あなたの職場の環境は、大丈夫ですか。
「上司がいつも不機嫌で当たってくる」「いつも空気がピリピリしている」「熟年パートの人から悪口を言われている」など、様々な問題を抱えてはいませんか。
そのような職場環境で働き、ずっとストレスをためた状態でいると、体にも心にも悪影響を及ぼします。
Q 職場の環境悪く昼間具合悪く、喉に違和感、手の震え、吐き気と食欲不振。
出勤時は会社方面の景色が気持ち悪い。
夜家に帰って、ある程度やること終わり、やっと自分だけの時間になると悲しくなるし、お酒のなきゃやってらる感じ。
あちこちメンタル面やられて、薬にたよってます。happyになるますか?A 私は身体のしびれが止まりません。多分ストレスとは思うのですが病気かな?とか不安になります。しびれが続く身体なら死んだほうがらくなのではないかとすら思い詰めました
引用 ヤフー知恵袋
この質問者や回答者のように、ストレスをためたままでいると、体の不調や心が病んでいくような気持ちになってしまったりします。最悪の場合、生きることをやめて自殺まで考えてしまう人もいます。
あなたも、心身ともに疲れ切ってしまってはいませんか。
そこで、ストレスチェックをして心と向き合い、職場環境やストレスを改善する方法をお教えします。
こんな方におすすめ
- 職場の環境が悪いと思っている人
- 職場環境を改善したい人
- ストレスが溜まって疲れている人
Contents
職場の環境が悪いとどうなるの?

働いている職場の環境が悪いと、体と心にどんな影響を及ぼすのでしょうか。
・体調を崩す
・頭痛や胃痛、吐き気
・食欲がなくなる
・体がだるくなる
・眠れなくなる
・手足のしびれ
・自分が悪い、自分は何もできないと責めてしまう
・何もしても楽しくない
・イライラしたり、不安に思ったり不安定になる
こちらは、実際に私の友人等に話を聞いた時、言っていたことをまとめたものです。
このような状態だと、まともに仕事ができないですよね。それでミスをして上司に怒られて、自分を不必要に責めてしまいストレスをためてしまう。まさしく負のループですよね。
その負のループが続き、ひどくなると大きな病気にかかってしまう場合もあります。
・過敏性腸症候群
・うつ病
・自律神経失調症
最悪の場合は自殺まで考えてしまう人もいます。
実際、日本の自殺者は一向になくなりません。
引用 厚生労働省 こころの耳
平成23年までは年間の自殺者は3万人越えでした。しかし少しずつ減少していき、平成29年には2万人ほどまで減少しました。とはいえ、0ではないですよね。未だに2万人以上もいます。しかもこの引用元によると、2万人の自殺者のうち、働く人は30%も占めているのです。
職場環境がひどい状態で働き続け、心がずたずたになってしまい、このような最悪の結果が出てしまったのでしょう。

ストレスは会社にも悪影響
先ほどはストレスを抱えた人の、その人自身への悪影響についてお話しました。しかし、実はそのようなストレスを抱えた人が増えると、会社にも悪影響を及ぼします。
・ 常習的欠勤者の増加
・ 仕事に対する責任感の減少
・ 従業員の転職の増加
・ 業績と生産性の低下
・ 危険な仕事の実施と事故の割合の増加
・ 顧客からの不平不満の増加
・ 不利な採用活動
・ ストレスを受けた労働者による法的な責任追及の増加
・ 労働者と外界からの企業や組織イメージの低下
引用 WHO
このように、企業にとっても「ストレスを抱えた人がいる」というのはマイナスなことだらけなのです。会社で働いている人が悪い環境で働き、ストレスを抱えているわけですから、会社全体にもよくないことが起こるのは当たり前ですよね。
働いている従業員はロボットではなく人間です。そのため、会社はしっかりとストレスチェックを従業員に受けさせ、それに基づいて改善していくことが大切なのです。
5分でできるストレスチェック
実は厚生労働省の「こころの耳」というサイトに、5分でできるストレスチェックというものがあります。
引用 厚生労働省 こころの耳
まずは1度やってみましょう。5分ほど質問に答えるだけで、自分のストレスの原因が分かります。

このように「ストレスの原因因子」、「ストレスによる心身反応」、「ストレス反応への影響因子」の3つについて、グラフで分かりやすく結果を出してくれます。
コメントで優しいアドバイスをくれたり、ストレスケアのアドバイスに進むと、ストレスの付き合い方や相談窓口を紹介してくれたりするので、要注意ゾーンまできている人は特に早めに相談しましょう。

