「転職しよう!」
そう決意して退職願を出したあなた、おめでとうございます。これから新しい人生が待っていることでしょう!新しい会社への希望に胸を膨らませていることと思います。
しかし、退職直前に待っている最後の試練があります。お世話になった同僚、上司への挨拶です。ドキッとした方も多いのではないでしょうか。いつも顔を合わせるだけで嫌になるあの上司にも、退職のあいさつをしなければりません。
「また怒られるのではないか」
「どうせ嫌味をいわれるんだろうな」
その気持ち、とてもよくわかります!!私も前職では上司からパワハラを受けており、退職願を出した後は徹底的に無視され、挨拶もろくにできなかったことを覚えています。
「あの人には挨拶はしなくていいや」
そう決断する前にちょっと考えてみてください。今はそれでいいかもしれませんが、後々後悔する結果を招いてしまうかもしれませんよ。
この記事では、転職が決まったのだけど、嫌いな上司に退職のあいさつをしようか迷っている人に読んでいただき、少しでも退職のあいさつの際の参考になればと思い、具体的な方法を紹介します。
Contents
上司が嫌いで退職する人の割合
上司が嫌で転職する人ってどれくらいいると思いますか?

引用:マイナビ転職
マイナビ転職の調査結果によると、実は約20%もいるといわれています!どんな人も嫌いな人と言うものはいます。自分の直属の上司がそれに値するというのは不幸なことですよね。
ですので嫌いな上司がいるて言うのはおかしなことではありません。仕方ないことですので、どうせ退職するのです、気持ちよく去れるようにしましょう。
挨拶したくない理由

「上司が嫌い」
そういう人は多いです。さらに言えば何か明確な理由があって、嫌いという方が多いんではないでしょうか?人間的に受け入れることができないというパターンも有りえますが、あまり多くないように感じました。
そこで以下上司を嫌いになる主な理由を挙げました。
上司からパワハラを受けていた
まず、上司からパワハラを受けていたというパターンです。
パワハラとは、パワーハラスメントの略です。
同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適切な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。
引用:あかるい職場応援団
私もこのパターンでろくに挨拶をせずに退職しました。絶対に何か言われるということを分かっていました。これに該当する方が一番挨拶したくないのではないでしょうか。
特に日常的に暴力を受けていた方はなおさらであると思います。
「また殴られるんじゃないか」
そう思うと、もうあの人いいや、となってしまうかもしれませんね。
パワハラの問題は根強く、中には自殺まで追い込まれる方もいらっしゃいます。もし精神的に追い込まれてしまっているなら、労働局等の機関に相談するようにしましょう。
上司と人間的に合わない
話をしていてもなんとなく合わない上司、言っていることが意味不明な上司っていますよね。自分に合わない人間性の人、訳のわからない指示ばかりしてくる人は、どんどん嫌いになってしまいます。
強い言い方をすると、生理的に受け付けないタイプです。友人であっても、こういう人とは付き合いたくないですよね。もうこの人顔も見たくない!そういった上司を持つと本当に苦労すると思います。
過去の私の上司にも、このようなタイプの人がいました。
話していてもなにか違和感があり、指示内容も毎回違うため、本当に苦労しました。なぜかこういったタイプの上司はもっと上の上司からの信頼が厚いパターンが多いように感じます。さっぱり理解しがたいですが。
私の場合、現職にもこういったタイプの先輩がいます。私の転職運が悪いんでしょうか。話をするのも嫌な上司にわざわざ話に行くのは苦痛ですよね。
過去に出会った嫌いな上司についてこちらにもまとめてあります。
上司がとにかく厳しい

