面接が苦手な人は、多いのではないでしょうか。
かつての私もそうでした。
しんと静まり返った面接室で、鋭い眼光の面接官に難しい質問をされたら、どうにもドキドキしてしまって。自分なりに準備してきたハズなのに、頭が真っ白になって、面接が終わった頃には自分が何を話したか、まったく記憶に残っていないこともしばしばでした。


わ、私は、ききき、木佐貫と申します!えと、私の強みは、ててて、転職回数が多いので、さ、様々な仕事を、け、経験していることどぇす!!

若いのに転職回数が多いのはちょっと気になりますねぇ。なにか事情でも?

そそそ、それは、その、あの・・・・・・す、すいまひぇぇぇん!!!!
このように、せっかく面接にたどり着いても、うまく回答できないために、ことごとく落とされてきたのです。
私は考えました。
面接であがってしまって、どうしても上手に回答できない。そんなときは、予想される質問の回答を全部作ってきてしまえば良いのではないか?
そこで、本記事のテーマは、
としました。
実際、私も質問をあらかじめ予想し、対策をしたおかげで面接を突破できた経験があります。すべてを聞かれることはありませんが、それだけ入念に準備しておくことで、「どんな質問がきてもきっと大丈夫!」という自信が持てるため、心に余裕が生まれます。
この記事は、こんな方におすすめ
- 面接が苦手
- 質問にうまく答えられない
- 転職の面接ではどんな質問をされるのか、知りたい
100個と聞くと多いように感じますが、似通った質問もあります。質問対策はやればやるだけ、臨機応変に対応できるようになるので、できる限り回答を考えておきましょう。
面接の質問対策は事前準備が命

面接の質問によどみなく答えるには、事前に十分な準備をしておくことが大切です。ここでは、とくに重要な「自己分析」と「業界研究・企業研究」についてお伝えします。
自己分析
自己分析をすると、自分の強みや向いている仕事、志望企業で発揮できる能力などがわかります。
面接の2大質問「自己PR」と「志望動機」は、自己分析がしっかりできていないと答えられません。その他、面接では、職務適正やあなたが自分を客観視できているかを問われることも。
私が30歳のとき、自己分析に力をいれたおけげで、未経験の異業種に転職できました。
自己分析の活用法は関連記事に詳しく書いてありますので、参考にしてください。
業界研究、企業研究
自己分析と並んで大切な準備が業界研究と企業研究です。
中途採用の面接では「あなたが会社の即戦力になるかどうか」がとりわけ重視されます。
また、業界や企業のことを深く知っていないと、そもそも応募の段階で、あなたが活躍できる企業を見つけることができません。
適当に待遇の良さそうな企業に応募しても、あなたにスキルや能力が不足していると判断され、必要とされない場合が多いでしょう。それに、業界や応募企業のことをよく知らないと、熱意や意欲も伝わりません。
業界研究や企業研究では、積極的に情報を集める必要があります。
具体的には、下記の資料がおススメです。
- 新聞・ニュース
- 就職サイト・転職サイト
- 書籍や雑誌 「業界地図」「就職四季報」など
- 会社説明会
- 業界研究セミナー
- 企業のHP
- 求人サイトの会社情報
- 業界紙や「会社四季報」
- 上場企業の場合→IR情報 「有価証券報告書」「アニュアルレポート」などその企業の財務状況や業績に関する内容の書かれたもの
- 会社のSNS
- 会社の口コミサイト 「Vorkers」、「カイシャの評判」、「転職会議」、「キャリコネ」など
業界や企業に関するより詳しい情報を得るのに最も手っ取り早い方法は、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントは求職者と企業をマッチングさせる転職のプロです。
業界や企業の内部事情に詳しいので、自分で研究するだけでは手に入らない、より詳細な情報を得ることができます。
転職エージェントの詳細については、以下の記事に詳しく書いています。30代以上の転職については、正直なところ自力で行うのはキツイと思います。そんなとき、転職エージェントにお任せすれば、手厚いサポートで転職成功確率は飛躍的に上がります。
実際、私も30歳のときの転職活動でとてもお世話になりました。個人的に、30歳以上で転職を考えている人は必ず使った方が良いと思います。
質問への答え方:4つのポイント

自己分析も、業界研究も、企業研究もしっかり行いました。これでどんな質問がきてもきっと大丈夫!完璧に答えられるハズ!・・・というわけにはいきません。というのも、面接という限られた時間の中で面接官が満足する答えを話すには、独特のルールやポイントがあるからです。
ここでは、4つのポイントから正しい面接での答え方を解説します。
- 質問の意図を考える
- 回答は簡潔、明快に
- 伝わる回答のルールに沿って話す
- ふさわしい態度で面接に臨む
順番に見ていきましょう。
1.質問の意図を考える
極論を言えば、面接官の質問はすべて「会社で活躍できそうな人物か」「長く働いてくれそうな人物か」を見ているものと言えます。
回答では、あなたが「会社で即戦力として活躍できる人材である」ことや、面接官が「この人は長く勤めてくれそうだ」と期待できる理由や根拠を、実績や具体例などを交えて答えることが大切です。
あなたが即戦力になる実力を備えているか
あなたが長く働いてくれそうか
参考:doda HPより 面接に合格するためのコツやポイントを教えてください
2.回答は簡潔、明快に
面接という限られた時間のなかで、あまりダラダラと長い時間をかけて回答するのは得策とは言えません。
どうしても入社したい、という熱意を持って臨んだ面接。あなたにも伝えたいこと、アピールしたいことは山のようにあるでしょう。しかし、会社も普段の業務が忙しい中、あなたのためにわざわざ時間を割いてくれています。
貴重な時間を無駄にしないためにも、適切な長さで、最適な答えを返しましょう。
質問1つに対する回答の長さは、本やサイトによって諸説あり、混乱してしまうかもしれません。ですが、信頼ある情報源をあたってみたところ、質問によって、
- 15~30秒程度
- 30秒~1分程度
という、2つの目安時間が浮き彫りになりました。
下記の記事によると、面接官の集中力は、たったの15秒しか持たないのだそうです。
●以下、集中力と時間の関係をまとめます。
第1段階: 0秒~15秒 集中状態
第2段階:16秒~30秒 半集中状態
第3段階:31秒~45秒 上の空状態
第4段階:46秒~60秒 飽き飽き状態
第5段階:60秒~ イライラ状態
引用:朝日新聞ひろば 朝日・坂本内定塾 Q.話がダラダラしていてまとまりがないと面接官に注意されました。私は面接が苦手です。話し方のアドバイスをお願いします。
しっかりと話を聞いてもらうためには、15~30秒程度に簡潔にまとめる必要があります。
