社内失業、派遣も無関係じゃない?実態と対策考えてみました

社内失業、という言葉をご存知ですか。

せっかく仕事についたのに仕事がない、なんていう状態を想像してみてください。同期には仕事が回されているのに、自分には回ってこない。仕事がないから雑務をこなそうとしても、その雑務すら奪われる。そんな状態で会社にいるのはどうなんだろう、と悩んでしまうかもしれません。

そうした状況や、その状況に置かれている人のことを、「社内失業」あるいは「社内ニート」と呼びます。基本的には正社員の状況を表すのに使われるようです。

ゆかり
でも、たとえば派遣社員の人だって、仕事が回されないで放っておかれる可能性はあるわよね。その場合はなんて言うのかしら
木佐貫
うーん、呼び方は一応調べてみたけど、わりと混同して使われているようだね。「社内ニート派遣社員」なんていう言葉をネットで見たよ
ゆかり
そうなのね。なんにしても、社内失業ってストレスが溜まりそう。そうなったらもう、転職しかないのかしら
木佐貫
いっそ正社員から派遣社員に転身、とか? 生活は安定しなさそうだけど。ひとまず、広く使われつつある「社内失業」について、転職も交えて考えてみようか

そう、実はこの言葉は、正社員以外の雇用形態で働く人にも、無関係ではないのです。以下で、詳しく話していきましょう。

こんな方におすすめ

  • 社内失業とは何か、具体的に知りたい方
  • 社内失業を警戒している方
  • 派遣社員としての働き方が気になっている方

 

社内失業とは何か

初めに書いたように、社内失業は、正社員として会社に雇用されているのに仕事がない状態です。雇用されているなら仕事があるはずなのにそれがない、会社内にいながら失業している状態を言います。この言葉の定義については、こちらの記事も詳しいので、参考にしてみてください。

社内失業とは何か?しないための対策、してしまった時の対策

2019年5月22日

「社内失業」は社会全体の問題

実はこの社内失業、日本社会においてかなり問題になっているようです。

リクルートワークス研究所の調査によると、日本企業の内部には、実は400万人もの社内失業者が存在しており、2025年には500万人近くになる見通しだという。

(引用:現代ビジネス

総務省統計局の調査によると、2019年3月の時点で日本の労働者(就業者)は約6700万人。そのうちの400万人が社内失業していると考えると、約6%です。わりと多いですね。20人労働者がいれば、1人以上は社内失業していると考えれば、他人事と言えないレベルの数字です。しかもこれが増える。何の悪夢でしょうか。

元記事によれば、いわゆるホワイトカラー企業において、社内失業者は大きな問題になっているとのことです。仕事がない、要は余った社員を何とかするために配置換えをしても、部署によって仕事の種類があまりに違うため、業務がスムーズにいかないといった問題も起こっているようでした。

リストラという手も取っていますが、長年日本企業の中に居座ってきた「終身雇用」の仕組みが、リストラ策を前に進ませないどころか、停滞させています。

社内失業状態は楽じゃない

会社に行っても仕事がない、というと、「仕事しなくても給料もらえるじゃん、ラッキー」と思う方もいると思います。確かに、そうした意識でいることはできるでしょうし、その考え方はしばらく自分の気を紛らわせてくれます。

しかし、実際に社内失業している方の声を見ると、なかなかそうも言えなさそうです。

仕事がない状態があまりに続くと、「ラッキー」と思うよりも、「仕事があった方がマシ」「何でここにいるんだろう」と思うようになってしまうのかもしれません。

それでも無断欠勤はまずいから、家で寝ていたり他の事をしていた方がよっぽど有意義だとしても、明日も仕事のない会社に行く。そうして「何でこんなことしてるんだろう」という思いを重ねていく。負のスパイラルですよね。

しかもこうした社内失業は、正社員やパートといった雇用形態を問わず起こりうるのです。

先に、ゆかりが「派遣社員や契約社員だって仕事が回されないで放っておかれる可能性はある」と言っていましたよね。こうした社内失業状態に置かれてしまうのは、正社員だけではないのです。現に、引用したツイートの一つは、社内失業状態の派遣社員らしいものでした。

