【教育・公共サービス業界の失敗談】過酷な会社を退職!現在は?

「今の職場で働くのが辛い」そう考えていても、なかなか「転職」への一歩は踏み出せないものです。たしかに、これまでの自分の経験が他社で通用するのか、転職に失敗してしまうのではないかと心配になってしまうのは当然です。

でもそれで良いのでしょうか。

  • 社風が自分に合わない
  • 人間関係に問題がある
  • 給料が低い
  • 労働時間が長い

このように環境に問題がある場合は、もっと自分の本領を発揮できる職場があるはずです。今の職場でじっとしているのはもったいないと思いませんか。

このサイトでは、これまでさまざまな職種の方に失敗談と転職の体験談を紹介してきました。今回は、前職で過酷な労働環境で働いていたHさんの体験談を伺っていきます。

ぜひ参考にしてください。

こんな方におすすめ

  • 過酷な労働状況を強いられている
  • 職場での人間関係がうまくいっていない
  • 転職を少しでも考えている

 

年齢・性別を教えてください

Hさん
27歳、男性です。よろしくお願いします。
木佐貫
私は木佐貫と申します。Hさん、本日はよろしくお願いいたします。

 

以前働いていた業界・職種を教えてください

Hさん
教育・公共サービス業界研究職として働いていました。

私は転職を8回繰り返してきましたが未知の業界です。また、研究職とのことですが、どんな失敗談があったのでしょうか。

 

就職を失敗したと思う会社に入社した理由を教えてください

Hさん
就職活動で研究職の募集が少なく、入社できたのがそこだけだったためです。
木佐貫
やはり、募集が少ないのですね。

研究職は高い専門性が必要ですものね。狭き門ともよく聞きます。

募集の少ない職種に見事入社できたHさん。一体、どのような会社だったのか気になりますね。

 

入社して良かったことを教えてください

Hさん
研究職の闇や、研究職が抱える諸問題について理解できたことがよかったかと思います。
木佐貫
なるほど…研究職ならではの職場の雰囲気ってありそうですね。
Hさん
また、人間は、『意識を持って行動していないと、思考が停止し、迷惑な存在になっていく』ということが会社に入社し、人間関係を理解していく中で分かってきた感じがしました。
木佐貫
どんな仕事であっても、意識を持って行動することは重要だと思います。特に、Hさんの以前の職場だとより重視される部分だったのでしょうね。

Hさんは教育・公共業界で研究職としてのキャリアを歩み始めました。そこで、研究職として働くうえで重要なことを学ぶことができたそうです。

また、「迷惑な存在になっていく」という言葉から、人間関係の厳しさがうかがえますね。

 

入社後どのような不満がありましたか?

Hさん
労務環境があまりに不適であったことが最大の不満でした。

薄給なのはともかく、職場には冷房・暖房はない状態で、冬は資料室で石油ストーブを焚いて寒さをしのぐ状況でした。

木佐貫
今の時代に冷房も暖房もないなんて!

環境が最悪すぎじゃないですか。よく耐えていましたね。

Hさん
本当にその通りです。過酷でした。

さらに、危険を伴う作業も仕事上あったのですが、その際に安全靴や防塵マスクなどが一切支給されませんでした。そのせいで、靴を構造物や展示資料が貫通したこともありました。もう少しで大怪我を負うところだったんですよ。

木佐貫
貫通という言葉を聞くだけで背筋が凍ります。大怪我に至らなくて何よりです。
Hさんの前職場の最悪な環境
  1. 冷暖房の設備がなかった
  2. 安全靴や防塵マスクの支給がなかった

冷房・暖房がない職場だったそうですが、労働安全衛生法第23条では、このように定められています。

第二十三条 事業者は、労働者を就業させる建設物その他の作業場について、通路、床面、階段等の保全
並びに換気、採光、照明、保温、防湿、休養、避難及び清潔に必要な措置その他労働者の健康、風紀及
び生命の保持のため必要な措置を講じなければならない。

引用:安全衛生情報センター

つまり、健康を害さないためにも適した室温で働ける環境を整備する必要があるということです。Hさんのような職場の環境下で働き、健康被害が出た場合には、法令に違反したとみなされます。

また、安全靴や防塵マスクなどの作業において必要な備品は、会社が支給しなくても良いと決まっているわけではありません。

しかし、労働基準法第89条5号では、就業規則に定めがある場合には、労働者に負担させることができるということになっています。その場合は自分で買うしかないようです。

参考:労働基準法|e-gov

 

就職を後悔した瞬間はどんな時ですか?

