会社行きたくない新入社員たちよ!こうして乗り越えましょう

春になればオフィス街は多くの新入社員たちで賑わいます。
スーツや行動のこなれてなさ、ぎこちなさで「あ、新入社員だ」ってすぐ判るんですよね。

それに入社間もない彼らはみな一様に不安と期待、希望の入り混じった何とも言えない浮足立った表情をしてますから。

たぶんこれを読んでいるあなたもそんな一人だったのではないかと思います。
でも既にあなたの顔は浮足立つどころか足を引きずるのもおっくうな表情に変わっているかもしれません。

そして思わず口にしていませんか。「ああ、会社行きたくねー」
行かなきゃいけない!でも行きたくない!

口に出しているだけならまだしも、実際に行きたくなくなってどうしようもないのはまずいですね。どうしてこうなってしまったのでしょうか。

特に職場や人間関係に不満があるわけでもない。
理由が分からないけどどうしても行きたくないというケースも少なくありません。

心療内科で診てもらうと良いかと思いますが、まず試しにこの記事も一応最後まで読んでみてください。

行きたくない理由

さて、まずは行きたくない理由から明確にしていきましょうか。
あなたが行きたくない理由ってなんですかね?一緒に考えてみましょう。

思っていた仕事と違う

新入社員が会社に行きたくなくなる理由として多いのがこれ。研修も終え、部署での挨拶も済ませ、さあこれからという時に、来る日も来る日もコピー取りに備品の調達、お茶やお菓子の買い出し。

「自分は〇〇という業務がしたくて入社したのに、だいたい配属からして希望の部署じゃない。何なのこれ」となっちゃうんですね。

就活では企業側も会社のメインどころ、主だった業務内容しか見せません。
それに右も左も分からない新人にデカいプロジェクトや重要案件を任せてもらえるとは誰も思ってないでしょう。

そういうのを支えるために、表に現れない雑務がたくさんあるし、それもまた立派な仕事。
「そんなのわかってるよ。でも自分はこんなことしたくて入ったんじゃないし、明日も雑用ばかりだと思うとマジ凹むわ。あー行きたくねー」

ありがちですね。理想があって意識高い子ほど陥りやすいです。

毎日していることがつまらない

こういった毎日が続くと当然モチベーションは下がります。

「自分は必要とされているのだろうか」「こんなつまらない仕事は誰がやったところで一緒じゃないか!」そう思ってしまうものです。

こういう理由が積み重なることで会社へ行くモチベーションが下がり、行きたくなくなって来るんですよね。

仕事が覚えられない、ついていけない

今度は逆に、次々と覚えなければいけないこと、こなさなければいけないことが山積みでパニックになってしまう。

入ったばかりで何も分からないことばかりなのだから当然ですが、学生時代に学んだ専門と何の関係もない部署だとなおさらです。

あげくの果てに、分からないからと先輩に聞いて素っ気なくあしらわれたり、ミスをして怒られたりしようものなら、もうどうしていいか途方に暮れてしまいます。

人間関係(上司・先輩・同僚)

学生時代には気の合う者同士でつるんでいればよかったんですが、社会に出ればそうはいきません。中でも一番大変だと感じるのが様々な世代や年齢の人たちとの付き合いでしょう。

趣味も、価値観も、考え方もそれぞれの世代ごとに全然違うのに、一番下っぱだからというだけでみんなに合わせて対応しなければならない。もうゲッソリです。

会社そのものがブラックだ

これは論外です。むしろすぐにでも辞めましょう。

転職の際に「なぜすぐに辞めたのか」を訊かれても「ブラック企業で酷い労働環境だった」と言えばあなたのマイナス評価にはならないはずです。なるとしたらそこもご同類なのではないでしょうか。

「〇〇時間の残業や休日出勤を強いられた」など具体的な例や数字をあげれば説得力があります。
嫌ならやめるは世の流れ。働く人も、雇う側もです

最近では新卒入社の早期離職が増えているそうです。

8月の閣議決定では、国家公務員の早期退職を拡充していく方針も決められている。経費削減のためである。そして今回は、主として地方公務員であるが、早期退職を非難する。もちろん、これも経費削減のためである。一方で早期退職を勧告し、一方で引き留め策を取る。どちらも組織優先で、個々人のフォローはどこにもない。

引用 WEBRONZA 教員の早期退職への苦言に物申す

公務員の場合は賃金の未来が読めなく、早期退職を希望する方も多いみたいですね。
そういったキャリアアップのための早期退職も増えています。

「ここでずっと働く気はないよ。さっさと仕事覚えてもっと自分を活かせる所にキャリアアップするからね」などと嘘ぶいては、少なくない割合で新人たちは3年以内、下手すると1年経たずに辞めていきます。

