今の会社で仕事をすることに対しての不安を感じている方も多いことでしょう。
残業が多くて大変と感じていたり、職場の環境が自分に合っていないのではないという自覚があったりすると仕事を続けて行くのは苦しいものがあります。そのまま仕事を続けていて良いのでしょうか。
私自身、8回の転職をしていますが、無理して働いて体に不調が生じ、ドクターストップが出たこともあります。そのような状況が訪れる前に辛い環境を抜け出したいですよね。病気になってしまうと働くことが難しくなることだって考えられます。
ただ、転職をすることを考えた時に、今より良い条件の会社で働けるといったイメージがわかなくて一歩踏み出せないという方もいらっしゃるのかもしれません。
今回話を伺ったOさんはIT業界の就職に失敗しましたが、転職して自分の希望通りの職場で働いています。Oさんの体験を見てみましょう。
こんな方におすすめ
- 転職を考えている
- 転職のイメージがわかない
- 現在の職場での仕事が辛いと感じている
Contents
年齢と性別を教えて下さい

業種&職種


システムエンジニアの仕事は、システムの設計・開発・テストを手がけるというものです。あくまで一例ですが、仕事の流れは以下の通りです。

引用:エン転職
特別な資格が必要というわけではありませんが、顧客やチーム内においてのコミュニケーション能力や物事を順序立てて考える論理的思考力、IT関連の知識、仕事の進捗状況を管理するためのマネジメント能力など、多くのスキルが求められる仕事です。
なぜその就職を失敗したと思う会社に入社したのか教えて下さい

そんな時に残業時間が少なく、IT未経験でも可能という会社に出会い、内定をもらえたためです。
またその会社が内定を1番先にくれた会社でもあり、早くに就活を終えたいという安易な考えがありました。

しかも、残業が少ないと聞かされ、ITというカッコ良い響きがついてくると、決断が早くなってしまうのは無理もないかもしれません。
その会社に入社して良かったことを教えて下さい


入社後どんな不満がありましたか?



だまされた!って感じですね。それじゃあ、毎日ヘトヘトだったでしょう。
この当時のOさんは、日付が変わってから家にたどり着くというのはしょっちゅうで、寝るためだけに家に帰っていたような毎日を送っていたそうです。
IT業界入社後のOさんの生活は悲惨だったということがわかります。残業が少ないと聞いていたのに実際は月に80時間というのはさすがにひどすぎますよね。
厚生労働省の「過重労働による健康障害を防ぐために」では、2〜6ヶ月平均の月あたりの残業時間が80時間を越えると健康障害へのリスクが高まるとされています。Oさんはこのままこの会社で働き続けていた場合、体調を崩し、病気になっていた可能性もありますね。
就職を後悔した瞬間はどんなときですか?

IT業界という業界がすでに全体的に残業が多いのだということを知らずに入社してしまって後悔しています。
もっと自分が受ける業界について調べ、理解しておくべきでした。

IT業界は労働環境の見直しがされていて、年々改善の方向にはあります。しかし、まだ「きつい・帰れない・給料が安い」といった3Kの実態は払拭できていないようです。そのようなことになってしまう理由にはIT業界の構造に問題があると言われています。
IT業界の主な構造は、元請けである大手の企業が業務を下請けに発注すると、さらにその企業が下請けに発注していくというものです。下請けになればなるほど少ない報酬で厳しい納期を強いられるという現状もあるのです。
これが、長時間労働の原因の1つとして考えられています。
入社後に自分が働いている業界について「入社前のイメージと違う!」といったことが起こさないようにするためには、業界についての情報を入手する必要があります。そうすることで、業界の特徴や動向、実態が見えてくるのです。
情報は以下のようなものから入手できます。
- 会社四季報
- 新聞・業界誌
- 企業のウェブサイト・求人情報サイト
- 転職イベント
- 口コミ
参考:マイナビエージェント
その会社を退職した最大の理由はなんですか?

どんなに頑張って働いても損するばかりで、このまま人生を仕事に捧げてずっと生きていくと思うと絶望しかなかったです。

残業代が支払われないとどれくらい損をするのでしょうか。Twitterではこのような投稿がありました。
そう考えると腹立つな
— あーばんぶるーす (@bluesuqreme) June 27, 2019
150万円となると程度の良い中古車が買えてしまいます。本来この額が支払われているはずだと考えると、頑張って働いているのがバカバカしくなってしまいますね。
転職活動のとき「これをやっておけばよかった!」と後悔していることはありますか?

