この体験談は、私木佐貫が実際に行った、転職の体験談です。
当時を振り返ってみると
本当に就職できるんだろうか?
転職が多いことをどう言ったら相手は納得してくれるんだろうか?
そもそも自分を必要としてくれるような企業は果たしてあるんだろうか?
こんな不安とばかり戦っていました。
今となっては無駄な心配だな〜と思いますが、当時は割と冷静ではなかったので不安が大きくなってしまいがちにだったかもしれません。転職回数自体が8回とかなり多かったため苦労しましたが30歳にして未経験の異業種に転職できました。
自分で言うのもなんですが、貴重な体験談だと感じています。
私と同じように転職回数が多めの方や、30代で異業種に転職を考えている人にぜひ読んで頂き、転職活動をうまく進めて頂ければ嬉しく思います。
Contents
なぜ8回も転職をしたのか

そもそも何故こんなに転職回数が増えてしまったのか?という素朴なギモンが出てきますよね。
理由はいろいろありましたが、概ね以下の3つに絞ることができます。
- 体の不調によるドクターストップ
- 会社の人間関係が合わずうつ状態に
- 仕事の内容に面白みを感じなかった
体の不調など仕方ないと思われるものもありますが、自分の飽きっぽい性格が原因で長く続けることができなかったことが最大の原因です。
仕事内容に面白みを感じることができなかったり、成果が出ないことにだんだん嫌気が差して仕事に対するやる気を失ってきたり、成長しようという意欲が激減していったり。
こんな性格が災いして、転職を繰り返すという結果になってしまいました。それも正社員では就職が厳しいので派遣社員としてです。
契約満了前にコロコロ派遣先を変えるということを繰り返していたのです。
それでも派遣であれば仕事先は無数にありますし、経験アリの仕事ばかりを狙って働いていたので仕事に困るということはありませんでした。
しかし、将来に対して「本当に大丈夫なんだろうか?」という漠然とした不安は常に抱えていました。
退職金はありません。昇給することもありません。昇進もありません。一生このまま派遣を続けるのかと考えると夜も眠れないほどの恐怖に襲われました。正直今となってはかなり後悔しています。
そして「このままの人生は嫌だ」と決意して、30歳にして最後の転職活動を始めることにしたのです。
なぜ未経験の異業種に転職しようと思ったのか?

先程もちらっと紹介したのですが、私の年齢は30歳を迎えていました。
それまで働いていた業界の平均年齢は26歳くらいとかなり低めでした。若くていいじゃないかという声もあるかもしれませんが、裏を返せば定着率も低い、長くは続けることができない仕事であるということでも有りました。
またその時は派遣社員だったため、安定を求めるという意図もありました。(派遣から正社員への登用はカンタンに行われるものではありませんでした。)
自分が将来的安定するためにはどんな業界を選ぶべきなのか?という観点から転職先を探しました。
なのではじめから「異業種に転職しよう!!」と意気込んでいたわけではなく「条件や事情、将来の働き方」を考慮した結果、自然と異業種しか選択肢がなかったというわけです。
業界を移動する目的の欠落
かなり主観が混じってしまいますが、異業種に転職するのは結構大変です。理由わかりますか?単純に「その業界を選ぶ理由」を答えることが困難だからです。
正直言ってしまいますと、どうしてもその業界がいいなんて明確な理由を持っている人なんてそうそういません。建築が好きだから家を作りたい、野球が好きだから野球選手になりたい、花が好きだから花屋になりたいという人は稀です。
だから業界の移動はハードルが高いとされています。実際仕事はコロコロ変えているけど業界は同じという人を何人も知っています。
実はハードルに関しては”ある”テクニックを使うことで、簡単に回避できます。異業種転職を成功させている人の8割はこの方法を使っています。僕は最終的に転職エージェントを利用したのですが、エージェントも使っていたので間違いないと思います。
業界を移動する最大のカギは自己分析ツールの活用
エージェントが使っていたのツールが性格診断です。会社によって診断方法は異なるようです。自宅でも簡単に受けることが出来るのでまずはこちらから自分に深掘りすると転職の成功確率は上がる傾向になると感じています。
このツールこそが業界を移動するテクニックだったのです。
性格診断とか普通じゃないか?と思われるかもしれませんが、そうです。性格診断とかをやるのは当たり前なので、特に驚く必要は一切ありません。
ちゃんと時間かけてやりましたよ私は。そのおかげで業界ではなく、職種を基軸にして活動を行えたことで業界をスライドすることができたんだと思います。
抽象度を上げて、職種の絞りを徹底することが業界スライドの成功法則だと感じます。
自己流は事故流

