失業した!すぐには出ない失業手当給付までの手続きを解説します

前向きに失業を選択したあなた、大切な充電時期ですね。

とはいえ、毎日の生活は進んでいきます。

食べないといけません。食べさせないといけません。電気もガスも水道も、暮らしているとお金がかかりますね。

生きているだけでお金がかかるこの時代、できることなら、ライフラインを確保して、安心して、就職活動をしたいものです。

こういうときのために備えてきたのが保険。失業手当(保険)を利用して、しっかり次の一歩へ進みましょう。

まずは、基本手当の説明から。

基本手当とは、求職者の失業中の生活の安定を図りつつ、求職活動を容易にすることを目的とし、被保険者であった方が離職した場合において、働く意思と能力を有し、求職活動を行っているにもかかわらず、就職できない場合に支給されるものです。

引用:厚生労働省

 

失業手当の目的

ゆかり

基本手当、失業手当、失業保険、雇用保険、いったいどれなの。

働いているときから、「大丈夫、失業手当出るから」って友だちから聞いていたけど、これだけでめげてしまったわ。

もう、放っておこうかしら。

木佐貫
雇用保険とは、雇用全般に関する制度で、基本手当、傷病手当などの手当てが用意されているんだよ。そのうちの基本手当が失業手当にあたるもので、これは一般に、失業保険と呼ばれているね。

たしかに見慣れない言葉がいっぱいで、ややっこしい感じがします。でも、手順を追って進めていけば、かならず無事給付まで到着できますよ。

とりあえず、もらえるかどうかですね。給付条件に合っているかどうかから確かめましょう。

 

失業手当の給付条件

安心して離職したら、資格がないなんて、笑えませんね。給付条件に足りているか、離職を決める前に確認してくださいね。

離職前2年間に被保険者期間が12ケ月以上必要

給付条件は、原則、離職前の2年間に雇用保険の被保険者期間が12ケ月以上あることが必要です。

ただし、以下の表のように、離職理由によって、給付条件が変わるので、注意してください。

 

退職理由 給付条件 備 考
会社都合 雇用保険に加入していた期間が、退職前の1年間に6ヶ月以上 会社の倒産や解雇、リストラなどを指します。退職理由が会社都合だと認められた場合には「特定受給資格者」に規定される
自己都合 退職前の2年間で12ヶ月以上ある 3ヶ月間は失業給付の基本手当を受給できない「給付制限期間」がある
特定理由離職者 雇用保険の加入期間が退職前の1年間に6ヶ月以上 疾病や怪我、妊娠・出産・育児や、介護、会社の移転などで通勤が困難になる場合など

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失業状態時のみ給付される

失業の状態とは、次の状態のことです。

・積極的に就職しようとする意思があること。
・いつでも就職できる能力(健康状態・環境など)があること。
・積極的に仕事を探しているにもかかわらず、現在職業に就いていないこと。

引用:厚生労働省

とかくこういう手続きは、提出するものが多いですね。役所に行っても、あっちの窓口では必要ないって言われたのに、こっちでは必要だって言われるなんてことが結構あるものです。

お疲れとはいえ、腹を立てても仕方がないので、そこは、謙虚に自分が聞き間違ったせいだとさらっと納得してしまうのが得策です。好印象のためには、イライラは禁物です。

 

失業保険給付手続きに必要なものは

社会人経験を積んできたあなた、保険給付にいろいろ必要なのは覚悟の上ですね。手っ取り早く、そろえていきましょう。

  • 雇用保険被保険者離職票(-1、2)
  • 個人番号確認書類(いずれか1種類)マイナンバーカード、通知カード、個人番号の記載のある住民票(住民票記載事項証明書)
  • 身元(実在)確認書類((1)のうちいずれか1種類((1)の書類をお持ちでない方は、(2)のうち異なる2種類(コピー不可))(1)運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカード、官公署が発行した身分証明書・資格証明書(写真付き)など(2)公的医療保険の被保険者証、児童扶養手当証書など
  • 写真(最近の写真、正面上半身、縦3.0cm×横2.5cm)2枚
  • 印鑑
  • 本人名義の預金通帳又はキャッシュカード(一部指定できない金融機関があります。ゆうちょ銀行は可能です。)

引用:ハローワークインターネットサービス

書類がそろったところで、いよいよ、ハローワークへ出発です。

 

ハローワークへLet’s GO!

