公務員といえば、安定している仕事というイメージですよね。最近では、親が子供にさせたい仕事トップ5にも入るくらいです。特に一般企業よりもボーナスが多いイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。
新卒からガッツリとボーナスをもらう事ができるのか。今回は新卒の公務員ボーナス平均額を手取り金額で調べてみました。
就活しようか公務員試験を受けようか悩んでいるあなたも、事実を知らず損をすることが無いようにぜひチェックしてみてください。
新卒公務員のボーナス平均手取りはいくら?

公務員と一口に言っても様々な職種がありますよね。
市役所職員、警察官、消防士…などなど身近なところでもたくさんの働く人がいて、さまざまな業務を日々こなしています。そんな彼らのボーナスって、労働の差によって違いはあるの?とふと疑問に感じました。
そこで気になる公務員のボーナスについて調べてみると、ボーナスの計算式は皆決まっていることが分かったのです。それがこちら↓
公務員の給料は、階級・勤続年数などによりおおよそ決まっています。年齢が上がるにつれて給料も上がっていく、年功序列の典型ですね。
地域手当とは、地域間で発生する物価の違いを補填する為のお金になります。都市部になれば高くなることになりますね。
扶養手当は、家族を養う為の補助金的なお金になります。一人暮らしではなく、結婚して家族がいる人に支給されます。
ボーナスを決める上で最も大切なのが支給月数になります。直近の2018年は前年度より0.05ヵ月アップの4.45ヵ月でした。私は寸志や多くて2カ月分とかだったので、一般企業に比べて多い印象ですよね。
寸志とは
「寸志」とは、別名「心付け」とも言われ、お世話になった方への御礼や感謝の気持ちを表す「少しばかりの金銭や品物」を意味しています。金額的には、千円から五千円程度が目安です。お金で寸志を渡す場合には、白い封筒の表側に「寸志」と表書きをするのが一般的です。品物で寸志を渡す場合には、「寸志」と記載された熨斗(のし)をつけます。
ビジネスシーンにおいて、「寸志」は、目上の人から目下の人に対して渡す心付けを意味します。目下の人から目上の人に渡す場合には、「寸志」という表現は相手に失礼にあたるため使用せず、「御礼」や「ご挨拶」といった敬意を込めた名称で表現されます。
引用:マイナビ
国家公務員の新卒ボーナス手取り金額

では具体的に国家公務員の場合は、新卒でいくらボーナスがもらえるのでしょうか。
国家公務員ともなれば、新卒と言えどもさぞかしお高いボーナスを頂いてるのでは?と思っていましたが、予想を裏切られる展開となりました。
公務員は階級と勤続年数によってボーナスが変わってきますので、公務員になったばかりの頃は思っていたほどは大きな金額にならないのです。
それでもおおよそにはなりますが、支給額で約80万円、手取りにすると約70万円ほどになります。
参考:国家公務員給与の実態
単純計算で2で割っても一回の賞与で約35万円手取りでもらえるわけですから、今どきボーナス丸々カットなんてことも全然ありますし、充分にいい方だと思います。新卒だと寸志のところも多いですからね。
ちなみに30~40代になると、支給額で約150~200万円ほどになります。さらに国家公務員はキャリアによってもかなり金額が変わってきます。大手企業に比べれば少ないかもしれませんが、年功序列でこれだけもらえるのはありがたいですよね。
地方公務員の新卒ボーナス手取り額

続いて地方公務員の場合です。こちらもおおよその支給額で約60万円、手取りにすると約50万円ほどになります。
参考:地方公務員給与の実態
国家公務員よりは20万円ほど下がるので結構少なくった印象を受けますが、新卒でもらえる金額としてはいい方ですよね。
私の昔勤めていた会社では給料一ヵ月そこそこ分って感じの額だったので、とっても羨ましく感じます。
地方公務員の30~40代のボーナス支給額は、約120~170万円です。ちなみに地方公務員は職種がかなり多いので、市役所勤務の一般行政職の場合になります。
公務員の方が楽は嘘?
一般企業よりも公務員の方が給料が良くて仕事内容が楽と思っている人もいるかもしれません。
でも実際のところそんなことは無くて、公務員は拘束時間が長く、肉体的にも精神的にも追い詰められる事が多くなります。一般人の公務員に対しての風当たりも厳しいですからね。
私は公務員を選択した友人方を見てきただけなのですが、まぁそんな間違ってはいません。
給料に関して言えばダントツではないですが、まぁまぁ高いほうでしょう。責任のある立場になればそれなりに年収も上がります。クビになりにくく、福利厚生で考えても一生安泰という意味では大きいです。
ですが仕事が楽というのは…間違っています。他企業のどの仕事よりも責任が重いです。
責任に押しつぶされ体調を崩す方も多く、役職によってデメリットが存在します。
一般の方との各部署の受付ややり取りが楽そうなんてことを言ってる人がいましたが、公務員の給料は税金から成り立っているので、かなり厳しい目や発言など、正直理不尽な目にあってしまうこともあります。
各仕事に対する責任がかなり重いため日々の言動もしっかりしていないと、いかにクビになりにくいとは言えクビはあり得ます。
なぜ公務員になりたいのか、なぜ公務員を選ぶのか、そこがはっきりされていましたら良いのですが、世に言われることを鵜呑みにして公務員を選択すると辛いこともあるでしょう。
最後ですが、よく世間からは「途中から公務員になる人はいるが、公務員から別職に行く人はほぼいないので安泰」などと言われますが、責任に押しつぶされ体調を崩し辞めた、クビになったのではなく自主退職という方法によって離職率がかなり低いという数字なだけであって
まーーーちょくちょく辞めていかれるようですので、世に言われる安泰なんていう言葉は今やどの職にも当てはまらないのではと私は感じています。
上記のように、公務員だから楽で良いこと尽くしなんだろう!なんて安易な考えは当てはまりません。
実際私の知り合いの自治体は、定時過ぎてからは冷暖房を付けられないので、真夏の残業が地獄だと言っていました。税金だからという事なのでしょうが、一般企業ではそうそうないですからね。可哀想ですよね。
また公務員は離職率と精神的に病んでしまう人が多い事で有名です。横浜市は市の中でも給料が高いですが、仕事がハードな為、離職率がかなり高いです。その為、59歳まで採用の枠を広げて募集しています。
高く安定した給料とボーナスを貰うからには、国と国民の為に働く覚悟が必要になってきます。
まとめ
今回は公務員の新卒平均手取りボーナス額についてみてきました。
- 国家公務員 約70万円
- 地方公務員 約50万円
一般企業の新卒でもらえるボーナスは寸志のところが多い中、この金額はやっぱり多くて魅力的ですよね。生活をしていく中でかなり心強いのは事実です。
ただ、公務員は拘束時間が長く、激務であるのも事実です。部署によっては土日出勤も普通にあります。安定した収入だけで公務員になってしまうと、そのギャップから長続きしないかもしれません。
仕事内容ときちんと擦り合わせをした上で、一般企業と公務員を選んでみてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました。


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