それまでの私は自己流で転職活動をしていました。ですが書類選考は通らず、書類もなかなか作成できずに苦しみました。眠いし、不採用通知で精神的にツライしといった感じで気が狂いそうなくらい追い込まれた状態でした。
「早く終わってくれ〜」って何度も念じました。(通じることはありませんでしたがw)
自己流ではダメだった転職活動は、エージェントを使ったことで格段に効率的になり、何より応募などの負担から開放されて気が楽になりました。そして2回目の面接で見事採用を勝ち取ることができました。
それもこちらの性格診断を先に受けていたので、初回面談時に希望や条件、向き不向きまでしっかり決めることができていました。
なので納得感のある転職活動をすることができました。
新卒時代面接に落ちまくる
そんなに転職できているのだから、もともと面接が得意だったんでしょ?
と思われるかもしれませんが、大学時代は本当に受かりませんでした。
新卒の時は面接に落ちまくりました。両手では収まらない数は最低でも落ちています。就職氷河期という時代もあったのかもしれませんが、うんともすんとも引っかかりませんでした。
あまりにも落ちすぎて、

自分には能力がないんじゃないか?
社会に求められてはいないんじゃないか?
と本気で悩みました。
よく就職サイトなんかでは「受からなかったのは会社の求める人間像とは違っただけだから気にしなくていい」なんてことが言われていますが、本気で悩みますから。
自分を否定された感覚に陥ります。「お前は社会に必要ないんだー!」って言われている感じになってしまうんですよね。

今ならその「会社の求める人間像」の意味は分かりますが、当時は何も知らないペーペーの学生でしたので、ひたすらに落ち込みまくったことを覚えています。
最終的に受かったのはパチンコ屋1社でした。希望の仕事ではありませんでしたし、何か志があったわけでも、自分に合った仕事だとも思いませんでした。
でもやっぱり新卒で仕事に就けないと恥ずかしいなとか、周りから変な目で見られるんじゃないかとか考えてしまって行くことを決めました。この仕事はこの仕事で楽しくやっていたのですが、体調不良で転職を決めてから僕の転職癖が始まったルーツでもある仕事場です。
というわけで社会人としては最悪なスタートを切ったのでした。
転職するときは平均何社くらい受けているのか?
何度もお伝えしていますが
年齢30歳、転職歴8回、目立った実績や結果など無しという雑魚スペックにもかかわらず、
なんと2回目の面接で就職先を決めることに成功しました。
(自己流で進めていたときはかなりの数書類で落とされました)
(私の場合あくまで転職エージェントを使ったことによる結果です。)
マイナビ転職での調査を見る限り応募社数平均は8.4社。年齢が上がると増える傾向にありマイナビ転職会員の平均応募社数を調べてみると、平均で8.4社に応募していることが分かりました。年齢層別に見てみると、年齢が上がるにつれ応募社数が増えています。
〜19歳 4.1社
20〜25歳 6.3社
26〜30歳 7.1社
31〜35歳 8.2社
36〜40歳 8.7社
41〜45歳 10.1社
46〜50歳 12.1社
51〜55歳 14.5社
56〜60歳 14.5社
61歳以上 15.2社※マイナビ転職に2017年10月16日から11月15日の一カ月間にログインした会員で、過去6カ月以内に応募した社数
引用:マイナビ転職
上記のデータを見る限り、2社目で採用をもらえるということは意外にもすごいことだと言うことが分かりました。つまり私の転職活動のやり方は間違っていなかったということになります。
30代の平均の約4分の1で内定を勝ち取ることができたので、労力も少なく、余裕のある活動をすることができたと思っています。やはり長期化を防ぐのはポイントですね。
30代はほんとに何かにつけて忙しい傾向にあります。日中は仕事に追われ、夜も仕事に追われるマトモに時間をとることすら難しい場面もあります。そんな人にこそ今回の記事を読んでもらいたいと思います。時間がなくても転職はできますので。
それではこれから私が転職活動をする際に行っていた事を詳細に解説していきます。
参考になればうれしいです。
30代最後の転職に挑戦!
転職するに当たって不安を抱えている人の方が多いのではないでしょうか?
特に30代以降の転職となると、なんとなく不利な感じがしている。そんな気持ちがあるかもしれません。少なくとも私はそうでした。
私の場合特に顕著で、年齢的なものはもちろんですが、過去の転職歴やこれまでの経歴を考えると、転職自体不安の方が大きかったのが本音です。転職8回もしていれば会社側としてはリスクが大きすぎるので、躊躇(ちゅうちょ)するのは当然です。
さらに言えば目立った実績がなかったのは活動する上で本当に痛かったです。
30歳ともなると企業側としては悠長に育成をしている場合ではなく、即戦力をとってバリバリに働いてもらいたいと考えています。にもかかわらず目立った実績がないとか驚きしかなかったんじゃないでしょうか。
家族や友人たちからも心配されました。あまりにも転職が多かったため

