会社に大損害を出した!!クビかも!死刑宣告に覚悟を決めたなら

クビという死刑宣告は夜も眠れないほどの恐怖を感じます。

「クビになるかもしれない・・・。」「これから家族をどう養っていけばいいんだろう・・・。」「この歳で仕事なんて見つからないよ・・・。」「この先どう生活していけばいいんだろう・・・。」

会社をクビになるかもしれないという恐怖は、絶望的な気持ちになります。

まさに↑こんな感じになることでしょう。

もしも、今あなたが絶望的な状況で、路頭に迷っているなら、最後までこの記事をご覧ください。もしかすると今の状況から立ち直る可能性を感じるかもしれないからです。

この記事では、「あなたがクビになるか、ならないか」、そして「絶望的な状況から立ち直る方法」を解説します。

 

会社に大損害を出したらクビになるのか

クビかもしれない人
やってしまった・・・。会社クビかなー。

会社に損害を出してしまうとクビを覚悟すると思います。

私の友人も過去に強盗に職場のガラスを割られて金庫が盗まれたことがあります。そのときはクビになることを覚悟しました。

「強盗に盗まれたならアクシデントだし、別にクビにはならないでしょ。」そう思うかもしれません。しかし、その友人はミスを犯していました。

彼はその日、金庫を置いてる部屋のカギを閉め忘れていました。もしも施錠をしていれば、セキュリティー会社が駆けつけるまでに金庫が盗まれなかった可能性があります。

つまりやるべきことをしていなかった私は重大なミスを犯していたんです。

だから彼はクビを覚悟したそうです。たった1つのミスが会社に大損害を生じたんです。

金庫の中には5つの1万円の札束が保管されていました。たった一晩で金庫とともに札束が消え失せてしまったんです。

このように、たった1つのミスで会社に大損害を生じさせます。場合によっては数千万から億を超える損害を生むこともあります。

クビかもしれない人
そんな損害を出せばクビでしょ。

きっとこのように思うかもしれません。現に私もクビを覚悟しました。しかし、ミスによる損害で会社をクビになることはありません。

会社はミスを理由に従業員をクビにすることはできないからです

クビかもしれない人
ほんとに!?

もしもあなたのミスで会社に多大なる損害を出してしまい、クビになる恐怖で夜も眠れず「人生詰んだ!」と思っていたなら、きっと今頃、心の中でホッと溜息を吐いたことでしょう。

会社が従業員をクビにするには大きくわけて3つの理由があります。

会社をクビになるケース

会社が従業員をクビにする3つの理由
  • 普通解雇
  • 懲戒解雇
  • 整理解雇

 

会社が従業員をクビにするのは上記3つのいずれかの理由によってです。とはいえ、きっと何のことだかわからないと思いますので、それぞれ解説していきます。

普通解雇

普通解雇とは勤務態度や、業務能力不良、協調性の欠如などの理由で、労働契約の履行をなしえない場合になされる解雇です。

たとえば健康状態の不良で業務の遂行が無理であるとか、業務成績や業務能力がいちじるしく悪く、向上の見込みがなく、他の業務を任せられないなど。

就業に適さない場合に行われる解雇が普通解雇です。

三井リース事件(東京地裁決定・平成6年11月10日)です。
従業員が、国際営業部、海外プロジェクト部、国際審査部に順次配置転換されたのですが、いずれの部署においても業務に対する理解力が劣り、自己の知識・能力を過信し、上司の指示を無視して思いつきで取引先と折衝したり、支離滅裂な発言をしたため、実施的な業務から外さざるをえなくなり、従業員の希望もあり、3か月間法務実務の研修の機会を与えたが、その結果も不良で法務担当者としての能力・適正に欠けたため、解雇した事案です。
これについて裁判所は、上記の事実認定を行ったうえで、従業員をさらに他の部署に配置転換して業務に従事させることはもはやできない、との会社の判断もやむを得ないものと認められる、として、解雇を有効としました。

引用 栄光綜合法律事務所

懲戒解雇

懲戒解雇とは会社の秩序をいちじるしく乱した場合に行われる解雇です。会社の中でもっとも重いペナルティーであり、まさに死刑宣告といえます。

私が過去にみてきたのは、職場のみんなで飲み会をして、ある男性がアルバイトの女子大生を送ることになったのだが、酔いつぶれた女子大生をカラオケに連れて行き、卑猥なことをした人がいました。

