転職癖がつくとよくない?世間の評価と治し方を紹介します!

転職を繰り返してしまう。

それがキャリアアップや待遇アップのための転職ばかりならいいのですが、そんないい転職ばかりとは限りませんよね。「良い待遇を求めて転職したら、人間関係がよくない職場だった」とか、「給与を求めて転職したら、休日出勤も多い職場だった」とか思った通りの転職にならないことも多々あります

じゃあすぐに転職だ!というと、そうもいかないですよね。転職回数が多くなると、なかなか採用してもらえないんじゃないか、とか年齢が上がることで採用されにくくなるんじゃないかとか様々な不安が付きまとうんじゃないでしょうか

なにより、家族や彼氏・彼女に「また転職するの?フラフラしすぎじゃない?」と不安にさせてしまいます。転職を繰り返すうちに「転職することが癖になる」ともう最悪です。しまいには家族や恋人に愛想を尽かされてしまうことにもなりかねません。

今回は、この“転職癖”について明らかにしていきたいと思います。

この記事でわかること
  • 転職が多いと思われるのは年齢にもよるが、3回から。
  • 転職回数が多すぎるとよくない。
  • 転職癖の改善には、様々な方法があり、自分に合ったものを選ぶ。(記事の中で紹介しています)

 

転職癖のラインはどこから?

日本の平均転職回数

何回も転職を繰り返してしまうと不安になりますね。

「みんなはどのくらい転職しているのかな?」「世間一般的には何回まではセーフなのかな?」というのも気になります。あまり転職しすぎると、家族や会社の人の印象もよくないのではないかと思ってしまいます。

引用:リクナビNEXT

リクナビNEXTのデータによると、20代では76%が転職経験なしとなっています。しかし、年代が上がるごとに転職経験は増えていき、30代では50%以上が転職経験ありとなっています。40代・50代では、40%ほどが2回以上の転職を経験しています。また、20代の76%が転職経験なしになっていますが、転職サイトのデータなのでその人たちも転職を検討していると考えられます。

実に、30代では半分以上の人が転職を経験しているというデータがあります30代以上であれば、転職経験があるのは一般的にはおかしいことではありません。もちろん、転職回数が4回5回となると、多いと思われてしまいますが、2~3回であれば普通であるといえます。

また、企業の採用担当者からすると転職回数は何回から気になるのでしょうか。

引用:リクナビNEXT

こちらもリクナビNEXTのデータによると、1~2回までは10%と転職を気にする採用担当者は少なくなっています。しかし、3回目からその数値は一気に跳ね上がり、40%もの担当者が気になると回答しています。続いて、4~5回も合計で28%と大きな割合を占めています。

つまり、転職回数は3~5回から採用担当者に悪い印象を与えることになる、といえます。なるべく転職は3回以内に抑えた方が、内定をもらいやすいのです。

転職を繰り返しやすい人の特徴

転職を繰り返す人には、タイプがあります。以下のタイプに、もし当てはまっているなら転職癖がついている可能性があります。

1.少し嫌なことがあるとすぐ転職を考えてしまう

「上司が嫌だ」「同僚が気に入らない」といった嫌なことは、ありますよね。

しかし、それで毎回転職していては、いくら転職をしても足りません。今の仕事の嫌なことが、本当に転職でしか解消できないのか、その職場にいながら改善することはできないのか、一度頭を冷やして考えてみることが大事です。

2.仕事にすぐ不満をもってしまう

「なんで私がこんなことをしなければいけないの?」「同じ仕事ばかりでつまらない」といった不満をもつこともあります。しかし、不満をすぐに持ってしまう場合は、本人の気の持ち方に問題がある場合があります。

どのような仕事も、完璧にあなたの希望を満たしてはくれません。どんな仕事もいいことばかりではないと考えておくことで、不満は持ちにくくなるでしょう。

3.仕事に高い理想や意識をもっている

「周りの意識の低さに耐えられない」という方もいらっしゃるでしょう。

仕事に対するその紳士な心構えは素晴らしいと思います。ところが、その職場で働いている人がすべてそう考えているとは限りません。仕事はお金をもらうためにするもの、毎日それなりに働いてそれなりに暮らしていければそれでいいと思っている人も多いのです。自分の意識の高さを人にも求めだすとあなた自身も疲れてしまいます。

4.人のせいにする、自分は絶対正しいと考えている

「上司がめちゃくちゃなことを言ってくる」「部下が言うことをきかない」ということもあります。

そのとき、相手が悪いとばかり思っていませんか。たしかに、相手には非があるのでしょう。しかし、あなたに悪いところがないと言い切れますか?ものごとには様々な側面があり、上司や部下の視点で見たら、あなたにも至らない点はあるのではないでしょうか

5.仕事に充実感、成功体験、成功実感がない

「仕事が楽しくない」「やる気がわいてこない」ということもあるでしょう。

それは、「成功体験が少ない」ことが原因であると思います。何か目標があって、それに向かって仕事をすることができていればそれを達成したときに成功を感じることができます。しかし、それを感じにくい職種もあります。自分でなにか目標を立てることができれば、仕事への意欲も掻き立てられるでしょう

 

転職癖があるとよくない?

