この体験談は、私の友人であるTさんが実際に体験した体験談です。Tさんがその会社に勤めている時は、とにかく必死だったそうです。勿論、必死になっていた理由の一番に「お金」があったと話してくれました。
Tさんは言いました。「今考えて見ると、想像を絶するほど過酷な日々だった。」
当たり前のように思っていた事が、実は全く違っていて、周りに言われなければ今の環境には気づけないものです。それでもそれが「当たり前」「正解」なんだと信じ込んでいた日々。そんな過酷な日々が、今思い返すとただただ「生き地獄」でしかなかったのだと思い返されるそうです。
そうです。Tさんが入社したのはいわゆるブラック企業でした。
「ブラック企業ってよく聞くけど、実際そんなに実態ってひどいの?」
「ブラック企業って実は本人の感じ方次第で、そんなにひどくはないんじゃないの?」
本当のブラック企業を体験するとわかります。もしかしたらあなたは、今までひどい職場に出会ったことが無いのかもしれません。実際味わってみないとわからないと思います。本物の「ブラック企業」の実態を知ると、すべての現実が変わると思います。
少なくともTさんは「世の中にはこんなカスみたいな企業があるのか」と絶望したそうです。
警告ですが、本当に間違ってもブラック企業に入社することは避けて下さい。本当にTさんのいた会社はおかしすぎます。
もちろんブラック企業に入社したい人がいないことはわかっています。Tさんもそうでした。ですが、たぶん冷静さを失っていたんだと思いますが、あえてブラック企業に飛び込むような愚行をしてしまいました。結局Tさんは体をぶっ壊して精神的にもボロボロになりました。
現在は幸いにも、いい職場に巡り合って、家も建てて幸せに暮らしているそうです。
この記事では、Tさんがなぜブラック企業に入るという大きなミスを犯すことになったのか?という失敗した理由と、どうすればブラック企業への入社を防ぎながら転職をすることができるのかその対処法を紹介していきます。
Tさんが転職に至った経緯や、流れをストーリーで紹介していきます。

Contents
大手!だけど吐気するほど単純作業の毎日

当時、高校を卒業して大手の企業に就職したTさん。就職した企業は、製造業でライン作業がメインでした。同じ高校の先輩も多く、「いい会社に就職できたな」と誰からも言われるぐらい大手でした。
2000人程いる従業員の中でも先輩たちは良い人ばかり。同期も、一緒に遊ぶことが多く本当にただただ素敵な環境に恵まれていました。配属された職場は、すごく良い人たちに恵まれて残業は一切なく、有休も使い放題。
給与は、ボーナス夏冬4ヵ月。年収で350万円。三交代勤務でしたが夜勤で身体を壊す事もなく、特に何もない平凡で平和な日々を送っていたそうです。
変わらない作業、変わりたい自分
平凡な日々を送っていたTさんですが、毎日毎日同じ作業の繰り返しで仕事自体に嫌気がさしてきました。
「自分はいつまでもこれでいいのか」
ふとそんな考えが浮かんできたそうです。
せっかく学校を卒業して、晴れて社会人になったのに、来る日も来る日も退屈なライン作業をいつまでも繰り返す日々を変えて、自分のやりがいを感じる仕事をしたり、収入を上げて高級外車を乗り回したり、海外旅行に行ったり、自分にはもっとやりたいことがあるはずだと思ったそうです。
腕にはROLEX、乗ってる車はベンツ、金持ちの友人との出会い

