皆さんこんにちは。皆さんは今まで、もしくは過去の職場でパワハラにあったことはありますか?
私はパワハラまでとはいきませんが、パワハラの一歩手前のような、かなりひどいことを言われて辛い経験が何度かありました。その時私は誰にも相談できず、会社に行くのが辛かったです。仕事だからと責任感も生まれますし、働かないと生活できないですし、「自分さえ我慢すればいいんだ」と言い聞かせてました。
パワハラの1歩手前だとしてもこんなに辛い思いをしたわけですから、パワハラは相手の心を傷つけ、場合によってはその人の人生を大きく変えてしまう事態となることが容易に想像つきます。考えただけでも恐ろしいですよね。
この記事ではもしあなたがパワハラにあってしまった時のために、パワハラを解決する糸口を見つけられるよう、どこに相談をすればよいのかをご紹介いたします。
Contents
ニュースで見たパワハラ事件
先日私がなんとなくテレビを見ていたら、こんなニュースを発見しました。
コンプライアンスがこんなにも騒がれている中でパワハラによる事件がまだあるという現状に加え、自殺者が5年間で12人にも及んでいたということに衝撃を覚えました。何よりも残された遺族の気持ちを考えると胸が痛くなりました。
皆さんも想像してみてください、パワハラを受けていた社員が毎日毎日どれだけ苦しい思いをしてきたのか。残された家族の悲しみ、突然大切な人が亡くなりこれから先の将来どうすればよいのだろうと不安な気持ちを。
別のニュースでは遺族の方が顔を隠してテレビのインタビューに答えていましたが、泣きながら胸の内を明かしていた様子をみて、このような悲惨な事件になる前に何か解決策はなかったのかと考えさせられるようなニュースでした。
このような悲惨な事件が起きる前にパワハラは絶対に防がなければならないのです。
パワハラの定義は?
そんな悲しい事件にまで発展することもあるパワハラですが、厚生労働省のサイトによるとパワハラの定義を以下のように定めています。
職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。
引用:厚生労働省
ここでのポイントは「業務の適正な範囲を超えて」というところです。例えば仕事のうえで上司が注意や指導を行うといった場合は、相手がそれを不満に思ったとしても、上司は教育指導も仕事の一つとして求められるのでパワハラには該当しないのです。
でも指導以上に暴力や相手に精神的に傷つくような言葉を言っているのならもちろんそれはアウトです。
ここをきちんと理解をしていないと実はあなた自身がパワハラをしていたなんて事態もあるかもしれません。覚えておきましょう。
なぜパワハラはなくならない?

ではなぜパワハラはなくならないのでしょうか?一言にパワハラといっても様々なタイプがありますが、なくならない原因は大きく分けて2つあるようです。
本人に自覚がない
一番の大きな理由は「相手にその自覚がない」ことです。世代によってはパワハラをしている本人が指導されていた時代に、叱責されていて、その名残が残ってしまっていることが原因となっているようです。
ですので本人からすればやる気を起こさせるために言っただけ、という認識でしかないことが考えられます。
しかし昔と今は違います。昔はそうだったのかもしれませんが、今の時代はそれでは育つどころか、ますますやる気が落ち込むだけの人だっているんです。
現に私も、自分でいうのもなんですが上司からの言葉がキツく(本人はそのつもりはない様子でしたが)、落ち込んだまま仕事が手につかないなんてことがあり、悪循環に陥ってしまうことがありました。
これからの時代は相手の性格をしっかり理解して、指導をしなければなりません。
冗談のつもりで言ってただけ
これを聞くと胸糞悪いなと思いますが、「冗談のつもりで言っただけ」という軽い気持ちでしかなかったということもあります。
加害者側が冗談のつもりで言ったとしても、相手はパワハラだと感じてるのかもしれないんです。
学校のいじめだって同じですよね?いじめている本人はそう感じてなかったとしても、いじめられている本人は、「嫌だ」「いじめだ」って思ったらそれはいじめなんです。パワハラも同じです。
私たちが子供のころに必ず教わったと思うんです。「自分がされて嫌だと思うことは相手にもしてはいけません」と。私たちに必要なのは子供の頃に教わったこの言葉を常に頭の片隅にいれておき、行動に移す前に一度考えてから行動することなのではないのでしょうか。
もしもあなたがパワハラにあってしまったら