しかし、質問の内容によっては、具体的な話が必要な場合もあり、30秒では足りないことも。既卒・第二新卒専門ウズウズカレッジのキャリアカウンセラーによると、30秒~1分以内が1つの目安になります。
YouTube動画:ウズカレch 【面接対策】面接で一つの質問への回答時間は30秒から1分の間に収める
以上のことから、
自己PRや志望動機など、具体的で込み入った話が必要な場合は30秒~1分程度まで
待遇面についての回答など、短時間で答えられる場合は、15~30秒程度
で回答するのが良いでしょう。
3.伝わる回答のルールに沿って話す
面接官は、回答の内容だけでなく、いかに説得力があり、かつ分かりやすく回答しているかも見ています。せっかく一生懸命に答えても、伝えたいことが面接官に伝わらなければあなたの魅力を理解してもらえません。
適切に質問に答えることはもちろんのこと、主張に納得できる理由や根拠を示し、実績や魅力をアピールしましょう。
私のおススメは、次のような流れで回答することです。
- 結論
- 理由
- 根拠や具体例
- 結論
1.結論
まずは最初にあなたが最も伝えたいことを述べます。
話の冒頭であなたが主張を端的に言い切ることで、伝えたいことがストレートに伝わります。また、このあと具体的な話が続くわけですが、最初に「こんなことを話します」と宣言するため、話があちこちにズレるのを防ぐことにもなります。
例えば、「私が御社に志望したのは、〇〇という御社のビジョンに共感したからです」(志望動機)とか、「私の強みは〇〇です」(長所のアピール)のような感じです。
最初にスパッと結論を言い切り、その後に理由を述べるようにしましょう。
2.理由
回答の最初に最も話したいことを述べた後は、「なぜそう思ったのか」「どんな経緯でそう考えたのか」などの理由を話しましょう。
あなたが主張に適切な理由を添えることで、面接官の納得感が増すハズです。
また、納得できる理由があると、面接官はあなたに対して、「論理的に話ができる人」という印象を抱きやすいものです。主張の後に「なぜなら~」と理由を続けましょう。
3.根拠や具体例
主張・理由に続いて、根拠や具体例を話すことができると、あなたの主張がより説得力あるものになるでしょう。
例えば、あなたが前職で、とあるプロジェクトのリーダーを務めていて、会社の売り上げに貢献したとします。
この時、あなたがまとめたプロジェクトの具体的な内容や、リーダーとして頑張って取り組んだこと、その結果会社にもたらした利益の具体的数値などを話すことができると、面接官もあなたの実力や活躍を想像しやすくなるでしょう。
また、ここにあなたの実績や経験、スキルがわかるようなエピソードを入れても良いでしょう。内容は具体的であればあるほど伝わります。ただし、細かく伝えたいあまり、ダラダラと長く話してしまわないよう注意してください。
4.結論
時間がない時には省略しても構いませんが、最後にもう一度、主張を一言で伝えられるとより丁寧です。
例えば、「私は御社の〇〇というビジョンに共感し、志望しました。なぜなら~(理由)~だからです。というのも、~(根拠や具体例)~。そのため、御社の○○というビジョンを共有し、事業に貢献していきたいと考えています。」のような感じです。
とくに回答が1分程度の比較的長い話になる場合、面接官にあなたの主張を印象づけるためには大変有効です。
ただ、短い回答など、何度も同じことを言うと“クドくなる”場合もあるので、考えた答えを声に出してみて、違和感がないかチェックするようにしてください。
4.ふさわしい態度で面接に臨む
面接で見られているのは、質問への答えだけではありません。面接中の態度も重要です。
目を見て、ハキハキと話す
質問への答えを話す時は、面接官の目を見て、ハキハキと話すようにしましょう。面接官が複数人いる場合は、質問をした面接官の方を向きます。
「メラビアンの法則」をご存知ですか?アメリカのアルバート・メラビアンという心理学者が提唱した概念で、対面でのコミュニケーションにおいて、人は言語よりも「見た目」や「態度」、「声の調子」を重視するというものです。
人に与える印象に言語、つまり「話の内容」が影響するのはたったの7%。すなわち、「何を話したか」よりも「どう話したか」の方がずっと重要なのです。
とはいえ、ビジネスシーンで話の内容が7%しか影響しない、は言い過ぎかと思います。
それでも、面接官があなたに持つ印象の大半は、話し方や態度が影響していると思っておいてください。
参考:DIAMOND onlineより 「話し方」で印象が9割変わる!誰でもできる「話しグセ」の修正テクニック
傾聴の姿勢
面接は、面接官の質問と応募者の回答をやり取りするコミュニケーションの場です。話し方や話す時の態度も重要ですが、質問を受ける時も、「しっかりあなたの話を聞いていますよ」という態度を示すことがとても大切です。
たとえ質問内容をしっかり聞いていても、ぼーっと上の空で話を聞いているように見られてしまっては損です。
質問を受ける時は、しっかりと面接官の目を見て、ときに頷き、「質問を理解しようと努力している姿勢」を見せてください。
転職の面接でよくある100の質問

ここでは、大手転職サイトの事例や私自身の体験をもとに、転職の面接でよく聞かれる質問を100個まとめました。面接対策の参考にしてください。
あなたのことを尋ねる質問
あなた自身についての質問を投げかけることは、面接官があなたについての情報を幅広く集めるのにとても便利です。「入社したら活躍してくれそうな人物か?」「仕事に対して何を考え、どんな風に行動する人なのか」「問題点や課題の認識力は?」などを見られています。
1.自己紹介をお願いします。
あなたの印象や人物像、スキルや経験、コミュニケーション能力
ポイント
最初に聞かれることが多く、第一印象を決める重要な質問
氏名を名乗り、職務経験やスキル、強みなどを志望企業の業務と関連付けて話す
スキルや経験、実績がわかる具体的なエピソードを入れる
2.自己PRをお願いします。
スキルや経験は十分か
即戦力になりそうか
ポイント
あなたの経歴やスキルが仕事と関連していることをアピール
どんな能力がどんな仕事に活かせるか
具体的なエピソードを交える
3.あなたの職務経歴を教えてください。
自社で活かせるスキルや経験はあるか
即戦力になりそうか
ポイント
どんな仕事に何年携わってきたか、具体的に話す
ただ事実を羅列するだけでなく、実績やスキル、経験がどう仕事に活かせるか話す
即戦力になれることをアピールする
4.あなたの実績を教えてください。
即戦力になりそうか
ポイント
どんな実績や成功体験を積んできたかを、具体例や数値を交えて話す
仕事に活かせるスキルや経験があることを実績からアピール
長くなりすぎないよう簡潔に伝える
5.あなたの長所(強み)何ですか?