毎日同じ仕事を繰り返していく日々の中で、高校時代に良く遊んでいた友人から久しぶりに連絡がきたそうです。それがTさんの人生を変えるきっかけになるとはこのときTさん本人も気づいていませんでした。友人の「飲みに行こう」の一言で、一緒に飲みに行く事に。
学生時代以来の久しぶりの再開で、話に花が咲き素敵な時間を過ごしたそうです。
そんな中で仕事の話になると、その友人に一言「そんなつまんなそうな顔して大丈夫か?」と聞かれたそうです。
確かにその当時すでに会社の仕事をつまらないと感じていた時期だったそうで、顔にもバッチリその様子が出ていたのでしょう。Tさんは「まあいろいろあってね。安定はしているけど単調な仕事でさ。」と返事したそうです。
「そっかー大変だな!俺は毎日大変だけど、やりがいはめっちゃあるぜ!稼げるしな!」
その友人は、歩合の営業の仕事でとにかく見るからにお金持ち。身につけている時計はROLEX。乗ってくる車はベンツ。お会計で使うカードはアメックスのゴールド。二十歳そこそこで高級時計を身に着けベンツなんて乗っている友人に興味しか湧かなくなり羨ましくて仕方なかったようです。
一方自分は、大手といえども、工場勤務だし単純作業で仕事もつまらないし、年収も350万円そこそこ。比べれば比べるほど自分が惨めになるのを感じたそうです。
それに加えてその日友人を迎えに来てくれたのはモデル体系の美女。自分との違いを見せつけられ続けストレートパンチを食らったような衝撃に声も出なかったそうです。そして素直にこんな女性と一緒に居れたらいいなと羨ましくなったそうです。
それからというもの、その友人と頻繁に飲みに行くようになっていったそうです。
友人は会う度に「稼ぐには、絶対行動しないといけない」と豪語しており、一緒に飲みに行く時も美味しく高いお店ばかり、身につけている物も高級品ばかり、いつも奢ってもらっていました。
「恥ずかしい…」
と感じながらも、友人に甘えていたそうです。
そんな知り合いの身なりや体験談を聞き続けていたTさんは、いつしか「このままじゃいけない。自分も稼いでやるぞ。」という気持ちが沸々と湧いていたのでした。
現状に我慢の限界を迎えたTさんは思い切って「転職」決断。これまで敷かれていたレールを歩んでいた人生を自ら会社を探して人生に変化を与えにかかりました。そしてTさんの要望がすべて叶いそうな「高年収・好待遇」と書いてあった友人と同じような営業の会社に入社することを決意しました。
最強のブラック企業へようこそ

裏切られた期待と増していく不安
Tさんの就職した会社は、都内にありました。入社初日は、前日の夜から緊張してしまい寝る事が出来ず、朝は5時から支度を始めていたそうです。都内まで新幹線で2時間程でしたので、9時の集合時間に間に合うよう出発。
到着するとスーツでビシッと決めた如何にも仕事が出来ますみたいな人達がゴロゴロいたようです。約束の時間9時になると、会社の人間であろう人達が10人ほど部屋に入ってきたようです。
「オス!今から君たちはこの会社の社員だ。甘えは許されない。」と大きな声。
まずは、挨拶の声出しで20分ずーっと立ちっぱなしで大声を出す練習をしたそうです。今となっては、入社そうそう何をしていたんだろうと思ったと言ってました。
声出し終了後、会社の人間からひと言。「今日から3日間の研修が始まる。外のバスに乗るように。」と、外に用意されたバスに乗って山奥に連れて行かれたのでした。
希望に満ちた新生活とは真逆の山奥での軟禁研修
地元を離れ1人暮らしから始める為、何をやるにも初めてだらけの日々だったそうです。そんな中でも、新しい会社で頑張って成り上がるぞ!という強い希望に満ち溢れた日々を過ごしていました。
そして、きたる入社初日。まさか山奥まで連れて行かれるなんて誰が予想したでしょうか。

この会社では、入社してすぐに研修合宿が行われるそうです。期間にして2泊3日。この2泊3日が地獄だったと語るTさん。相当、酷かったのをお話してくれていた時の顔が物語っていました。
初日の声出しは喉が潰れて当たり前
この会社は、社訓と社歌を両方とも覚えないといけないとの事でした。Tさんは暗記力には自信があった為、覚えるのは苦労せずすぐに憶えられたとの事でした。
しかし、大変なのは覚えた後でした。
この時点で時間は夕方18時。夕食の時間を終えて、社訓を覚えた部屋に呼び出し。何とそこで教官が一言。
「社訓と社歌を大声で歌うように。間違えたり声が小さければやり直しだ。良いか。」もう、それはそれは地獄だったと語っていました。声が小さいとやり直し?どういう事?
もうやっている事は軍隊と同じでした。1チーム(5人~6人)でひたすら大声を出します。それを監視する人がおり、その人もまた鬼教官だったそうです。中には泣いてしまう人も出て来て、まさに地獄絵図でも見ているかのようだったと語っていました。
結局Tさんのチームが合格したのは0時を過ぎて次の日になっていたとか。その時には喉も潰れ、憔悴しきってしまい倒れるように眠ったそうです。