ではもしパワハラにあってしまったらどうすればよいのでしょうか?実はパワハラに関する相談窓口がしっかり設けられているところがちゃんとあるんです。もし今パワハラに悩んでいる方は、相談窓口への相談をしてみることをおすすめします。
会社にある相談窓口
会社によってはパワハラの相談窓口があるところもあります。「自分の会社の相談窓口だと相手にばれてしまうんじゃないの?」と思いがちですが、ちゃんと守秘義務があるのでそのようなことはありません。
ちなみに私の会社では専用の窓口がしっかり設けられています。メールで気軽に相談できて、「上司にこの相談内容を開示しない設定」ができるので安心なんです。もし自分にがパワハラにあったら「絶対に相談窓口に相談してやる!」と心の中で思ってますよ。フフフ。
あなたも精度がきちんと整っているのでしたら、ぜひ活用してみてください。使えるものは使わなきゃ損です!
総合労働相談コーナー
総合労働相談コーナーは全国に380か所に設置してあります。こちらは営業時間が平日のみで土日祝日はお休みとなっていますが、予約不要で電話もしくは面談で相談ができます。
無料で相談ができますし、秘密厳守で専門の相談員が相談にのってくれるという点から、相談の際には安心して話ができるのではないかと思います。
以下のリンク先からご自分のお住まいの近くの総合労働相談コーナーを検索ができます。一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
NPO法人POSSE(ポッセ)
先ほど総合労働相談コーナーについてご紹介しましたが、中には土曜祝日が仕事のひとだっていますし、どうすればいいのって思いますよね。
そんな方にはNPO法人POSSE(ポッセ)への相談がおすすめです。こちらでは土日終日も電話もしくはメールで対応できるので土日祝日が仕事の方でも気軽に相談ができます。もちろん相談の際は無料で秘密厳守となっています。
ただ相談にのってくれるだけでなく、どういった法律や制度で解決できるかなどの解決策、パワハラを止めさせる方法など情報提供までしてくれます。
なにより相談だけではなく精神面などのサポートもしてくれるんです。このような窓口があると本当に助かりますね。
弁護士に無料で電話相談できる窓口も

相談するなら、やはり電話がいいなと思うのは私だけでしょうか。
上でご紹介した総合労働相談コーナーやPOSSE(ポッセ)でも無料で電話相談が可能です。メールの気軽さも良いですが、パワハラで悩んで本当に苦しい時は、自分の伝えたいことが文章でまとまらないかもしれない。相談先はカウンセリング経験豊富な聞き上手な人のはずです。直接言葉に出すことで、自分の気持ちも整理することができるでしょう。
とはいえやはり、専門的な助言やサポートをしてくれる弁護士に相談したい場合もあるでしょう。しかし弁護士への相談となると費用のところが気になってちょっとハードルが高いなと感じてしまいますよね。
でも経済的な面が不安な方でも気にしなくても大丈夫なんです!現在では法テラスという弁護士へ相談ができる窓口があるのです。
法テラス(日本司法支援センター)は国が設立した公的な機関で、パワハラ問題だけでなく法的なトラブル全般の相談を承っています。この法テラスは全国各地に事務所があり、一定の条件をみたしていればなんと無料で法律相談ができます。
まずは電話相談からしてみるだけでもOKです。法律に関する制度や近くの相談窓口を紹介してくれますよ。パワハラの内容によっては弁護士への相談も考えたほうが良いかもしれませんからね。
かかえこまないで話してみませんか?

パワハラとその相談窓口についてご紹介しました。内容をまとめると以下の通りです。
・パワハラはその人の人生を大きく変えてしまう深刻な問題
・パワハラにあったら相談窓口を利用してみる
・状況によっては弁護士への相談も考える
減少するどころか今なお改善すら見られないパワハラですが、パワハラに関する相談窓口がしっかり設けられています。ですのでもし現在パワハラがつらすぎて本気で悩んでいるという方は、どうか我慢して抱え込まず相談してみてはいかがでしょうか?
自分ではどうしたらいいのかわからなくても、窓口で相談すれば解決策を聞くことができます。無料で電話相談できる窓口も多く存在しているので、味方になってくれる人はたくさんいるということです。
この記事でひとりでもパワハラの相談窓口があることを知っていただけたら、そしてパワハラで困っている方の気持ちが少しでも楽になれたら幸いです。


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