「本当に大丈夫なんか?」
「いい加減定職に就けよ」
など、余計な心配をされていました。今安定した状態で冷静に振り返ってみるとまともなアドバイスだなと思いますが、当時は煩わしくてしょうがなかったです。

年齢的にも最後の転職にしたかったですし、妻も子供もいましたので、失敗できないという思いもありました。適当に決めることだけはやめようと決めました。今一度自分が何に向いているかや、どんな方向に進むべきなのかをはっきりとさせておきたいと思いました。
なので、エージェントを利用する前に「適職診断」や「性格診断」を行いました。
学生時代就活では自己分析を全くせずに納得の行く就職活動ができなかった経験をここで活かそうと思いました。で、やったのはリクナビのグッドポイント診断だったのですが、自分を再発見という感覚になりました。
グッドポイント診断の結果をもとに、業種ではなく職種で仕事を選択することに。
その結果自体をエージェントに提出して進めました。
職種ではなく業種で絞って活動をしたことで、業界のスライドを実現できたように思いました。

ちなみにこういう診断は「データ」なので、客観的に見えるという効果があるように感じます。こういう診断が出たので、こういう職種に絞って活動をしていきたい。ということを最初にエージェントに伝えたところ、かなり高評価でした。


就活中に辛かったこと
新卒時の就職活動と違って、社会時になってからの転職活動にはいろいろなハンデや障害があります。
そこで実際に体験した就活中に辛かった出来事をシェアします。実際の転職活動の際には事前に手を打っておくことで余裕のある活動につなげることができます。
その余裕は「理想の転職先」を見つける上でのキーポイントになります。
心理的に余裕のある活動をするためにもチェックしておいて下さい。
就職先がなかなか決まらない
僕は運良く最終的に2社目で就職先を決めることが出来ましたが、もちろん苦労がなかったわけではありません。
初めての転職は23歳のときでした。新卒入社の会社を半年で辞め転職先を探しはじめました。「新卒入社の会社を半年で辞めた」という事実は、転職活動をより困難なものにしていきました。
書類が通らないのです。今回もその時と同じような状況に陥ってしまいました。書類が全く通りません。
8度目の転職の30歳の男性は社会不適合者と認識され、思うような就職先を見つけることができませんでした。相当焦りましたあのときは。一生就職先は見つからないんじゃないかという不安に襲われます。
末期になると「自分は社会から必要とされていない人間なんだ」と考えるようになっていきます。僕はそうなりかけたところでなんとか見つかったのですが、見つからない時期が続くと精神的にネガティブに寄ってしまいます。
企業からお祈りメールが届くたびにがっくりと肩を落として、家族からも心配されという惨めな思いにもなります。
必ず就職先は見つかるのでここは耐えないといけない場面ですが、実際に遭遇すると精神が蝕まれます。まじできつかった。
貯金が減っていく
これは仕事を辞めて活動する人の話です。
超現実的な話ですが、会社員時代に比べて収入が激減します。
私も過去一度だけ会社を辞めてから転職活動をしたことがあります。給料をもらっていた時の感覚でお金を使っていたため、貯金が底を尽きかけ相当焦りました。
日雇いのバイトもやりました。数十キロのでんぷん粉の袋をひたすらトラックに積むという超肉体労働でした。2時間でたった2000円。
幸い実家暮らしだったのでご飯は食べれました。
ですが、車のローンだったり、家に生活費を入れていたり、携帯代など学生時代には親のスネをかじっていた出費が毎月かかってきます。
信じられないスピードで貯金が減っていくのは恐怖です。
特にキツかったのが「税金」「年金」関係の出費です。金額がでかいというのもさることながら、予期せぬ時に突然やってくるので僕は怒りくるってましたよ。