長所が仕事に活かせるか(職務適正)
あなたが自分自身を客観視できているか
ポイント
自分の能力やスキルが仕事でどう活かせるかを話す
仕事に強みを活かした具体的なエピソードを交えて話す
6.あなたの短所(弱み)は何ですか?
短所が仕事に影響するか
困難を乗り越えるバイタリティや機転、応用力はあるか
ポイント
短所は改善可能なものを話す(「思い通りにならないとついカッとなってしまい自分を抑えられない」などは×)
短所を話すときは「こんな点に気をつけている」と改善やカバーに努力していることを伝える
具体的に短所をカバーして成功した体験談があると良い
7.当社があなたを採用するメリットは何ですか?
即戦力になりそうか
営業職などの場合、「売り込む力(アピール力)」を見られる場合も
ポイント
即戦力となるようなスキル・能力を具体例を交えてアピールする
実績がアピールできればなお良し
8.あなたの将来の夢は何ですか?
将来設計がきちんとできているか
会社の経営ビジョンと合致しているか
ポイント
どんなキャリアを身に着けたいか、どんな役職を目指したいかを話す
5年後、10年後など、○○年後にどうなっていたいかを具体的に話せればなお良し
目標とする人物がいれば、その人のようになりたいと話すのも◎(ただし、具体的に)
9.あなたが前職で最も努力したことは何ですか?
職務適正
目標達成のために努力を怠らない人物か
ポイント
自分で努力した点はもちろん、それが成果になって現れたエピソードを話す
実績があれば積極的にアピールする
その努力についての、上司や同僚など周囲からの評価をアピールする
10.あなたが前職で達成した最も大きな成果は何ですか?
あなたの実力/即戦力になりそうか
仕事に対する姿勢
ポイント
具体的な実績をアピール
実績がなくても、努力して成果が出たエピソードがあればアピールする
どう考え、どんな行動をとったか、どんな点に力を入れていたか、など成果に繋がったポイントを具体的に話す
11.今、あなたが抱える課題は何だと思いますか?
自分を客観視できているか
問題解決に向けて努力できる人物か
ポイント
前職では経験できなかったことや、未経験だが新たにチャレンジしたいことを伝える
あなたが自分自身の課題をしっかりと把握し、改善に向けて努力していることをアピール
志望企業で挑戦したいことは何か、それに関して不安なことはないかを話す
12.これまでで、最も難しかった仕事を教えてください。
ストレス耐性
仕事に対する姿勢・考え方
ポイント
どんな困難があったのか
それをどんな風に乗り越え、どんな成果を得たか
そこでどんなことを学んだのか
13.職業生活で、一貫して追求してきたテーマはなんですか?
専門職としての仕事への姿勢
仕事に対する熱意や意欲
ポイント
とくに専門職が聞かれることが多い質問
あなたが仕事で情熱を持って取り組んできたことを話す
仕事に対するこだわりなどを話す
14.周囲の同僚や上司の方は、あなたのことをどう評価していると思われますか?
自分を客観視できているか
仕事の実力
ポイント
同僚の発言など具体的なエピソードがあると、面接官もあなたが働く姿を想像しやすい
上司からは評価は人事考課の結果などを元に客観的に分析して伝える
あなたがその評価を得るために工夫したり努力しているエピソードを加える
15.内定を出したら我が社に入社していただけますか?
第一志望であるかどうか
入社に対する熱意や意欲
志望企業があなたに関心のある証拠
第一志望でなくても、前向きな回答を
曖昧に答えてしまうと、入社意欲が低いように思われるので注意
16.あなたの趣味は何ですか?
あなたの人物像
あなたの趣味が仕事に支障を与えないかを確認している場合も
ポイント
面接官があなたに関心を示している可能性がある
趣味のせいで仕事がおろそかになってしまうと心配されるほどの熱中っぷりは話さない方が良い
志望動機を尋ねる質問
志望動機は必ず聞かれる質問の一つです。入社意欲の高さや仕事の適正を見られる項目。自己分析はもちろんのこと、業界研究や企業研究をしっかり行い、「あなたが仕事に対して正しい理解を持っていること」を示しつつ、高い意欲や経歴・スキルをアピールしましょう。
17.なぜ当社に応募したのですか?
入社意欲や会社への興味・関心の高さ
ポイント
会社や仕事のどんなところに魅力を感じたか、興味を持ったか
自分の経験やスキルが活かせる点はどんなところか
「意欲」や「熱意」をアピールする
18.志望する企業を選ぶ基準にはどんなものがありますか?
