知らないと一発!?会社をクビになる正当理由とその回避方法

おーえる
ヤバいヤバいヤバい、また寝坊した上に、謝ってるそばから仕事ミスっちゃったし…この勢いでいきなり「もういいよ。君、クビね」とか言われたらどうしようー!

仕事で何度もミスしたり、悪気はないのに遅刻や欠勤が続いてしまったりすると、「いつかクビになるんじゃ…」と不安になってきますよね。

でも日本の会社は法律上、原則的に社員をいきなりクビにすることは出来ません

それは、クビ(正式には『解雇』)の仕方は労働契約法によって厳しく規定されていて、たとえクビにするにしても、よほどのことがない限り、社員の方が突然路頭に迷うようなことがないルールになっているからです。

おーえる
え、じゃあ私、毎日クビに怯えながら仕事しなくてもいいの?
木佐貫
今のところはね。でも、何をしたらクビになるのかは知っておいた方がいいだろう。当てはまる要件が1つでもあるなら、要注意だ。
おーえる
うわー絶対いっぱいあるー!

 

クビが正当だと認められる理由

会社が社員をクビにするには、少なくとも「その理由が正当であること」が条件となります。

例えば下記のようなケースです。

クビが認められる理由の一例
  • 会社どうこう以前に、刑法に反するような重大な犯罪を犯した
  • 経歴や資格などを偽って入社した
  • 職場で乱痴気騒ぎを起こしたり、博打をしたりと、職場の秩序を乱した
  • 会社に連絡もせず、何日も(2週間など)休んでいる
  • 手抜きばかりして、注意されても直らない
  • 明らかに能力不足で、指摘されているのに勉強もしない
  • 会社を休みすぎ
  • ミスが多い
  • 寝坊しがち
おーえる
よ、よかった…私ここまでひどくないわ…多分。
木佐貫
そうだね。だけど、単なる『うっかりさん』でも、あまり目につくようだと、先のことまではわからないよ。

会社を休みすぎ

『休みすぎ』を理由に社員を解雇する場合、原則的に『欠勤理由が正当かどうか』『改善の見込みがあるかどうか』が問われることになります。例えば、病気がちでよく会社を休む人は、会社から「もっと体調管理に気をつけて」といった注意を受けても、その後あまり変わらないようだと、クビになる恐れがあります。

ミスが多い

また、仕事中のミスがあまりにも多く、会社から再三注意されているのに、一向に改善が見られないような場合などは、業務に必要な能力を持っていないとして、クビが認められる可能性があります。逆に、「ミスをしたこと」それ自体がクビの理由になるということは原則的にありません(ただし、ミスの仕方があまりにも悪質で、かつ会社が被った損失が甚大な場合は例外です)。

寝坊しがち

どうしても朝が弱く、毎日遅刻してしまうような人は、遅刻そのものが理由でクビになるということは稀ですが、会社から再三注意を受けているのに治らない場合、「勤務態度に問題がある」として、クビになる可能性があります。また、遅刻が会社や取引先の損害に直結する場合などは、クビが認められるケースが多いです。

 

おーえる
やっぱりダメじゃん!私低血圧だし慌てん坊だし方向音痴で待ち合わせよく遅れるしいつクビになってもおかしくないよ!
木佐貫
大丈夫。真面目に働いているのであれば、不意打ちのような形でクビになることはないから。社員をクビにする時は、少なくとも30日前には解雇予告をしなければならないんだ。
おーえる
なるほど…じゃあもしクビになるんだったら30日前には言われるのね。
木佐貫
その通り。あと言い忘れてたけど、「この会社は、こういう理由で社員をクビにします」ということが就業規則に書かれているはずだよ。もしも書かれていないのであれば、「その程度のことは厳重注意で済ます」などといったことになっている可能性が高い。

 

ここがポイント

退職や解雇の決まりは、会社の『就業規則』に明記することが法律で義務付けられています。犯罪行為や、会社によほどの損害を与えることをしない限り、クビになる理由は全て書面で確認出来ます。もしもどんな理由でクビになるかがわからない場合は、雇用契約書を読み直してみましょう。

 

会社の都合でクビになるケース

一方、社員が問題を起こした訳ではなく、会社の都合でクビになるケースもあります。いわゆるリストラです。

社員をリストラするには条件が4つあり、この条件を満たしていないリストラは、不当解雇に当たり、クビが認められません。

会社がリストラ時に求められる4つの条件
  1. どうしても人員削減を避けることが出来ない
  2. リストラを避ける為に打てる手を打ち尽くしている
  3. 誰をリストラするかの判断基準が充分に合理的
  4. いつ、どのような形でリストラを行うのかきちんと説明し、正規の手続きを踏んでいる

 

クビの理由として認められないもの

逆に、「こういう理由でクビにしてはいけません」と、法律で明確に決まっているものもあります。下記のような理由で社員をクビにすることは、法律上禁止されています。

 

クビの理由として認められないもの
  • 会社の不正を労働基準監督署に申告したから
  • 労働組合に加入(または結成)したから
  • 国籍・性別・信条・社会的地位などにおける差別で
  • 育児休暇・介護休暇を申し出たから

 

まとめ

  1. クビになる理由は『就業規則』に明記されているので、確認しておきましょう。
  2. クビになる前に、会社から何らかの警告があるはずなので、まずはその警告に従い、問題点の改善に取り組みましょう。
  3. もしもクビになる場合、原則的に30日前には通知されます。
  4. 正当な理由なく、または正規の手続きを踏まずにクビにすることは、法律で禁止されています。

 

おーえる
じゃあ私、とりあえず『今度何かやらかしたらクビにするリスト』には入ってないのね!
木佐貫
そうみたいだね。会社としても、社員をクビにするのは最終手段のはずだ。でも、まずは自分の働き方が就業規則に反していないか、念の為確認しておくといい。そして、会社からの忠告にはしっかり耳を傾けよう。

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