アルバイトすればいいじゃんと思われるかもしれませんが、フルタイムのアルバイトなんかに染まってしまうと、正社員には戻れなくなります。責任が無い状態が居心地良すぎるからです。
なので割り切ってアルバイターになるか、さっさと転職先を決めないとお金への恐怖に縛られるようになってしますよ。
自己否定感に襲われる
就職先が決まらないというところでも少し言及しましたが、就活中は自己否定ばっかりが頭に浮かんできました。

仕事をしていない自分はクズ野郎だ
一生結婚できないんじゃないか
このとき冷静な判断ができなくなっていることが多いです。
あまりにも転職活動がうまく行かず否定的な感情になることはよくあるようです。
さらに不採用が続くと、人格を否定されているような感覚に陥ることも多く、引きこもりやニートなど社会との関係を断つような選択をする人も多くいます。
幸運なことに私の場合そこまで精神的に追い詰められることはなかったですが、少なくとも自分を否定するというか、社会からは不要な人間なんじゃないかという葛藤は常に抱えていました。
転職を決意するにあたって最低条件を決めておこう

さてここからは本格的に、30代の男性が転職活動をする上でのポイントや、転職活動の流れや体験談をお伝えしていきます。
30代の転職活動と言えば、先延ばし傾向にあります。何より普段の仕事の忙しさにかまけて腰が重くなりがちです。それに30代といえば家族がいて役職も付いていたりと何かと責任がついて来はじめている人も多いはず。
にもかかわらず転職をすることを決めたということは日頃の不満や強い決意があるはずです。
- サービス残業が常態化している劣悪環境
- 仕事量の割に安すぎる報酬
- ろくに休みが取れない
- 人間関係が最悪で仕事場が地獄のようだ
何かしらがフックになって転職を決めたのだと思います。
人生は短いですし、今の仕事が必ずしもベストでは無いはず。今の仕事を手放すことで将来の幸せにつながる人も多いのでは無いかと思います。少しでもいい条件での転職を望んでいると思います。
そのためにはまず「転職における最低条件」を決めておく必要があります。
休みが多く、給料も多く、職場の人間関係も良好なんていう理想の職場にめぐりあうことができれば何も問題はないですが、実際問題そんな職場に出会える可能性はかなり低いです。これはわかると思います。
なので最低でもこのラインという基準を決めておくことが大切です。
転職活動自体を焦って、希望でもない仕事に就職しても次に行くのは簡単ではありません。20代と違って間違えたときには取り返すのにパワーが必要になります。そうならないためにもラインを引いておくことをオススメします。
それではどんな条件を検討しておけば良いのか例を上げていきます。
年収
最重要かつ転職の一番の理由として挙げられるのが収入面です。
今よりも年収を上げたいと思って転職を決断する人は実際多いです。渡しの場合も子供が生まれたことで、収入面に不安を感じ転職をしたことがあります。
希望の年収を決めておきましょう。
今と同じで良いのか?
年収を上げたいのか?
いくら位あげたいのか?
下がってもいいから他の条件を優先するのか?
希望年収は絶対決めておいて下さい。職種や業種が変わってきます。仮に同じ職種でも年収1000万円以上のクラスになると大企業の幹部や、外資系がメインになります。
逆に年収はそこそこでいいから休みが欲しいや通勤時間を短くしたいのであれば自宅から近い職場や、比較的ホワイトな業界を選ぶ必要があります。
収入は仕事の量や仕事の質以前に、業界で大きく変わります。
以前私は、住宅の営業とパチンコのホール接客の仕事をしていたことがあります。比較するとどう考えても住宅営業の方がキツかったですし、時間も長かったです。ですが収入は圧倒的にパチンコの方が良かったです。
ほんの一例ですが、収入の増減は業界で変わります。ここが決まらないと転職活動スタートできないくらい重要なので絶対決めておきましょう。
実際に行った転職活動
それでは、私が実際に過去転職をする際に行った活動をご紹介していきます。
最終的には転職エージェントに頼る形になったので、30代での転職では私はエージェントをゴリ押しします。ですが、一部エージェントに向いていない人もいるんじゃないかと思ったので紹介することにしました。人の意見に左右されやすい人なんかはエージェントを使わない方がいい人の典型例です。