「上司からいつも厳しい指導を受けていた」
「冗談が通じない人でとにかく厳しい」
こういった人には挨拶しにくいですよね。辞める直前に人生論なんて語られたら、たまったものじゃありません。
「どうせまた説教をくらってしまうんだろ…」
そう思うと話したくもありませんよね。大体向こうが言ってくることは「ここで働けなかったらどこに行っても仕事できない」「お前なんかを採用する会社がない」大体この辺でしょう。いわれることを分かっていて挨拶しに行くのは億劫ですね。
私の元上司は、パワハラをする厳しい人でした。まさにこの条件の二つを満たしています。仕事に厳しいからこそパワハラをするんでしょうか、今考えても理解できませんね。
よくあるイメージのパワハラ上司ではなく、知的なサラリーマンって感じの方でした。
淡々と脅してくる感じで、かなり恐怖したのを覚えています。

イメージできにはこんな感じの方でした。知的ですよね。明らかな悪い見た目の人より、こういうタイプの人の方が正論を淡々と話してくるので怖く感じます。
そうするうちに人間的にも嫌いになって来ました。
挨拶すべき理由

上司が嫌いだとしても、やはり挨拶するに越したことはありません。
嫌いであっても一応お世話になった上司です。できる限りするようにしましょう。
社会人としてのマナー
転職するということは、今までお世話になった人や会社と別れを告げると言うことになります。新人を一から教育して一人前に育て上げるのには、莫大なお金と労力のかかることです。
それまで相手に掛けてきた苦労を返すという意味でも、挨拶するということは大切なことであると思います。以下に記しますが、しっかりと挨拶をすることによって社会人としてのマナーを持っているということをアピールできますし、周りからの評価も下がることはありません。
たとえ辞める会社でも、最後に挨拶もできない人間だと思われたくないですよね。社会人のマナーとして、最後に挨拶をするということは、最低限すべきことであると思います。
今後どこかでお世話になるかもしれない
あなたは転職をして新たな会社に転職、または起業するかもしれません。その時に、絶対に前職の人に合わないといえますか。転職をする際、多くの人が同業他社に転職すると思います。
また、異業種であったとしても、転職先の取引先として再会するかもしれません。
その時、相手からあまりよく思われない可能性があります。特に転職先が営業職であり、前職がお客様または外注先ということは、転職先が同地域だと十分にあり得る話です。取引先であった場合、取引停止になることはないでしょうが、商談などはかなりやりにくくなるでしょう。
逆に、仲の良い前職の方が取引先や外注先等になると、もしかしたら仕事を多く回してくれるかもしれません。また、私が転職する際、転職先の会社から前職の在職証明書の提出を求められました。
私は嫌いだった上司以外とは良い人間関係を築いていたため、問題なく送っていただけました。もし人事関係の上司と仲が悪かった場合、電話でも小言を言われることになるかもしれません。
中には在職証明書を発行してくれないケースも存在します。違法なので労働基準監督署などに相談すれば対応してくれますが、手続きに時間がかかってしまいますし、なにより面倒ですよね。そういった意味でも、円満退職のために形式上でも挨拶しておくということは重要です。
他の同僚・上司から良く思われない
同僚・上司がすべて嫌いでたまらない、という方はほとんどいらっしゃらないかと思います。中には面倒を見てくれた上司、よく飲みに行った同僚がいると思います。
その人たちが、あなたが特定の上司だけに挨拶をしないで去って行ったという事実を知ったとき、どう思うでしょうか。
もしかしたらその人たちは、嫌いな上司に嫌な感情を抱いていないかもしれません。その時「あれ、あいつなんで○○さんに挨拶しないんだ?非常識なやつだな」と思われるかもしれません。
前職の人と転職後も仲がいいというケースは稀かもしれませんが、もしかしたら今後も付き合いがあるかもしれません。そういうチャンスを自ら否定するのは良くないと思いませんか。
それでも嫌な場合は

