結婚後の仕事について。
正社員で仕事をしており、年を重ねると責任も増え、仕事内容も難しくなります。
結婚しましたが、人生の折り返し地点にきて、このまま正社員で仕事を続けていくの
がよいのか、自分の時間が持てるように、パート勤務にしたほうが人生有意義になるのかと、迷っています。
引用:Yahoo!知恵袋
結婚するとき、女性は仕事を続けるか退職するか一度は考えるものです。この問題に絶対的な正解はありません。それぞれの置かれた状況によってベストな選択肢は変わりますから、多くの女性は悩んでしまうはず。
今回はそれぞれの働き方を選ぶメリット・デメリットを徹底分析します。自分がパートナーとどのような家庭をつくりたいのかイメージしながら読んでみてくださいね。
Contents
仕事をやめて専業主婦になる

サザエさん、クレヨンしんちゃん、ちびまる子ちゃんなど、結婚世代の20代~30代の女性が子供のころ観ていたアニメ作品に出てくる母親はみんな専業主婦。その影響か、結婚したら専業主婦になりたい、子供が小さいうちは家にいるお母さんでいたい、という人も多いはず。専業主婦にはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
家事や節約に注力できる
専業主婦になることの一番のメリットはやはり「時間」でしょう。正社員であれば、1日8時間前後の労働時間とさらに通勤時間といった時間を仕事にあてている人が多いかと思いますが、それらがすべて自分の時間になるのです。
夫には外で仕事を頑張ってもらい、自分は料理や掃除といった家事に注力することで快適な生活を送ることができます。時間がある分、じっくり節約に取り組むこともできます。例えば、食費ひとつをとっても、共働きでは夕飯を作る時間がなく、つい外食や持ち帰りの惣菜に頼ることが多くなってしまいがちです。それをすべて手作りにすることで節約できる金額はバカにできません。
最近はインターネットでもたくさんの節約テクニックを見つけることができますので自分の過程にあった節約方法を研究するのも楽しいものですよ。
一馬力で家庭を支えるリスク
一方で、家庭の収入をすべて夫に頼るというのはリスクがあります。もし夫がケガや病気で働けなくなったら、会社が倒産してしまったら。
共働きであれば、どちらかの収入がなくなってしまっても、もう片方の収入でやりくりするという対策をとりやすいのですが、収入ゼロになってしまい、さらに貯蓄も少ないということになれば直ちに生活の危機に直結するという危険性があるのです。
さらに、これから結婚するという方にはあまり考えられないかもしれませんが、もし離婚することになれば経済的に自立できていないということは不安要素でしかありません。子供がいる場合は親権をとることが難しくなるのも大きなデメリットといえます。
人生のビジネスモデルを考えた場合『専業主婦』という選択は、かなりリスクを伴う。相手が、余程の資産家である場合は別として、夫の収入に大きく依存する。関係性リスク、健康リスク、会社自体がなくなるリスクもある。万が一の時、自分自身で歩を進める力を持っていないことほど、危険なことはない。
— 佐藤さとる@中小企業診断士(福井県協会)・一級販売士・FP1級 (@daikichi) December 2, 2019
万が一の備えをしっかりと
専業主婦を望むのであれば、上記のようなリスクに備えて十分な貯蓄があることが望ましいでしょう。1か月にいくらあれば生活できるのか、今の貯蓄なら収入が途絶えても何か月生活できるのか、分析しておくことが大切です。
専業主婦ができる環境かどうかも大事です。夫の収入だけで生活していけるのかどうか夫と話し合い、お互いに納得する必要があります。
「妻に『おかえり』と出迎えて欲しい」「自分は家事ができないから妻に任せたい」という男性も多く、二人の希望をうまく擦り合わせていけるとベストでしょう。
今朝見送った時の夫、嬉しそうだったなぁ…きっと今日は早く帰って来るんだろうな☺️
夫が本当は専業主婦の妻を望んでいたことを思い出してしまった。不妊治療で仕事を辞めていた時、私は暇で暇で脳が溶けてたけど、夫は毎日嬉しそうだったなぁ。— あや❄️ (@aya_adore_dt) December 2, 2019
仕事をやめて派遣やパートで働く

