就職するにあたって避けては通れないのが面接。中でも志望動機を聞かれたときにどう答えるのが正解なのか悩む人が多いことでしょう。
特に転職する場合には、仕事の経験があり、前の職場で身につけた経験や知識を持っているということが大きなアドバンテージですが、答え方次第では
「この人を採用してもまた転職されてしまうのでは?」
なんてことを面接官に思われてしまう可能性があります。
そこで今回は転職する方が、志望動機を聞かれたときに失敗しないためのポイントを紹介します。
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なぜ他の企業ではなく、この企業を選んだのかを示す

これは就職活動する人全員に当てはまることですが、就活をするにあたって多くの企業を受け、数ある中からどこかに就職したい、と思っている人も多いことかと思います。ただ採用する側からしたら自分のところを第一志望にしてもらいたいですよね。


例えばあなたがこれからとても一人ではできない規模で、料理を提供するビジネスをすることを想像してみてください。
あなたは給料を払ってその料理を手伝ってくれる人を募集し、多くの応募が集まりました。そんな中、あなたが作ろうとしている料理やお客さんのことをよく調べ、どうしてもあなたに協力したいんだ、という人がいたら採用する気になりますよね。
一方料理をする気はあるのだけど特にあなたの場所で働くことにこだわりがない、という人はじゃあ他でもいいのではないか、となってしまいます。
つまり、面接の前に企業の特徴や独自のプロジェクト、自分が惹かれた点をいくつも考えておき、その点において自分がこの企業ならばどんな風に活躍できるのか、入社後そこでしかできないことをしたいとアピールすることが大切です。
また面接には企業と自分の考えや雰囲気が合っているかを確かめる目的もあります。落とされた場合もちろん反省も大事ですが、考えが合う企業が別にあるかもしれないと諦めず、落ち込みすぎないようにしましょう。
一度辞めている、ということに負のイメージを持たせない

どんな事情で転職をするかは人によりますが、一度勤めた会社を辞めるということは、継続する力、能力の発揮という点でマイナスのイメージが少なからずついてくるかと思います。
そこで、面接では転職したことにより、以前と比べ、どのようにより活躍できるのか、わざわざ前の会社を辞めてまで今受けている企業に惹かれた理由なんかを話すとよいです。
ただ、今までの職種と違い、新しいことにチャレンジしようと転職する人もいることでしょう。そんな方はどう答えればよいのでしょうか。
答えは自分がいち早く企業の力になれること、働く意思を伝えることです。
もちろん新しいことに挑戦する訳ですから~を学びたいといったようなことは言う必要があるでしょうがそれだけだと誰もあなたを採用する気にならないでしょう。
なぜなら会社は学校ではない、学ぶための場所ではないからです。先ほどの料理の例を出すと、あなたは料理教室を開いているのではなく、お客さんに料理を提供したいわけですから、どんなサービスをしたいのか、どんな料理を出したいのかを考えているか、の方が気になりますよね。
学びたいだけなら学校かなんかでやれば、とも思います。
なのでどんな能力を身につけ、そして自分の持っている能力とともにどう企業に貢献できるのかをアピールする必要があります。
マイナスの理由ではなくプラスの理由を



さて、またみなさんが採用担当になったと想像してください。
そのとき相手が「前の職場ではこんなとこが駄目だった、こんなやつが嫌いだった、こんなことで苦労した、御社の方が給料良さそう」なんて言ったらどうですかね。自分のことではないとはいえ、あまりいい気分にはなりませんし文句の多い人と思うことでしょう。
そんな人と一緒にいたいとはおもいませんよね。給料や勤務時間についてはとても大切なことなのですがそこにばかりこだわり過ぎるとお金に汚いイメージがついてしまいますよね。
あなたの友達や彼女があなたを慕う理由が、お金をもってるから、都合がいいから、なんてものだったらがっかりすることでしょう。企業もそのようなステータスだけでなく、仕事やプロジェクトの内容に惹かれてくれた方が嬉しいのではないでしょうか。
実際に転職した人のこんな体験談があります。
私の場合は、「給与」が低いことが理由でしたが、これをまともに面接で話すと、「この人は収入次第ですぐに転職してしまうのか。ではうちに入社してもほかに収入が高いところがあったらすぐに転職してしまうのでは?」と思われてしまいますので、私は「現状の会社は早期退職を募っているほど、状況が良くなく、将来的なことを考えて、転職を決意した。しかし、せっかく取得した「貸金業取扱主任者」の資格も活かしたい為、同業種である御社を選びました。」と面接で答えました。
引用:転職グッド [転職体験談] クレジットカード会社に転職したY.Sさん(男性)のケース (内定辞退の話も)
前向きな動機は必ずプラスのイメージを持ちますから自分はこの企業にはいることでこんなふうにワンランク上に行ける、会社をよくできる、といったようなアピールを心がけましょう。
自分の言葉で、オリジナルの回答を

ここまで書いたことを参考に面接でどう答えるか考えていただけたらとても嬉しいのですが、面接で悩んだ人って絶対あなた一人なんてことはありませんよね。
そんな人はあなたと同じように本やネットなんかで情報収集しますからどうしても同じような内容になってしまう可能性があります。
そのためここまでの情報をベースに、あなた自身の言葉で会話していくことが大切です。面接官は何人も見ますから、テンプレ通りの話なんかきっと聞き飽きていることでしょう。
そんなときに自らの言葉で、企業についてもよく調べ、知ってくれている人がいたら、絶対によい印象を持たれます。
どの面接でも同じようなことを答えるのはNG、それぞれの企業に合った答え方を自ら模索して行きましょう。
まとめ

どうでしょうか、今回の内容をまとめると
- 企業のことをよく調べ、その企業をなぜ選び、どう貢献できるのかを話す。
- マイナスな転職理由や、会社を学校と勘違いしているようなことは言わない。
- テンプレに頼らず、自分の言葉で勝負する
ということになります。
生きていく上で職業は生活の大半を占めるのですから、お祈りメールに負けることなく、真剣に、諦めずに転職活動頑張ってください。よい結果で終われることをお祈りしています。


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