いよいよ求職(ハローワークは求職するところで、求職姿勢が大切です)、よほどの猛者でないかいぎり、基本的に行き慣れていない人が多いかと思いますが、導かれるままに応えていけばよいので、緊張なくかつ好印象をめざして面談を受けてください。

ハローワークですること

1.求職の申し込みをする

「求職申込書」に必要事項を記載し、窓口で今後の就職活動についての面談を行います

2.雇用保険窓口で必要書類を提出する

雇用保険窓口では、前述離職理由等の聞き取りが行われますので、あらかじめ整理しておきましょう。これを経て、離職理由の判定、受給資格の決定となります。

受給資格の決定日より7日間(待機期間)の後、ハローワークで開催される「受給説明会」への参加が義務づけされています。
日時を指定されるので、参加してください。失業が前提なので、仕事で行けませんは言えませんよ。

 

受給説明会ですることは

いよいよ開始、説明会に、面談。目的に向かって、登校拒否にならないように、気楽に出席を重ねましょう。

失業生活オリエンテーション

雇用保険制度のしくみや、受給について、また不正受給についての説明を聞きます。勉強会ですね。

これがないと始まらない!書類配布

受給説明会で配布されるもの

「失業認定申告書」→下記にて解説

失業期間をどのように過ごしたかを報告する

「雇用保険受給者資格証」

給付期間、給付日数、基本手当日額などが記載されているの2つの書類が渡されます。

予備校生の学習記録のようですね。たしかに、待機中に変わりないですが、期限付き有給の受験生生活、着実に頑張ってください。

説明会参加後、第一回目の「失業認定日」が通知されます。

 

失業認定日にすることとは

この「失業認定日」とは、失業保険の給付に必要な認定日となります。失業状態を確認される日な感じでしょうか。
簡単な窓口係官との面談もあります。この日にハローワークに行かないと、本当に失業していないという印象になるかもしれません。なので気をつけましょう。
この手続きを経て、ようやく支給が開始されます。

ようやく到着!失業手当の給付開始

やっと給付開始にたどり着きましたね。通帳記入に走りたい気持ち、わかります。

失業保険の基本手当は、失業認定日より、5営業日以内で口座に振り込まれます。以後、4週間ごとに「失業の認定」と「受給」が繰り返されるので、就職活動の指標としましょう。

失業の認定には、就職活動の実績が必要となります。求人への応募実績や、応募した会社名などを記録することが必要です。
必要回数以上の就職活動をして、給付資格がなくならないように、注意してください。あくまでも、前向きな姿勢を見せることが大切なのですね。

職業訓練参加を勧められたら

受給中職業訓練に参加を勧められることがあります。この際、ステップアップを目指し技術を身につける良い機会ですね。ふところ事情を考えると、交通費も痛いところですが、次のようなメリットもありますので、ぜひ、参加しましょう。

 

その他の手当てとは

条件のいい仕事に就けることが最大の目標です。先々、有意義に仕事をしていくことを思うと、自分を磨きながら、この時期を過ごしたいですね。

ハローワークで行う「職業相談」の中で、再就職をするために公共職業訓練等を受講することが必要であると認められた場合は、安定所長がその訓練の受講を「指示」することがあります。この場合には、訓練期間中に所定給付日数が終了しても、訓練が終了する日まで引き続き基本手当が支給されるほか、訓練受講に要する費用として、「受講手当」、「通所手当」などが支給されます。

引用:ハローワークインターネットサービス

失業保険の受給資格は延長できる?決定日はいつなのか調べてみた!

2019年7月28日

 

まとめ

年功序列で、就職は一生ものなんていう時代ではありませんが、できることなら、先の見えない失業状態は短い方がいいですね。

あらゆる制度をうまく使って、失業時期を有意義に使ってステップアップしてください。

働くのは、失業保険を全部もらってからでないと損だと言われることがあるかと思います。本当にそうかは、人それぞれです。

大きなお世話の発言が、ときにはうっとうしく感じることもあるでしょうけれども、にっこり、そうですねで、乗りきって、着実に自分の人生を作っていってくださいね。

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