志望企業の傾向、一貫性
ポイント
待遇面より、「こんなことがしたい」や「スキルや経験を活かしたい」のような仕事に前向きな基準が良い
他の志望企業を正直に話しても問題なし
その際、たとえ志望する業種や職種が違っても、「こんな軸を持って選んでいる」という明確な理由を伝える
19.同業他社はいろいろありますが、なぜ当社を選んだのですか?
業界や会社についてしっかり研究しているか
入社に対する意欲の高さ、仕事に対する熱意
ポイント
同業他社と比較して、その企業だけの強みや魅力を理解しておく
自分の強みやアピールポイントと関連付けて、志望企業だからこそ活躍できることをアピール
20.この仕事を選んだ動機は何ですか?
仕事の志向や動機の強さ
ポイント
自分がその仕事に向いていると思う点をアピール
仕事と経歴やスキルとの関連性を話す
その仕事に感じる魅力を話す
21.当社の商品やサービスを利用したことはありますか?
仕事内容についてきちんと理解しているか
入社への熱意、仕事への意欲
可能なら、事前に商品や店舗を利用してみる
従業員の働きぶりはどうか?
商品やサービスの感想、改善点は?
他社製品やライバル店との違いは?
22.当社の企業理念に共感していただけますか?
一緒に同じ方向を向いて働いていけそうか
仕事に対する意欲や熱意
ポイント
理念を大切にしているベンチャー企業などに多い質問
企業のHPやブログをチェックして、経営者のビジョンを把握しておく
どのような点に共感できたのか、具体的に語れるように
23.当社に対してどんな印象を持っていますか?
会社に対する興味の強さ
企業研究をしっかりしているか
ポイント
魅力を感じているポイントを明確に伝える
商品やサービスはどうか?
企業理念や社風はどうか?
説明会や会社訪問をして、どう感じたか?
24.当社の魅力を教えていただけますか?
入社に対する熱意や意欲
客観的な視点や分析力を持っているか
同業他社に比べて、志望企業の魅力や優れている点を明確にしておく
あなたがその会社を志望した理由と魅力を関連付けて話す
25.この仕事には、どんなことが大切だと思いますか?
仕事に対する理解やイメージは正しいか
あなたの仕事に対する姿勢や考え方
ポイント
仕事内容をしっかり把握しておく
必要な資質は何かを分析する
あなたの過去の経験やスキルが仕事上大切なことにいかに役立つかを話せるように
26.なぜこの業界を選んだのですか?
志望動機の強さ
仕事や業界に対する理解度
ポイント
業界の特徴や動向と関連付けて、あなたのやりたいこと・力を発揮できることを話す
業界のニュースや将来展望と絡めて話ができるとなお良し
27.当社の他に、どんな企業を受けましたか?
志望企業に一貫性があるか
ポイント
掛け持ちしていても正直に話す
志望企業同士の共通点や自分の経歴・スキルとの共通点はどこか?
第一志望であることをしっかりとアピールする(その理由は明確に)
28.他社の選考は進んでいますか?
当社が第一志望か
入社に対する熱意や意欲
ポイント
本当の選考の進捗を話してもOK
仕事選びの軸を明確にする
志望企業が第一志望だとアピールする
29.当社は第一志望ですか?
入社への熱意や意欲
志望企業に一貫性があるか
ポイント
第一志望でなくても、第一志望だと伝えるのがベスト
同業他社と比べて、どんなところに魅力を感じているのか?
なぜ第一志望なのかを理由を明確に
30.大手から内定をもらったら、当社を辞退されますか?
入社への熱意や意欲
仕事選びの基準
ポイント
第一志望で意志を明確に
大手にない魅力を伝える
中小企業だからこそ、責任ある仕事を任せてもらえる喜びや期待を話す
入社後のビジョンを尋ねる質問
入社後のビジョンを尋ねる質問は、応募者の業界・仕事への理解や、キャリア設計をしっかり行っているかを計るのに最適です。
回答からビジョンが感じられないと、何も考えず、目の前の待遇に惹かれて応募しただけと捉えられてしまうことも。3年後、5年後、10年後に自分がどうなっていたいか、業界や会社はどんなか、など、未来図を明確に描いて面接に臨みたいものです。
31.入社したら、どんな仕事をしてみたいですか?
応募者の希望が募集と違っていないか
ポイント
あなたが仕事に何を求めているのかを話す
経験やスキルが、どんな風に活かせるか(貢献できるか) を伝える
32.入社されたら、どんな風に会社に貢献してくれますか?
即戦力になりそうか
ポイント
あなたの経歴やスキルが、志望企業でどんな風に活かせるかイメージしておく
あなたがどんな活躍をしたいか、ビジョンを明確にしておく
33.将来のキャリアプランをお聞かせ願えますか?
将来設計ができているか
長く働いてくれそうなか
ポイント
将来、マネジメント職に就いて活躍したいのか?
将来、専門職について活躍したいのか?
その企業で実現できることを伝える
仕事内容についての質問
仕事内容に関する質問では、面接官は、応募者が「入社後に活躍できる人物か」どうかを判断しています。たとえ前職の業界・職種と関係の薄い仕事だったとしても、あなたの経歴やスキルが仕事に活かせる“共通項”を探してみましょう。
34.あなたの実績をお聞かせ願えますか?
即戦力になりそうか
ポイント
実績や会社に貢献したことを具体的に話す
管理職経験があれば、マネジメントした経験談も話す
35.今の会社ではどんな仕事をしていますか?
経験やスキルが仕事に活かせそうか
即戦力になりそうか
ポイント
現在の仕事はどんな内容かを具体的に話せるか?
自分はその中でどんな役割を負っているかを明確に
今の仕事の経験はどれだけあるか、具体的に何年、どんな仕事をしてるか?
36.どんな商品(サービス)を扱ってきましたか?
経験やスキルが仕事に活かせそうか
即戦力になりそうか
ポイント
商品やサービスの特徴はどんなものか?
応募先企業の商品やサービスとの共通点は何か?
営業方法はどんなものか?
どんな顧客を相手にしていたか?