初日で10人がリタイヤ
1時に寝ても起きるのは5時。6時から研修は始まりました。
そこでTさんは気づいたのです。「来た時より人が減っている」と。なんと山奥にも関わらず、初日の研修で嫌になった10人程の人達が夜逃げをするように山を降りていったようです。
その時ばかりはTさんも驚きを隠す事が出来ず、自分も逃げたい。と常に思っていたようです。
2日目の研修内容は、なんと30キロのウォーキングでした。これもチーム全員でゴールしなければいけない為、誰かを置いていくことなど出来ません。
実はチームで順位ごとにポイントが決まっていて争っている為、前日にビリだったTさんのチームは鬼教官から「絶対に今日は1番を取れよ」と追い詰められていたそうです。そんな環境下の中で、30キロのウォーキングがスタートしました。
初めの10キロで既にチームの2人がダウン。その2人に合わせて歩いているとどんどん他のチームに抜かされていく。追い詰められている中でのウォーキングも地獄だと語っていました。
途中、女性の方が足を挫いてしまう場面では、Tさんや他の男性で肩を組んでゴールを目指したそうです。
結局、30キロを歩くのに朝9時出発をして着いたのは夕方17時。チームとしては2位だったようです。教官からは「1番でないと意味がない。次は必ず1番と取れ」と絶対的No.1を叩き込まれたそうです。

最終日はボロボロにけなして褒める
そして迎えた最終日。最終日は、初日に集まった部屋に呼ばれてチームごとの成績発表会が行われました。
発表会が終わるとチームで円を組まされて教官から一言。「今から一人ずつチームの人間の悪いところと良いところを言い合いなさい」と、指示された直後から大音量で音楽が流れました。
大きな音楽の中で1人1人の良いところ悪いところを大声で言い合うという何とも不思議な研修。ですが、Tさんにとっては最終日だけはすごく良かったようで泣きながら相手の事を褒め合ったそうです。きっと良いチームワークが生まれたのでしょう。
今思えば、アメとムチを巧みに利用した、心理的にかなり計算された研修だったように感じているそうです。感情面をハードに刺激することによって、結束力や会社への服従心を養っていたのではないかと言っていました。
合宿研修を終えた後の本社研修
何とか合宿研修を終えたTさんは、都内の本社へ戻ってきました。Tさんの職種は、テレアポ営業で業務用のコピー機を貸し出す仕事だったので本社の方ではその電話に対応であったりパソコンの使い方を学びました。
研修が厳しかったのもあってか、本社での研修が1週間あったもののそこまで大変な思いもせず難なくこなす事が出来てTさんはホッとしたそうです。そこからTさんは、自分の地元の営業所に配属されるのでありました。
始まったブラック企業での日々

初めての地元の営業所の出勤日。出勤するとそこには上司である人たちが数名。自分の同期が3名。出勤時間は朝6時30分。10分前に来ましたが既に一番遅いTさん。
10分前に来ているにもかからず、上司に怒られたそうです。
出社後、まずは社訓を言います。覚えてなければ怒られます。次に大声で社歌を歌います。本当にやるとは思ってなかったそうです。それは思いませんよね。そのあと、仕事に取り掛かります。
まず1週間はひたすら電話をかける作業を行いました。企業の情報をパソコンで探しながら左手には電話を常に持ってる状態です。一日の電話件数は、なんと400件にものぼるそうです。
企業を探しては電話をつなぎ切られて探しては電話を繋ぎまた切られの繰り返し。1週間で3名いたうちの2名が辞めてしまったといってました。理由は、うつ病だったそうです。
1日の拘束時間は長いものだったそうで。朝は早い時は6時、終わりのが23時。遅い日は0時を超えていたそうです。それを週に6日勤務していた為、おかしくなってしまうのも無理ありません。
入社前の条件では、多少の残業があることとたまに休日出勤があるとしか聞いていなかった為、まったく話は違うものでした。
しかし他の社員が同条件で働いていること、また成果を出すことで給料というリターンが返ってくるということから、条件は違えど働いて行くことにしたそうです。
初めて取れたアポイント
Tさんがこの仕事を始めて3週間が経った頃、初めてのアポイントが取れました。会社から近くの企業だった為、自転車で行くことに。内容としては、業務用のコピー機をリース契約で借りていただくという仕事でした。
この会社は、即アポ即営業が鉄則でしたのでアポが取れればすぐに営業で契約を取ってくるという社風です。上司が付いてきてくれるものだとばかり思っていましたが、上司は付いてきてくれませんでした。入社前に本社でやった契約までのマニュアル通りに自分で進めていくしかありませんでした。
勿論、その日は契約が取れず帰ると上司にものすごく怒られたそうです。「取れないなら帰ってくるな、使い物にならない」と罵声を浴びせられたと仰ってました。

