仕事のストレスでこんな症状が出たら要注意かも⁉︎対策は?

皆さんは仕事でストレスを溜めていませんか。

私は仕事を終えて家に帰った頃には、自宅の玄関で爆睡してた経験があるくらい、疲れていた事もありました。

職業生活等において強い不安、ストレス等を感じる労働者は約6割に上がっているとのデータもあります。

仕事をしていれば、ストレスは溜まるものです。しかし日常生活に支障をきたすほどストレスを溜めていたときには、病気になる一歩手前の段階かもしれません。最悪の場合、うつ病になっている可能性もあります。

今回は仕事上で抱えるストレスで、体からの危険なサインについての紹介と、ストレスへの対処方法について紹介していきます。

こんな方におすすめ

  • 仕事について悩む事が多くなった
  • 楽しい事が感じられなくなった
  • 今の生活から抜け出したいと考えている

 

うつ病の一歩手前?!日常生活に支障をきたすほどのストレスとは?

  • 仕事に行くのがしんどく、朝起きたくない
  • 夜眠れない時間が続いている
  • 仕事に気力がでない。捗らない
  • 何をしていても、楽しくない

 

このような事に心当たりがあれば、うつ病になる前のサインかもしれません。ストレスを感じていても、他人から言われないと「自覚」しにくいかもしれません。

朝起きて、歯磨きをしたり、顔を洗うなどの身支度を気にしなくなったり、勤務時間に間に合わない時間まで家から出れなかったりといった症状として現れます。

ストレスを感じると仕事どころか、自分の身の回りの事に関しても気を払えなくなるため、日常生活に支障が出てしまうのです。

 

そもそもストレスはどういうものなの?

ストレスとは、環境によって心や体に負担がかかっている状態のことをいいます。

引用:UTSMeD-うつめど。

ストレスという事は医療用語ではないため、定義は曖昧な所があります。自分の心と体に負担がかかっている状態が続いていると、ストレスがかかっているという状況の事を指すんですね。

仕事上において、ストレスとはどういったものがあるのか、まとめてみます。

人間関係によるストレス

ストレスの原因として、一番に上がってくるのが人間関係によるストレスではないかと考えます。上司に気を使いながら勤務をしたり、言いたい事が言えずに溜め込んでしまうことなど、自分が思っているように進まない事によってストレスを感じやすいです。

特に新卒で入る会社や、転勤した時など、環境が変化する事によって他者とのコミュニケーションに苦労する経験はありませんか。

私は新卒の時に、様々な上司から業務の方向性について「提案」された時に、上司の派閥があり、派閥同士で「対立」していたこともあり、どちらにつくかで苦労していた時期もありました。

人は1人で仕事をする事は難しいので、必ずつきまとうストレスの一つです。

仕事内容によるストレス

新しいプロジェクトを任されるようになったなどの、仕事内容の変化によるストレスや、業務が多く毎日残業が続いてしまうなど、物理的な原因によるストレスがあります。

多くの人は環境が変化する事によってストレスを感じるのではないでしょうか。新しいプロジェクトであれば、今まで関わらなかった人と仕事をする必要があったり、マンパワー不足で業務のしわ寄せが自分に来てしまう事によって、ストレスを感じるようになります。

睡眠が取れない事によるストレス

仕事内容のストレスにも関連すると思いますが、睡眠不足によるストレスもあります。仕事が終わらないために、帰る時間が遅くなってしまい、睡眠時間を確保できないといった事が挙がります。

仕事で上司に怒られたなど、仕事上でのエピソードを忘れられずに布団に入っても寝れないという状況になってしまうと、「うつ」症状になっているかもしれないため、要注意です。

個人の問題によるストレス

他人から言われた事を気にしてしまう人や、真面目で完璧に物事をやろうとする人など、自分の性格により、ストレスを溜め込みやすい人もいます。

仕事内容や、職場での人間関係にもよるため、一概に性格によってストレスを抱えてしまう人と決めつけている訳ではありません。ですが部署移動や転勤など、ライフイベントの変化によりストレスを溜め込みやすい人というのは確かです。

自分がどういう状況でストレスをためやすいかを、確認しておく必要があるでしょう。

IT機器に関するストレス

最近ではスマートフォンの普及により、若者から高齢者までインターネットへ気軽に接続できる環境となりました。その影響により、長時間スマートフォンを操作するといったことから、疲れを生じる事があります。

SNSなどで不特定多数の人と簡単に繋がれるようになった事で、このようなツールを常に使用していないと、人間関係を維持できなかったり、現代の社会に適応できない事による「不安」を感じてしまい、ストレスを感じてしまう事があります。

私も「会えば挨拶する」程度の人とLINEでメッセージをやり取りする時に、相手から返信が来なかったり、既読とならなかったりすると

「不快なメッセージを送ってしまったのではないか」

などと不安になる事があります。現代社会だからこそ、抱えてしまうストレスかもしれません。

 