37.免許や資格は持っていますか?
仕事上必要な資格は持っているか
仕事に対する意欲や熱意
ポイント
免許や資格が仕事にどう活かせるか?
入社後に挑戦してみたい資格はあるか ?
38.仕事上の成功談はありますか?
仕事の実力
即戦力になりそうか
ポイント
あなたの実績や貢献したこと何か?
どんなことを考え、行動し成功に導いたか?
39.仕事で失敗談はありますか?
困難を乗り越えられる人物か
仕事に対するスタンスや考え方
ポイント
どんな失敗から何を学んだか?
どのように失敗を乗り越えたか?
二度と同じ失敗を繰り返さないように気をつけていることは?
40.今の仕事で給与はどれくらいもらっていますか?
入社後の給与の参考
ポイント
現在の基本給は?
給与、賞与、手当などを含めた年収は?
今の給与に満足しているか、その理由は?
41.あなたの仕事観を聞かせてもらえますか?
仕事に対する考え方、スタンス
ポイント
何のために仕事をするのか?
仕事で実現したい目標はあるか?
仕事をする上で、とくに重視することは何か?
仕事とプライベートのバランスをどう考えているか?
42.「面白くない」と感じる仕事にどのように取り組みますか?
工夫して仕事できる人物か
仕事に対する考え方、スタンス
ポイント
どんな仕事にも意味がある、自分の糧になるという意欲を示す
実際、苦手な仕事をどのように工夫して取り組んできたかエピソードを話す
43.希望していない仕事への配属が命じられたらどうしますか?
希望する仕事に必ずしも就けるわけではない、異動があることへの覚悟を確認する質問
入社への熱意や意欲
ポイント
あらかじめ希望職種以外の仕事や異動を受け入れられるかどうかを決めておく
難しい場合に遠慮して承諾の回答をしない
中途半端な回答は避け、異論がない場合のみ、快諾する
44.部署を超えた業務をお願いすることもあるかもしれませんが、大丈夫ですか?
中小企業に多い質問。業務範囲を超えた仕事もあることの確認をしている
ポイント
中小企業では社員数が少なく、1人が幅広い業務に対応しなければならないケースも
不安がある場合は、「具体的にどのような業務内容かお聞かせ願えますか?」と確認するように
転職・退職の理由に関する質問
面接官は、せっかく採用した応募者が、短期間のうちに退職してしまうことを最も恐れています。そのため、退職理由や転職理由は非常に気になるところ。
就業期間が短かったり、転職回数が多いと、面接官を納得させるもっともな理由が必要です。あなたが長く勤められる人物であることをアピールするためにも、退職・転職理由はポジティブなものを話し、面接官を安心させてあげましょう。
45.転職を決めた理由をお聞かせ願えますか?
入社後、同じ理由で辞めてしまわないか
ポイント
転職の理由は致し方ないと思わせるものを話す
「ステップアップ」や」「目標に向かったチャレンジ」など、ポジティブな理由だと◎
違法な労働の強制やパワハラなど、たとえネガティブな理由だったとしても、改善のために十分努力したことを伝える
46.前職を退職した理由は何ですか?
入社後、同じ理由で辞めてしまわないか
ポイント
「~に挑戦したいから」など、できるだけポジティブな理由を話す
何があっても前職の愚痴は言わない
ネガティブな理由でも、それをきっかけにポジティブに転職活動していることを伝える
47.今までの仕事にどんな不満を持っていましたか?
仕事に対する姿勢や問題解決能力はどうか
ポイント
不満を話すだけでなく、「不満をどう改善・解消しようとしたか」をアピールする
不満を話す時でも、嫌な顔をするなどネガティブな印象を与えないよう気をつける
48.転職回数が多いですが、事情がありましたか?
すぐに辞めてしまわないか
ポイント
ネガティブな転職理由は話さない
転職によって目指したいことは何だったか?
キャリアに対する考え方はどうか?
各社で得た経験やスキルが仕事に活かせることをアピール
49.失業期間が長いようですが、理由をお聞かせ願えますか?
仕事に対する意欲は低くないか
どこにも雇ってもらえない人物ではないか
ポイント
面接官の不安を払拭するような回答が理想
資格取得や自己啓発に励んでいた旨のエピソードを話す
50.ブランクの間は、何をしていましたか?
仕事に対する意欲に問題はないか
真面目な人物か
ポイント
目的を持って取り組んでいたことを話す
失業期間で得たものを話す
仕事で活かせることはないか自己分析しておく
51.どうしてアルバイト(派遣社員)をしていたのですか?
仕事に対する意欲やスタンスに問題はないか
ポイント
理由は正直に話しても良い
アルバイトや派遣社員を経験して、正社員として応募したくなったきっかけや理由を話す
自分のやりたいことが定まった旨を伝える
52.これから身に着けたいスキルや能力はありますか?
仕事に対する意欲や熱意
自分を客観視できているか
ポイント
意欲や向上心を示す回答を心がける
応募先企業の業務に関係のあるスキルや能力は何か?
自分の得意なこと、伸ばしていきたいことは何か?
自分に不足していることで、今後頑張っていきたいことは何か?
53.過去に転職した時に、入社前と後でギャップを感じることはありましたか?
仕事内容をしっかり理解しているか
ギャップを感じた時に辞めてしまわないか
ポイント
仕事内容や条件など、企業研究すれば分かることは答えない
ギャップが合ってもそこに楽しさややりがいを見つけたことなど、ポジティブな捉え方をした話をする
54.あなたの職歴に一貫性がないように見えますが。
何も考えずに気分で仕事を探していないか
入社に熱意や意欲があるのか
ポイント
今までの仕事の共通点を見つける
その共通点を大事に思っていること、こだわりがあることを伝える
希望条件についての質問
企業は、希望者の条件と会社の条件を照らし合わせて、マッチング度を測っています。もし両者の希望があまりにもかけ離れていると、あなたが入社する可能性は低い、と判断されます。
しかし、あなたが遠慮することはありません。
もしあなたが条件面で譲歩してしまったら、望まない待遇で働かなければならないことになってしまいます。すべてが理想的な会社はそうありませんが、希望条件に優先順位をつけ、譲歩できる条件とできない条件を明確にしておきましょう。
55.いつ頃入社できますか?