派遣社員の社内失業とは

社内失業はもはや、正社員の状態のみを指す言葉ではなくなってきています。派遣社員ですら、仕事がない状況に置かれてしまうことがあります。正社員で仕事が追いつかないから雇ったんじゃないのか、と突っ込みたくなる状況ですが、恐ろしいことにあってしまうんですね、そんな状況が。

既に現在就業しているのですが、仕事が全くありません。
やることがゼロという日が殆どです。

仕事を溜めるということを覚えたのですが、1週間溜めた仕事が1時間で終わってしまいます。
わざと効率の悪いやり方をし(他の人に迷惑がかかることはしていません)、速度もかなり落としてやっているのですが、この状態です。
正社員の方の仕事は権限が無いので手伝わせてもらえませんし、他の派遣社員の方も仕事量が少ないので手伝う仕事がありません。

(引用:教えて!goo

これは、某大手質問サイトに寄せられた質問の一つです。1週間溜めた仕事が1時間で終わってしまうと聞くと、かなり事務処理能力が高いようにも思いますが、「どれだけ仕事が少なかったんだろう」と同情もしてしまいます。

しかも、1時間でその仕事が終わっても、その後に追加の仕事があるわけではないんです。自分で仕事を探すのだって限界がありますよね。

この手の質問は、探せばそれこそいくらでも見つかります。仕事がないまま雇われて、燻っている派遣社員の方はわりと多いようです。

 

そもそも社内失業しないために。おすすめ処世術

さて、つらつらと社内失業の定義や現状について述べてきました。ゆかりが何か言いたそうにしています。

ゆかり
こんな事ばかり聞いてると、気が滅入ってくるわ。社内失業って怖いものなのね
木佐貫
怖いっていうか、嫌なものではあるよね。人生なるようにしかならないとは思うけど、社内失業は経験しなくても人生に問題ないだろうし、対策を考えていこうか
ゆかり
はーい先生
木佐貫
お、良いノリ。紹介しようと思っている対策は3つだよ

これから紹介する3つは、正社員・派遣社員などの雇用形態を問わず使える処世術です。

積極的にコミュニケーション

基本的なところで言えば、同僚や上司にまずは挨拶をしましょう。飲みニケーションなんていう言葉が聞かれて久しいですが(これはもうアルハラになってしまうのでしょうか?)、そんな業務時間外の何かに心を砕くよりも先に、業務時間内のことに目を向けて行きましょう。

同僚とは、できれば世間話でもして仲良くしておきましょう。揉め事好きでもない限り、他人と敵対して良いことはあまりありません。今自分が抱えている案件・タスクがどうだ、という話をして、それとなく情報を共有しておくのも良いですね。

上司に対しては、報連相を何より大事にしましょう。上司は忙しいから話しかけるのに躊躇する…と尻込みしてしまう人、ちょっと視点を変えてみてください。

あなたは今、仕事をいくつか抱えていて忙しいです。その上、あなたには部下がいます。部下がきちんと仕事できているのか気になるものの、忙しくて声を掛ける余裕がありません。 

こういう状況に、自分が置かれているとしたらどうでしょう。部下の方から質問や進捗報告をしてきてほしいのではありませんか。きっと、忙しいから話しかけられないと、あなたが遠慮している上司も同じだと思いますよ。

ただ、それでも話しかけるのに尻込みしてしまう、という人も多分いますよね。そういった場合は、その上司ではなくても、他に頼れそうな同僚や先輩に、「これはどうしたらいいだろう」「こうした方が良いだろうか」「これはこの判断をしても過去に問題はなかったか」など聞いてみるのも良いと思います。

そうしてある程度、質問の答えなどに見当をつけた上で上司に持って行けば、ぶっつけで話しかけるよりも幾分気が楽なのではないでしょうか。

どうしても無理な人とは距離を置く

上で、積極的にコミュニケーションを取ろう、同僚と仲良くしよう、と言いました。

しかし、まことに残念なことに、どう頑張っても仲良くなれない人というのはいます。そういう人とは、潔く、しかしそれとなく距離を置きましょう。たまにこちらが引いているのに距離を詰めてくる人もいますので、人と距離を取るというのはなかなか難しいかもしれませんが、なるべく穏当に距離を置いていきたいところです。