自分の収入も欲しいけど、正社員ほどバリバリ働くのは難しい、という人にとってパートや派遣はどちらの希望も叶えてくれるバランスの取れた働き方と言えます。
仕事と家事のバランスをとりやすい
パートや派遣のメリットはなんといっても働く時間を自分で決められる点にあります。残業も少なく、家のことをしながら無理のない時間で働くことができます。夫の勤務時間に合わせて働くことで夫婦の時間を大切にしたいという希望を叶えることもできます。
ある程度自分で自由に使えるお金を確保できるのも魅力的です。
そういえば来週からパートする事になった。
へへ、自由なお金が増えるぜ。— あめ (@TheWomanOfRain) November 1, 2019
仕事を通して社会とのつながりを持ち続けたり、子育てが一段落したときに復職するためのつなぎやリハビリとしてもちょうどよい、というのがパートや派遣のメリットといえるでしょう。
収入減・キャリアのリセット
専業主婦ほどではないにせよ、正社員からパートになれば収入がかなり減ることは間違いありません。結婚前のようなお金の使い方はかなり難しくなるでしょう。
また、退職してしまうことでそれまで正社員として築いてきたキャリアや経験、会社内での立場や信頼がリセットされてしまいます。仕事を楽しいと感じていたり、やりがいを感じていた人には大きなデメリットとなります。
会社はそのままで雇用形態を変えるのもあり
もし、勤務している会社の中でパートを雇用しているのであれば、正社員からパートに雇用形態を変更するのも選択肢のひとつです。正社員のころの経験を活かすことができますし、まったくの新規採用のパートより高い時給で勤務できる可能性もあります。
また、結婚することで私生活も生活リズムや増える家事、あるいは家事を分担したりといろいろ変化があるはず。そこでさらに仕事まで変えるとストレスが溜まってしまいます。
以前まで正直自分ではストレス耐性高いと思ってたんだけど、ストレスって本人は無いと思ってても実のところ知らず知らずの内に結構たまってるもんらしい。あ、でも毎日トレードしてた頃とか妊娠・結婚・退職・出産・育児で環境変わった時は相当なストレスを直接ひしひしと肌で実感してたけれど。
— Damier (@haru_ma) December 5, 2013
職場環境の変化を少なくしたり、仕事の量を減らしつつも同じ人間関係の中で仕事を続けることができるのは嬉しいですね。
仕事をつづける

厚生労働省が毎年実施している追跡調査で、26~35歳の男女を対象に結婚後の就業状況を尋ねたところ、女性は81.4%が「仕事を継続」と答えた。同省が27日に発表した。男性は99.3%が仕事を続けている。結婚後の就業形態に関し男女とも「正規の職員・従業員」が最多。ただ男性は85.1%を占めたのに対して女性は57.6%で、雇用環境が不安定であることの一端がうかがえる。
引用:Yahoo!ニュース
上記の厚生労働省の調査によれば、結婚後も約半数の女性が結婚後も正社員として仕事を続けているという結果がでています。一昔前には結婚したら女性は退職するもの、「腰掛け社員」などと言われていた時代もありましたが、その常識は変わりつつあるのです。
世帯収入は◎