入社時期や仕事の引継ぎを調整するため
ポイント
退職が決まっているならできる限り早い日程を伝える
すでに退職しているなら、いつから入社できるのか具体的に伝える
入社日があまりに先になってしまうと会社の希望と合わないこともあるので注意
56.給与はどれくらいを希望されますか?
給与の基準を決める
ポイント
内定後に年収を交渉することは難しいので、希望を正直に伝える
前職に比べてあまりにも大きい給与額を望む場合は、明確な理由を用意する
業界や職種によって相場が違うため、常識的な範囲内で希望を伝えた方が良い
57.残業があっても大丈夫ですか?
残業に対する考え方、スタンス
残業が不満で辞めてしまわないか
ポイント
残業についてどのように考えるか?
残業はどのくらいまでなら可能か?
前職ではどの程度残業していたか?
58.休日出勤があっても大丈夫ですか?
休日出勤に対する考え方、スタンス休日出勤が不満で辞めてしまわないか
ポイント
問題が無ければ可能である旨を明るく伝える
遠慮してやりたくないのに「問題ない」と答えるのはトラブルの元
事情があってできない場合は、納得できる理由を話す
59.かなりハードな仕事内容になりますが、大丈夫ですか?
仕事がキツくて根を上げてしまわないか
ストレス耐性
ポイント
他社に比べて、残業や休日出勤、出張などが多いことが予測できる
「頑張ります!」と笑顔で答えるのが理想的
不安があるなら、「どのようにハードな内容なのか?」をしっかり質問して確認する
60.希望の勤務地はありますか?
配属の参考
ポイント
勤務地を限定したいなら、明確な理由を答える
事情がなければ「自宅から通える範囲ならどこでも」と答える
転勤が多い仕事の場合は、受け入れられるかどうかを決めておく
61.将来的に転勤の可能性もありますが、大丈夫ですか?
転勤を理由に辞めてしまわないか
自社の条件や将来展望に合致する人材かどうか
ポイント
問題ない旨を答えるのが理想的
転勤がNGなら、隠そうとしないで正直に話す
62.雇用形態が正社員でなくても大丈夫ですか?
あなたに興味があるが、スキルや経験が不足している
ポイント
やりたいことやキャリアプランに合わせて正直に返事をする
正社員がいいなら丁重にお断りの返事をする
63.他の職種での採用でも良いですか?
あなたに興味があるが、スキルや経験が不足している
その仕事への意欲や熱意を試している
ポイント
もし多職種での採用でもOKなら、それでも受け入れる納得できる理由を話す
そうでないと「節操がない」「ただ入社したいだけ」と思われてしまう
社会人経験が浅い人への質問
20代で転職を考えている人など、経験が少ない人に対しては、ポテンシャルや人柄をはかるための質問をされることもよくあります。あなたの仕事観や仕事に何を求めているか、仕事で何を得たいかを明確にしておくと、答えやすいでしょう。
64.あなたが仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
仕事観や仕事に対するスタンス
ポイント
前職で得た気づきや学びをエピソードを交えて話す
自分の大切にしている軸は何か、また、それはなぜか?
どんな時にやりがいや楽しさを感じるか?
65.最近、関心のあることや感銘を受けたことは何ですか?
あなたの興味や価値観、志向、意欲、コミュニケーション能力
ポイント
日頃からネット、テレビ、ラジオ、雑誌などから積極的に情報収集しておく
そのニュースや話題のどこが気になったのか、どんなところに感銘を受けたのか?
応募先企業の業務や商品、サービスと関連のある関心事を話せると◎
66.最近、仕事以外で気になるニュースはありましたか?
あなたの興味や価値観、志向、意欲、コミュニケーション能力
ポイント
日頃からニュースや最新情報をチェックし、世の中の動きに関心を寄せておく
とくに政治や経済、ビジネスニュースにはアンテナを広げておく
業務に関係のないニュースでも、業界の動向や世の中の流れを通じて、仕事と関連付けて話せるとベター
67.最近話題の○○というニュースをどう思いますか?
業界ニュースを自分事として捉えているか
仕事に対する意欲や熱意
ポイント
業界ニュースはすべて目を通しておく
ニュースについて、自分なり意見を持つようにする
仕事とそのニュースとの接点を起点に話に入る。あなたがどう関わっていきたいかが話せれば◎
68.新卒の時の就職活動では、希望通りの企業に入社できましたか?
すぐに辞めてしまわないか
職探しに一貫性や軸はあるか
ポイント
前職が希望通りの仕事でなかったとしても、そこから学んだことや得られた経験・スキルを話す
希望通りの仕事であった場合、応募企業にさらなるステップアップを求めて応募した旨を伝える
キャリアアップ転職での質問
30代~40代以降の転職では、マネジメント経験・スキルを求められることも。実際にマネジメントの経験がある人は、内容や強み、学んだこと、気づきなどをまとめておきましょう。
69.マネジメントの経験はありますか?
マネジメント能力の有無
ポイント
マネジメント経験がある人は、具体的な実績や評価を話す
経験がない場合は、後輩や新入社員に対しての指導経験や、プロジェクトのリーダーを務めた経験を話す
いずれにしても、あなたが管理する立場に立った時、しっかりと部下をマネジメントできる根拠を示す
70.部下に接するとき、どんなことを心がけていますか?
マネジメント能力の有無
責任ある立場を任せても大丈夫な人物か
ポイント
実際に部下を指導する時に心がけていたことや、その結果部下がどんな風になったかを話す
部下への思いやりや育てる気持ちが垣間見えるエピソードがあればベター
71.この業界の将来はどうなっていると思いますか?