ここでこちらから相手をきっぱり拒絶してしまうのは、やや悪手です。職場をすぐに辞めるつもりだったとか、相手とはもう会うことがないとわかっているだとか、何か人間関係を清算するにあたっての地盤があるならまだいいですが、そうでないならアグレッシブに動くのは避けておきましょう

というのも、どうしても仲良くなれない相手以外の同僚に、そうしたきっぱりした拒絶を見せてしまうと、人間関係がぎくしゃくしてしまう可能性があるからです。

ストレスになるかもしれませんので、あまり強くは言えませんが、できるだけ冷静に、どうすれば距離を取れるかを考えていきましょう

やるべき仕事は責任を持って

当然だと言われてしまうかもしれませんが、任された仕事には責任を持ちましょう。グループで行うプロジェクトだとしたら、自分の担当分の仕事はきちんとこなしましょう。

ただ、「責任を持つ」という言葉を勘違いしないでほしいな、と思っています。

これは、一人でこなせと言っているわけではありません。一人で片付けられるに越したことはないでしょうし、それができるのならとても仕事の能力が高いのだと思います。

しかし、必ずしもすべての仕事を一人でこなさなければならないなんてことはありません。先に私は何と言ったでしょうか。

そう、ここで力を発揮するのが「報連相」です。同僚との情報共有でも構いません。

与えらえた仕事をこなそうとするとき、一人ではさばききれないタスクというものが必ずやってきます。誰かに頼って助言をもらったり、一部を手伝ってもらったり、人の手を借りる場面は仕事をする上で十中八九出てきます。

そんな時、誰かを素直に頼る、一人でタスクを抱え込まないということも、「やるべき仕事」の中、ひいては「仕事の責任」の中に入ってくるでしょう。こうした「責任」を持って、自分の仕事をこなしていくことが大事です。

さて、ここまで話してきた3つを、一度まとめてみましょう。

社内失業対策!おすすめ処世術
  • 積極的にコミュニケーションをとる:挨拶、雑談、報連相
  • 「どうしても仲良くなれない人」とはそれとなく離れる
  • やるべき仕事には責任を持つ:周りを頼ることも大事

極端に仕事ができなかったり、人間的に難があったりする場合を除いて、「自分のせいで」社内失業に追い込まれるということは、あまりないと思います。

今、ここまで読んでくださりながら、「自分の仕事、ほとんどない気がする」と不安になってしまっている方。いったん自分の言動などを振り返ってみるのはいいと思いますが、不安やストレスを背負い込み過ぎないでくださいね。ホットミルクでも飲んで落ち着きましょう。

 

社内失業状態になってしまった。身の振り方はどうする

たとえば自分のせいではないにしても、社内失業の状態に陥ってしまうということはあるでしょう。実際にそうなってしまった場合、きっとここまで頑張って働いてきた人は、会社や自分に対して失望や落胆をしてしまうのではないかなと思います。

しかし、失望や落胆の気持ちを持ったとしても、その気持ちのまま勢いで行動してしまうのは、少し待ってほしいのです。

すぐに辞めるのは早計

失望の勢いで、すぐに会社を辞めようとするのは、少しだけ待ってください。その場のノリで動いてしまうと、その瞬間は爽快かもしれませんが、あとで後悔してしまうかもしれません。いつもそんなギリギリで生きる必要はありません。

ゆかり
え、でも仕事がないって自分にとっては一大事じゃない? 早く辞めたくなっちゃうんじゃないかしら
木佐貫
うん、だから「すぐに」辞めるのは早計、と言ったんだよ

仕事をすることに嫌気が全くさしていない、むしろ仕事をしたいと思っているのに仕事がない、というのはただの苦役ですよね。なので、ここでは「退職はよした方が良い」とは言いません

ただ、冷静になるまでの時間を作るための、切り替えの方法を少しお話します。

1.「暇でもお金がもらえる」と考える

既に言った考え方ですね。この考えは長続きしないとも言いましたが、時間稼ぎ程度にはなります。こうして少し前向きに状況を捉えて、一息入れてから「じゃあどうしようか」と考える方が、後悔しない選択ができると思います。

