職場のいじめが酷くて「もう仕事に行きたくない」と苦しんでいる人は多いと思います。いじめられていると職場に着けば憂鬱な気分になって誰とも喋りたくなくなりますよね。職場でいじめる奴の笑った顔を見れば自分の悪口を言われているように感じると思います。
もしかしたら、あなたはいじめが原因で転職や退職を考えているかもしれません。誰だっていじめる奴がいる職場には行きたくないですもんね。
でも、ほんとにそのままでいいのでしょうか。
いじめられる原因がわからないまま転職をして、ほんとにいじめはなくなるのでしょうか。私の友人で職場のいじめに苦しんでいた人がいました。友人が上司に挨拶をすると上司は溜息を吐いて「マジで今日のメンツはクソだなー」と嫌味を言われたそうです。
また、「お前の顔が気に入らない」という理不尽な理由で友人だけ休憩無しで過酷な業務を強いられ、挙句に休日出勤を命令され、1人でオフィスの掃除をさせられたそうです。
結局いじめに耐えられなった友人は転職をしましたが、転職先の会社でもいじめに苦しみました。この話を聞くといじめる側に問題を感じますが、いじめられる側も何か対策をした方が良さそうです。
- いじめられる根本的な原因と解決策
- もういじめられない人生を手に入れる方法
もういじめに悩まない生活を手に入れ、いじめなんかに負けないようになりましょう。
Contents
職場でいじめられやすい人の特徴

まず、いじめられやすい人とはどのような特徴があるのでしょうか。私がいじめに遭っている人を分析して共通する特徴を見つけ出しました。ここで紹介している特徴をご覧いただければ、いじめられる理由に気付けると思います。
気が弱い、怖がり
いじめられる人に多いのが気が小さく、怖がりな人です。気が小さくて怖がりな為に臆病になりがちなんですよね。だから自分の意見や主張が出来ない傾向にあります。その為、人の意見に乗っかりやすく、人から都合の良いように見られてしまいます。
また、気が小さい為にモメ事を起こさないように気を遣う傾向があります。それによって人から言われたことを何でも受け入れたり、断る事ができません。ダメなことをダメと言えないので年下から「あいつなら何を言っても大丈夫」、「あいつはビビりだから怒られないし」と舐められやすくなってしまいます。
このように「何を言っても大丈夫」と思われてしまう事でいじめの対象になってしまいます。
コミュニケーション不足、口数が少ない
いじめられやすい人は口数が少ない人が多いです。職場でも必要最低限の業務連絡しかしないので周りからは「何を考えているのかわからない」と思われていることが多いです。これは完全にコミュニケーション不足が原因です。
何を考えているかわからないと思われているということは、あなたが相手の事を考えて言った発言も相手にはその意図が伝わらないことだってあるのです。例えばあなたが相手が困らないように気遣って「それはダメだよ」と言ったとしても、その気遣った気持ちが伝わらず、「何その言い方、ムカつく」と思われてしまうかもしれません。
そのように日頃からのコミュニケーション不足によって、あなたの発言が相手にどう受け止められるかは変わってきます。いじめられやすい人はコミュニケーション不足が原因で、誤解によっていじめられてしまうことがあります。
空気が読めない
空気が読めないことで場違いな発言をしていじめの対象にされてしまう人もいます。みんなが和気あいあいと和やかにしている中で自己主張が強い人、何気ないつもりで言ったことが相手を怒らせてしまう人、みんなが楽しくしている中でつまらなそうにしている人。
このような空気が読めない言動、行動をしている人はみんなから避けられてしまいます。空気が読めないと陰で「あいつは空気読めないから」、「あいつはおかしい」、「あいつはつまらないから呼ばなくていいよ」などと言われている可能性が高いです。
空気が読めないというのは自分の思ったように発言と行動をしていると言えます。それは別に悪い事だとは思いませんが、いじめられやすい特徴になることにもなります。
仕事ができない
