「もうこんな仕事やめてやる」と退職の理由は色々ありますが、人生で一度も転職を経験しない人はかなり少数派ではないでしょうか?
会社をやめようとしたときに会社に対して退職の意志を伝える事は非常に重要な手続きです。
昔なら白い封筒に手書きの退職願をスーツの内ポケットに忍ばせ、顔も見たくない上司の机に叩きつける様に提出する、まるでドラマの様な事をする人もいましたが今はメールやSNSなど様々な伝え方が存在します。
しかし送る相手や内容を間違えると思わぬトラブルの原因になることもあり注意が必要です。
そこで今回は退職届をメールで書く場合の注意点とノウハウをお伝えします。
Contents
退職届を書く前に

退職の意志が固まり退職届を書くとき、どのような内容で誰あてに書いたらいいのか。きっと皆さんも悩んだ事があると思います。
退職願と退職届
会社を辞めるときに必ず聞かれる言葉ですが、実は意味が全く違います。
退職願とは、退職を会社に願い出るための書類のことです。
あなたが会社に対して「辞めたい」と申し出る行為で退職願を会社に提出することで、あなたが会社を辞める意思が固い事を伝えます。
あなたの意志を伝える行為は必ず文書でなくても良く、口頭で直属の上司に伝えても十分有効とされています
会社に退職の申し出が伝わり、退職が決定した後に会社に対して届け出を行う書類です。
会社に対する正式な文書なので、会社により書式が決まっている場合もあります。また、提出先も直属の上司以外に人事部宛であったり、社長など代表者宛の場合もあります。
退職届のメールはマナー違反
提出先が決まっていて更に会社指定の退職届の書式がある場合、メールでの提出は難しいと思います。
正社員の場合14日前に退職の意志を伝えれば法律でも問題なく退職することが出来ますが、ビジネスマナーの上でメールは一方的にこちらの用件を伝える手段とみなされ、会社とのトラブルの原因にもなりかねません。
どうしてもメールで退職届を送りたい
いくらマナー違反だと言われても様々な理由から退職届を会社に直接提出したくない人もいると思います。
特に最近は業界を問わず人手不足が深刻で、今まで人を切り捨てては募集を繰り返してきたブラック企業などは退職者を必死で引き止めるケースもあるようです。引き止めに惑わされず退職するためにメールは有効な手段とも言えます。
また、「会社に連絡もしたくないし一切かかわりたくない」という場合は退職代行エージェントがおすすめです。料金はかかりますが、円満に退職することができるのでオススメです。
退職代行サービスは様々な会社があるため、こちらの記事で比較してありますのでご覧ください。
確実な「退職届」メールとは

「メール以外に退職届を提出する手段が見つからない」「退職代行サービスを使ってお金をかけたくない」とお思いなら、思い切ってメールで送る退職届を書いてみましょう。あなたの意思を確実に会社に伝えて、無事退職出来るためにいくつかのポイントを押さえて行きます。
内容を明確に
あなたの氏名、所属部署は当然ですが宛先は特に重要です。
直属の上司でも受理してくれる会社もありますが、人事権の裁量を認められていない担当者にメールを送っても受理されない事も考えられます。会社によってルールを決めている場合もあるので退職の準備段階で調べておくことをおすすめします。
更に意思を確実に伝える為に希望する退職日は必ず書いて下さい。
退職理由は必要?
退職届の内容で退職理由は特に詳しく書く必要はありませんが、理由が自己都合なのか、会社都合によるものかを明確にしておきましょう。
具体的には自己都合の場合は「一身上の都合」が一般的ですが会社都合による退職では「業績悪化により」や「支店閉鎖に伴う人員削減」など具体的な理由を付け加えてメールを作成しましょう。
会社都合による退職届が受理されれば、退職後に離職票を受け取る際に書類にも会社都合による退職である事が明記され、失業給付を受け取る場合支給が早くなるなどのメリットがあります。
メールの機能を利用する
先の項目で退職届について、会社指定の書式がある場合はメールでの提出は難しいとお話ししましたが、メールの機能を使い提出する方法があります。
まず、会社指定の書式の退職届を受け取ります、次に手書きで必要事項を書いて捺印が必要なら押しておきます。次にその書式をスキャナーで読み取りPDFに変換しましょう。
また、スキャナーがない場合は、メールの添付機能を使って退職届として送信することができます。スマホしか無くても、カメラで撮影した画像をアプリでPDFにして添付すれば可能です。
この方法も賛否が分かれると思いますが、自分の意思を正確に伝える手段としては有効と考えます。
件名も明確に
業務でメールは今や欠かせないツールとなりました、多い人は一日に100通を超えるメールを確認する可能性もあります。そんな大量なメールに埋もれてしまわない様に、メールの件名は必ず書きましょう。
具体的には「退職届」「所属部署」「氏名」を組み合わせて件名にすれば目立つでしょう。
まとめ

退職届のメールでの伝え方について書かせて頂きました。繰り返しになりますが「退職届」は、あなたの退職の意思を会社に伝える為の重要な文書である事から、あなた自身が会社側の人間と向き合って提出する事が望ましいと考えます。
しかし、ルールを逆手にとって退職者に不利な行動に出る会社も少なくないのも事実です。あなたにとって退職が希望あるスタートになる様に、十分な準備で進めて頂きたいと思います。
そして、退職の準備をしている中、次の転職先は決まっていますか。
「自分に何が合うかわからない」「ブラック企業の見分けがつかない」そんなあなたに、転職エージェントをおすすめします。自分の希望に合った企業を探してくれますし、無料なので料金もかかりません。
転職エージェントは様々な会社があるのでぜひこちらの記事で自分に合った転職エージェントを探して登録してみましょう。


- 1年で年間1万3000社以上の求人が出る、中小から大手まで幅広い求人、外資系企業も1400社以上
- 累積45万名以上が転職に成功、転職決定者は年間約2万3000名以上
- 62.7%の人が年収アップを経験

- 公開求人数/非公開求人数 約6万6千件/約13万6千件
- 業界№2の大手
- スポーツキャリア、ウーマンキャリアなどdoda独自の働き方を提案
- 「年収査定」「キャリアタイプ診断」「レジュメビルダー」など転職に役立つ無料セミナーが好評。

- 公開求人数 50,000件以上
- 求人の特徴 80%が非公開求人
- 2019年オリコン顧客満足度1位、年収アップ率67.1%以上
コメントを残す