2.一旦考えるのをやめて、あとで整理する

「仕事がない、じゃあこんな会社はやめよう」と即座に考えを持って行かないための、戦略的な思考停止です。現状に焦って、ぐるぐる不安な頭で考えたところで、良い考えは浮かばないと思います。起きてしまったことはもう仕方ないと思うことにしましょう。

一回考えるのをやめて、「暇だなあ」とぼんやり呟くくらいでいいんじゃないでしょうか。

3.余裕ができたら退職・転職の準備/スキルアップの勉強など

上記の2つを越えてからの話になるかもしれませんが、頭を整理した後に考えて「やっぱりやめよう」と思ったなら、退職や転職の準備を始めましょう。

正社員・派遣社員問わず、「やめようとは思うけど、在職期間を考えるともう少しいた方が良い気がする」という人はきっといらっしゃると思います。そういう人は、できるようならば転職に向けた勉強などをしてもいいと思います。

とはいえ、「業務以外のことは会社の雰囲気的にできない」という人もいるでしょうから、転職に向けたスキルアップの勉強は、あまり強くオススメできないかもしれませんね。

木佐貫
要は、退職・転職するという決断は止めないけれど、その決断は冷静に出していこう、ということだね

それでも退職したい場合、社会保険に注意

いろいろ考えたけれど、やっぱりどうしてもこの会社はやめたい。そういう考えに行きついた場合、「社会保険」に注意しましょう。

社会保険とは、健康保険、厚生年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険の総称のことですが、主に会社員が対象となる健康保険と厚生年金保険を指して「社会保険」ということがあります。

(引用:クラウド会計ソフト freee

この引用を参考にすると、「雇用保険」「健康保険」「年金」に注意する必要があると言えそうです。

1.雇用保険

いわゆる「失業保険」です。正社員の方は加入しているはずですが、場合(労働条件)によっては派遣社員も入っている場合があります。確認しておきましょう。

これで何ができるかというと、失業手当がもらえるのです。失業手当をもらうために必要な条件は、ざっくり言うとこんな感じです。

  • 働きたいのに働けない状態で、求職の意志がある
  • 過去に一定期間雇用保険への加入がある

ざっくりしたポイントが掴めたら、もう少し細かく見ていきましょうか。前提として、「働きたいが働けない状態である」ということが大事です。その上で、「過去」に雇用保険へ「一定期間」加入している必要があります。

実はこの「過去」「一定期間」というワード、「退職の理由が会社と自分どちらにあるか」で期間が変わってくるのです。

退職の理由が会社にある、つまり会社都合退職の場合、「過去1年間に、通算6カ月以上」雇用保険に加入していれば、失業手当をもらう資格が与えられます。対して、退職の理由が自分にある自己都合退職の場合、「過去2年間に、通算12カ月以上」雇用保険に加入している必要があります。

また、派遣社員の場合、会社都合退職と判断する期間として、契約満了から1ヵ月を待機期間としておくことになっているため、注意しましょう。この間に次の職場を派遣会社経由で決定できなかった場合、会社都合退職となります。失業手当がもらいやすくなる、ということですね。

さっきの青いボックスにプラスして、まとめ直してみましょう。

失業手当をもらうための条件
  • 働きたいのに働けない状態で、求職の意志がある
  • 過去に一定期間雇用保険への加入がある

→会社都合退職の場合:過去1年間に通算6カ月以上の加入

→自己都合退職の場合:過去2年間に通算12カ月以上の加入

※派遣社員は、会社都合退職と判断するために、退職後1ヵ月の待機期間がある

こんなところでしょうか。では次は、一般的に「社会保険(社保)」と呼ばれる、健康保険と年金に関して話していきましょう。

2.健康保険/年金

企業から配布される健康保険証は、退職したその日から使えなくなってしまいます。速やかに保険証を事業主に返却し、国民健康保険などに移ることをおすすめします。早めにやらないと、うっかり医者にかかった時にかかるお金に目を剥くことになってしまいますよ。

