職場を選んでいる方、今の職場に疑問を持っている方が気になる項目の1つが年間休日。「私の年間休日って多いの、少ないの」、とか「休日の内訳ってどうなってるの」、なんてことが気になる人も多いことでしょう。
年間休日120日というものを1つの目安にしている人が多くいますがなぜ120日というのが1つの目安になっているのでしょうか。
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なぜ年間休日が大切か

休日日数を理由に転職を考えている人なら休日の大切さを実感していることかと思いますが、今働いている人の中には、「休日は少なくていいからたくさん稼ぎたい」、「今は仕事が楽しいから休みは必要ない」、なんて思っている人もいるかもしれません。
ただ人間いつまでも若くいられる訳ではありませんし、いくら好きなことでもスランプがあったり、たまに飽きたり、辞めたくなったり、リフレッシュが必要だったりしますよね。
もし毎週土日が休みなら趣味や休息の時間が作れますし、無理をして体を壊してしまってはどうしようもありません。
年間休日105日だと土日だけ休みで祝日が無いので、リフレッシュしにくいです。
正直、土日休めるだけでもありがたいんですけど、たまに3連休が欲しくなるじゃないですか。3連休で温泉に行ったり、何もせずひたすらダラダラしたりして疲れを癒やしたくなるんですよ。(中略)こうした祝日の小さな積み重ねって、日々の仕事の疲労回復にかなり貢献すると思うんですよ。
年間休日105日だと、慢性的な疲労を抱え込みやすいです。今は20代だからまだ元気なのですが、30代とか40代になった時のことを考えると、結構恐ろしいです。
では一体どのくらいの休日ならいいのか、まずは1つの基準となる120日ってどのくらいの休みなのかを見ていきましょう。
年間休日120日の内訳

年間休日120日の主な内訳はどうなっているのでしょうか。
答えを先に言うと土日祝をきっちり休むと年間で120日の休日になります。
1年356日÷1週間7日で1年は52週間あり、土日を休むと52×2で102日の休み。さらに祝日が日本には16日ありますからそれを加えての120日です。
120日の休日が多いと感じるか、少ないと感じるかは個人の間隔にも寄りますが土日祝しっかり休める日数という点から見れば日数として多いと言えるでしょう。
休みの日が決まっていれば旅行や遊びなんかの予定も立てやすくなるのでさらに安心ですね。


休日のカウントの仕方は?
先ほどの休日日数は土日祝のみで数えましたが、全員がそんな風に休める訳ではないですよね。「会社の創立記念日で休みだった」、「月曜が定休日だ」、「有給休暇を使った」、という場合は休日としてカウントされるのでしょうか。
年間休日として数えるのは全員が必ず休みを貰える休日です。
有給休暇は人によって取る日数が異なるため年間休日には含まれません。逆にお盆、正月休みや創立記念日での休みなんかは全員が休みになるため休日としてカウントされます。
つまり120日の年間休日のある職場であれば有給休暇をプラスしてもう少し休みが貰える可能性も出てくるということになります。
ただこれは後で詳しく書きますが有給休暇は必ず好きなタイミングで貰える訳ではないということに注意が必要です。
年間休日120日休める職場はどのくらいあるのか

実際にどれくらいの企業が120日以上の休日を設けているのでしょうか。
厚生労働省が調べた企業規模別の年間休日数のデータを見ていきましょう。
企業規模 | 100日~109日 | 110日~119日 | 120日~129日 |
1,000人以上 | 25.9% | 29.8% | 39.7% |
300~999人 | 30.0% | 25.5% | 35.2% |
100~299人 | 30.3% | 25.3% | 28.7% |
30 ~ 99人 | 35.8% | 18.3% | 20.6% |
あなたはどの割合に当てはまりましたか。
やはり人数の多い企業は人でがたくさんあるので休日も多くなっていますね。データを見る限りだと120日以上の休みを貰えている企業は半分もいかないのでやはり年間休日120日は多い方なのではないでしょうか。
110日ほどの休日でも有給休暇をしっかり貰える企業に入れば120日近くの休日を得ることができるかもしれませんね。



週休2日制と完全週休2日制の違いとは

週休2日と似ている言葉に完全週休2日制というものがあります。一体何が違うのでしょうか。
- 週休2日制・・・1ヶ月の間に週2日の休みがある週が1度以上あること
- 完全週休2日制・・・毎週必ず2日の休みがあること
こんな違いがあります。
求人情報を見る際にはこの違いに注意しましょう。また何曜日が休みになるのか、祝日は休みになるのかが明記されていない場合もあるので、入ってから、「そんなの知らなかった」、なんてことがないようにしっかり確認しておきましょう。

大事な休日、他に注意すべきことは?

先ほどから何度か出てきている有給休暇、これについては少し注意が必要です。
例えば夏休みシーズンに自分が休暇を取りたくても、会社がその時期に繁忙期である可能性だって大いにあり得ます。
基本的に自分の好きな時期に取ってよいとされている有給休暇ですが、あなたが今休まれると会社の事業が回らなくなる、といった場合には会社側があなたに別の日に有給休暇を取得するように要求することもできます。
休暇の取り方についての裁判も行われており、必ずしも自分の好きな時期に休めるわけではないと言うこともその結果から分かります。
→ 他の社員の休暇取得、欠勤等により人員が不足する場合の時季変更権の行使は正当(新潟鉄道郵便局事件 最高裁 昭和60年3月11日)
→ 教師の期末テスト当日の休暇に対する時季変更権の行使は正当(道立夕張南高校事件 最高裁62年1月29日)
→ 短期間の集合研修期間中の休暇に対する時季変更権の行使は正当(NTT年休事件 最高裁 平成12年3月31日)
自分の探している職場の繁忙期のチェックも大切ですし、毎週コンスタントに休日が取れるのか、それとも忙しい時期と休みの多い時期があるのかなど、休みの形態は様々なので調べておいたほうがいいでしょう。
あまり馴染みのない話かもしれませんが、船舶航海士なんかは常に海上勤務があり、その後陸で長期の休みがあります。ここまで極端な例はないかもしれませんが、今から働こうとしている職業の年間スケジュールなどは知っておいたほうがいいかもしれませんね。
まとめ
では今回のまとめです。
- 年間休日120日とは土日祝をすべて休んだ場合の日数
- 有給休暇は年間休日としてカウントしない
- 120日以上休みのある企業は半分にも満たず、休日日数は多いと言える
- 完全週休2日制と週休2日制は違う
- 繁忙期や休みの形態に注意
いまの職場の休日数に不満を持っていたり、転職中だったりする方は以上の点に注意して年間休日というのを今一度見直して見てはどうでしょうか。
最初にも書きましたが休むことは人生でとても大切です。自分の体調と相談しながら、無理せずに働いて行きましょう。


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