長野の公園で野宿
Tさんが入社して4ヵ月が経った頃。この頃には、コピー機も何台かリースを組めるようになっており着々と慣れてきていました。そんな中で1件朝1番でアポイントが取れたのが長野の企業。
県外は初めてのTさんでしたが、気合を入れて新幹線に揺られること3時間。アポを取った社長と実際に会うことが出来ました。しかし、先方は全く契約する気もなく話だけでまた考えます。とのこと。
それを上司に伝えると「契約を取れるまでは帰ってくるな。社長が仕事を終えるまで待って終わった所で契約をこぎつけてこい」とのこと。
Tさんは上司の言う通り、その社長が終えるまでずっと待っていました。時計を見ると夜の21時。すっかり夜も遅くなっていました。21時過ぎに会社を出てきた社長にもう一度土下座してお願いをするTさん。
社長が一言「ここまでして君が仕事をする意味がそこにはあるのかい?僕は一度話した通り契約は絶対にしない。帰ってくれ。」と返されてしまいました。結局22時まで粘っても無理だったことを上司に電話しますが、案の定繋がりません。
その会社の周りは、田んぼで何もなくタクシーさえ通らないような場所。しょうがなく近くに公園を見つけたTさんは野宿したそうです。
人生で初めて野宿をしたTさんは、心が張り裂けそうなぐらい辛かったと泣きそうになりながら話してくれました。

次の日は始発で会社に出社。勿論遅刻していきました。そうすると上司から一言「情けない。こんなだからいつまでも成長しないんだ。」と罵声を浴びる始末。
このまま辞めてしまおうか何日も考える日々が続きました。
唯一の救いは給料アップ
入社して半年。Tさんはいつの間にかバンバンコピー機を売れるように成長していました。この会社は、一般社員⇒サブマネージャー⇒マネージャーと上がっていきます。
そしてTさんは半年でサブマネージャーに昇格したのです。サブマネージャーにもなると給与はかなり上がりました。月収で30万は変わりました。給与が上がればやる気もあがりTさんは更なる高みを目指すようになったのです。

給料もどんどん増えていくTさん。多い時では手取りで100万を超える月もあったようです。
そんなTさんは、1Kのアパート。車無し。の生活から2LDKのオートロック、高級外車を買って優雅な生活を送り始めたそうです。
肉体と精神の限界…突然の発作