エージェントは企業サイドとやり取りをしていますし、契約(この場合は転職)を決めると報酬が支払われる制度なので、ゴリゴリの営業マンみたいな人ばかりです。結構押しが強い。
押されたら押し返せない、人の意見に左右されやすい人は、自分の希望の仕事ではない仕事を斡旋され就職し、最終的に退職してしまう可能性があります。
そんな人はこれから紹介する3つの方法をまず試してみましょう。
求人誌をチェック
スーパーやコンビニにある求人情報雑誌を調べます。アルバイトのしごとばかりが目立ちますが、一部にはちゃんと正社員の求人情報が載っています。
そこを狙って応募していきます。
僕は一度この方法を使ったことがあります。20代の頃でしたが。
求人誌での応募はメリットとデメリットがわかりやすい形であります。メリットは「就職先の決まりやすさ」です。おそらく普段から応募が少ないんだと思いますが、行けば結構な確率で採用されます。
私の場合2回利用して、2回とも内定が決まりました。
1社に至っては「いつから働けますか?」というレベルでした。
これを踏まえてデメリットですが、会社としての質が著しく低いです。
応募が少ないということは人手不足です。つまり人が集まってこない会社ということになります。面接に行ったとき仕事内容を聞いたのですが相当ブラックな匂いを放っていました。
朝7時出社で、夜9時まで営業で、その後事務処理をする。
会社に事務の人はいないから経費精算は自分で行う。
休みの日に研修が入っているから必ず参加。
誰がそんなところで働きたいんですか?という劣悪環境でした。
就職はしやすいのは確かだと思いますが、またすぐに次を探したくなるような会社が多いのが特徴だと思います。
求人サイトに登録
求人サイトには一通り登録しました。
ですがメインはリクナビを使っていました。グッドポイント診断を行った上でオススメの転職先をピックアップしてくれるので活動がしやすかったのが要因です。
登録するとすぐに専門のスタッフの方から電話があり詳しくヒアリングを受けます。その結果も加味して転職先の候補を洗い出してくれるのはありがたかったです。就職先を決めようにも、実際のところ候補が多すぎて絞りきれないのが本音でした。
一部では「能動的な行動を求められるリクナビはオススメできない」という声もあるようですが、利用者の口コミの中に
32才・男・マーケティング
今回含め、過去3回転職していますが、その中でわかったことがあります。それは一般的には転職エージェントのほうがはるかに求人数が多く、対面でのサポートもあり、良いように思われていますが、一部の企業は転職エージェントを利用せず、転職サイトだけに求人を出していることがあるということです。理由はいくつかあり、スタートアップ企業の場合は単純にコストメリットがあるということ、一部の大企業の場合は、受動的ではなく、自分から応募するという能動的な行動を評価し、採用しているからです。これは企業の採用担当者に聞いた話なので間違いありません。結論としては、どちらが良いという話ではなく、二つのサービスをバランスよく利用することが、希望の企業へ転職する上での最短距離だと思います。
引用:転職活動の歩き方
という方もいらっしゃいます。
なのでどっちが良いではなく、どっちも使いこなすという選択肢を用意しておくことの方が重要だと思っています。
私の場合その上で「転職エージェント」を使うという選択肢を選んだと言うだけのことです。
派遣会社に登録
いくつか派遣会社を利用しました。正直これは正社員になるという選択肢においてはあまりいい選択ではありませんでした。
確かにすぐに仕事にありつくことはできます。会社によっては正社員登用をしてくれる会社もあるにはあります。こと転職という観点から見ればお門違いの方法と言わざるを得ません。
SEやPGなどの人は単金が高いので一時的にお金と経験を積む上では良いと思います。
またその派遣元の会社への就職を望んでいる場合も、派遣から派遣会社の正社員登用はよく聞く話なので良いと思います。ですが総合的に転職活動がプラスに働く側面は無いと思ってもらって間違いではないと感じます。
うまく行かず最終的にたどり着いたのが転職エージェント
