近年、長すぎる労働時間や手に負えない業務の量に心身ともに病んでしまい、自ら命を絶ってしまう労働者があとをたちません。それにともない、残業時間を制限したり、多様な働き方ができる環境を作るなどの「働き方改革」を求める声が増えてきています。
そんななか、「仕事が暇すぎてうつになりそう…」とつらい思いをしている人がいる、ということをご存知でしょうか。
「仕事が暇でつらいって何？めっちゃ楽そうでいいじゃん！」と思われるかもしれません。しかし、仕事が暇すぎるがゆえの悩みは、私たちが想像する以上に深刻なのです。
こんな方におすすめ
- 今の仕事が暇だと感じている人
- その状況を改善したいと思っている人
- 改善策を知りたい人
Contents
なぜ仕事が暇だとつらいのか？
では、「仕事が暇すぎてつらい」と悩んでしまう理由には、どのようなものがあるのでしょうか。１つずつ見ていきましょう。
「自分がここにいる意味ってあるの？」と感じる
仕事が忙しい、ということは、その人がその職場の中で必要とされている、ということにも繋がりますよね。では逆に、仕事が暇だ、という場合はどうでしょう。
「自分は必要とされていないんじゃないだろうか…。この仕事、私以外の人でもできちゃうじゃん。私がここにいる意味ってあるの？」と、どんどん自分の存在価値がわからなくなってしまいます。
「ちょっと大げさなんじゃない？」と思われるかもしれません。しかし、そんなことを考えてしまう時間が週に5日、1日8時間つづくことを想像してみてください。来る日も来る日も、「まだこんな時間…」、「まだ5分しか経ってないの！？」と、何度も時計を確認する日々。相当な苦痛であると感じませんか。
誰にも相談ができない
「自分の存在価値がわからない」というのもとても辛いことですが、本当につらい理由はこれかもしれません。周りの友人を見てみると、みんな忙しそうに仕事をしていて、一緒にご飯に行くと仕事の愚痴をこぼしている。そんな状況で、「私は仕事が暇すぎてつらくてさ～。」だなんて言いづらいですよね。
「暇すぎる」以外の不満がない
もし仮に、「仕事が暇すぎる」と悩んでいる人の職場環境が劣悪だった場合はどうでしょう。
「仕事は暇だし、上司はパワハラしてくるし、給料はちゃんと支払ってもらえない！こんな会社辞めてやる！」と、すぐに見切りをつけることができるかもしれません。しかし、仕事が暇すぎて悩んでいる人は、「暇」以外に職場への不満が特にない、といったケースがほとんどです。
それゆえに、「暇すぎるという理由だけで会社を辞めるなんて、できるわけがない。」と、ズルズルと悩みを引きずることになってしまいます。
どうすれば辛くなくなるの？
では、「仕事が暇すぎてうつになりそう」と悩んでいる人は、どうすればそのつらさから解放されるのでしょうか。それにはずばり、”仕事をやりがいのあるものにする”のが1番効果のある方法といえます。
「仕事にやりがいを見出せとかいわれても、そもそも仕事の量が少なすぎて悩んでるんだけど。」と思っているそこのあなた。これからお伝えする方法で、”やりがいのある仕事”で充実した毎日を手に入れましょう。
資格の勉強を始める
「仕事が暇」ということは、それだけ自由に使える時間がたくさんあるということ。その時間を、ただ「暇だ。早く帰りたい。」とグズグズ過ごしているだけではもったいないですよね。
そこで、その時間を資格の勉強をする時間にあててみましょう。お金の知識が身につくファイナンシャルプランナーや簿記などのキャリアアップにつながる資格だけでなく、整理整頓アドバイザーや野菜スペシャリストなど、生活の中で役立つ資格もたくさんあります。
また、「こんなものも資格になるんだ！j」、「私、これ得意かも！」と新たな発見ができるのも、勉強を始めてみることのメリットですよ。
思い切って転職する
仕事が暇だ、ということがあまりにもつらいなら、思い切って転職してしまうのも一つの方法です。
「暇だって理由だけで転職なんて」と思われるかもしれません。しかし、1日に何度も時計とにらめっこして、ただデスクに座っているだけの日々を、本当にこの先何年、何十年もつづけられるでしょうか。
週に5日、1日8時間。生活の大部分を占めるのが「仕事」の時間です。その時間に苦痛を感じ続けるのは、あまりにも損なことだと思いませんか。
理由なんて何でもかまいません。あなた自身の毎日を豊かにするために転職をすることは、何も悪いことではありませんよ。
どんな仕事に転職すればいい？
では、「仕事が暇すぎて転職したい」と思った場合、どのような仕事に転職するのがいいのでしょう。
それはずばり、「やりがいのある仕事」です。
「いやいや、そんなふわっとしたアドバイスをされても……」と思われるかもしれません。しかし、仕事にやりがいさえあれば、勤務時間中に何度も時計とにらめっこしてしまうなんてなんてことは起こらないはずです。
「やりがいのある仕事」って何？
では、そもそも「やりがいのある仕事」とはどのような仕事のことを指すのでしょう。忙しいスケジュールでせかせかと動き回る仕事でしょうか。それとも、オフィスでバリバリとデスクワークを行う仕事でしょうか。
実のところ、これには1つの正解というものはありません。ただあえて定義するとすれば、「あなたの強み・得意なことが活かせる仕事」ではないでしょうか。人と話すのが好き、資料を作るのが得意、など、ささいなことでもかまいません。それを活かせる仕事は何なのか、じっくり考えてみましょう。
「そんな小さな手がかりからどうやって仕事を探せばいいのかわからない」という場合は、転職エージェントやキャリアアドバイザーに相談してみるのも一つの手段です。あなたの経歴とも照らし合わせながら、一緒にキャリアプランを考えてくれますよ。
転職エージェントについて知りたい方は、転職エージェントのメリットやさまざまな転職エージェントを紹介しているこちらの記事もご覧になってみてください。
まとめ
長時間労働や企業の人員不足が問題とされているなか、「仕事が暇すぎてつらい。」と声をあげるのはむずかしいですよね。しかし、それは決して贅沢な悩みなどではありません。しっかりと対処をして、充実したキャリアライフを手に入れましょう。
・仕事が暇すぎてうつになるのは、決してふしぎなことではない
・暇な時間を活用し、資格の勉強をして気分転換に
・思い切ってやりがいのある仕事に転職するのもOK！
・やりがいのある仕事＝強み・特技を活かせる仕事
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