引用:doda
上の表はdodaエージェントサービスに登録している正社員の方の年代別の平均年収です。20代男性の平均年収が367万円、20代女性が319万円となっていますので、単純計算ですが20代の男女が結婚したら世帯年収は700万円近くなります。この金額を夫ひとりで稼ごうとすると50代になってやっとというところ。
ここ数年、年金の問題がニュースで取り上げられたり、子供の習い事などお金はどれだけあっても不安を感じる人はいるはずです。いわゆる二馬力で働くことによる世帯年収の高さは、この時代にあっておおきなメリットであるといえるでしょう。
結婚して仕事を辞めさせられて婚家に尽くした人も、やりたい仕事を続けたものの共働きで一人で全て背負った人も、みんなみんな大変そうだった。
ただ、後者にだけは引退後手元にお金が残って、人生の後半にもなって立派な家を建てたのが印象的だった— t_lily (@l_i_l_lily) January 5, 2016
女性のキャリアアップ
また、仕事にやりがいを感じている女性にとって、結婚=退職ではないという選択肢はそれだけでメリットがあります。女性の初婚年齢は20代後半から30代前半がボリュームゾーンとなっており、仕事が軌道に乗り、楽しさややりがいを感じる時期と重なってきます。
仕事か、結婚か、ではなくどちらも両立することは女性にとっても社会にとっても大きなプラスであることは間違いありません。
オーバーワークに注意
結婚後、「家事に専念するため」「仕事と家事の両立が難しい」といった理由で仕事を辞めていく人も多く、男女平等といいながらまだまだ家事は女性がするものという意識が残っているのも事実です。
夫が死に物狂いで仕事「だけ」していられる背景には、家事をしながら働いて育児する妻が隠れている
頭を下げる回数なんて仕事でのトラブル以外にも子どもが体調崩す度にやってくる
お互いフルタイムで働いてるのに家事育児しない夫なんて山ほどいるけど、犠牲になってんのはどっちだよ? https://t.co/kNmwRrZ1zD— さめはだ (@same_sk1n) November 27, 2019
今までと同じように仕事をしながら家事をこなすのは至難の業と心得ましょう。ひとり暮らしで家事をこなせていたから大丈夫、という考え方も非常に危険です。一人でなんでも抱え込んでしまうと心も体も壊してしまいます。
家事分担・外注の検討が大切
夫婦がどちらも正社員として働いていくのであれば、家事分担は必須です。どちらかに負担が偏ってしまうと肉体的にとても負担になりますし、「なんで自分ばかり」とストレスや夫婦不和の原因にもなりかねません。
とは言え、時間もあまりない共働き夫婦がお互いの得意不得意を完璧にフォローしあうのも難しいものがあります。せっかく高い世帯年収があるなら家事を外注することも大切です。
食洗機欲しいと言ったら
食洗機なんか信用できんと言い
乾燥機付きの洗濯機買うって言ったら
そんなもんいらんやろ〜て言うけど
だったら全部してくれ!
皿洗いと洗濯だけが家事じゃない
他にもやる事たくさんあるし、
妊娠中体調悪くて出来ないし、
子供生まれたらもっと大変になる
やるのは私なのよ— 海@初マタ16w (@202005kk) December 2, 2019
例えば乾燥機付き洗濯機や食器洗機といった高機能な家電を使うことで家事の時間を減らしたり、最近はお手頃な家事代行サービスも増えており、それらを上手に活用することで二人の負担を減らすことができます。
二人で話し合いながら、仕事と家事のバランスをうまくとっていきたいですね。
結婚しない人生もあり

引用:内閣府
こちらの表は内閣府が調査した「50歳時の未婚割合の推移と将来推計」です。50歳時点での未婚率は生涯未婚率ともいわれます。見ての通り男女ともに増加しており、今後もその流れが続くと考えられています。結婚することが当たり前、という価値観は薄れつつあるのかもしれませんね。
「結婚しない」という選択肢にはどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
仕事に打ち込める
結婚すると、家事や育児などがあり、どうしてもそれまでのように100%自分の力を仕事に向けることが難しい部分があります。パートナーに任せきりというのはもはや時代遅れです。
未婚であればパートナーや自分のプライベートを気にせず仕事に打ち込むことができます。仕事が楽しくてしょうがない、人生の生きがいと思っているような人は未婚という選択肢もアリでしょう。
お金や時間を自由に使える
結婚すると、自分の裁量だけでお金の使い道を決めることができない場面も多々出てきます。子育てや家の購入などに備えて貯金の計画を立てる必要も出てくるでしょう。未婚であってももちろん貯金は大切ですが、夫婦や家族で話し合う必要がなく、その自由度の高さはメリットになります。
ケガや病気になったとき
ケガや病気になったとき、周りの世話をしてくれる人がいないのは不安ですね。入院や手術となれば、手続きをしてもらったり、付き添いが必要なこともあります。若いうちはまだいいかもしれませんが、年をとればとるほど大きな不安となりますし、実際不便に感じたり問題になることもあるでしょう。
未婚で暮らしていけるか考えよう
未婚でいることは自由度が高く、若いうちは楽しいかもしれません。一方で年齢を重ねると孤独を感じるものです。未婚率は上昇し続けていますが、少数派なのも事実です。今後、社会も未婚の人がもっと安心して暮らせる仕組みになっていくかもしれませんが今は可能性の話。これからの人生一人でやっていけるのか現実的に考えてみることも大切です。
まとめ

メリット:家事や節約に注力できる
デメリット:働き手が働けなくなった時のリスクが高い
メリット:収入を得つつも家事と両立しやすい
デメリット:正社員と比べると収入減・いままで築いたキャリアがリセットされる
メリット:世帯収入の高さ・キャリアの継続
デメリット:オーバーワークになりやすい
メリット:お金や時間の使い方を自分の裁量で決められる
デメリット:ケガや病気になったときの不安
結婚したら、働き方をどう変えていくか。これは夫婦や家族の在り方を考えることそのものです。それぞれメリットやデメリットがありますが、パートナーや家族とよく話し合い、幸せな家庭生活の第一歩にしたいですね。


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