パワハラの対策を事例をもとに考えていこう【3事例紹介】

近年とても社会問題となっていることの一つに「パワハラ」があると思います。

現在会社勤めをされている方々にとっても気になるワードではないでしょうか?
まずこの記事を読んで頂くにあたり、パワハラの意味をおさらいしましょう。

パワーハラスメントの略で、職権などのパワーを背景にして、本来の業務の範疇を超えて、継続的に人格と尊厳を侵害する言動を行い、就業者の働く関係を悪化させ、あるいは雇用不安を与えることをいいます。うつ病などのメンタルヘルス不調の原因となることもあります。

引用 厚生労働省 こころの耳より パワハラとは

意味合い的にはこういうことです。ただ実際にパワハラを軽く考えている方も多いと思います。パワハラを軽視していると病気になるだけではなく、最悪の場合死に至る事例も多数報告されています。

今回はこういったパワハラ問題の事例。また、それに対してどう言った対処法があるかを一緒に考えていきたいと思います。

この記事をご覧になって頂き、今現在パワハラにお悩みの方、自分がもしかしたらパワハラの加害者かもしれないと感じている方などに対して、参考になれば嬉しいです。

パワハラの事例

それでは早速事例をもとに対処法を見つけていきましょう。

事例1 「IT関連会社勤務の30代既婚者男性」の場合

年齢 35歳
性別 男性 既婚
職種・業種 IT関連
疾患名 身体症状を伴った適応障害(抑うつ型)
症状 めまい、吐き気、体の震え

約1年前より、現在のIT関連の会社に勤めていましたが、約3か月前に、仕事上のことで、上司に叱責されたことをきっかけにめまい、吐き気などの身体症状が出現しました。

引用 厚生労働省 こころの耳より 上司からの叱責がもととなり、身体症状を伴った適応障害を引き起こした事例

事例1の対処方法は?

今回のケースは職場での叱責が原因でうつ症状を発症しています。

この場合は原因がはっきりしているため、この方も結果的には部署異動で直属の上司を変えて頂き現在は症状は治っているとのことでした。

こちらの対処方法で問題ないと思います。
私の会社でも上司の叱責により会社を休む新入社員がいました。

その新入社員は営業所異動願いを出して上司と離れた場所で働くことで症状が改善し、今では会社でもうまくやれています。

原因がはっきりしている場合は、その原因を遠ざけることで症状を和らげる、治すことができます。
会社へ相談しづらいこともあるでしょう。ただこういう場合は遠慮はいりません。

もしあなたが会社に残りたいと希望しているのであれば、パワハラを受けているからと言って会社を辞める必要もありません。むしろ辞めるべきはこの上司になります。どんどん会社へ相談しましょう。

事例2「大手広告代理店勤務の20代未婚女性」の場合

年齢 24歳
性別 女性 未婚
職種・業種 大手広告代理店
パワハラ後 過労による自殺
症状 心疾患 脳血管疾患 精神疾患

 広告大手代理店「電通」に勤めていた高橋まつりさん=当時(24)=が、過労を苦に自殺したことが波紋を広げている。高橋さんは直前の2カ月、友人や母親らに、LINEやツイッターなどで「過労」をうかがわせる50通以上のメッセージを発信していた。「本気で死んでしまいたい」。そこには、もだえるような苦しみがつづられている。電通は以前にも入社2年目の男性社員を過労自殺で失った。悲劇はなぜ繰り返されてしまったのか

引用 産経新聞より 【衝撃事件の核心】東大卒エリート美女が自殺までに綴った「苦悶の叫び」50通 電通の壮絶「鬼十則」が背景か

事例2の対処方法は?

この事件をご存知の方も多いはずです。大手広告代理店「電通」の社員の高橋まつりさんが過労のため自殺してしまったという胸の痛む事件です。


これは高橋さんのTwitterでのつぶやきです。いかに過酷な労働環境だったのかこれだけの情報でも伝わってきます。

この事件の場合、超大手の電通がまだこういった就業方法で仕事をしているというところが衝撃でした。

広告代理店各社もこの事件をきっかけに働き方改革に取り組んでいるそうで、私の友人の奥さんが広告代理店勤務ですが、この事件をきっかけに就業方法が変わったと言っていました。

今回自殺という最悪の結果となってしまったケースですが、対処方法としては、会社を辞めるしかなかったでしょう。

ただ今回のケースはツイートからも分かる通り、会社への拘束時間が長すぎます。
自分=会社。会社が全てとなっており、自分の世界を作っているのも会社になっています。

こうなってしまうと自主判断が麻痺してきますので、周りのサポートが必要になります。
超大手企業だろうが中小企業だろうが、明らかにおかしい労働体制の場合、それはおかしいと言ってくれる友人や家族の支えが必要です。

本当に胸の痛む事件ですので、二度と起きて欲しくないですね。

事例3 「大手引越し業者勤務の30代男性」の場合

年齢 35歳
性別 男性
職種・業種 大手引越し業者
パワハラ内容 仕事の配置転換
原因 労働組合への加入

「アリさんマークの引越社」で知られる「引越社関東」で働く営業職だった男性社員(35)が、シュレッダー係に配置転換させられたのは不当だとして地位確認などを求めていた訴訟は24日、東京地裁で和解が成立した。和解は会社が男性に謝罪し、6月1日付で営業職に戻し、配置転換前の賃金条件に戻すことなど。同社が解決金を支払うことも盛り込まれた。

引用 日本経済新聞より 不当な配置転換で和解 引越社関東、解決金支払い

こちらも有名な事件ですよね。アリさんマークの引越社で営業職をしていた男性が、労働組合に加入したことにより会社のパワハラが加熱。労働組合に加入したきっけけは、男性が仕事中の事故による弁済金を会社に求められたことを不服として加入したそうです。

この時点でかなりおかしな話ですが、男性がもがけばもがくほど会社での立場は弱くなり、ついには一日中立ちっぱなしのシュレッダー係という嫌がらせを受けていました。

会社のパワハラの衝撃な録音動画がありました。

事例3の対処方法

この西村さんの対応は素晴らしく、かなり強い気持ちの人だなと思いました。
「組合があるから頑張れる」そういう気持ちで戦っていたそうです。

この事件は和解をしていますが、西村さんは現在もこの会社で働いているそうです。
普通だったらお金だけもらって辞めてしまうかもしれません。

ただ、それだと根本的な解決にはなりませんよね。

現在も働いていて困っている方々の為にも会社に残るという選択をされた西村さん。本当に強いです。この事件の対処方法は徹底的に戦うということなんですね。

もしパワハラを受けたら

事例3を見返してみて下さい。そうです、音声を記録しましょう。

音声で無くても、メモでも立派な証拠になるそうです。まずはパワハラの証拠を集めましょう。
そして、気持ちを落ち込ませるのでは無く、西村さんのように別のモチベーションへ気持ちをシフトさせ戦いましょう。大丈夫。立場はパワハラを受けている側の方が強いです。

ただ、無理する必要はないです。この方法は戦う場合の方法。
逃げても大丈夫です。無理なら逃げて下さい。そんな会社に固執する必要はありません。

まとめ

いかがでしたか。
今回はパワハラという少しネガティブな内容でした。

また、3点事例をもとに解説させていただきました。

どれにも共通しているのは一人で抱え込むのはよくないということ。
周りを見渡し、相談できる方へ話しましょう。

きっと解決の糸口が見つかるはずですよ。

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