのは自分なので、自己責任で転職するのには変わりない意識を持ち、転職エージェントを有効活用しましょう。

複数の転職エージェントに登録しておくと、セカンドオピニオンも得られます。比較したい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

【最新版】30代の転職エージェントランキング【転職回数3回以上の方向け】

2019年3月25日
転職エージェント最悪!騙された!ネガティブ意見からの教訓
  • 転職エージェントの担当者の中には、自分の成績を優先して求職者の意向をないがしろにした悪質な対応をしてくる人もいる
  • 不信感を持ったら担当者を替えてもらうか、別の転職エージェントの利用も検討する
  • 転職エージェントに相談しても、最後に転職を決めるのは自己責任。自分の転職におけるビジョンを持とう

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