入社して1年半が過ぎるころにはTさんにも後輩がいっぱい出来て仕事も順調。休みは相変わらず少ないものの売れるようになって少しは早く帰れるような日々が出てきました。
そんなある日の事、仕事中いきなり発作を起こして救急車で運ばれました。その時は、一過性のモノだろうと判断され自宅療養だったそうです。しかし気になったTさんは色々調べていくと、精神的な物が関係しているのではと気づき始めました。
しかし、自分で精神科に行くのは気が引けるので中々行くのに躊躇したようです。
ですが、この頃にはもう手遅れ。朝は起きれなく出社出来る日がどんどん少なくなっていき、しまいには無断欠勤をする日々。食事もろくに喉を通らず、体重もみるみる減っていきました。頬はこけ、げっそりした様子のTさんはほぼ生気を失っていました。
Tさんの心と体は完全にボロボロになっていました。
心配した家族が心配してTさんの家を見に行くと、床に倒れこんでいるのを発見。すぐに病院へ連れて行ったそうです。
診断結果は、躁うつ病。仕事による過度なストレスが影響していたとのことでした。
残されたのは多額の借金
仕事を長期的に休んでしまったTさんに残されてしまったもの。それは多額の借金でした。
月給で100万もらっていた時代に貯金などすることもなく、まだ若かったTさんはあればあるだけ使い込んでいました。そんなTさんは結局家賃も、外車のローンも払えなくなり借金地獄になりました。
外車のローンは払えず、家賃を払えず、しまいには携帯代まで払えず連絡も取れない状況に。
カード払いをしてはリボ払いでしのぎますが最終的には払えなくなってしまった生活に、飛び降り自殺も考えたとのお話でした。
うつでも会社を辞められないブラック企業の体質
入院したTさん。さすがに職場復帰はもう無理でした。
話している人たちを見ると自分の悪口を言ってるように思えてしまったり、何もない時にイライラしてモノに当たってしまったり、状態は悪化する一方でした。
しかし、その状況を会社に説明しても一切認めてもらえず。「お前の仕事は山ほど溜まってるぞ。どうしてくれるんだ!?」と脅される日々。ブラックの度を越えていたかな。と笑いながら話してくれたTさんでしたが、正直常識外れの会社にいたんだなと感じました。
救世主は友人
ブラックの中のブラックだったこの企業を辞めることに必死だったTさん。しかし会社は、まったく辞めさせてくれませんでした。そんな切羽詰まったTさんのもとへ友人から連絡が入ったのです。
友人との電話で会社側が辞めさせてくれないことを話していると、友人が「退職を代わりにしてもらえばいいじゃないか。もう会社には行けないし、上司とも会いたくないだろ。このまま退職を自分で頑張ろうなんて無理だろ」と強く言うのです。
そこで友人が教えてくれたのが「退職代行サービス」でした。
Tさんの状況がかなり悪いと感じた友人は、Tさんを助けるためにサービスを探してくれていたそうです。めちゃくちゃいい友人ですね。
本来退職するには、上司や会社の代表などの退職の意向を伝えることで退職をすることができます。法的には退職の2週間前までに通知すればいいということですが、一般的には1ヶ月前くらいまでに伝えるのが普通です。
Tさんの場合は、常に使えないと罵声を浴びせられ続けた上司に「退職願」を提出しなければなりませんでした。退職の意向を伝えても上司は受理してくれる様子は一向になく、逆にプレッシャーをかけて早く出社させようとしてきました。上司の顔を見るたびに吐き気を感じ、頭痛や胃痛など体に異変が出てきたそうです。
しかし、「退職代行サービス」を有効に活用することで「顔を見ずに退社の意向を伝える事ができて、しっかりと会社を辞めることが出来る」というTさんにおける最大のメリットがありました。
「退職代行サービス」には、「民間」で行っているものと「弁護士」が行っているものがあり、かかってくる費用も違います。しかしそういう業者にしっかり依頼をしてしっかりと会社を辞めることで、今後の再就職などの際にも影響してくるのです。
Tさんの場合は、上司からの電話が来るのが怖くてびくびくしていたのもあり、そういった電話も防いで徹底してやってくれる「弁護士」の方へ依頼しました。費用は6万円ほどでしたがTさんからしたら「そんなに安い金額でしっかり退職をさせてくれるのであればそんな有難い事はない」と思ったそうです。
このサービスに関しては、此方を見ていただければ良くわかるかと思います。
転職サイトが変えてくれた人生

