



いじめ。
聞いただけで嫌になる単語ですね。近年SNSやLINEなど便利なツールが増える一方で「いじめ」が深刻な問題になっています。
実は、この「いじめ」ですが大人になってからでも起こっているのです。
ここに来てくださったあなたも、もしかしたらいじめにあっているのでは?
昔、私の友人も職場でのいじめにあって退職を余儀なくされました。
「いじめ」には、する側にもされる側にも、そして会社にも問題があるのです。
今回は、職場における「いじめ」に対して知識を深めていきしっかりと対策をしていきましょう。
こんな方におすすめ
- いじめに対して困っている方
- いじめの対策をしていじめを受けたくない方
- いじめから解放されたい方
何故いじめが起こるのか

そもそも何故職場でいじめが起きるのでしょうか。
総合労働相談は10年連続100万件超、内容は「いじめ・嫌がらせ」が6年連続トップ
引用:厚生労働省
厚生労働省も出していますが、いじめや嫌がらせの相談は断トツで多いようです。
このいじめについて何故起こるのかを見ていきましょう。
・仕事能力における嫉妬心
・ストレスをぶつける
基本的なコミュニケーションが取れない
性格的な部分で出るとは思いますが、まず1番に挨拶が出来ない。
朝の出社時や、帰りの退社時などの挨拶は社会人として欠かせません。
そこが欠落しているとターゲットにされやすいと言われています。
また、仕事における報告や連絡、相談などをしっかり行っていない場合もコミュニケーション不足におけるいじめの対象になったりもします。注意が必要です。

仕事における能力への嫉妬心
人間様々な人がいる為、仕事における能力というのは十人十色です。
しかし、この「能力」がいじめを引き起こす原因かもしれません。
学生の頃でもそうでしたが、ずば抜けて出来る人。またその逆で全く勉強が出来ない人。
いじめの対象にされる人というのは、少なからずそういう人たちが多かったのではないでしょうか。
目立ってしまう人というのは、人気者になれる反面、いじめの標的にされやすいと言えるでしょう。
ストレスの吐け口がいつの間にかいじめに
だれでもストレスは溜まります。
その溜まったストレスを感情的に部下に吐いてしまい、それが暴言となってしまった場合。
受け取る側は、いじめとして捉えてしまう可能性を否定できません。
愚痴を言うのは自由ですが、感情的になり暴言を吐いてしまうことによってそれがいつしか意識していない「いじめ」に繋がっている可能性があり得ます。


よくあるいじめの種類

いじめは、捉え方によって大きく変わります。
する側は、ただただ普通に接しているつもりでも捉える側が「いじめ」と感じてしまえばいじめになるのです。
ここでは、いじめの種類を大きく5つに分けてみていきましょう。
・仲間外れ
・仕事を利用した嫌がらせ行為
・プライベート情報の流失
・給料が出ない
精神的や身体的な攻撃を受ける
上司から「お前は生きている価値などないよ」や「こんなに仕事が出来ない人間いるんだな」など明らかに言葉の暴力を受けていたりしませんか。
それから仕事中に、机や椅子をたたいたり蹴られる。
このような行動は、精神的苦痛を味わいます。
昔のように体罰を与えるような会社は減っていますが、それでも未だに殴る・蹴るなどのニュースを時々目にします。
このような、明らかに誰が見ても「いじめ」と捉えられるケースは常日頃起こっているのです。
仲間外れ
職場で仲間外れにされていませんか。
例えば、聞きたいことがあるので上司や同僚に声をかけても「無視」や「シカト」されてしまう。
これもいじめです。
また、会社のイベントや飲み会など交流の場から故意に外されている。
これもいじめです。
人間関係の切り離しは、いじめと言って良いでしょう。
仕事を利用した嫌がらせ行為
例えば、自分だけ大量の仕事を振られたり、その逆で全く仕事を回してもらえなかったり。
仕事を利用した嫌がらせ。これもいじめの一種です。
また、残業の強要や仕事のミスを自分のモノではないのに自分のミスにされてしまう。
これもいじめの一種です。
中々気づきにくいので今一度自分の仕事を振り返ってみましょう。
勿論、優秀な人だからこそ大量に仕事を振ってきたり、上司が土下座してまで残業をお願いしてきた場合は違った理由があるでしょうから、そこをしっかり線引きしていきましょう。
プライベートを公表される
自分の住んでる家や家族のこと、恋人の事など中々個人的な情報ですよね。
それを勝手に言いふらしたり、悪く言ってくるなどよくある話ですが、これもいじめの一種に当たるでしょう。
プライベートは仕事と切り離している人も多く、個人情報はうるさく言われている時代です。
実際、悪気がなくても気づいてたらやっていた。なんてこともよくある話ですので注意が必要です。
給料が出ない
サービス残業の強要。給料を出してこない。
これもいじめにあたります。いじめというより「違法」です。
これは、会社側の大きな問題でしょう。



いじめが起こりやすい職場の特徴

いじめが起こるのは、職場の環境にも問題があります。
そこで、いじめの起こりやすい職場環境を見ていきましょう。
・非正規雇用が多い
・職場の風通しが悪い
労働環境がかなり悪い
勤務時間が長かったり、休日出勤が多く休みが少ない、また残業が毎日のようにありストレスがたまり続ける。このような劣悪な環境下にいると人は、強いストレスを感じていき最終的には追い詰められてしまいます。
追い詰められ正常な判断が出来ない時などに、人は「いじめ」を行いストレス解消を行うこともあります。
環境が人を変えてしまうのは、怖いものですね。
非正規雇用が多い
非正規雇用の方の場合、その職場がゴールではないと考える人は多いのではないでしょうか?
私も実際、そうでした。
しかし、そう考えている人ほど、職場をすぐに離れられるという頭から酷い発言や行動を起こしやすいと言われています。
その言動や行動が「いじめ」に発展することもあるのです。
職場の風通しが悪い
あまり職場内での異動がなかったり、外部との接触が少ない職場は風通しが悪くなります。
そこに入った新入社員などがいた場合、どうしても外部の人間に対する態度をとってしまい、会話に入れてあげることをしなかったり、イベントから外すなどの行動をしがちです。
やられた当人も「いじめ」として受けてしまうでしょう。