今回転職活動をするにあたって、「転職サイト」と「転職エージェント」で活動を行いましたが、最終的にはエージェントによって就職先を見つけることができました。
その体験から30代での転職活動は「転職エージェント」を絶対に使うべきと断言できます。その理由を説明していきます。
もし30代で転職活動をされているのであれば、エージェントは確実に利用しておくことをオススメします。むしろ使わないのは損でしか無いと感じます。
私は最初転職サイトを利用しました。エージェントをオススメしているにもかかわらず転職サイトを利用していることに疑問を感じる人もいると思います。が、これには理由があって、私は以前一度、地元密着型の転職斡旋業者を利用したことがありました。
そこで紹介された企業が恐ろしいほどのパワハラ企業で、数年単位で社員全員が入れ替わるレベルの会社だったのです。
当然私も社長を始め上司から「無視」「罵倒」「暴言」を受けうつ状態にまで追い詰められた挙げ句退職をしたという経験がありました。
なので正直転職エージェントに対して好意的ではありませんでした。なのでサイトを使っていたのです。その私が考えを変えたきっかけが今回の転職でした。
当初サイトで活動していた私はサイト内で履歴書と職務経歴書を用意して何十社にも応募の意向を伝えました。そこで1つ目の壁にぶつかりました。まず書類選考に通りません。何十社に送っても通るのは1社か2社程度。やっと面接にたどり着いても、今度は面接が通りませんでした。
30代の転職の壁の厚さを実感した瞬間だったのかもしれません。
何にせよ決まらない。どころか先にも進めないそんな状況でした。
最終手段として再度転職エージェントに頼るしかないと判断し、以前地元の斡旋業者を利用して失敗した経験があったので今回は自己分析などをちゃんとしてから挑むことにしました。
これがヒットしました。
転職サイトでは悪かった反応が、エージェントを利用することで2社に書類を送り、1社との面接が決まりました。
最終的にはその1社と面接を行い、入社が決まりました。その間約1ヶ月でした。決まる人はこのくらいのスピード感で転職活動を行うことができます。
実際働きながらの転職だったりすると、時間がないのでスピードは重要です。
転職活動が長期化すると精神的にも疲弊して本業にも影響が出かねません。
エージェントを使うことで、転職活動の長期化を防ぐことができ、今現在満足できる企業に勤めることができているので正解だったと思っています。
デメリットもあります。ゴリゴリの営業マンに当たると希望ではない仕事に就職してしまう可能性です。ネットの口コミを見ているとマッチング率の低さを懸念する声をちらほら見かけました。
ただここに関してはエージェント一人一人の質にも寄ってくるのかなという感じです。
30代は日々自分の仕事があって、なかなか集中して活動することができません。なのでエージェントからのサポートを受けることが必要な判断だと思いました。
さて次にエージェントの選び方を紹介します。
エージェントを選ぶコツ1:エージェントの経験値は豊富か?
あなたの転職活動を支えるエージェントです。仕事を決めるのはイコール人生を決めるのと同義だと思います。
ある意味人生を預けることになるので、エージェントの質は高ければ高いほどありがたいのは事実でしょう。そんなエージェントが新卒のペーペーだったらどうでしょうか?嫌ですよね。
絶対任せたくありませんよね。
エージェントの経験や業界の知識が豊富な方が転職の成功確率が高いのは言うまでもありません。
エージェントを選ぶコツ2:求職者に寄り添ってくれるか?
エージェントで実際に多いのが、マッチング率を考慮せずに求人を持ってくる人間です。自分の実績や成果にしか興味ないのかなって思ってしまいます。
そんなときはグッドポイント診断の結果を持っていくんですがねw
エージェントを使うときは必ず面談があるんですが、条件ばかりを聞いてくるエージェントは要注意です。
年収はいくら位を求めますか?勤務地は?休日は?業種は?
こういった類の質問ばかりしてくる場合は、表面だけを見て斡旋してくるニセモノエージェントなので潔くチェンジを願い出ましょう。
本物のエージェントは家族構成や、働き方、生活スタイルなども考慮した、ああこの人プロだわ。という提案をしてきます。
この点リクルートエージェントの利用者の評価も