職場環境を改善しよう

先ほどのストレスチェックの結果のコメントで、「相談する」ことをおすすめされませんでしたか。
職場の環境が悪くなる理由は、「言いたいことが言えていないから」です。つまり「人と人が相談する環境ができていない」ことで、職場の環境は悪くなるのです。
上司の中でも信頼できる人や、仲のいい同僚など誰かに相談して自分の思いを伝えれば、聞いてくれた人と自分とで、思いを分かち合えます。
それがつながっていけば、各自思ったことが言えるようになるでしょう。そうしたら、「嫌なことがあれば、それを改善していこう!」と、全体の雰囲気が変わっていくのではないでしょうか。
このとおり、コミュニケーションが職場環境改善の、1つのポイントとなるのです。
まずは、相談して本音を言い合いましょう。そして1対1からどんどん人を増やし、最終的には部署ごとや、チームのメンバーごとに仕事のことで集まって、本音を語りあえる職場環境になれば、結果として働きやすい環境となるのです。
実際に、コミュニケーションをとるようにして職場環境を改善し、生産性を上げた企業があります。
SCSK株式会社
部課長がメンバーと必要なコミュニケーションを取り、適切なマネジメントが行える規模に組織を改編し、新たに100名超の管理職を登用した。また、全社員が1週間先までの勤務予定を登録することで、チームで業務を進める上で支障が生じないようにしている。ヤフー株式会社
オフィスは従業員同士のコミュニケーションを活性化するため、あえて机を不規則に並べて、従業員の動線をジグザグにするとともに、東京本社を全館フリーアドレス制にした。また、従業員と社外の方との接点を増やすためにコワーキングスペース「LODGE」をつくることで、イノベーションを生み出すオフィスにした。
どちらも有名な企業ですよね。しっかりとコミュニケーションが取れる環境づくりをしているからこそ、ここまで大きな会社になれているのでしょうね。
まずは、上司部下ともに意見を言い合いましょう。言い合う内容は、仕事の内容についてでも仕事の環境のことでも、何でもいいです。ブレインストーミングのように否定するのではなく、とにかく意見を出していきましょう。
きっとそうすることで、お互い思っていたことのズレが修復できるはずです。結果、コミュニケーションがとりやすく働きやすい環境となっていきます。

自分のストレスも改善しよう

職場環境の改善をするとはいっても、まずあなた自身のストレスを改善しないと、相談したくてもできないですよね。ここでは、簡単にできるストレスのセルフケア方法をお教えします。
好きな運動をする
体を動かすことで、集中している間は仕事のことを考えず、汗をかいてさっぱりすることができます。また、走ったりする際は音楽を聴いたりすると、余計なことを考えないで音楽に集中することができます。
フットサルやバスケ、バドミントンなど大人のスポーツクラブもあるので、好きなスポーツがあればクラブに入会してみるのもいいと思います。
カラオケに行く
運動が苦手な方はカラオケがおすすめです。1人でも大人数でもどちらでも構いません。とにかく声を出すことで気持ちをすっきりさせることができます。

ストレッチをする
どこかに出かけるのも億劫だという人は、ストレッチをしましょう。激しく動く運動ではなく、ゆっくり落ち着いてできるので、気持ちを和らげることができます。
好きな香りのアロマキャンドルを焚いたり、落ち着いた音楽を流しながらストレッチをすると、心も体も落ち着いて気分が良くなるのでオススメです。
たくさん食べる
好きなものを好きなだけ食べるのも、1つのストレス改善法です。好きなものを食べると、幸せな気持ちになりますよね。食欲は人間の3大欲求の1つでもありますから、欲求を満たすことで満足感が得られます。

これらすべてに共通することが、何だか分かりますか?
実はすべて、自分の体に入れたり出したりすることなのです。食べ物や水分を体の中に取り入れること、また汗をかいたり声を出したりして自分の体から何かを出すことで、ストレスが発散されます。

いっそのこと転職するのも1つの手段

相談するほどの気力もない、もうメンタルが持たないという人もいますよね。あなたはよく頑張りました。最後の勇気を振り絞って、転職するのも1つの手段です。
これは逃げることではありません。自分自身を助けるためなのです。
気持ちが参っている時に新たな転職先を探すのは、労力がいりますよね。そんな時は転職エージェントを使いましょう。今の自分の状況をしっかり伝えることで、あなたに合った仕事や、良い職場環境の会社を一緒に探してくれます。
転職エージェントは多数ありますので、詳しくはこちらの記事を参考にして、自分に合った転職エージェントを探してみてください。
また、転職先が見つかって今の会社を辞める時、「退職したいと言えない」「申し出たが引き止められて退職できない」そんなあなたには、退職代行サービスを使ってみるのはどうでしょうか。
こちらも比較した記事がありますので参考にしてみてください。
まとめ

職場の環境が悪くてストレスをためてしまうと悪いことしかありません。
国を挙げてメンタルヘルスケアを推進し、ストレスチェック制度の創設などがなされましたが、まだまだ労働環境に反映されてはいないと思います。
まずはストレスチェックをして、自分の心と向き合ってみましょう。そしてご自身のストレスを改善させながら、まだ頑張る余裕がある場合は職場環境の改善に励みましょう。
ただ、無理はいけません。少しでも自分の心身が「もう無理かな」と思ったら転職を考えるべきです。何よりも、自分の心と体を大事にしてくださいね。


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