いじめって子供だけのものと思っていませんか?子供のいじめはニュースでよく取り上げられていますよね。実は大人のいじめもかなり深刻になってきているのです。
最近よく報道されているのは、教師間のいじめです。初めて見た時は、かなり衝撃を受けました。
あくまでも私の主観ですが、年々いじめのやり方が昔よりも高度なものになっているように感じます。
実際にいじめを行う側の心理とは一体どんなものなのでしょうか?また、いじめにあってしまった場合、何処に相談したら良いのでしょうか?
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分かりにくい大人のいじめ

子供のいじめと違って、大人のいじめは精神的にトコトン追い詰めるというものです。
悪口を言ったり、ありもしない事を言いふらすという事が多いです。その他にも、挨拶を無視したり、ため息をわざとらしくついたり、明らかに出来ないと分かるような仕事を押し付けて嫌味を言うなどがあります。
初めはあまり気にならないものであっても、段々とエスカレートし、周囲の人を巻き込み、こちら側を孤立させようとする場合もあります。
私も新人だった時、分からない所があったので先輩に聞いたところ「は?知らないの?前にも言わなかったっけ?」と言われました。初めて聞く内容なのに、何故かきつい物言いをされ、一方的に私が悪いと決め付けられました。誰も助けてくれなかったので、精神的に辛かったのを覚えています。
いじめをしている人は、上の人から信頼されている事がほとんどだと思います。
なので、いくらあの人からいじめにあっているのでどうにかして欲しいと訴えても、「あの人に限ってそんな事はしない。あなたの方に問題があったのでは?」というように言われる可能性が高いのです。
このことが、大人のいじめが子供のいじめと違って表に出てこない理由であると思います。
いじめにあいやすい人の傾向

いじめにあいやすい傾向にある人は、大きく分けて2つのパターンがあります。
いじめにあってもやり返さない人
いじめには快感があるらしく、自分の気持ちのモヤモヤや、イライラを消したいが為にターゲットを見つけて、いじめをしてストレスを発散するのです。いじめをされる側にとっては、いい迷惑ですよね。
どうしてそのような事をしたのか?と問われると、「反応が楽しいから」「あたりやすい人だったから、ついやってしまった」というような返答をする事が多いです。
このパターンの人の解決策としては、事件になる程のやり返しはしてはいけませんが、1度怒ってみる事が効果的です。
自分の気持ちをはっきりと相手に伝えると、いじめが無くなることが多いです。これでもだめっだった場合は、専門家に相談しましょう。
他の人よりも目立っている人
成績が良いとか、上司に気に入られているという人が嫉妬にあって、いじめの標的になってしまう事があります。
日本人の意識として、全員の歩調が合っているのが良くて、和を乱すような抜き出た存在を嫌う傾向があります。
このタイプのいじめは、少しのミスを大げさに指摘したり、その人が大きいか小さいかに関わらずミスをしてしまうように仕向けるのです。
解決策としては、先程のタイプと基本的に同じですが、相手に勝てる機会を待ってみましょう。
それでも解決が難しい場合は、周囲の人と距離をあけてみて、客観的にこの集団との関係を見てみると、打開策を思いつくかもしれません。
トラウマになってしまうと

酷いいじめを受けた事がトラウマになり、うつ病や引きこもり、最悪の場合、自殺に繋がってしまう可能性があります。このような症状になると、いじめ後遺症と診断されます。
心に深い傷を負い、人と関わる事が怖い、特にいじめをしていた人と同世代の人を見ると、強い恐怖と不安で、心だけでなく身体にも悪い影響を及ぼすようになってしまいます。
その結果、外に出ることも怖く、部屋に引きこもる様になってしまうのです。
自分ではどうすることも出来ない、助けて欲しいと思ったら、病院で診察を受けるか、専門機関に相談しましょう。
相談出来る所

いじめを相談出来る所は、4つあります。何処に相談するにしても、証拠を集めておく事が必要になります。詳しくは後述します。
- 会社内の相談窓口
- 各都道府県の労働局
- 労働組合
- 弁護士
①大きな会社は、いじめなどの相談窓口が社内にあることが多いです。社内にいじめをされている事が知られるのが嫌だったり、社内では解決が出来ないだろうなと思ったら、別の相談先を利用した方が良いでしょう。
②労働局とは、厚生労働省の出先機関です。いじめなどの解決に向け、法律にのっとり具体的なアドバイスをしてもらえます。そして、労働局のトラブル解決の斡旋を利用する事が出来ます。
③労働組合とは、労働者が自分達の立場を守る為に作る組織です。誰でも加入する事が出来ることが特徴です。自分と同じいじめを受けたことがある人に相談することができます。そして、団体がいじめなどの解決を会社に働きかけてくれます。
④法律の専門家なので、具体的な解決策を提示してくれます。ただし、注意することがあります。それは上の3つと比べて、こちらは相談料がかかる場合があるという事です。かなり悪質なものでないと、相手を訴えて損害賠償請求をすることは難しいかもしれません。
集めておくべき証拠

集めるべき証拠は、主に2つあります。
実際に被害を受けたと証明出来るもの
いじめがきっかけで、うつ病を発症したなど、具体的にどのような被害を受けたのか明らかにしなければなりません。
病院で診断してもらったら、診断書を必ず作ってもらいましょう。
いじめを受けた事実を証明できるもの
ICレコーダーでいじめを受けているその場での音声を録音したり、メールの内容をプリントアウトしておきましょう。
もし可能であれば、いじめを受けている現場を録画しておいと良いでしょう。
このような証拠を、毎日記録として残しておく事で、いじめを受けていたのだと証明する事が出来ます。
まとめ

子供のいじめだけでなく大人のいじめは、想像しているよりもかなり深刻な問題となっています。
いつ自分の身に降りかかるのか分からないので、恐ろしくもあります。
もし自分がいじめの被害者になってしまったら、トラウマとして心の傷になってしまう前に、1人で抱え込まず、専門としている所に相談してみましょう。


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