その後、女子大生は親に相談して、キレた親は会社に乗り込んできて、事実が発覚。目の前の欲望を抑えきれなかった男性はクビになりました。当たり前ですよね。

セクハラ、会社のお金の横領、などでクビになる人は多いですね。これらでクビになることが懲戒解雇に当たります。

整理解雇

整備解雇とは会社の経営上、必要とされる人員削減のために行われる解雇のことを言います。つまり会社の経営が苦しくなって、やむを得ずに行う対策ですね。

会社の経営のために行われる解雇なので、労働者に非があるわけではありません。なので整理解雇によってクビにされる側としては溜まったもんじゃありませんよね。

なので、整理解雇は通常の解雇とくらべて厳しく判断しなければならないものです。整理解雇をするに当たって4つの要件によって判断がされます。

  • 人員削減の必要性
  • 解雇回避の努力
  • 解雇する人員の選定と合理性
  • 手続きの相当性
  • 人員削減の必要性

まず人員削減が必要なのかどうか、適切に判断しなくてはなりません。ただ漠然と「経営悪化したから」では済まされません。

具体的にどれくらい経営が悪化しているのか、どれくらい人員を削減しなければならないのか、客観的な根拠となる資料に基づいて説明できなければなりません。

  • 解雇回避の努力

整理解雇を行う前に労働者に対して、打撃が少なく回避するための措置(配転、希望退職の募集など)を取ったか必要になります。

解雇しなくて済んだかもしれないのに、何も回避する努力なしにいきなり整理解雇をすれば当該解雇は、解雇権を濫用するものとして無効となります。

  • 解雇する人員の選定と合理性

解雇する人員の選定に合理性がある必要があります。具体的には勤務地、年齢、貢献度、成績、家族構成などを考慮して選定が行われると思います。

この選定に客観的な合理性がなければなりません。好き嫌いや恣意的な選定なんて論外です。感情的な選定なんてまったく合理的じゃありませんよね。

  • 手続きの相当性

整理解雇を行うに当たって事前に労働組合や労働者に対して充分な説明をし、協議、交渉を行わなければなりません。

これらを行わずに抜き打ちで整理解雇をすることは認められていません。

クビかもしれない人
会社が従業員をクビにするのは大変なんだね。

つまりミスで損害を出したからと言ってクビにすることはありません。もしも「ミスした!やばい。クビかも・・・。」とビクビクしているなら、まずは安心しましょう。

クビかもしれない人
やっと生きた心地が戻ってきたー。

ただし、ミスして会社に損害を出したことに変わりはありません。

その代償は責任というかたちで償わなければならない可能性もあります。

損害の責任は

会社に損害を出した場合の責任とはどのようなものがあるのでしょうか。

クビかもしれない人
もしかして・・・損害賠償を請求されるの!?

損害賠償を請求する企業も実はあります。ただし、そのほとんどが裁判では損害賠償を支払う必要は無しとされています。(損害の一部が損害賠償の請求に認められた事例はあります)

ということで、よほどのことではない限り、損害賠償を支払うことはないと思います。

では、損害の責任とはどのようなものがあるでしょうか。

  • けん責・戒告
  • 減給
  • 降格
  • 出勤停止

私がこれまでに見てきた処分として主にこれらが多いと思います。

けん責・戒告

この処分は始末書を書かせて、今後を戒めることをけん責と言います。

ある友人はさきほどお伝えした金庫が盗まれる被害をだした時に始末書を書いたそうです。また他の友人は社員旅行に行きたくないために仮病を使ってバックレました。

そして皆が旅行に行ってる最中に友人は遊び周っていたんです。その様子をSNSに挙げて仮病が発覚。友人は始末書を書かされました。

戒告とは
始末書を書かないのが戒告です。けん責も戒告も実質的には不利益はありませんが、昇給、昇格、賞与などの査定の判断材料になります。

減給

本来受け取れる賃金の一部を差し引かれることを減給といいます。減給する額については労働基準法によって規定が定められているため、あからさまに無理な減給はできません。

ぶっちゃけ減給はけっこうキツイです。なぜなら今までもらってた賃金で生活をしていたため、今までと同じ暮らしが突然できなくなるからです。

今の生活は今の賃金によってできているわけで、減給されると今よりも出費を削らなければなりません。恐らく支払いなどほぼ固定額で決まっていると思うので、支払いはなかなか削れませんよね。