仕事が遅い、段取りが悪いなど周りの人の足を引っ張る人は「あいつは使えない」と思われています。この状態が長く続くと迷惑な奴、邪魔な奴、と扱いが雑になってきてしまいます。それが結果的にいじめられていると感じるようです。
また、このように周りから仕事ができないと思われている人の特徴としても、空気が読めていないことがあります。周りがイライラするのはみんながやっているスピードで仕事をしてくれないことです。仕事ができない人の特徴にマイペースなところがあります。このマイペースなところが空気を読んでいないことでもあるのです。
嫉妬されやすい
周りから嫉妬されやすい人もいじめの対象にされることが多いです。特に女性では可愛いかったり、美人だと異性からモテるので嫉妬されて、ある事ない事を言い触らされていじめられることが多いようです。また仕事ができて優秀な人も嫉妬によっていじめられる人がいます。
例えば優秀な人はどんどん昇給していくので気がついたらみんなの前に立つ存在となっていきます。若くして地位を気付くと年配で役職がもらえない人から「何も解ってくせに偉そうな事いいやがって」と陰口を叩かれたり、協力してもらえないことがあります。嫉妬は強い感情なので引きづり落そうと嫌がらせをされることもあります。
嫉妬されることは何も悪いことではないけれど、嫉妬に対する対応はしなければなりません。
職場でいじめをする人の心理

いじめをする人はなぜいじめをするのでしょうか。いじめられる側としてはいじめをする人の心理を解った上で対策をした方がいいと思います。なぜなら相手の気持ちが解らなくては相手に何を求め、自分がどうするべきかが見えてこないからです。
ここではいじめをする人の性格や傾向などをお伝えしていきます。
劣等感が強い
いじめをする人は劣等感が強く、被害者意識の強い傾向があります。劣等感が強い為に自分より立場の弱い人をいじめ、自分の立場を上に立たせて自尊心を保とうといじめに走る傾向があります。だからこそ優秀な人に嫉妬をするし、何も言ってこない人をいじめの対象とするんですね。
このようにいじめという形で自分の劣等感を満たして自分の自尊心を保とうとしているのです。しかしいじめをしていても劣等感が満たされる事などありません。なぜならいじめをしたって根本的に自分は何も変わっていないからです。
劣等感は外に求めても解決の答えはありません。劣等感は自分自身の心の問題だからです。これに気づかない人はいつまで経っても劣等感を抱えたまま、いじめというつまらないことを繰り返し続けてしまいます。
不平・不満が多くストレスを抱えている。
いじめをする人は不平、不満を抱えてストレスのはけ口としていじめをする人がいます。このようなタイプのいじめは少々厄介です、個人的なプライベートなど職場と関係のないところでストレスを抱えていることがあるからです。
例えば好きな人に振られたり、失恋した腹いせにモテる人にいじめをする人もいるくらいです。または職場で気になる人がいて、その人と楽しそうにお喋りをしている人に嫌がらせをする人もいます。
または忙しくなるとカリカリして口調が荒くなったり、人に八つ当たりをする人は多いですよね。不平、不満が積もるとストレスが溜まるのは誰にでもあることです。そのストレスのはけ口にいじめをする人は多いのです。
このようないじめをする人というのは、根本的に器が小さいのです。器が小さいからすぐに心の容量がオーバーして人に嫌がらせをしているのです。器が小さいからストレスをグッと堪えることができなくてすぐにストレスを吐き出してしまいたくなるのです。
自分に自信がない。
自信の無さは逆を言えば劣等感が強いことです。自分に自信がないから人と比較をして自分を有利な立場に立たせたいのです。いじめることで自分の方が上と感じたいのです。
周りと比較という基準でしか自分の価値を見出せないんですね。だからいじめをすることしか考えられないんだと思います。このような自分に自信がない人は高いモノを身に付けて優越感を覚えたり、モノや形から入る傾向が強い人です。
しかし自分の価値に気付かなくてはこの先もずっと周りと比較し続けることになります。
頑固、素直じゃない。