ストレスにおける問題

人はストレスを抱えると、どういう問題を引き起こしてしまうのでしょうか。仕事のペースがいつもよりも遅くなってしまったり、今までやっていた家事が疎かになってしまうといった事が起きます。

ストレスを抱える事によって、引き起こる「症状」について見てみましょう。

燃え尽き症候群

強い使命感や責任感を持って、人並み以上に仕事に取り組んでいた人が、あるときを境に、ちょうど燃え盛っていた火が消えるように、急に意欲を低下させ投げやりになったりする一連の症候群をさします。

引用:アスク・ヒューマン・ケア

燃え尽き症候群は、別名「バーンアウト症候群」とも呼ぶようです。この症状は雇用においての不安や、企業の編成等による環境の変化など、仕事内容や人間関係によって引き起こる可能性があるなど、様々な人に当てはまる症状なのです。

私も新人時代に、「新人は誰よりも仕事を早く覚える」などと言われ、どんな仕事もがむしゃらに頑張っていた時代がありました。しかしそのような姿勢も、ある日突然「仕事をしたくない」と感じる事がありました。

実は燃え尽き症候群は、少しづつ進行していくものなのです。私が「仕事をしたくない」と感じて仕事内容にやる気がなくなってしまったのも、「義務」を感じて、少しずつ感じるようになっていたように思います。

仕事だけが生きがいといった、「ワーカーホリック」な人がなりやすい症状です。実際に自分の身に起きているときには、自覚がない事が多いので、注意が必要です。

無気力

無気力というのは、意欲や感情、情熱といった部分が「無くなる」事です。

高い志を持って入社した新人が、5月の休み明けから急に仕事に対する関心や意識を無くしてしまうといった状態の事を指します。

先ほど説明した燃え尽き症候群と違う所として、無気力な状態は私たちの生活でよくある症状なのです。

仕事を終わり、家に帰ってから風呂に入らないといけないのになかなか風呂に入らなくてダラダラ過ごしてしまう経験はありませんか。一日の中でも「無気力」な状態はよくある症状だと思います。

問題は仕事をしている時にも続いてしまうことなのです。昇進試験が近づいているのに、意欲が湧かなくて仕事に取り組めないなどの症状が続いてしまうと、問題となってしまいます。

自立神経失調症

この症状を引き起こすと、体の異変として表れる「身体症状」と、心の問題で表れる「精神症状」の二つの症状が出ます。

身体的症状

慢性的な疲労、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、 下痢、微熱、耳鳴り、手足のしびれ、口やのどの不快感、頻尿、残尿感

引用:総合南東北病院

精神的症状

イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつになる、感情の起伏が激しい、あせりを感じる

引用:総合南東北病院

このような症状が出てしまう事により、仕事や生活上で支障をきたしてしまいます。

普段から電話の着信を気にしないといけない仕事をしており、寝る前に電話の着信が鳴り、着信音に過剰に反応するようになった事によって不眠となってしまったなどといったようにです。

ストレスを溜め込むと、精神的に病んでしまうと想像される方も多いですが、「手足のしびれ」や「偏頭痛」、「不眠」といった身体的な異変につながる事もあります。

 

病気になってしまう前に!ストレスを溜めないための「対策」とは?

日常生活において、支障をきたさないように管理するためには、ストレスを溜めない事が一番です。おそらくこの記事を読んでいる誰もが「そりゃそうでしょ」と思っていると思います。

ではストレスを溜め込まないようにするために、どのように行動すればよいのでしょうか。具体的な解決策をあげてみます。

スケジュールを作る。原因を探す

自分の状況を自分で把握する事で、ストレスが溜まっているかがわかります。そのために「自己分析」をする必要があると言えます。

方法は簡単で、一日の流れを時系列にして、時間とやっている事を書き出してみましょう。例えば6時に起床し、6時半に朝食を食べて仕事の準備をし、7時に自宅を出て8時には出社しているなどといった感じです。

仕事においてのストレスをみる上では、仕事の業務内容を細かく書いた方が、わかりやすいかもしれません。書き出してみて、仕事においての比率が高く、趣味や睡眠にかける時間が少ない生活であれば、燃え尽き症候群や無気力といった症状になりやすいかもしれません。

仕事の量を調節する

うつになりやすい人の特徴として、真面目で勤勉な人が多いと言われています。仕事を頼まれたら断れずに仕事を引き受けてしまい、気づけば一人で処理できない量になってしまうといった事になりかねません。

仕事を引き受けてしまうのは、周りに対してよい顔をしたいと思ったり、仕事を与えてくれる上司に「期待されている」という気持ちが働いているのかもしれませんが、決してその行動が良いとは言えません。

自分の能力と業務量を見て、こなせるかどうかを「自己分析」できるのも能力の一つです。仕事量が多ければ、他の人に頼むなど、チームワークを意識した業務にしてみたり、上司に仕事量を調節できるように「交渉」したりする事もよい対策だと思います。