となると、自分の楽しみを削る必要がでてきます。すると人生の充実度が減ってしまう可能性があります。これが精神的にけっこうキツイ場合があります。

降格

降格は社会的な評価、信用を表すものだと私は思っています。つまり周りからの評価が下がることを意味します。それと同時に減給と同じ苦しみを味わいます。

そう考えると減給より重い処分と言えますね。

出勤停止

自宅謹慎、懲戒求職という言い方をする場合もあります。出勤停止中分の賃金は支払われません。(当たり前ですね)

私の友人で出勤停止の処分をうけた人がいました。友人は10日間の出勤停止を命じられましたが、この処分を「大型連休だ!」と喜んでいました・・・。

出勤停止をするペナルティーは期間中の賃金が支払われないことです。戒めを込めて自宅謹慎にしたいと会社側としては思いますが、それはできません。

できることは業務に携わることくらいであり、プライベートには踏み込めないのです。そのため、友人は10間の出勤停止中に彼女と旅行をしていました。

クビかもしれない人
もう何も反省してないですね・・・。

 

苦しい状況から立ち直るには

おそらくこの記事をご覧のあなたは、会社で犯してしまったミスで落ち込んでいると思います。きっとこれからのことに頭を悩ませ、苦しんでいるかもしれません。

私もこれまでに色々な会社を渡り歩き、幾度となくミスをしてきました。

そして私はこれまでにたくさんの人を見てきました。友人のように出勤停止を受けたり、始末書を書かされたり。

他にもここに書いていない悩み苦しんだ経験はたくさんあります。そんな苦しみはどう乗り越えればいいか。

それは今の状況から学ぶことです。

今の状況、経験は、全てこれからに活かすために学ぶための経験だと私は考えています。

だから今が苦しい状況だとすれば、この状況はこれからよりよい未来にするための経験なんだと捉えるべきです。

そう考えれば、今の状況から学ぶべき点が必ず見つかるはずです。「なぜこうなってしまったのか?どうすれば良かったのか?」

全ての出来事をこのように捉えれば失敗という概念すらないと私は考えています。失敗ではなく、うまくいかない方法を学べたと考えられるからです。

私は失敗したことがない。

ただ、1万通りの、

うまく行かない方法を

見つけただけだ。

- トーマス・エジソン

 

失敗したわけではない。

それを誤りだと言ってはいけない。

勉強したのだと言いたまえ。

- トーマス・エジソン -

引用 癒しツアー

1万回の失敗さえも失敗とは思わなかった、天才エジソンのこの思考を見習いましょう。

今、あなたが悩んでいることは、成長するきっかけなんです。「失敗は成功の母」と言う言葉の通り、エジソンのような成功者も失敗から学んでいったから成功しているんです。

成功者ほど失敗しているのは真実だと私は思っています。

私もこれまでの転職経験によって今、満足な生活をしているし、このようにあなたに助言することができています。もし私が平凡な日常を送っていたらおそらく今ほどの満足は手にできなかったことでしょう。

もし私がこれまでの経験から何も学ばなかったらおそらく、今より賃金の低い生活をしていたことでしょう。

苦しい状況ほど輝かしい未来を手に入れるきっかけだと私は思っています。

最後に以下の動画をご覧ください。

天才スティーブジョブズも同じようなことを述べています。

まとめ

まとめ
・会社に損害を出してもクビにはならない。

・損害賠償はしなくてよいが、減給などの処分は受ける可能性がある。

・苦しい状況から立ち直るには、今の状況から学ぶ。

会社に損失を出したことは気になるでしょうし、同僚や上司に後ろめたい気持ちはあるかもしれません。しかし、会社を辞めなければいけないわけではありません。

その失敗から学び、同じ失敗を繰り返さないことが大切です。先人たちの言葉を胸に、頑張ってください!

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