だけど、そうして転職あるいは起業した若者で成功したのはどれほどの割合なのでしょう。

転職はもはや当たり前。だけどその前に

まず今のあなた自身を振り返ってください。Wordでちゃんとした報告書が書けますか。
自分が今こうしたいと思うことをPowerPointでプレゼンできますか。

それ以前にソフトをしっかり使いこなせますか。
そもそも具体的にこうしたい、と思うことがありますか。

机の引出しやデスクトップ上のファイルはすぐ使いやすいようにちゃんと分類・整頓されていますか。

お茶やお菓子、文房具や備品・消耗品の減り具合、在庫は把握していますか。いつ、どのくらい、いくらで購入すれば無駄がないか分かっていますか。

こうした基本的なことはどこに行っても必要なことですし、仕事を効率的に行なうためにも大事なことです。

転職の動機は何であっても構わないが、大切なのは転職の理由と新しい職場に求めていることを明確にすること。それを満たしてくれる会社が自分にとって「よい会社」なのである。転職動機があやふやだと、会社選びの基準が定まっていないので、転職に失敗する危険性が大きい。自問自答することから転職活動は始まる。

引用 日経XTECH 転職で後悔しないための勘所

ちょっとやって出来た気になっても、転職活動では大した強みにはなりませんし、これらを身につけずに辞めてもどこの求人にも引っかかりません。

人間関係?あなたの世代なんてごく一部。世界を広げましょう

あなたがどこの職場へ移ろうと見知らぬ人との人間関係はついて回ります。
職場を変わればまた最初からみな知らない者同士。

ひとりで何か事業を起こそうとしても顧客や協力者に対してあなたという人間を目一杯売り込まなければなりません。信頼されなければ仕事取れません。

結局は多くの他人との関わりは避けて通れないのです。気心の知れた同世代なんて常に少数でしかないことを悟ってください。

現実が厳しいのはわかります。でもどうすれば

若い人はいつの時代でも根拠のない自信に満ちています。

特にインターネットの普及で国境や世代、コストにとらわれない仕事が可能になり、自分でも大きなことができると信じ込む若者が増えています。

結果スピードと効率第一の世の中に育った世代はすぐ結果を求めてしまい、我慢や修行や下積みを時間の無駄と切り捨ててすぐ次ばかりを見てしまいがちです。

ですが物事には順序というものがあり、基本というものがあります。
そういうのが嫌で会社に行きたくないあなたには次のような習慣をお勧めします。

今自分のやっている一見つまらない仕事

このつまらない仕事を工夫して何か大きな仕事につながらないかと妄想してみましょう。

一例
・未だに紙の社内報を配って回るより電子化して全部署に送信すればいいのに
・資料や会議の議事録をコピーしながら自分だったらこうするのにと脳内展開

こういう意識的なところを変えるだけでも気持ちにゆとりが生まれることはよくあります。
「俺はわかってるぜ!」「こんな無駄なことをするなら自分で考えた方がいいな!」
モチベーションを高く保つことにより、通常の仕事も楽しくなって来るはずです。

お仕事小説やマンガをたくさん読んでみましょう。

特に職人の世界モノは参考になります。ホテルのコンシェルジュ、イタリアンのシェフ、ソムリエ、書籍編集者、ゲーム制作会社、エリートサラリーマンなど。

いろいろな業種を疑似体験するうちに、なぜ無駄に見える雑事が重要なのか気づきや発見があればしめたものです。ただし、よくわからない非現実的な設定のものではなく綿密に取材してあるリアルなものが良いです。

世代や年齢の離れた上司や先輩には、まず自分のことばかり話してみましょう。

ガンガンアピールするも良し、恐る恐るでも少しずつでも構いません。
あなたがこんな人なんだというのが分かれば、相手もそれに相応しい接し方をしてくれるはずです、私の経験上ですけどねw

色々な転職サイトを片っ端から調べてみましょう。

新卒の就職活動みたいな漠然とした業界分析と違い、すぐ戦力になる資格やスキルは何を求められるかがはっきり見えてきます。

参考:転職サイト doda

その中で今の職場でも身に付くもの、伸ばせるものを探して取り組んでみてください。もしかしたらモチベーションアップにつながるかもしれません。

どれもやってみました、でもやっぱりわかりません

困りましたね。
あまり無責任なことは言いたくないのですが、深刻な出社拒否症が治らないのであれば、本当に一度仕事から離れて旅をしてみたり、一日街を歩いてみたりする方がいいかもですね。

好きなことに没頭してみると良いのではないでしょうか。

まとめ

とまあ、こんな感じですが、少しはお役に立ちそうでしょうか。

たぶんですが、今「会社に行きたくない」と悩んでいる新入社員の方って、希望に燃えて入ったんだからもう少し頑張って働き続けたい、と思っている人が多いと思います。

この記事を参考に「なぜ行きたくないのか」の理由をはっきりさせ、そのためには何をすればいいのかを自分なりに考えることができれば良いと思います。

もちろん今はその気になればいつでも、ほぼどんな仕事にでも転職できます。

そのためには社会人としての基本的なスキルや知識、マナーをしっかり身につけましょう。

転職市場での評価もプラスになり、選択肢も広がります。

そして転職をするしないに関わらず、今のあなたの「行きたくない」が「さーて、行こっかな」に変わり、少しずつでも「仕事ってこういうことなんだ」「やっていけるかも」という気持ちになってくれればこの記事を書いた者としては嬉しい限りです。

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