28才・女・人材サービス
現時点では自分で求人を探し、応募する、経歴を登録してスカウトを待つ求人サイトの中ではリクナビNEXTが一番求人数が多く使いやすい。転職エージェントに登録し、プロのキャリアコンサルタントから転職のサポートを受けたい場合もリクルートエージェントはやはり最大手で求人数も実績もNo.1なので外せないと思う。(求人サイト比較という事なので掲載されていませんが、転職エージェントに関してはリクルートエージェントの次に規模が大きく、求人も多いパソナキャリアも利用する人が多いです。)転職は人生を左右する重要な決断なので、どのサイトが好きとかサービスが使いやすいというのも重要ですが、求人数が多く希望に沿っている、求人企業とのコミュニケーションが円滑に取れる等、今後働いていく上で大切にしたい根本的な部分を重視し、判断する事が大切だと思います。
という感じで、質の高いエージェントからのサポートを受けることができます。先程も言いましたが、悪ければエージェントの交代を要求すると良いと思います。一生を左右することなんで妥協はダメです。
エージェントを使った就職活動の流れ
では実際にエージェントを使った転職活動の流れを整理しておきましょう。流れを理解しておくとスムーズに活動を進めることができますので。
ヒアリング&自己分析
まずサービスに登録をしたら、専門のエージェントとのヒアリングを兼ねた面談が行われます。場所は様々でエージェントがいる会社にお邪魔することもあれば、近くのファミレスなどで行われる場合もあります。
スタバとかもありました。
面談の流れですが
1:自己紹介
2:これまでの経歴・仕事内容の確認
3:転職理由や目指すキャリアの共有
4:転職先への希望条件の確認
5:求人案件の紹介
で進みます。大抵の場合4の確認までが終わると、その日の面談は終了です。後日マッチするような求人案件の紹介をもらうことができます。
会社ごとにもよりますが、事前に応募書類を完成させて持っていくパターンが多いです。その書類を見てアドバイスを貰えたりするので、修正して企業へとエージェント側が応募してくれます。
また事前に適職診断などを用意している企業も多いです。
ですが自分でも事前にやっておく事をオススメします。
とりあえずグッドポイント診断でOKですので、
エージェントに方向性や希望を伝えるためにも自己分析は絶対必須です。
30代の転職は失敗すると、次の就職先を探そうにも簡単ではありません。なので失敗確率は減らしておいた方が得策。
実際僕はやってから面談に行きました。
「こんな結果が出て、自分的には〇〇の職種にもチャレンジしてみたいのですが」
というような趣旨を伝えた事で、その後のマッチング率や紹介をもらえる案件の幅が広がったように感じました。
新卒の時と違って、今の仕事や過去の仕事から自分の向き不向きも認識出来るでしょうし、客観的に分析できるはずなのでやるべきです。
応募書類作成と応募
多くの場合、事前に履歴書や職務経歴書を書いて面談時にエージェントサイドに提出します。
ホントにこれがあるからエージェント利用した方がいいと言えるくらい。自分だと何日も悩む資料作成もプロからの助言もらえれば1日2日で完成です。
エージェントもその資料をもとに面談を進めていきます。
ほとんどの場合エージェントから資料の修正依頼が来るので、書き直して再提出します。
あとはエージェント先の企業が一斉に応募書類を送ってくれるので、書類が通った企業に行き面接を受けていきます。
書類さえできればあとは勝手にやってくれるのでとにかく楽です。自分でやる何倍も効率的です。忙しい会社員にとってこんなありがたい環境はありませんよ。
余談ですがハローワークなんかにも就職相談窓口がありますが、比較になりません。
次元が違う的確なアドバイスがもらえます。
言い過ぎみたいに思われるかもしれませんが、ある意味ボランティアのハローワークと、ガチの仕事としてやっているプロとの間には雲泥の差があります。
プロ野球と草野球くらい違います。
特に応募書類に悩んでいる場合は、1人で悩んでる時間勿体なさ過ぎます。助け借りてさっさと動きましょう。
スピードは大事です。
20代の転職と違い、いい案件、希望の仕事は1日2日ズレただけであっという間に流れます。私も希望の案件が他の応募者にタッチの差で取られました。