Hさん
こんなに楽な職場はないと、熱中症で倒れかけて体調が悪い時に上司があてつけがましくいってきた時ですね。ふざけるな!と思いながら働いていました。

横柄な態度をとる上司がいたのでとても苦痛でした。

木佐貫
上司からひどいパワハラを受けていたんですね。Hさんの以前の仕事は決して楽なものではなさそうですが。

いつ病気になってもおかしくない環境で働かされているのに、そんなことを言ってくるなんてどうにかしていますね。

Hさんの話を聞いていると、以前の職場の環境や上司の態度について、話を聞いているこちらが腹が立ってくるほどでした。パワハラについての記事はこちらにまとめていますので、お悩みの方は参考にしてください。

パワハラ全まとめ

2019年3月23日

 

その会社を退職した最大の理由はなんですか?

Hさん
熱中症で倒れかけているにもかかわらず、私だけ休日出勤を余儀なくされることがしばしば続きました。

それだけにとどまらず、あまりにひどい労働環境で身体を壊してしまったためです。

木佐貫
いつ体調を崩してもおかしくない状況が続く中での労働が続いていましたが、やはり身体を壊してしまいましたか。

相当、無理をして働いていたのですね。

Hさんは身体の限界がくるまでこの会社で働いていました。結果、退職するしかなくなってしまったのです。

 

転職の際、利用した転職サービスはありますか?

Hさん
使用していません。

これまで話を伺ってきた多くの方が、転職サービス利用して転職をしていました。Hさんは利用していないということですが、現在どのような場所で働いているのでしょうか。

 

転職活動のとき「これをやっておけばよかった!」と後悔していることはありますか?

Hさん
これまでの成果をまとめたポートフォリオをしっかりと作っておけばよかったと思いました。

研究者はこれまでの研究成果、クリエイターであればこれまでの作品をポートフォリオとして作成しておくと、これまでの実績経験をアピールすることができます。

転職の際には、応募する会社の社風などに合わせ内容を最適化しておくことで、企業などから良い評価を得ることができるようです。

 

現在の職業とその職業を選んだ理由は?

Hさん
現在は仕事を退職し、大学院生として研究活動を続けています。

前職の環境は最悪でしたが研究は好きですし、今後も続けていきたいと考えていたので、かつて所属していた大学院に博士号取得を目指すために戻ることにしました。

木佐貫
転職サービスを利用していないというのも納得です。

ご自身の研究を続けていくため、集中することができる環境を選ばれたのですね。素晴らしい決断だと思います。

博士号取得という目標に向かって頑張ってください!応援しています。お話を聞かせていただきありがとうございました。

 

まとめ

今回は、教育・公共サービス業界で研究職として勤務していたHさんに失敗談を伺いました。Hさんの前職場における問題点をまとめます。

Hさんの前職場の問題点
  • 給料が少ない
  • 労務環境が不適切(冷暖房の設備がない、安全靴や防塵マスクの支給なし)
  • 上司からのパワハラ
  • 体調不良でも休日出勤を余儀なくされる

過酷な環境で働いていたHさんは、最終的に身体を壊してしまい、退職をやむを得ない状態になったのです。しかし、Hさんには研究を続けたいという思いがあり、退職して大学院に戻るという決断をしました。

現在は、博士号取得に向けて精力的に研究に勤しむ日々を送っています。自分の夢や目標に向かって頑張れる環境を選択できるというのは素敵なことだと思いませんか。

現在、辛さを感じながら働いているというのであれば、もっと良い環境で働くことができるはずです。Hさんにとってそれは大学院で博士号取得を目指すというものでした。

あなたにとって最善の環境というのはどういった場所でどのような仕事をすることかを考えてみてください。

転職で自分にあった職場を見つけるためには、転職サービスを利用するのがおすすめです。エージェントの手を借りて、より活躍できる職場を探してみてはいかがでしょうか。

この記事で徹底的に比較していますので転職を考えているという方は参考にしてください。

【最新版】30代の転職エージェントランキング【転職回数3回以上の方向け】

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また、他の業界においての失敗談も伺っています。そちらも是非ご一読ください。

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