他の人の意見は受け入れない。自分の価値観を押し付ける人もいじめをする人に多いです。自己主張が強く、空気を読まずに何でも思ったことをズバッと言う傾向があります。これは別に悪いというわけではありませんが、素直じゃない為に自分の成長を止めてしまうことがあります。
またこういう人は自分の価値観の押しつけが強く、人の意見を全く聞き入れないので相手を不快な思いにさせることが多いです。時に平気で人の事を傷つけたり、強制的に人のことを扱ったりします。それゆえに着いて行けないと感じる人は離れたり、何か意見を言っても否定して受け入れないし、パワハラを感じられたりします。
例えば長年、会社で働いていた人はこのタイプの上司に変わると今まで積み重ねてきたことが否定されることがあります。「何年も働いてきて、こんなことも出来ないの?」と相手の気持ちに配慮しないので物凄く不快な発言を平気でしてしまうのです。このようにいじめてる気がなくても相手はいじめられてるように感じてしまいます。
職場のいじめに対する対策
いじめとは非常にデリケートな問題なので状況によっては深刻で簡単に解決出来ない場合もあると思います。それこそいじめられていると「今すぐになんとかしたい」と思われているはずです。ここではいくつかのいじめ対策を解説していきます。
相手にしない
まず私はいじめをする奴なんか相手にする必要がないと思っています。先ほどのいじめをする人の特徴をご覧になれば解ると思いますが、いじめをする理由なんてほとんどが相手個人の問題であることが多いのです。そんなつまらない個人的な感情にいちいち付き合っていられないと思うのです。
相手にしなければいじめる奴も相手にされていないことに虚しさを感じて劣等感を感じるだろうし、「こいつには何を言ってもダメだ」と舐められることもなくなると思います。次第に何も言わなくなってきます。
とはいえ、いじめてくる人が上司にもなればそうも出来ない、という場合もあるかもしれませんね。その場合は第三者の力を借りる事も手だと思います。
証拠を集めておく
第三者の力を借りる事と同時に行っておくべきことはいじめられている証拠を残しておきましょう。例えばメールやLineの文面があるならその文面をプリントアウトして取っておくとか、スマホで動画の撮影をこっそりしてみるとか。
後はスーツにICレコーダーを忍ばせておくこともいいですね。上司に呼び出されたらICレコーダーの録音をONにして上司の元に向かいましょう。ICレコーダーは音が綺麗に録音できるのでいじめの証拠には必須です。相談者にはいじめの証拠となるものを用意した方が早急ないじめ解決の道を示されると思います。
相談ってなんだかんだ励まされたりして終わることが多いですからね。だから実際に受けている被害を解らせた方がいいんです。その方が急いで腰をあげますから。
同僚、上司に相談する
まずは信頼出来る同僚や上司に相談をしましょう。同僚が上司に動いてくれることもあるし、同僚では解決出来そうになければ直接、上司に相談を投げかけましょう。ここで証拠を開示するのです。
私の友人はICレコーダーに録音した証拠を使っていじめてくる上司を降格まで追い込んだそうです。降格した上司はそれ以降、友人に嫌がらせをしてこなくなったそうです。
専門家に相談する
いじめが会社、上層部ぐるみで深刻な場合は専門家に相談してしまいましょう。この状況ならば恐らく転職や退職を考えていると思います。その手段も有りと言えば有りですが、なぜいじめをする奴らがノウノウと暮らして、いじめられる側が手間と労力をかけて転職や退職をしなくてはならないのか。
私だったら逃げるより、戦うことを選びます。逃げる事はいつでも出来るし、逃げる事は自分に負けたことを意味します。逃げ続ける人生はもうこりごりですからね。
いじめには逃げるより戦うことがこの先、いじめのない暮らしが送れると思います。なので専門家に相談することも私だったら考えます。
- 各都道府県の労働局
- 労働組合
- 弁護士
これらの相談先があります。
相談先はどこでもいいわけではなく、状況によって異なるし、それぞれのメリット、デメリットもあるのでちゃんと自分の状況によって適切な専門家を選んで使い分けましょう。