いじめに遭う7つの特徴

実際、いじめに遭ってしまう人にも問題があります。
問題があるといっても100%悪いわけではありません。
もちろんいじめをする人間が一番悪いのですから。
しかし、いじめを受けやすい人の特徴を振り返り自分と照らし合わせることで自分の欠点を見つけいじめから解放される解決策が見つかるかもしれません。
ここでは、いじめに遭ってしまう人に共通する7つの特徴を見ていきましょう。
・真面目
・口下手
・動作が遅い
・一匹オオカミ
・仕事が出来すぎる
・空気が読めない
我慢強い
我慢強い人は、いじめに遭った際に我慢してしまう為、「これぐらいなら耐えられるんだな」と思われてしまい結果的に、エスカレートしていってしまいます。
嫌なものは嫌と言って我慢しないようにしましょう。
真面目な性格
真面目は人は、受けた言葉をまっすぐ受け止めてしまう性格の人が多いため、相手が冗談で言った内容を深く受け止めてしまいます。
「自分に非があるのかもしれない」と深く受け止めてしまいます。
口下手
口下手な人は、いじめられても言い返せない為いじめのターゲットになる人が多いです。
強く言えないのを良いことに、言いたいことをズバズバ言うのでいじめる人にとって格好の餌食になるでしょう。
動作が遅い
いじめる人は「あいつノロノロしてるな」と意味の分からない理由を付けていじめてきます。
動作が遅いからといって何も恐れることはありません。動作が遅くても仕事をしっかりこなす方が偉いのです。
一匹オオカミ
一匹狼の人は、1人で活動することが非常に多いため周りの情報が入ってこないです。
そのためにハブられたり、イベントに呼ばれずいじめに遭うケースが多いです。
仕事が出来すぎる
仕事が出来すぎてもいじめられます。理由は、いじめる側に嫉妬心です。
「仕事が出来て良いな」「上司によく褒められてるな」
と思う心が、嫉妬に変わりいじめへと発展します。
空気が読めない
空気が読めない人もいじめに遭ってしまいます。会話をしていたりしても無意識に相手をイラつかせてしまって結局いじめを受けるというケースです。


いじめを受けた時の対策

いじめが起きている事実は認識したとして、そのいじめを解決したいという方が多いと思います。
今回はいじめを解決するにあたって、大きく分けて2つの方法をご紹介いたします。
勿論、これですっきり解決できるという保証はありませんが、解決への糸口になってくだされば幸いです。
自分で解決
まずは、自分で解決する方法です。
まだ、いじめに遭ってそこまで時間が経っていない場合や、事が大きくなっていない場合。
また、上司が関わっていない場合などに有効です。
上司に報告
会社には「安全配慮義務」があります。これは会社で働いているうえで当人が働けなくなるような理由や事情がある場合、会社はその人を守らないといけません。
なので、上司に報告することで会社が何らかのアクションを起こしてくれて解決への糸口が見つかる可能性があります。
社内の相談窓口を使う
社内に相談窓口があれば、相談窓口を有効活用しましょう。
有効活用できないような会社であれば風通しが悪い証拠ですので、さっぱり会社を辞めてしまうのも1つです。
異動させてもらう
会社の中で異動が出来るようであれば異動させてもらいましょう。
異動することで心機一転、仕事への熱の入り方も変わってメリットだらけです。
転職する
どうしても解決できない場合は、会社を辞めてしまうのも1つです。
いじめが起こっているのに対応してくれないような会社に居続ける意味があるのでしょうか?
今では、転職エージェントという方々が転職のお手伝いをよくしてくれます。
一度、転職サイトに登録して転職を考えてみるのも1つかもしれませんよ。
専門家が解決
いじめが悪質であったり、被害が大きく一人の力では到底解決が困難な場合、専門家の力を借りるとよいでしょう。
「専門家と言ってもどこを頼ればいいの」とお悩みのあなたに、専門家をご紹介いたします。
労働局への相談
労働局とは、厚生労働省の出先機関で、行政組織であり労働問題に対応してくれます。会社との間で発生したいじめやトラブル等に対しての指導・助言・解決までの手続きを提供してくれる役割を果たしています。
職場のトラブルに関するご相談や、解決のための情報提供をワンストップで行っています。
いつでもお気軽に総合労働相談コーナーをご利用下さい。![]()
引用:厚生労働省
弁護士への相談
弁護士は法律のプロです。
職場いじめを受けた場合、相手を辞めさせたい、訴えたい、と思うのは当然の心情です。ここでは証拠集めの方法や会社への対応など、具体的な対処法についてまとめています。
引用:弁護士ドットコム
法律の専門家として、プロの目線からいじめを解決してくれる方法を責任をもって教えてくれるでしょう。
まとめ





今、この時間もいじめに苦しんでいる人がいると思うと心が痛いです。
いじめを受けている人は、「自分は1人じゃない。周りに味方がいる。」ということを絶対に忘れないでください。
少しでもあなたに救いの手が増えますように。
・会社に異動願いを出す
・転職する
・プロに相談する


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