勤めている会社に魅力を感じなくなった。はたまた別の職場で自分の可能性を試してみたくなった等、会社を辞める決断をした人が提出するのが退職届です。
人生の中で、退職届を書く機会はよっぽどでない限りそうそう何度も訪れるものではありません。そのため、正しい書き方はどうなのか迷ってしまいますね。
辞めると決めた以上はスムーズに退職手続きを終えたい所。間違えた書き方をして、そこでつまずいていては思うように次のステップに行けず、計画が台無ししなってしまう事もあるかもしれません。
社会人として、最後はビシッとスマートに決めておきたいですね。
そこで、円満に退職するため、正しい退職届けの書き方を詳しく解説します。
Contents
「退職願」と「退職届」はどう違う?

退職願、退職届、どちらもよく聞いた事がありますよね。
一緒の意味じゃないの?と思っている人もいるでしょうが、ちょっと待ってください。全然違います。
- 退職願=会社に対して辞めたいという意思を表示するもの
- 退職届=退職することが決まってから提出するもの
退職願は、あくまでも意思を表すものなので、提出をして即座に退職が認められるものではありません。こちらを提出してから退職に向けての話し合いを進めていく事になります。
一方退職届は、もう会社を辞めると固い意志がこめられており、受理されるともう退職決定。会社の規定に関わらず、提出すれば2週間で退職できるといった効力を持っています。
そのため、まず退職願を提出して退職に向けての話し合いを進め、退職の目途が立ったら退職届を提出するといったステップを踏むことが円満退職の流れとなります。こちらの記事では、退職までの準備についても書かれていますので是非参考にしてみてください。
退職届は手書き?パソコン?

ひと昔前までは、履歴書はもちろんの事、退職届も手書きで書くのが常識の風潮ではありましたが、時代も移り変わり今はパソコン派も多くなってきました。特に字に自信のない人にはもってこいの方法で、間違えてもデリートでキレイに消えます。しかも手書きより読みやすく、便利ですよね。
大切なのは必要事項をしっかりと記載しておく事で、手書きにこだわるのはナンセンスといった意見も多くあります。
ただ未だパソコンが非常識との考えも根強く残っており、例えば履歴書。
今ではパソコンで作成している人も増えていますが、全く同じ経歴で、全く同じ内容で、全く同じ能力でも、手書きの方を採用するといった事もあるのは事実です。実際に以前の職場の人事は、手書き推しでした。
理由は一筆一筆自分の字で丁寧に書くことで誠意がこもっているといった印象を受け、より好感が持てるといった事でした。一見古い考え方のようですが、特に叩き上げで成長してきたような方だと、この考え方の人が一定数はいるようです。
また、パソコンであれば誰でも同じ仕上がりとなりますが、何が起こるか判らないこのご時世。
パソコンで書き、判を押した場合、誰かが偽造しても出来てしまいます。
今回は「退職したい」との意志があるのですから、その点のトラブルはないでしょうが、会社側が勝手に造って処理してしまうこともパソコンならば有り得ます。
引用:ヤフー知恵袋
手書きかパソコンか、どちらでも問題はないのですがやはり退職届は手書きで提出するのが無難でしょう。
退職届に適した用紙は?

キャラクターものの便せんで書こうだなんて人はさすがに少ないかと思いますが、実際どのような紙に書くのが正しいのでしょうか?
- 用紙の種類→無地の白い紙、コピー用紙でもOK
- 用紙の大きさ→A4、またはB5
一般的に無地の白い紙が良いとされています。罫線入りとなっても問題はなく、まっすぐ字を書くのが苦手であれば罫線入りの方が便利でいいように思います。
ただ、罫線の幅や長さによってはかえって書き辛いこともあり、やはり無地をお勧めします。
無地の場合には、定規等をあてながら書くと、まっすぐに書きやすくなりますので、試してみてくださいね。
退職願・退職届の書き方(見本)

さて、いよいよ退職願、退職届を書いてみましょう。手書きで書いていきますので、何度も書き間違えてしまうと手が疲れてくるわ、「あ~せっかくかいたのにまたやり直しだぁ」なんてことになるわ、書くのが嫌になってしまいますよね。
また、年号が変わったのにうっかり「平成」と書いてしまってミスをする可能性も高いでしょう。そうならないためにも書くときは必ず見本を見ながら書いていきましょう。
退職願の書き方
「退職願 この度一身上の都合により、令和○年○○月〇〇日を持ちまして退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。」
「令和〇年○○月〇〇日★部△課 木佐貴マルシェ」
「株式会社〇〇〇代表取締役 〇△ 殿」
退職届の書き方
「退職届け この度一身上の都合により、令和○年○○月〇〇日を持ちまして退職致します。」
「令和〇年○○月〇〇日〇〇部〇〇課 木佐貴マルシェ」
「株式会社〇〇〇代表取締役 〇△ 殿」
このようにそれぞれの書き方は、退職をお願い申し上げます・退職致します の違いのみです。
それぞれごっちゃにならないよう注意しましょう。
横書き?縦書き?
縦書きで提出することが多いようですが、横書きで提出することも間違いではありません。最近では横書きのフォームを見かけることが増え、「縦書きで文章を書くとバランスが崩れてしまうからが苦手なんだよね」という方もいらっしゃるかと思います。
ただ、横書きは書き方に違いがあり、
横書きの場合
退職願(退職届)
令和〇年○○月〇〇日
株式会社〇〇〇代表取締役 〇△ 殿
★部△課 木佐貴マルシェ
この度一身上の都合により、令和○年○○月〇〇日を持ちまして~…
以上
書きやすい方でOKです。
退職届見本


退職届も退職願も、言葉が少し違うだけで、書き方は同じです。また、会社によっては退職届のフォーマットがあるところもあります。会社の規定を確認してみてください。
退職届に適した封筒は?

退職届が書けたら、次は封筒です。裸で出すわけにはいきません。きちんと封筒に入れて提出しましょう。退職届に適しているのは真っ白無地の封筒、郵便番号の枠も無いものが相応しいです。
重要書類となるため、中身が透けないかもポイントです。履歴書を買った時にセットでついてくる封筒であれば間違いないですよ。
封筒の書き方
表面に中央に退職届と縦書きし、裏面左側に部署名 氏名を書きます。退職届は三つ折りにして、封筒の中に入れます。手渡しをするのであれば、糊付けは不要です。
郵便で送る場合には、糊付けをして、〆マークを書きます。封筒でも退職願と書き方に違いはありません。
さあ!後は提出するのみです!!
まとめ

退職届の書き方について詳しくご紹介していきましたがいかがでしたか。
退職をする会社でも、これまで勤めてきた経験が自分にとってプラスになっているはずです。
立つ鳥跡を濁さずという言葉があるように、退職の時はお世話になった感謝をこめて、後腐れなく円満に去るのが一番だと考えます。


- 1年で年間1万3000社以上の求人が出る、中小から大手まで幅広い求人、外資系企業も1400社以上
- 累積45万名以上が転職に成功、転職決定者は年間約2万3000名以上
- 62.7%の人が年収アップを経験

- 公開求人数/非公開求人数 約6万6千件/約13万6千件
- 業界№2の大手
- スポーツキャリア、ウーマンキャリアなどdoda独自の働き方を提案
- 「年収査定」「キャリアタイプ診断」「レジュメビルダー」など転職に役立つ無料セミナーが好評。

- 公開求人数 50,000件以上
- 求人の特徴 80%が非公開求人
- 2019年オリコン顧客満足度1位、年収アップ率67.1%以上
コメントを残す