また、年金について、正社員の方などは厚生年金に入っておられたと思いますが、退職してから転職が決まって新しい会社に入るまでの期間は、国民年金に切り替えになります。

手続きに関して、会社の辞め方によっていくつかバリエーションがあるようですが、ここで全部を説明するのは難しいため、もし気になる場合は「日本年金機構」のホームページをチェックしてみてくださいね。

 

次の職に移る時に重要なポイント

雇用形態をよくチェック

最初に私はこんなことも口にしていました。

木佐貫
いっそ正社員から派遣社員に転身、とか? 生活は安定しなさそうだけど。

正社員から派遣社員に転身するというのは、身軽・気楽になるという面ではプラスかもしれません。仕事がない時の心的疲労も、もしかしたら正社員よりも少ないかもしれません。

そして、こちらは流れとして一般的かもしれませんが、派遣社員から正社員へ転身するというのも一つの手です。派遣社員では責任の面でできなかった仕事が、正社員ならできるわけですから、少なくとも派遣社員だった時よりは仕事があるかと思います。

少しごちゃごちゃして来ましたね、どちらも一長一短、と言えそうですが、雇用形態(正社員・派遣社員)の違いについて、ここでざっとまとめてみましょう。

正社員の特徴
  • 無期限で雇用されている。
  • 立場は安定しているが、自由度は低め
  • 自分のスキルが必ずしも活かせるとは限らない
  • 福利厚生がしっかりしている
派遣社員の特徴
  • 期限付きで雇用されている
  • 仕事は任されにくいが、自由度は高め
  • 月の休日などで月収が変動するので、生活が安定しにくい
  • 自分のスキルや経歴は活かしやすい

それぞれこうした特徴、つまりメリットとデメリットがあります。

こうした情報を見ながら、どんな形で働くのがいいのか、どうやって働きたいのかを考えてみるといいかもしれません。そのうち、正社員でも派遣社員でもなく、フリーランスになる、なんていう結論も飛び出してくるかもしれません。よく検討して、次の職を見極めていってくださいね。

勤務形態・待遇をチェック

給与や福利厚生の面を気にするのはもちろんですが、それ以外に求人情報から読み取れる、「残業時間」を参考にしましょう。

「社内失業状態で、仕事がないのが嫌だから転職活動をしたのに、内定した会社は前の会社よりも仕事が無かった!」なんて、ジョークにすらなりません。仕事量をある程度予測しながら、企業のデータを集めて行きましょう。

ゆかり
残業時間の見当? 求人広告のどこから読み取れるの?
木佐貫
求人の詳細にあるだろう、「給与」の項目から、ある程度推測することができるよ

最近では裁量労働制に則った給与形態も多いですよね。「月給○○万円(見込み残業代として、▲時間分□万円を含む。超過分別途支払)」なんていう書き方をしている求人広告も、見たことがあるのではないでしょうか。見るのはここです。

「見込み残業代として、▲時間分」とあるなら、基本的にその会社ではその時間は月に残業するのが普通、ということになります。繁忙期を見越して多めに設定しているか、用心して(?)少なめに設定しているかがはっきりわかるわけではありませんが、一日に仕事にかける時間の見当を自分でつける場合の、一つの目安にはなると思います。

 

まとめ

さて、ここまでざーっと話してきました。

木佐貫
大丈夫だった? 社内失業について、けっこう色々話したけど…飲み込めてる?
ゆかり
うーん、ちょっと色々多かったから、まだ飲み込み切れてないわ
木佐貫
あらら。じゃあもう少しまとめておこうか

今回は、社内失業に関して、大きく分けるとこの3つくらいの話をしてきました。

  • 派遣にも社内失業状態になってしまっている人がいる
  • ならないことが一番だが、社内失業状態になってしまったら、ある程度冷静になるべし
  • 今正社員の人が、派遣という働き方を次で敢えて選ぶのも、あり

何のために仕事をするのか、と考えた時、「生きがいのためだ」と答える人もきっといると思います。そんな人たちが、もし会社内で仕事がない状態になってしまったら生きがいを失くしてしまうのですから、とても苦しいと思います。

この記事が、そんな思いをしたくないと思う人、あるいは既に、そんな思いをしてしまっている人にとって、何か参考になったなら幸いです。

 

 

 

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