労働基準監督署にパワハラの相談をする場合
冒頭でも述べましたが、『労働基準監督署』自体は労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害保険法等の法令遵守を監督する機関ですので、パワハラ単独の相談は対応してもらえません。
ただし、労働基準監督署内の総合労働相談コーナーでは、職場でのトラブルすべてについて相談に乗ってもらえます。
この項目では、労働基準監督署内に設置されている『総合労働相談コーナー』によるパワハラ相談についてご紹介します。
総合労働相談コーナーについて知っておきたいこと
総合労働相談コーナー自体は相談や助言に留まりますので、会社との問題を直接解決してくれるわけではありませんが、相談内容や事案に応じて、解決方法を提示してくれます。
引用 労働問題弁護士ドットコム
もういじめのない生活を送るなら

この記事ではいじめられる側と、いじめる側のそれぞれの特徴についてお伝えしてきました。結局のところどちらにもそれぞれの原因があると私は思っています。そこを捉えて根本的にいじめられないようになるには「あなた自身が変わる事」だと私は思います。
どういうことかと言えば、いじめる側といじめられる側に共通していることは、お互いの考え、気持ちが解り合っていないことからいじめは起きていると思います。これはつまり、お互いのコミュニケーション不足により起きているということです。
だからこそ、お互いが理解し合うように歩み寄ることが必要なのです。人は歩み寄って理解することで信頼が生まれます。信頼関係が築ければ憎しみなんて感じないし、いじめなどしません。
しかし、みんな歩み寄ることが怖くて出来ないんですよね。それはなぜなのかと言えば、自分に自信がないからです。自分に自信がないから臆病になるし、不安を感じるんです。だからまずは自分に自信を持つことをしましょう。
「自信ってどうすればできるの?」と思うかもしれませんが、自信を付けるには小さな成功体験を積み重ねる事です。
成功体験は「自分は出来る」と実感するので本物の自信を作り出します。だからどんな些細な事にも挑戦していきましょう。仕事も積極的に挑戦していくといいと思います。何か一生懸命になれることを始めてみるといいかもしれません。
成功体験を積み重ねていけば必ずあなたは変わっていきます。自分に自信のある人間は「言いたいことが言えない」なんてことがなくなります。だからいじめてくる奴に立ち向かえます。そのような人はいじめを受ける事がなくなります。
なぜならいじめは基本的に格下と感じる相手にするものだからです。自信のある人は格下と思われませんから。だからいじめのない生活を手に入れるには自信を持つ事なんです。また、自分に自信を持てばいじめをする奴なんか相手に感じなくなります。そんなつまらないことがどうでも良く感じるんです。
だかたいじめをする奴は相手にされなくなるのでいじめをしなくなるんです。つまり自信を持つことは最強のいじめ対策だと私は思っています。
まとめ
ここまでご覧になれば、いじめはあなた自身が変わる事で解決できる可能性が大いにあることがご理解いただけたと思います。冒頭でわたしが転職や退職するだけでは解決にならないと言ったのはその為です。あなた自身がいじめられる理由を解決しない限り、またいじめに遭う可能性だってあるのです。
いじめから逃げ続けるより、いじめられないようになることが一番のいじめ解決だと私は思います。もちろん、いじめはいじめる側が悪いことは当然です。しかし、「いじめる奴が悪い」と言って、いじめる奴のせいにして自分は悪くないと思っていても何も解決はしません。
いじめる奴を変えることはなかなか出来ないからです。だからこの世からいじめはなくならないのです。つまり言い換えれば誰だっていじめられる可能性はあるのです。その可能性を減らすことを考えるべきだと私は思います。


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