これをやっておかなかったがために経歴書などに書く自己PRの文章などがちぐはぐになってしまって結構困りました。

自己分析、つまり自分についてを理解しておくことが大切だったとOさんは後悔ています。
自分に合った仕事を選ぶためには自分の価値観を知っておかなければなりません。そして、自分を企業にアピールするときには、自分自身について客観的に理解しておくことで、自分の強みをわかりやすく伝えられるのです。
こちらの記事では、自己分析ツールであるリクナビグッドポイント診断やミイダスについて、実際の利用方法や注意点を含め、さらに詳しく紹介していますので、興味のある方は参考にしてみてください。
現在はどのような仕事に就かれていますか?




会計事務所に転職するというのはどのような感じなのでしょうか。
会計事務所は税理士が運営しているオフィスです。
会計事務所で働くスタッフは、税理士の補助業務が仕事です。例えば、確定申告の基礎となる会計帳簿の記帳作業や整理、電話対応、事務所に訪問したクライアントに対しての案内や接客などを行なっています。
また、会計事務所で働くと税理士や会計士を目指すのが王道みたいです。試験は決して簡単なものではありませんが、資格を取得すれば会計事務所でもメインで活躍できますし、給料アップを叶えられてしまうのです。
参考:MS-Japan
本来Oさんが就活時に希望していたデスクワークが主なお仕事だということがわかりますね。税理士や会計士を目指す方も多いみたいなので、将来性についても期待できるお仕事のようです。
現在の会社に転職した理由を教えて下さい


転職後のOさんの月の労働時間は、前職で残業していた80時間分減りました。そのうえ、土日が確実に休みということもあり、転職前とは真逆の生活を送ることができているそうです。
プライベートの時間が大幅に増えたことで、自由に時間を過ごせる生活を獲得し、現在の仕事とともに大満足だという様子がうかがえました。
転職の際に使った転職サービス名やエージェント名を教えて下さい


先ほどの回答通り、Oさんはもともと残業が少ないと聞いていたのに実際に入社したら残業が多く、残業が支払われなかったという入社前と後とのギャップを抱えていました。そして、もともと残業が少ない会社で働きたいと考えていて、IT業界自体、残業が多いということから異業種への転職を考えていたそうです。
サービスを上手く活用したため、Oさんの転職は成功しました。Oさんの利用したサービスは、どれも無料で利用できます。
エン転職は、国内最大級のエンジャパンの転職サイトで、20代〜30代向けの求人が豊富です。社員や元社員からの会社の口コミが掲載されているのが特徴的で、求人企業の雰囲気や仕事についての詳細情報が手に入るというメリットがあります。Oさんが利用したというのも納得ですね。
dodaは業界No.2、リクルートエージェントは、転職成功実績No.1の転職エージェントです。どちらも手厚いサポートを受けることができますし、異業種に転職するにはもってこいのエージェントとなっています。
転職エージェントは求人企業について、業務内容にとどまらず、社風や職場の雰囲気などの詳しい情報までをも持っています。つまり、自分で調べなくても自分に合った求人を紹介してもらうことができるということです。
doda、リクルートエージェントについて気になった方は以下の記事をご覧ください。
また、こちらの記事では転職エージェントの比較を行なっています。どのエージェントに登録すれば良いのか迷ったらこの記事を参考にすると良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、IT業界への就職の失敗から、会計事務所へ転職をしたOさんの体験談を紹介しました。
Oさんは前職のIT業界で働いていた時は人生に絶望していました。ですが、なぜ失敗したのかをきちんと理解し、同じ失敗を繰り返さないよう対策しながら転職活動をしたため、自分が求める待遇の会社に転職することに成功したのです。
今では仕事、プライベートともに充実した日々を送っていらっしゃいます。
では、Oさんの転職体験談から見えてきた転職の際のポイントをまとめます。
- 業界の情報を得て、理解した上で入社を決める
- 転職の際は、自己分析をやっておくことが大切
- 転職サイトや転職エージェントのサービスを利用して転職活動を進める
今の会社でのご自身の待遇などを今一度振り返ってみて、不満があるのであれば、転職も視野に入れてみても良いかもしれません。自分に合った会社で働くことができれば、人生を充実したものにできるチャンスです。


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