

後輩A君は新しい女性上司と折り合いがつかず職場でストレスを感じているようです。男性と女性では考え方やモノのとらえ方に違いがあるので、それまで男性社会で成り立ってきた会社ではお互いに戸惑うこともあるでしょう。
そんな女性上司に困っている若手男性会社員のみなさんに女性上司とうまく付き合いながらできるオトコになる4つのポイントをご紹介します。
女性上司との付き合い方4つのポイント

女性は一般的に男性と比べて感情的である、プロセスを重視する、細かいことを気にするといった傾向があります。これはもちろん悪いことではありません。相手の立場に立った発想をしたり、細やかな部分まで目が行き届いたり、それまで男性が気づかなかったことに気づいたりすることができます。
女性活躍というだけでなく、このような視点が求められて重要なポストに抜擢されているということもあるのです。さて、そんな女性の部下になるからには、この4つのポイントに注意して女性上司とうまく付き合っていきましょう。
- 礼儀正しく接する
- 味方になってフォローする
- 自分の仕事の精度を上げる
- 会話する
大切なことは女性上司の立場を理解し、信頼関係を構築する努力が必要だということです。
礼儀正しく接する
社会人として今更な感じもしますが、改めて礼儀正しく接するようにしましょう。具体的にはきちんと挨拶する、敬語を使って話す、タメ口はNGといった点です。


このような馴れ馴れしい挨拶は自分ではコミュニケーションのつもりでも、女性上司からすれば「上司にきちんと挨拶ができないのに、取引先やお客様にきちんと挨拶ができるのか?」と不信感を持たせてしまいます。
同じ職場の人間に挨拶もできない人が、お客さんにいい接客などできるはずがない。ipod聴きながら出勤する新入社員。挨拶しても返さない。今までよくそれで通用してきたなと思う。挨拶できない人間は信用されず、コミュニケーションは成り立たない。直接の部下だったら確実に鉄拳がとんでる!(怒)
— shun (@wilkinsonginger) June 27, 2011
また女性活躍とはいえ、まだまだ女性の昇進をよく思わない人たちもいるのも事実。そんな人たちからの風当たりを受けてきた女性上司からすれば「こいつも私のことを認めていないのか?」と思わせてしまいます。
あなたを上司として認めています、尊敬していますという意思表示として挨拶や言葉遣いには十分注意しましょう。
味方になってフォローする
能力の高い女性上司でも体力的には男性の方が有利です。会議の資料や機材、客先への手土産など重いものや荷物は積極的に持ってあげましょう。
また女性上司を評価しない男性に対して一緒に怒ったり、逆に女性上司が受けた評価を一緒に喜んだりすることも大切です。女性は共感することに喜びを感じるからです。また、日ごろ女性というだけで反感を買いがちな女性上司は非常に孤独です。
仕事の上で女性が活躍するとある一定数の男性は「女性のくせに目立ちやがって」というような感情を強く抱くようです。
引用:ダイヤモンド・オンライン
「自分は味方である」と行動で示すことで女性上司との信頼関係を築いていきましょう。それによって女性上司が穏やかになり、あなた自身も仕事をしやすくなる可能性が高いです。

自分の仕事の精度を上げる
女性は細かいところまで気が付く生き物です。ちょっとした誤字脱字や日本語の使い方、資料の汚れなど。あなたやそれまでの男性上司が気にも留めなかったことを指摘されたりすることがあります。「そんなことまで?」と思うかもしれませんが、聞き流すのではなく自分の仕事の仕方を見直す気持ちで取り組みましょう。
@m_arisum でも女上司ってこと細かいとこまで見てるからその分甘えがない気する!いやでも男上司の元でも女であることを理由に男と同等の仕事ができないなんてなめられたくないから、甘えていらんないか!私も今初心に戻って自分にカツいれてるよ!
— yamahira_rinka (@karinnu) July 26, 2012
あなたには重要でなくても女性上司にとっては重要なことだから指摘するのです。考えを改め指摘された仕事の精度を上げていくことで上司からも「こいつ仕事できる!」と認識してもらえるようになるでしょう。

会話する
女性っておしゃべりするのが好きな方が多いですよね。もちろん女性上司と長々と雑談するわけにはいきませんがコミュニケーションをとることは大切です。
しかし話題選びは慎重にならなければなりません。特に未婚の女性に恋人や結婚の話題は絶対にしてはいけません。既婚の女性であっても人によっては家族の話がNGになることもあります。
会社で話した事ない30歳くらいの女上司のPCの壁紙が赤ん坊だったから「お子さんですか?可愛いですね!」ってコミュニケーション取ろうとしたら、無表情で「私は独身だし壁紙はネットの拾い画よ」って言われた。紛らわしいことすんじゃねーー。
— Ichiro (@IchiroClub) November 9, 2019


お互いを知ることはチームとして仕事をしていくのに必要なことです。同性同士ならば話題選びにも比較的困らずに打ち解けられるかもしれませんが、女性と男性では意識しなければ会話するシーンを作ることが難しいものです。
ましてや女性上司は周囲のプレッシャーなどからピリピリしがち。そこを臆することなくあなたからまず声をかけてみましょう。
女性上司が嫌いなら転職?




このグラフは民間企業の女性管理職の割合をあらわしたものです。係長、課長、部長などのいわゆる管理職における女性の割合は約30年の間に4~5倍まで増えているのです。
平成28年には女性活躍推進法が施行され、ますますこの割合が増えていくことは間違いありません。この法律は女性の社会進出を目指しており、企業は女性の活躍を目的とした行動計画の策定や実行が義務付けられているのです。あなたの会社に女性管理職が増えたなと感じるなら、この法律の影響かもしれませんよ。
つまり、まともな会社なら転職先でも女性が上司になるかもしれないし、今は男性でもそのうち女性上司になる可能性は十分ある、ということなのです。女性上司に出会う度に転職するというのは現実的ではありません。転職という手段は根本的な問題の解決にはならないのです。

女性というだけで毛嫌いしているようなら、日本だけでなく世界のどこにいってもやっていけないかもしれませんね。
女性上司を拒絶してしまうのではなく、女性上司とうまく折り合いをつけながら自分を変化させていくことが、これからの社会を生きるできるオトコのやり方なのではないでしょうか。
性別に限らず上司には様々なタイプがいるものです。男性でも細かいところを気にする人はいますし、女性でも大雑把な人はいます。女性だから嫌い、付き合いづらいと突っぱねるのではなく、上司の一つのタイプととらえて上司の指示や要望に一つ一つ応えられる部下になることであなた自身のスキルアップになるはずです。
まとめ

- 礼儀正しく接する
- 味方になってフォローする
- 自分の仕事の精度を上げる
- 会話する
女性上司も順風満帆でなんの悩みもなくそのポストに就いたわけではありません。女性というだけでいらぬ苦労もしながらたどり着いたはずです。
そのことを認識し、尊敬の念をもって女性上司と向き合ってみませんか。女性というだけで嫌がらせをするような輩と同じ位置に立っていませんか。
女性上司から信頼され、あなたも女性上司を信頼できる関係を作っていくためにあなたの仕事のスタイルを変えてみてください。あなたの成長にもつながるでしょう。




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