そして無事に退職できたTさん。しかし、多額の借金を考えるといつまでもフリーでいることも出来ず、悩む日々が続きました。
そんなある日の事、Tさんは気分転換に友人と食事へ。その際に転職の話をしていて友人から「転職サイトってどこ使ってる?」と質問を受けました。この友人の一言でまたTさんの人生が大きく変わったのです。
友人も前々から転職を考えていてハローワークに行ったり求人誌を読んだりと毎日忙しそうに求人を探しているような人なのですが、ネット関係には昔から疎くて携帯を持つのも遅かったようなアナログ人間でした。そんな友人がスマホを見ながらニコニコしてみているのは、なんと「転職サイト」だったのです。
そもそも「転職サイト」を使わなそうな友人がそのサイトを使って毎日楽しそうにサイトからくる案内を見て「この求人やばいよ。年収かなり上がるなー。でも俺には向いてない(笑)」等と楽しそうに話してくれたことに衝撃を受けました。
転職サイトとの出会い
そんなこんなで転職サイトを知ったTさんは、さっそく転職サイトに登録。しかし、登録したものの情報入力の多さにくじけそうになり、何度か辞めようとしたそうです。
Tさんの友人は毎日毎日くる転職サイトからのメールが楽しみでしょうがないとのこと。Tさんも同じ楽しみを味わうために一生懸命挑戦して、やっとの思いで登録完了。
なんて、登録して1時間で初めて企業からのメール。中には「あなたにしか送らない限定の」なんて文言もあったようです。そんなこと書いてあったら喜んじゃってメールを開けるのが楽しくなっちゃいますね。
Tさんは、毎日転職サイトの求人とにらめっこしては、来るメールを読んで楽しむ生活を数週間送ったそうです。
転職エージェントとの出会い
そんなことをしていたある日の事。Tさんの携帯に一通の通知。それは、転職サイトからのメールでした。
当時のTさんは、転職サイトからメールがいっぱいくるものの、あまり転職に対して気持ちが入らずオファーのメールが来るだけでワクワクしていたため、実際に転職するイメージまで出来ていませんでした。
そんな中でメールに書かれていたのは、「あなたの職務経歴やプロフィールを見て是非とも最後まで手伝わせてほしい」の文字。
実際のこのメールとの出会いが、Tさんがホワイトな生活を送れる転職に成功した大元だそうです。
メールの返事をすると時間もあまり経たないうちに返信が。「ぜひお手伝いをしたいのでアドレスを交換して直接やり取りしませんか?」とのこと。
当時30歳のTさんは、喜んですぐにメールアドレスを交換。そして携帯番号を伝えました。こうして転職エージェントと出会ったのでした。
新たな門出への入り口

転職エージェントと繋がったTさんは、その日からメールでのやり取り。そして電話によるカウンセリングも行ったそうです。ちなみに電話カウンセリングは、此方の都合に合わせてくれるそうで、仕事終わりの遅い時間でも十分対応してくれたようです。
・現状における自分の気持ちや転職への思い
・今までの経歴や職務
電話カウンセリングを終えて数日後、エージェントからのメールが届くと中身には「Tさんの条件に合った求人が見つかりました」の文字。転職サイトの求人だった為、開いてみると実に望んでいた求人とぴったりの案件でした。
すぐにでも飛びつきたいTさんは早速エージェントに返信。そこで「履歴書」や「職務経歴書」の作成を終えたそうです。
転職エージェントからのサポート
とにかく何からしていいかわからないTさん。ですが、転職エージェントが頼もしく、何から何までその時のTさんはサポートしてくれたようです。そもそもですが「履歴書」と「職務経歴書」を丁寧に作成してデータでやり取り。
修正点を此方から提示してすぐに修正後、再度送っていただいてのやりとり。その時にTさんは「お金っていくらかかるんだろう、後で請求されるのかな」と素直に思ったぐらい丁寧にやってもらったようです。
履歴書等の作成を終えたTさんは、一旦エージェントに提出。エージェントからOKが出たので、自分で面接の連絡を入れようとしたところエージェントから「私の方でデータ送付と面接の段取りを組みますので今の仕事に支障が出ないようにしてください」の一言だったそうで。
この発言にもTさんは「当時のエージェントの方は神対応だった」と笑みを浮かべながら話してくれました。
企業との面接
そしてエージェントから面接日決定通知の連絡。いよいよ面接です。
しかししっかりとした面接は、実際初めて入った会社の面接ぐらいしか経験のないTさん。相当不安だったそうです。ここで助けてくれたのが、またまた転職エージェント。その会社の、面接方法から面接の練習まで電話にて付き合ってくれたようです。
Tさん曰く「エージェントの方がやってくれていなかったらあそこまでの面接はできなかった」と豪語していました。