それだけでもモチベ下がるので思い立ったが吉日で行動に移しましょう。
面接
書類選考に通過すると、いよいよ面接です。緊張しますね。ここが1番の難関です。
私の場合は平均2回程度で、人事との面接と、最終で役職との面接という流れでした。会社によっては1回で終わったり、3回、4回というところもあるようです。
日程調整はエージェントが両者の間を取り持ってくれますのでとにかく楽です。面接日に遅れずに行けばいいだけです。
面接時の服装やマナーなどがわからない場合は以下の記事で解説していますので確認してみて下さい。
いわゆるポテンシャル採用では無く、これまでの実績や経験などを考慮して判断される傾向にあります。ですが、華麗な実績を持っている人なんてそう多くはいませんし、少なくとも私は持っていませんでした。
そんな転職8回してて、何の実績もないヤベー奴でも面接通りました。だからあなたも大丈夫です。ただエージェントには頼りまくりましたけどね。面接関連は特に徹底的に。
面接はやった数に比例します。希望の仕事があっても面接の出来が悪いだけで不採用なんて悲しすぎますよね。
なので、模擬面接をやってくれる所があれば絶対やってもらった方がいいですし、同行面接なんか心強いです。最初こっぱずかしいですけど、やりました。これは絶対やった方がいい。というより強制的にでもやりましょう。
あの有名なスティーブ・ジョブズでさえ、プレゼンの前には練習をして、仕上げてから本場に挑んでいたそうです。面接も同じです。
面接が苦手な人ほど、エージェントご同行オーケーならお願いすべきです。苦手が一瞬で得意にはならないのでサポートを依頼しておきます。
エージェントとタッグを組んで乗り切るイメージでした。
採用
面接に通過するといよいよ採用です。
条件などを考慮した上で慎重に選びます。
決してとりあえず受かったからといって適当に選ばないようにする事が大切です。
過去その考えで決めた会社がパワハラ企業でしたので、よくよく考えて決断のプロセスをたどって下さい。
適当に選ぶと無駄な時間を送る事につながるので、冷静な頭で判断しましょう。就職先を選別したら、最後のステップが退職です。前の会社と手を切る事です。
会社にきちんと辞意を伝え、なるべく穏便に済むよう引き継ぎなどを済ませましょう。詳しい退職の方法などはこちらで解説しています。
多くはないと思いますが、最近では退職届けを受理しない卑劣な会社もあるようです。そんな時には退職代行というサービスもあるようなのでプロに任せることを勧めます。
多少金銭的な負担はありますが、スムーズな退職に必要な場合は最終手段として利用を検討してもいいかもしれません。
まとめ
今回は私が30歳にして、8度目の転職をした体験記をお伝えしました。
年齢と転職歴を考えるとかなり大変な道になるんではないかと予想して、かなり前もって準備を始めました。(本来は1年単位の計画でした。)
ですがその予想は良い意味で大きく裏切られ、早期の転職を勝ち取ることができました。
それもこれも転職エージェントを使ったからだと断言出来ます。
実際面接などで過去の職歴を突っつかれた時などにフォローを入れて頂いたり、事前に企業の情報をレクチャーして下さったり、家族もいて、仕事もあってと自由に動く時間がなかった私にとっては本当に助かりました。
自分1人でやっていたら今頃心砕かれて、派遣でいつ切られるかわからない不安にビクビクしながら暮らしていたかもしれません。
転職活動に悩んでいるなら、まずはエージェントに相談することです。お金もかかりませんし、手厚いサポートもらえます。
その前にまずは適職診断を受けておき、事前の準備をされる事をオススメします。
長い職業人生を送るわけですから妥協せず、自分の能力をフルに発揮できる場を探して下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。


- 1年で年間1万3000社以上の求人が出る、中小から大手まで幅広い求人、外資系企業も1400社以上
- 累積45万名以上が転職に成功、転職決定者は年間約2万3000名以上
- 62.7%の人が年収アップを経験

- 公開求人数/非公開求人数 約6万6千件/約13万6千件
- 業界№2の大手
- スポーツキャリア、ウーマンキャリアなどdoda独自の働き方を提案
- 「年収査定」「キャリアタイプ診断」「レジュメビルダー」など転職に役立つ無料セミナーが好評。

- 公開求人数 50,000件以上
- 求人の特徴 80%が非公開求人
- 2019年オリコン顧客満足度1位、年収アップ率67.1%以上