最近、会社勤めしているのにパワハラが原因で仕事がないという話を耳にしました。
一般的なパワハラでは「理不尽に怒られる」や「仕事を増やされる」などがありますね。その逆、仕事をもらえないパワハラを聞いたことありますか。
会社に勤めているのに仕事がない状態を、社内失業と呼ぶそうです。
パワハラを受けて社内失業に追い込まれてしまう理由は、「仕事ができないから」や「仕事ができるから」など様々です。今回は、社内失業に陥った時にどうしたら良いか対策を考えていきたいと思います。
Contents
社内失業とは

冒頭でもお話したとおり、社内失業とは会社に勤めているのに仕事がない状態を言います。
会社によってそれぞれ仕事の内容や働いている時間はさまざまです。「何かしら仕事があるのでは?」と思うかもしれませんが、会社に出勤をしても仕事がなくただ座っているだけという状況だそうです。
企業別の社内失業の実態
- 企業規模別

引用:エン・ジャパン
企業の規模別にみると、社員の数が多くなるほど社内失業している可能性が高い人が多いことがわかります。
社員の人数が少ない企業ほど、社内失業している人がいないと答えた割合が高いです。1000名以上の大企業はでは、いないと答えた人はおよそ半分になっていることがわかります。
次のデータは800社の内の社内失業をしている社員の割合です。
- 業種別
引用:エン・ジャパン
業種別にみると、「不動産・建設関連」の社内失業の割合が9%が一番多いということがわかります。一番少なくても「広告・出版・マスコミ関連」で3%存在していることがわかります。
どの業種も社内失業をしている人がいる、もしくはいる可能性があるということです。
年代・役職別の社内失業の実態
- 社内失業の年代
引用:エン・ジャパン
20代・30代の若手社員も社内失業しています。比較して50代の社員が倍近く社内失業していることもグラフからわかります。
「窓際族」という言葉があります。これは「日本の企業や団体の職場において閑職に追いやられた、余剰の社員・職員を指す言葉」です。(参考:Wikipedia)
社内失業している人はこの窓際族と言えるでしょう。
仕事を与えないパワハラで社内失業に陥る

仕事を与えないパワハラを受ける理由
社内失業の原因は、仕事を与えないパワハラだと冒頭にもお伝えしました。
仕事を与えないパワハラを受けてしまう理由は、考えられるものとして以下が挙げられます。
入社して間もない人や、部署異動してきた人は仕事を覚えていっている段階です。できる仕事が限られているので、任せられる仕事が少なく仕方がない部分もありますよね。ひどい話ですが、そういった新人社員に対して上司や同僚が仕事を与えないというパワハラが存在するようです。会社の教育制度が整っておらず、十分な教育ができていない可能性もあります。
また仕事の能力不足を理由に、仕事を与えないパワハラを受ける人もいます。仕事の能力不足とは仕事が遅い・同じミスが多いなどが挙げられます。
仕事の能力は人それぞれです。その人の能力に応じて任せられる仕事を担当させるというのも管理者の役目だと思うのですが、管理体制が不十分な状況でパワハラが起きていることも考えられます。
管理者が不在の職場では、社員同士で仕事を補っているところもあります。社員同士の人間関係がよくないと、自分でやるか他の人に回したほうが早いと思われて仕事がまわってこないこともあります。
一般的なパワハラの内容
ここで一般的なパワハラの内容にも触れておきます。パワハラの定義を調べると、下記の説明が見つかりました。
引用:あかるい職場応援団
職務上の地位や人間関係の優位性とあるので、上司からのパワハラのイメージが強いですね。上司との関係性が悪いと、仕事がしづらくなる問題も出てきます。
上司からのパワハラには主に6種類のものが挙げられます。社内失業は下記の5が該当します。
- 身体的な攻撃
叩く・殴る・蹴るなどの暴力 - 精神的な攻撃
同僚の目の前で叱責されたり、執拗以上の長時間の説教など - 人間関係からの切り離し
孤立させたり、飲み会などの集まりに呼ばないなど - 過大な要求
周りの同僚よりも多くの仕事を押し付け、同僚は先に退社するなど - 過少な要求
担当以外の仕事を押し付けること - 個の侵害
交際相手や妻や夫の悪口を言われること
引用:あかるい職場応援団
上記に挙げたのは代表例です。他にもパワハラは存在します。パワハラを受けた時に我慢するのではなく、誰かに相談しつつ解決策を考えていきましょう。
また、周りの同僚や友人がパワハラを受けているときは、「自分に降りかかってくるかもしれない」と思い見逃すのではなく、助けになれることがないか考えてみましょう。
仕事を辞める!その前に
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パワハラを受けたら、最初に「仕事を辞める」と考える人は多いのではないでしょうか。仕事が嫌いで辞めるというわけではないのに、辞める必要はあるのでしょうか。
もしあなたが勤めている会社がブラック企業でパワハラが繰り返されているのであれば、転職をおすすめします。こちらの記事を参考に、ブラック企業に該当するかチェックしてみてください。
ここでは、仕事を辞める前にできることをご紹介します。
パワハラ内容をメモする
パワハラを受けた内容を手帳やメモ帳にしっかりメモしておくとしっかりとした証拠になります。また、第3者に相談するときにも説明しやすくなります。
別の上司や同僚に相談してみる
パワハラを受けている上司や、親しい同僚ではなく、別の部署の人間に相談してみるのも一つの方法です。上司より上の管理職や、労働組合、パワハラ相談窓口が設置されている会社もあると思います。
弁護士・外部相談窓口に相談する
社内に信頼できる相談先がない場合は、弁護士や外部の相談窓口の利用を検討しましょう。このとき、パワハラ内容のメモ記録が役に立ちます。
こちらの記事は相談先をまとめたものです。参考にしてみてください。
まとめ
社内失業とは、会社に勤めているのに仕事を与えられないことであることを紹介しました。
会社の体制が原因でパワハラを受け社内失業している場合、残念ながらあなたの努力だけで現状を変えるのは難しいかもしれません。
自分の能力が不足していて社内失業しているのであれば、個人的に努力して変えていくこともできるかもしれません。しかし、今の仕事で求められているレベルが高すぎて自分にあっていないと感じるのであれば、転職を検討するのもよいでしょう。


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