きっと就職活動や転職活動している時、求人票で年間休日の日数はほとんどの人が確認をするところだと思います。もちろん私も転職活動していた時、基本給や福利厚生も確認しますが、年間休日の日数も確認しました。
むしろ仕事とプライベートを充実させたい人にとっては確認必須なところですよね。しかし、改めて105日や120日といわれるとどのくらい休みなのか、わかりにくいと思います。実はここをしっかり理解していないと、会社にいいように使われてしまうかもしれません。
そこで労働基準法の最低ラインと言われている105日を例に、あなたの会社が違法になっていないか確認していきましょう。もしかしたら、違法になっているかもしれませんよ。
年間休日とは
そもそも、年間休日とは何でしょうか。
年間休日とは会社の規定で定められたもので、会社によって条件を満たせば自由に決める事ができるようになっています。そのため、求人票を見ると105日のほかに108日や120日など会社によって年間休日が違うんですね。
年間休日には1週間に定める休日日数に加えて企業が定める創立記念日などの独自の休日、国民の祝日、ゴールデンウイーク、シルバーウイーク、お盆休みや夏季休暇、年末年始休みの冬季休暇など企業が休日と定める日を含めます。
労働基準法をチェック!

年間休日のことが分かったうえで、労働基準法での休日の決まりを見てみましょう。
1、使用者は、労働者に対して、毎週少くとも1回の休日を与えなければならない。
2、前項の規定は、4週間を通じ4日以上の休日を与える使用者については適用しない。
このように、実は労働基準法には年間休日の定めはなく週単位で1日の休憩を付与しなければいけないということが定められているのみとなります。そのため、年間休日が105日未満の会社がすべて違法というわけではありません。
従業員との間で、週40時間を超える労働や、休日出勤をすることを同意する協定(36協定)を労働組合などと書面による協定を結び、労働基準監督署に届け出ることで違法ではなくなります。

それでは年間休日105日とは?
105日と言われても、いまいちピンとこないですよね。
実は、年間休日105日は1年で土日しか休みがないのとほぼ同じなのです。
では、土日以外の休みといえば祝日ですね。この祝日が2019年は何日あるかご存知でしょうか。
「追加休日カウント」は、祝祭日によって年間の休日が何日増えたかを数えています。土日の場合は元々休日ということでカウントしていません。
追加休日 日付 祝日 1 2019年1月01日(火) 元日 2 2019年1月14日(月) 成人の日 3 2019年2月11日(月) 建国記念の日 4 2019年3月21日(木) 春分の日 5 2019年4月29日(月) 昭和の日 6 2019年4月30日(火) 国民の休日(2019年のみ) 7 2019年5月01日(水) 新天皇即位日(2019年のみ) 8 2019年5月02日(木) 国民の休日(2019年のみ) 9 2019年5月03日(金) 憲法記念日 2019年5月04日(土) みどりの日 2019年5月05日(日) こどもの日 10 2019年5月06日(月) 振替休日 11 2019年7月15日(月) 海の日 2019年8月11日(日) 山の日 12 2019年8月12日(月) 振替休日 13 2019年9月16日(月) 敬老の日 14 2019年9月23日(月) 秋分の日 15 2019年10月14日(月) 体育の日 16 2019年10月22日(火) 即位礼正殿の儀(2019年のみ) 2019年11月03日(日) 文化の日 17 2019年11月04日(月) 振替休日 2019年11月23日(土) 勤労感謝の日 2019年は17日の追加休日があります。
この年は例年より休日が多くなりました!
引用 日本の祝日カレンダー
2019年の休日は土日を抜かして17日あります。
毎週土日休む場合これらの祝日は全部出勤することになります。そう考えると、カレンダー通りの休みではないことが分かりますね。
今年のゴールデンウィークは10連休で国内でも国外でも旅行に行ける長期休みだというのに、自分は出勤しなければならなくなります。せっかく今年は天皇即位というおめでたいことがあり、祝日が増えているのに休みではなかったら残念ですよね。

実際のカレンダーの内訳をみてみた

実際に年間休日105日の企業はあります。では、どのように休まれているのかカレンダーの内訳をみてみましょう。
年間105日ですと、月8日、つまり週休2日で96日+お盆、ゴールデンウィーク、年末年始を仮に3日ずつとすると105日なります。
通常祝日や日曜を隔週休みと記載するのはあまり見た事ないですし、土曜隔週休み年間105日というのはよく見るのでおそらく土曜日隔週休みと思います。求人なら面接で確認されるほうがいいと思います。
引用 ヤフー知恵袋
うちの会社は年間休日105日です。
年末年始、お盆休みは各5~6日。
日祝日で約68日。
残り25日程度が土曜日休みとなります。
引用 ヤフー知恵袋
このように、さすがに土日休みだけの会社は基本ないことが分かりますね。実際は、土曜日隔週休みのような感じにして、お盆や年末年始休むような仕組みになっているんですね。
年間休日はどのくらいあるといいの?
年間休日105日だとプライベートな時間やカレンダー通りの休み、長期休暇が少ないことが分かりましたね。では、年間休日がどのくらいあるとプライベートが充実した生活になるのでしょうか?
厚生労働省の統計によると、労働者一人あたりの平均年間休日数は113.7日です。
大企業から中小企業までひっくるめた全企業の平均が113.7日です。ですが、平均あればそれで満足かと問われれば、正直微妙ですよね。私は不満です。
一方、求人を評価するときに、「年間休日120日」が好条件の基準と考えられる風潮があります。
実際、「年間休日120日以上」を検索の「こだわり条件」としている転職サイトも多々あります。私が確認したところでは、「リクナビNEXT」、「doda」、「エン転職」、「type転職エージェント」「女性のtype転職エージェント」がありました。
これはあくまで目安ですが、年間休日が120日程度あると、土日休みに加えてゴールデンウィークや夏季休暇、年末年始の休みを確保できます。これならきっと充実したプライベートな時間を過ごせそうですね。
実際に年間休日120日の企業について、年間休日の最低ラインについてはこちらの記事をご覧ください。
まとめ

年間休日が105日はカレンダー通りの休みではありません。そして労働基準法の違反でもありません。
しかし、一度きりの人生を仕事だけに費やすのは誰も嫌ですよね。もちろん私も嫌です。休日大好きです。妻や子供との時間がとても大好きですし、大事です。
ですので私のように家族の時間を大切にしたい人、他にも、自分の趣味の時間が欲しい人、恋人や友達の時間が欲しい人など、プライベートを充実させたい人は、少なくとも年間120日程度の休みがある企業への就職・転職がおすすめです。


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