ここまで読んでくださった方には、挨拶することの重要性が分かっていただけたかと思います。
「でもやっぱり嫌だ…」と思ってしまうかもしれません。でしたら、以下のような方法を試してみましょう。
他の上司・先輩に同席してもらう
一対一で会話をすると、どうしてもまた嫌な思いをすることを想像し、腰が重くなってしまいます。そのような場合は、相談しやすい上司、先輩等に相談し、同席してもらうようにしましょう!
一対一の場合、相手の上司も言いたいことを言ってくる可能性が高いですが、誰かの目があるとなかなかひどいことは言えなくなります。わざわざ同席してもらわなくても、嫌いな上司が他の上司・先輩と一緒にいるときに二人同時に挨拶してしまうというのも手です。
同席してもらうときと同様、あまり悪いことは言われない可能性が高いです。また、いい感じに聞き流してくれる可能性も高いですよ。
朝礼やミーティングの時に言う
他の上司の方にお願いしにくい場合は、一回で全員に伝えることができる朝礼やミーティングのタイミングで伝えるのもありです。
業務連絡のように軽く伝えられますし、その一回で済ませることができます。苦手な上司が数人いたり、一対一で伝えるのが億劫な人にはこのタイミングで伝えると良いでしょう。
最終出社日の帰宅直前に言う
有給休暇を消化する場合は、退社月の最終日に保険証や制服を返すために会社にいくことがあると思います。
その時についでに挨拶するようにしましょう。
書類上在籍しているだけで、ほとんど社外の人間扱いになっているため、上司もあまり言ってこない可能性が高いです。その上、有給消化である程度メンタルも落ち着いているでしょうし、次の仕事に気分も向いていると思います。そのため、まだ挨拶しやすいのではないでしょうか。
どうせ最後だからと、覚悟を決める
いままで嫌いな上司にさんざん苛められてきたでしょう。もう顔も見たくないほど嫌いかもしれません。
でもあなたはその上司にもう合うことは、おそらくありません。仮に社外出会う機会があったとしても、もう上司部下の関係ではありません。
退職してからはあなたは自由の身で、新しい人間関係の仲生活していくことができます。
そう考えると、嫌いな上司に挨拶する程度のこと、些細なことだと思いませんか?「今までお世話になりました。ありがとうございました!」
これだけ言って、小言にちょっと付き合うだけです。それが終われば、もう解放されたも同然です。
ですので、どうせ辞めるんですから、最後くらい覚悟して挨拶しましょう。むしろ厭味ったらしく笑顔で言ってみましょう。もしかしたら、相手もあなたのことが嫌いで、あっさり終わってしまうかもしれませんよ。
「案ずるより産むがやすし」です。突撃してしまいましょう!
どうしても挨拶できないなら
「挨拶すべきであるということは分かっているけど、どうしてもできない!」
そういうこともあるかと思います。顔を見ただけで気分が悪くなる、震えてしまう…そういったときは、仕方のないことであると思うので、他の上司を通して話していただくようにしましょう。
そこまで関係が悪い場合は、周囲の方々も理解してくれるでしょう。ただ、挨拶しないという手段は最後の手段であると考えてください。どうしても挨拶できない理由がある場合のみにしてください。
もし挨拶したくないけど「挨拶しない」ということに勇気が出ないという方には「退職代行サービス」をおすすめします。名前の通り退職を代行してくれるサービスですので、もう会社にかかわりたくない人は利用してみてもいいでしょう。
まとめ

いかがだったでしょうか。挨拶をしないで会社を去っていくということはやめた方がいいと思います。どうせ辞めてしまうのですから、気持ちよく挨拶して会社を去りましょう。
「やっぱり挨拶しておけばよかった…」
そんなことを考えてしまうのはもったいないと思います。転職後も新しい人間関係や環境に慣れるまで大変なのに、前職のことまで引っ張ってしまってはもったいないです。
しかも後悔というのは一番記憶に残ります。挨拶しておけばもっと気が楽だったのではないか、という悔いた気持ちが一生残るかもしれません。のちのちそんな気持ちを引きづりたくないですよね。
気は進まないかもしれませんが、是非嫌いな上司にも退職のあいさつをし、いい気持ちで会社を去りましょう。
皆さんの快適な退職を願っています!


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