業界ニュースに詳しいか
分析力があるか
ポイント
日頃からニュースや業界紙を見て情報収集しておく
まったくの未経験でも、業界研究をしっかり行う
業界の展望を、データや数値を交えて論理的に話す
72.将来、この事業をどのように成長させていきたいとお考えですか?
将来展望やビジョンをしっかりと持っているか
ポイント
業界研究や企業研究、自己分析をしっかり行う
将来的に自分が仕事でどうなっていきたいか、という展望をハッキリさせておく
事業の方向性を理解した上で、自分がどんなことに貢献していきたいかを答える
未経験業界・職種への転職で聞かれる質問
まったく未経験の業界・職種へ転職する場合、強い理由が求められます。というのも、多くの人は、長年積み重ねてきた経験を活かせる仕事に転職しようとするからです。面接官が納得できる理由と根拠を用意しておきましょう。
73.なぜ未経験であるこの業界・職種を志望されたのですか?
すぐに辞めてしまわないか、仕事探しの基準は何か
仕事に対する熱意や意欲
ポイント
具体的で納得できる理由はあるか?
前職の経験やスキルが新しい仕事で活かせるか?
業界や職種の知識は十分か?
74.どうして経験のある仕事を続けようと思わなかったのですか?
すぐに辞めてしまわないか
志望業界・職種の仕事をきちんと理解しているか
ポイント
キャリアチェンジの理由は明確か?
ネガティブな理由より、「こんな理由で新しい仕事に挑戦したくなった」というポジティブな理由を話す
前職の経験やスキルが新しい仕事で活かせるか?
予想外の質問
面接官は意表を突く予想外の質問をすることで、応募者の素の部分を見ようとしています。
あなたの反応や口調、返答などから、あなたが予想外な出来事にも冷静に対処できる人物か、コミュニケーション能力はあるか、頭の回転や発想力はどうか、などを判断しようとします。
冷静になって、落ち着いて答えることが大切です。
75.職務経歴は伺いました。○○職より、××職の方が向いているのではないですか?
「どうしてもその仕事がしたい」という意欲や動機の強さを見ている
ポイント
○○職で活躍できる理由を、実績や経験などのエピソードを交えて伝える
チャレンジ精神や前向きさをアピールする
質問が「うちより△△社の方が向いているのでは?」や「□□業界の方が向いているのでは?」などの場合、志望企業や業界で働きたい熱意を伝える
76.お酒は飲めますか?
社交性・コミュニケーション能力
場をリラックスさせようとしている
ポイント
お酒を飲めなくてもOK
飲み会の楽しい雰囲気や、上司や同僚と親睦が深められる点が好きだと伝える
77.あなたを○○で例えると何だと思いますか?
自己分析がきちんとできているか
ポイント
○○には動物や家電など、身近なテーマが入る
なぜそう思うかの理由は、仕事に役立つあなたの特徴を○○に例えて話そう
78.もし今、100万円をもらったら、どんなことに使いますか?
堅実さや計画性
ポイント
趣味や資格取得、自己啓発を使い道にすると◎
全部使わないで家族のために使ったり、貯金すると答えると堅実で身内思いな印象を与える
79.どんな人が苦手ですか?
コミュニケーション能力に問題はないか
上手に人間関係を築けるか
ポイント
常識的に考えて、モラルが欠けていると誰もが思うような人物について話す
こんな人だと仕事が上手くいかない、という話に絡めると仕事熱心な印象になる
80.〇〇という仕事以外なら、どんな職業をしていると思いますか?
職業選びに一貫性があるか
ポイント
志望職とまったく関係のない仕事でも、共通する理由があればOK
希望する仕事と共通点の多い職業を連想するのが最も答えやすい
逆質問
たいていの場合、面接の最後に「何か質問はありませんか?」と逆に質問できるチャンスが与えられます。
知りたいことを聞く機会であることはもちろん、あなたの印象を残すアピールの場でもあります。企業研究をしっかりと行い、効果的な質問を事前に準備しておくことで、面接官に「おっ、この応募者は分かっているな」と思わせることができるでしょう。
質問することが無い場合は、「特にありません」などとぶっきらぼうに言い切らず、「十分納得できるまでお話させていただきました。御社にご縁がありましたら、ぜひよろしくお願い致します」と一言お礼を言いましょう。
逆質問のポイントとしては、
「御社の強みは何ですか?」など定番の質問を逆質問しない
ホームページや説明会で分かるような内容を質問しない
待遇や福利厚生に関する質問は避ける(相手からの質問で話題にのぼった時を除く)
などが挙げられます。具体的には、下記のような質問が良いでしょう。
81.私と同年代の社員の方は、どんな人がいらっしゃいますか?
82.御社の社員の皆様は、仕事に関してどんなこだわりをお持ちですか?
83.御社で活躍なさる方には、何か共通する特徴のようなものがあるのでしょうか?
84.(女性)出産や育児と仕事を両立されている社員の方はおられますか?
85.私が配属になる部署の責任者はどんなお人柄の方ですか?
86.配属先部署の社員の皆様は、キャリアの長い方ばかりなのでしょうか?
87.御社で働く上で、必要な心構えがあれば教えていただけますか?
88.御社の〇〇は大変素晴らしいと思います。私も将来的に関わる機会がありますでしょうか?
89.御社が中途採用者に期待することをお教えいただけますか?
90.ライバル社の○○会社と差別化を図る上で、取り組んでいることはございますか?
ブラック企業を見分ける質問例・逆質問例

もし入社した会社がブラック企業だったら最悪ですよね。せっかく苦労して転職したのに、また転職活動し直さないといけない羽目に陥ってしまうことも。
一般的にブラック企業には、
① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
引用:厚生労働省HPより 確かめよう労働条件 「ブラック企業」ってどんな会社なの?