念願の合格
その企業は二次面接までありましたが、エージェントの助けもありなんとかこなしたTさん。1週間後、企業から連絡。「今回のTさんの結果ですが、合格です。7月より就職となります。」
なんと1社目で見事合格し、就職活動を早4ヵ月で終えることに成功しました。こんなに早く終わると思っていなかったTさんは喜びを胸にエージェントへすぐに連絡。
エージェントからも「Tさんなら受かると思っていましたよ。素敵な会社に就職できて良かったですね。」と仰ってくれたようです。そして、なんとその後の企業との打ち合わせの日程まで組んでくれました。
転職エージェントにもよるみたいですが、本来は上記のような細かいところまではやってくれないところが多いようです。Tさんはエージェントにも恵まれて幸せ者だったのです。
その後の生活

仕事を辞めて新しい仕事に就くまでそこまで時間もかからなかったTさん。次の仕事は同じ営業職でしたが、ノルマのないゆるい仕事につきました。給料こそ少なかったものの、休みはしっかり取れて残業もなく体も心も大変じゃなくなったそうです。
何より、食べるものを美味しく感じる、景色をみて綺麗に思える。そんな当たり前を幸せに思えるようになったとか。素晴らしいお話ですね。

転職エージェントの凄さ

結果的に、生活の安定したTさん。素晴らしい回復力に私自身ホッとしました。しかしながら何故Tさんは部落企業に入って、心身を壊してしまい、最終的には倒れるまでそこにいなければいなかったのか。
Tさんは、ブラック企業と分かっていながらも企業の中身を調べようともせず、「自分ならバリバリ稼げる」と報酬面だけに目が行き飛び込むような形を取ってしまい「退職代行サービス」を使わなければいけない状況まで追い詰められました。
それを未然に防ぐことはできなかったのでしょうか?答えは「未然に防げた」です。
それは何故かと言うと、Tさんはブラック企業に入って辞めてしまったあと、流れとして素敵な人生を歩めています。それは言うまでもなく「転職エージェント」との出会いがあったからです。
この「転職エージェント」にもっと早く出会っていて、企業のリサーチやTさん自身の適性診断。身の回りの事を含めてすべてお願いしてやってもらっていれば入社する企業も変わっていて心身共におかしく成ることなく普通の生活を送れていたのは言うまでもありません。
「転職エージェント」に出会えたTさんは、笑顔が増えて楽しい毎日を過ごせているようです。本当に出会えて利用することが出来て、人生が変わって良かったですね。
エージェントをTさんのように活用することでいい転職をできることは間違いありません。むしろ、転職活動は頻繁にやるものではありませんし、限られた情報しか入ってきません。
グーグルやヤフーで「会社名 情報」と検索をかけても、その企業の大まかな情報はわかるかもしれませんが、本当に手にしたい、企業の内部の情報を知り得ることは出来ないでしょう。
そこエージェントが握っています。企業の採用担当者の声を直に聞いている彼らだからこそ、本音で語ってくれます。
「入社させようとウソをつくんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、それは99%有りえません。なぜならウソをついて入社させたはいいものの、その人がウソに気づいて短期で退職をした場合、責任はエージェントサイドに有るからです。
ましてや「エージェントから聞いてた情報と違う」なんてことになれば、会社としての信用を失う結果になり、ひいては自分の評価に関わってきます。なので正確な情報しか伝えてこないのです。
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まとめ
ブラック企業。
捉え方ひとつでブラックにもホワイトにもなるかもしれません。しかし、体が大変、心が大変。と思った時には既に時遅し。Tさんのように復帰できればいいですが、もし復帰できなかったらと考えると怖いですよね。
入社した後でも我慢する必要はないのです。「ブラック企業だな」と感じたり「自分には合わないな」と感じたらすぐに辞めましょう。
あなたの代わりはいくらだっています。でも、あなたを許して信じてあげられるのはあなたしかいないのです。
身近な人を悲しませない為にも、「転職エージェント」との出会いを有効活用してあなたの人生が少しでも明るくなるように前を向いて生きていきましょう。
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