転職癖の良い面

まず、転職癖の良い面についてですが、これは確かにあります。

それは、転職癖があっても毎回転職を成功させている場合です。転職によって休日が増えた、自分の望む給与がもらえるようになったというのであれば、それは良い転職であったといえるでしょう。また、より大きい企業へと転職するキャリアアップのための転職、自分の磨いたスキルを活かすための転職も良い転職であったといえます

しかし、一方で、転職を繰り返す場合は悪い面が目立ちます

転職癖の悪い面

1.転職回数が多いと転職に不利になる

先ほどの項目でも述べましたが、転職が3回を超えたあたりから企業の採用担当者は気になることが多いのです。そうなると、4回目5回目の転職はなかなかスムーズにいかなくなります。あなたが雇う側だとしても、大した理由がない、もしくはネガティブな理由で転職を繰り返している人を雇う気にはなれないはずです。

転職は、採用する側も決して安くないコストを払っています。一度雇ったからにはなるべく長く働いて戦力となってほしいとどの企業も思っています。

2.仕事のスキルが身につかない、キャリアが育たない

転職をするとき、同じ職種ならまだいいのですが、全く異なる職種への転職を繰り返す人もいます。この場合は、仕事のスキルが身につかず、いくつになっても仕事ができない状態になります

スキルを磨いたうえでの転職や、一つの職場できっちり勤めてキャリアが育った状態での転職は、良い転職になってくれるでしょう。しかし、何も身につかないうちにころころと業界を行ったり来たりするだけの転職は、決していい方向には向かってくれません。

3.うつ病になる

転職を繰り返していると、「自分は社会不適合者なのだろうか」とか「自分はどの職場にも合わない人間なのだろうか」とかさまざまなネガティブ思考が生まれてきます。特に、家族や彼氏・彼女から責められるとネガティブになってしまいがちです。そのネガティブ思考・自身の喪失からうつ病になってしまい、転職どころか働けなくなってしまう人もいます

なぜ転職をしてしまうのか

1.転職が成功体験になっている

転職をすることによって以前の職場から抜け出すことができた、良い待遇で働くことができたという場合、人間はそれを成功体験として記憶します。なので、また職場で嫌なことがあるとかつての成功体験から、「転職すればいいや」と考えるようになります。それは、一種の習慣のようなものです。

2.簡単に転職できるようになってしまっているから

昨今、転職サイトや転職エージェントがたくさんあり、CMもさまざまな種類のものを見かけるようになりました。おまけに、人手不足の影響もあり、求人は山ほどあります。このような状況から、転職は簡単にできると思ってしまっている部分はないでしょうか

たしかに、以前よりは転職しやすいですし、良い待遇の求人も多いのでそう考える気持ちもわかります。それでも、ころころと短期間に何回も職場を変えてしまう人には企業も警戒します。その回数が嵩めばどんどん転職はしにくくなります。

3.長期的なビジョンをもてていない

転職を繰り返す人は、仕事に対して長期的なビジョンがもてていない場合があります。そもそもその仕事を長く続けようという意識がないのです。たとえその職場で長く勤める気がなくとも、自分の人生のなかで仕事をいつまで続けるのか、生涯の仕事にするものは何なのかというものを明確に持っておく必要があります。

 

転職癖を改善するには

では、転職癖を改善するためにはどうすればいいのでしょうか。いくつかの方法をご紹介します。

自らの経歴を可視化する

一つには、自分の経歴を見えるようにするということがあります。紙やパソコン上にあなたの経歴を書き出してください。そうすれば、自分の転職歴を客観的に見つめなおすことができます。あなたはそれを見てどう思うでしょうか。転職回数が多いと思うのであれば、それは改善していった方が良いでしょう。

人生設計を明確にする

人生設計を明確にするという方法もあります。

あなたは、いくつで結婚するつもりですか。もし、30歳で結婚するつもりであれば、それまでにまとまった給与がもらえるようにキャリアアップしておく必要があるのではないでしょうか。あなたにフィアンセがいるとして、いつまでも転職を繰り返す不安定な人との結婚を望むでしょうか。