などの特徴があるとされています。
私もかつて、求人誌から応募したブラック企業の面接を受けたことがあります。
仕事内容の話や「いつから働けますか?」なんて質問から、薄々はキナ臭さを感じていました。にも関わらず、当時の私は何をとち狂ったのか、不安を感じつつ、そのまま入社してしまった苦い経験があります。
私と過ちを犯す被害者が出ないよう、面接からブラック企業を見分けることができる(かもしれない)質問を考えてみました。
また、ブラック企業の化けの皮をはがす逆質問もご紹介します。
質問編
91.一次面接で「いつから働けますか?」
慢性的に人手が足りていない証拠です。ブラック企業は、使い捨て前提で採用するので応募者の人柄とかどうでもいいのです。とにかく早く入ってほしい、そんな意図が感じられたら危険と判断しましょう。
92.過酷な肉体労働でもないのに「体力はある方ですか?」
ブラック企業は朝から晩まで、一日中労働者を働かせて搾取しようと考えています。事務的な仕事がメインと言えども、毎日毎日始発から終電まで仕事をやらされていては、体力が持ちません。やたらと体力を気にする企業は黄色信号です。
93.「ストレス耐性は強い方ですか?」「メンタルは強いですか?」
ブラック企業では過酷な長時間労働はもちろん、パワハラやモラハラがまかり通る職場環境であることもしばしばです。
「指導」「愛の鞭」と称して心無い罵声を浴びせることをなんとも思っていません。ブラック企業の立場からは、「応募者が“多少キツく叱られたくらいで根を上げる根性なし”でないかどうか」を確かめる質問とも受け取れます。
94.残業(休日出勤)が多いけど大丈夫ですか?
仕事が忙しく、残業や休日出勤が多くなりがちな業種は確かにあります。なので、この質問だけでブラック企業と見分けることはできません。
ですが、事前に業界研究をし、仕事の傾向を把握しておくことで、業界全体がハードな仕事なのか、それとも、「この会社だけ」が仕事の忙しさを理由に残業や休日出勤を気にするのか、がわかるでしょう。
95.うちの会社はかなり厳しいけど大丈夫ですか?
「厳しい」なんてぼやけた言い方ですが、この場合は十中八九「仕事が難しい・忙しい」のではなく、「指導が厳しい・ノルマが厳しい」だと思います。
質問の裏には、(ビシビシ指導して辞めてく奴が多いくらい)厳しいけど、大丈夫ですか?という意図が隠されています。この質問を受けたら、勇気を出して、「何がどれくらい厳しいのか」を突っ込んで聞いてみましょう。
逆質問編
96.御社は仕事が厳しいとのことですが、具体的にどのように厳しいのでしょうか?
ブラック企業は後ろめたさがあるためか、何事もぼやかして答えようとします。具体的に具体的に突っ込んで聞いていくことで、ブラック体質を鮮明にすることができます。具体的に聞く逆面接は、残業時間や休日出勤などにも応用できます。怪しいと思ったら、ぜひ試してみてください。
97.御社の有給取得率はどれくらいですか?
この質問は、実際の有休消化がどれくらいかを聞く質問ではありません。
というのも、ブラック企業には有給などという考え方は存在せず、有給が取れるかどうかを聞くことは禁忌とされているからです。
質問の意図は、(ブラック企業からすれば)ナンセンスな質問をすることで、面接官の本性を暴こうということです。面接官がしどろもどろになったり、お茶を濁そうとするようならしめたもの。ほぼ間違いなくブラック企業とわかるでしょう。
ただ、まれになぜか説教を食らうこともあるので、怒られる心づもりで質問しましょう。
98.求人には○○と書いてあったのですが、条件は間違いないですか?(実際は違うよね?)
「これはなんだか怪しいぞ!」と思ったら、求人情報に書かれている条件が正しいか確認してみましょう。
ブラック企業には、求人情報に「まともな企業に見えるよう」嘘情報を載せている場合があります。待遇があまりにもかけ離れて悪かったら、少なくとも信用できない企業、と判断できるでしょう。
99.社員の方の平均年齢を教えていただけますか?
ブラック企業の特徴の一つに、「社会のことを良く知らない若者を雇って使い潰す」というものがあります。使い捨て前提で雇うため、長く勤めることができません。
また、ある程度勤め人の経験がある人は、ブラック企業の待遇が他社と比べて劣っているため、始めから寄り付きません。入社してもすぐに辞めてしまいます。以上の理由から、会社全体の年齢が異様に若くなってしまうのです。
平均年齢が若すぎると「社員が育たない社風なのかな?」という推測が立ちます。
100.社員の方の平均勤続年数を教えていただけますか?
先ほども説明した通り、ブラック企業は社員が定着しない企業です。なので、必然的に勤続年数が低くなります。
ただし立ち上げたばかりのベンチャー企業でも同様の現象が起きるので、同時に「一番長い社員の勤続年数」も確認しておきましょう。少なくとも、会社設立の頃からずっといるのか、それとも、入社してからそれほど時間が経っていないか、はわかります。
参考:
リクナビNEXT 面接で聞かれる「想定質問集」25選
マイナビ転職 転職ノウハウ
doda 面接の流れと質問~必ず聞かれる5つの質問と回答例文~
マイナビクリエイター 採用面接での逆質問例50選まとめ – 逆質問は転職を成功に導く
100個の回答例を丸暗記する必要はない
面接の質問には必ず面接官の意図が隠されています。
事前準備では、それぞれの質問について、意図を理解し、それに応えるような回答を用意しておくことで、面接官に良い印象を与えることができるでしょう。
また、100個の質問対策は少し大げさかもしれません。ですが、回答を準備すればするだけ、あなたが伝えるべきアピールの軸が見えてきます。100個すべての質問に対する回答がてんでバラバラ、まったく違うということはありえません。
必ず、それぞれの回答に被るアピールポイントが見つかるハズです。それこそが、あなたが覚えておくべきポイントなのです。
言い換えれば、100個すべての質問に対する回答例を丸暗記する必要はありません。ご紹介した質問に回答していく過程で、答えが被る部分が必ず現れます。その、回答に共通したアピールポイントさえ押さえておけば、どんな質問がきても臨機応変に答えることができるでしょう。
100個の質問例を使って、ぜひあなたの中核になるアピールポイントを見つけ出してみてください。


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