転職する

職場の風習として、「若手は残業するのが当たり前である」と考えている会社など、上司や会社の体制的に問題であるならば、環境を変えて転職する事もよい方法だと言えます。

転職というと勇気のいる行動だと思いますが、今や20人に1人が転職する時代であり、珍しい事ではありません。職場環境を変えたいと思った人は、参考リンクを貼っておきますので、チェックしてみてください。

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睡眠を取る

物理的に「時間が取れない」事が原因であれば、睡眠時間を確保して寝る時間を取りましょう。睡眠時間が少ないと、作業に集中する事が出来ません。

理想的な睡眠時間

毎日、7時間眠るのは仕事上難しいという人でも、週に3日は7時間睡眠を確保しましょう。睡眠の質が改善し、不調感が軽減します。

引用:良い睡眠で快適生活

ショートスリーパーと呼ばれる人もいたり、仕事のリズムによって確保しづらい環境で働いている人もいるため、難しい所もあるかもしれません。

それでも多くの人は週3日は7時間睡眠を確保をした方が、良いリズムを保てると言われていますので、意識してみましょう。

スケジュールで流れを確認したら、曜日毎に確保できる日を決めておくと、続きやすいかもしれません。

 

ストレス状況を知る制度としてどんなものがあるの?

メンタルヘルスは現代社会において、国レベルで意識されている問題です。

ストレスチェック

ストレスチェック制度は、定期的に労働者のストレスの状況について検査を行い、本人にその結果を通知して自らのストレスの状況について気付きを促し、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減させるとともに、検査結果を集団的に分析し、職場環境の改善につなげることによって、労働者がメンタルヘルス不調になることを未然に防止することを主な目的としたものです。平成27年12月に施行されました。

引用:厚生労働省

従業員50名以上いる会社では、ストレスチェックが義務となっています。年に一度は受ける義務があるため、受けた事がある人も多いのではないでしょうか。高ストレス状態と診断されたら、本人の希望によって医師の面談を受ける事ができます。

しかし「本人の希望」という所がミソであり、ストレスチェックによってのサポートを受けにくい状況が現在も続いています。

アンケート形式でストレス状況を把握し、結果を知る事もできるため、ストレスチェックを受けるだけでもおすすめをします。

 

もしストレスにより、仕事ができなくなったら?

職場復帰のための支援

厚生労働省では、各企業が職場復帰のための支援としてプログラムを策定し、職場復帰のために支援を行う事を推奨されています。

職場復帰支援の流れ
  1. 病気休業開始及び休業中のケア
  2. 主治医による職場復帰可能の判断
  3. 職場復帰の可否の判断及び職場復帰支援プランの作成
  4. 最終的な職場復帰の決定
  5. 職場復帰後のフォローアップ

引用:労働者健康安全機構

職場側としても、メンタルヘルス等で職場生活に問題を抱えている労働者に対し、もう一度働けるように支援したいと思っていても、どのように支援していいのかわからない事業所も多いのではないでしょうか。

このプログラムは推奨されているものであり、義務でないため職場の協力が必要となります。そのため、職場との話し合いが必要となりますが、協力的な職場では恩恵を受ける事ができるかもしれません。

私の職場でもメンタルヘルスの不調により、長期休職を選んだ人がいました。彼は職場を「退職」する事を決めていたようですが、職場からの提案でこのプログラムを使用し、休職から復職まで繋げたという事例があります。

メンタルが病んでしまう人の特徴として、思い詰めるまで頑張ってしまう人が多い傾向があるように思います。そうなる前に、職場とのコミュニケーションを図っておく必要があると感じます。自分の身を守れるのは自分だけなのですから。

 

まとめ

ストレスの対策法
  1. メンタルヘルスの不調による制度は、まだ整っているとは言えない
  2. 仕事をしてる人の6割は何かしらの「ストレス」を抱えている
  3. 自分の状況を把握し、環境を変える必要がある
  4. 最後に自分を守れるのは自分しかいない

現在の制度では、メンタルヘルスの不調によって仕事ができない状況に置かれたら、退職を選ぶ人が多いのではないでしょうか。

職場に「義務」はないため、職場の協力が必要となります。もちろんメンタルヘルス対策を重要視している企業もあり、これらの制度を使って復職が出来れば良いと思いますが、残念ながら全ての企業がそのような対応をしてくれるとは限りません。

仕事する以上、必ずストレスを感じるものです。職場での人間関係はどの仕事においても必須と言えますから、ストレスを全く無くして仕事をする事は不可能です。

しかしストレスを減らす努力もできます。そのためには自分がストレスを感じている事を「自覚」し、ストレスを感じている環境を変えていく必要があるのです。

最後になりますが、自分の身を守れるのは自分しかいません。会社や上司がなんでもしてくれる訳ではありません。仕事で悩んだら、一度今の生活を見直してみる事がストレスを減らす為の第一歩となります。

この記事を読んでいるみなさんが、仕事を楽しんで過ごせる事を祈っています。

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