そういった将来のことを見据えて人生設計を立てていくと、目の前のことに押されて転職ばかりすることはなくなるはずです。

転職の悪い面を理解する

先ほども述べたように、転職回数が多いと企業の採用担当者からの印象は良くありません。また、スキルが身につかず、キャリアが育たないこと、うつ病になって働けなくなってしまうことなどの悪い面があることをお伝えしました。

転職するたびに、それらの悪い面がどんどん大きくなっていくことをイメージしてください。「転職のし過ぎは良くないことだ」というイメージが焼き付けば、自然と転職癖は収まっていくはずです

会社・上司・同僚に期待をしすぎない

上司や同僚、職場の人間関係に不満をもちやすい人は、人間に期待しすぎている可能性があります。上司もただ人です。同僚にだって自分の家族がいて、そのために働いているのです。あなたのことばかりに気を使ってはくれません。そのようにドライに考えて仕事に臨むことも心構えとして必要です

一度我慢してみる

仕事や同僚・上司に不満をもちやすい人は、その人自身に堪え性がないのかもしれません。そうであれば、一度我慢してみるというのはどうでしょう。「我慢してやる」と考えることができれば、意外と我慢できてしまうものです

もちろん、ずっと我慢し続けると病気になってしまうので、そこまで我慢し続ける必要はありません。今まで耐えられないことが多すぎると感じるのであれば、一度我慢も試してみてください。

息抜きになる趣味を持つ

あなたには息抜きのできる趣味・場がありますか。もしないのであれば、なにかリラックスして没頭できる趣味をもつことをおすすめします。

同じ仕事ばかりしていると、脳が疲れ切ってしまいます。そこで大事なのが「切り替え」です。脳をリフレッシュさせる、次の仕事のための英気を養うのにぜひとも趣味を何か一つはもっておいてほしいと思います。

誰かのために仕事をしているという意識を持つ

あなたは何のために働いていますか。家族のためという人は多いでしょう。あなたが外で働いてお金を稼いでくるから家族は毎日安心して暮らしていけます。そして、あなた自身もそうやって頼りにされることで満足を得ることができます。仕事で嫌なことがあったとき、そのことを思い出してください。きっともう少し頑張ってみようという気にさせてくれるはずです。家族の写真をデスクに飾る、持ち歩くのも良いでしょう。

まだ結婚をされていなくて、奥さんのいない方もいると思います。そういう方々であっても、誰かのために仕事をしているという意識をもってください。あなたの仕事は必ず誰かの生活に必要なものです。あなたが働くから助かっている人は確かにいるのです。そのことを忘れないでください。

転職するときに「勇気ある撤退」かどうか考える

あなたのその転職は「勇気ある撤退」ですか。ただ嫌なことがあるから逃げるだけになっていませんか。

「このまま仕事を続けたら自分はダメになってしまう」「この仕事だけは人生をかけてやりたくない」そこまで思えて初めて「勇気ある撤退」です。ただ嫌なことがあるから逃げる、ではいつまでも転職し続けなければなりません。どうしようもないときは逃げるべきなのですが、本当にそれはどうしようもないことか、一度立ち止まって考えてみてください。

 

転職しなくていい職場を見つけるには

転職サイト・転職エージェントを利用する

自分に合った職場を見つけたいと思ったら、やはり転職サイト・転職エージェントを使った方が良いと思います。希望する項目が決まっているのであれば、転職サイトから条件を絞った検索が気軽にできます。希望する項目がはっきりしないのであれば、転職エージェントの力を借りてはいかがでしょうか。あなたに合った職種を調べてくれたり、サイトには載っていない非公開求人を紹介してくれたりします

それぞれのサイト・エージェントによっても強みは異なりますので、自分に合ったサイト・エージェントを選びましょう。詳しくはこちら↓の記事にまとめられています。

【最新版】30代の転職エージェントランキング【転職回数3回以上の方向け】

2019年3月25日

 

まとめ

あなたがまだ20代と若く、転職先がたくさんあるなら多少の転職癖も問題にならないかもしれません。ですが、30代、40代になると転職回数が多いことは百害あって一利なしです。

自分に転職癖がついていると思ったら、手遅れになる前に一刻も早く改善するべきです。改善方法には合う合わないがあるので、一つずつ試してください。もし、まだ転職をするつもりであれば、次を最後にするつもりで臨みましょう。

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