【ファッション業界の失敗談】過酷労働の先にあった答えとは

あなたは転職を経験したことがありますか。

転職を決める理由は人それぞれですよね。仕事がつまらない、業務内容が給料に見合っていない、パワハラやセクハラ、職場いじめ、過酷労働など、その理由をあげればきりがありません。

私たちは生活していくために仕事をしなければなりませんが、少しでもよい労働環境で働きたいと願うのは自然なことですよね。

今回は、生田理(仮名)さんが転職の失敗体験を語ってくださいます。もしかしたらあなたがご自身の生活を振り返るひとつのきっかけになるかも知れません。

こんな方におすすめ

  • 就職先や転職先を探している人
  • 残業に時間とエネルギーを費やしている人
  • 仕事に行くのが辛いと感じている人

 

自己紹介をお願いします

生田理(仮名)と申します。生田斗真の生田に、向井理の理、ということにしておいてください。別に似ているというわけではありませんが(笑)。年齢は現在31歳、男性です。

木佐貫
ご本人は謙遜してらっしゃいますが、なかなか爽やかな好青年ですね。

 

働いておられた業界と職種について教えていただけますか

ファッション業界で商品管理を担当していました。流行に合わせて商品を販売できるよう、店舗の在庫を調整する役割でした。

この在庫調整がうまくいけばそれが数字に反映されますから、やりがいを感じられる仕事でした。同時に、商品が余っても足りなくてもいけませんからプレッシャーも感じていました。

木佐貫
なるほど。売り上げに直結する重要な立場ということですね。

 

なぜその会社に転職されたんですか

それまで勤めていた会社が経営の悪化により事業の縮小をせざるを得なくなり、会社都合で退職することになったんです。

失業手当をもらうという手もありましたけど、やっぱり生活が気になりましたね。早々に次の就職先を見つけたいと考えていたときに話をもらったのがその会社だったんです。

木佐貫
自己都合で会社をやめるときと違って退職日が決まっているんですよね。早く就職先を見つけないといけない、とあせりますよね。

だれでも生田さんと同じように感じるのではないでしょうか。

 

その会社に入社してよかったことについてお聞かせください

エクセルを使用しなければ業務が成り立たない会社でしたから、入社前に比べてエクセルのスキルがかなり向上しました。また当然といえば当然ですけど、数値の管理に厳しかったので売り上げやその他のデータの見方についてもたたきこまれて、数字にも強くなったと思います。

木佐貫
仕事で身に着くのはいいですね!エクセルはパソコン教室に通って教わる人もいるくらいですから、使いこなしたいという人は結構多いんじゃないでしょうか。

 

それでは反対に、どんな不満を持たれましたか

30時間の見込み残業代が基本給に含まれていたので、みんな多少は残業しなければならない雰囲気でした。どれほど残業をしても残業代が出ないのは、苦しいところでしたね。

木佐貫
見込み残業ですか。社内で残業して当然、といった暗黙の了解のような空気が流れているんでしょうね。
「見込み残業代」とは

初めから、一定の残業時間があることを見越して固定給に含まれる金額のことです。同じ意味で「固定残業代」とか「みなし残業代」という言葉が使われることもあります。

見込み残業制度を採用している会社であっても、決められた時間を超えて残業する場合は、その分の残業代を支払わなくてはなりません。

 

転職を後悔されたのはどんなときでしたか

入社後1年で部署の異動があったのですが、異動したあとの部署では平均残業時間月60時間を超えて仕事をすることになりました。終電で帰宅して、ろくに寝ないで翌日出社というのが当たり前になってきたのです。

急いでいたとはいえ自分は転職に失敗したんだなと後悔しましたね。もう少し慎重に会社を選んでいたら違ったんじゃないかと過去の自分を責めました。

木佐貫
60時間ですか?それはきついですね。考えるだけでも疲れてきます。

あなたも残業に時間やエネルギーを費やしていませんか。もし残業が多いと感じるようであれば、残業時間の「過労死ライン」について知ることをおすすめします。

残業時間が60時間以上は違法?残業代はいくらもらえるの?

2019年8月10日
木佐貫
私にも、急いで決めた就職先で苦しんだ記憶がありますからお気持ちはわかります。入社してみないとわからないこともたくさんありますよね。

 

転職活動のとき「これをやっておけばよかった!」と後悔していることはありますか

専門的なスキルを身に着けることですね。プログラミングなどの、しっかり時間をかけて学ばなければ身に着かないようなスキルです。仕事を選ぶうえで選択肢はいくつあっても悪くないですよね。

木佐貫
本当にそう思います。スキルの数に比例して可能性が広がりますよね。

Twitterでもこんな声を見つけました。

特に30代の転職者には会社の即戦力になることが求められるようですので、資格は大きなアピールになるといえそうですね。

 

その会社を退職した最大の理由はなんですか

体調をくずしてしまったことです。部署を異動したあとの激務に数ヶ月で体が悲鳴をあげました。仕事中に倒れて、気がついたら病院のベッドで点滴を打たれていました。

情けない気もしましたけど、結果的にはそのときに退職を決意してよかったと思っています。もしあのまま続けていたとしたら、精神的な限界を超えてしまっていたと思います。

木佐貫
それは大変でしたね。よく決意されましたね。体を壊してしまっては元も子もありませんから、正しい決定をされたと思います。

 

現在はどのような仕事に就かれていますか。勤続年数もお聞かせください

現在はネットショップの運営スタッフとして勤務しています。現在、入社3年目になります。ひと通りの業務に慣れてきたところでまだまだこれからといった感じですけど、楽しんでいますよ。

木佐貫
それはなによりです。生田さんがこれまでの仕事で身に着けたスキルが活かされそうですね。

 

そのときなにか転職サービスは使いましたか

「リクナビエージェント」を利用して転職活動をしました。だれかが転職をサポートしてくれるってありがたいことだなと実感しました。

木佐貫
本当ですね。私の友人が「体調をくずして仕事をやめると自宅で休んでいることも多いので、社会から孤立したような気持ちになる」と言っていたことを思い出しました。

仕事に復帰したいと思ったとき、1人ではないというのは心強いですよね。

「転職エージェント」とは何か、サービスを利用するメリットや利用する際の注意点などはこちらの記事で解説しています。

転職エージェントとはそもそも何か?特徴と存在意義を解説!

2019年5月30日

 

それでは最後に、現在の会社を選んだ理由を教えていただけますか

以前からネットショップの運営に興味を持っていました。この仕事にたずさわるなら今回の転職がラストチャンスなんじゃないかと感じて、思いきって飛びこんでみました。

木佐貫
勇気がいる決断だったとは思いますが、今はとても生き生きとした表情をされていますね。転職成功、おめでとうございます!

数年前に体調をくずして退職された生田さんですが、今は健康的で充実した生活を送っておられる様子が見てとれます。

目の前の仕事に全力で取り組むことは職業人としてとても大事なことです。

ですがそのために健康とか家族とか自分の時間とか、人間として必要なことまで犠牲にするのはいかがなものでしょうか。私たちは仕事のために生きているわけではありません。生きていくために仕事をしていることを忘れないようにしたいものですね。

まとめ
  • 仕事を選ぶときは慎重に
  • 見込み残業制度に注意
  • 心と体の健康を第一に

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