「いじめ」人間関係があるところにはいじめが少なからず起こる可能性があります。「いじめ」と聞くと学生に多いイメージがあると思います。
自我が成形されていない子供の時期にいじめが起こってしまうのはまだ理解はできますが(もちろん起こってはいけない事ですが)最近では自我が成形されていて理性もあるはずの大人がいじめをします。
そんな大人が行う「職場いじめ」はどんな事が「いじめ」になるのかわからないですよね。子供のいじめは「無視」「仲間外れ」「物を隠す」などイメージできますが、大人のいじめの場合はたちが悪い事に大人であるが故に何でもできてしまうのです。
私の周りでは大丈夫と安心しているあなた! いついじめが起こってしまうかなんて誰にも分りません。あなたじゃなくてもあなたの大事な人がターゲットにされてしまうかもしてませんよ。
そこで今回は大人のいじめの定義についてお話していきます。
大人のいじめの定義とは

よくあるのは「いじめられている人がいじめと感じたらいじめ」と言うのがありますよね。それも一理ありますがアバウトすぎて何が良くて何が悪いのかわからないですね。
そこで東京都では職場のいじめの定義を次のように定めています。
職場のいじめ(東京都)
職場(職務を遂行する場所全て)において、仕事や人間関係で
弱い立場に立たされている成員に対して、精神的又は身体的な苦
痛を与えることにより、結果として労働者の働く権利を侵害した
り、職場環境を悪化させたりする行為
引用:「職場のいじめ」とは何か? 東京都
「職場のいじめ」と新しい言葉が出てきましたが、簡単に言えば前からある「パワハラ」「セクハラ」「モラハラ」等の総称と捉えてもいいですね。
いじめと簡単に一言で言っても様々な種類がありますので少し見ていきましょう。
職場いじめの具体例

先ほど挙げた「パワハラ」「セクハラ」「モラハラ」から改めてご紹介します。
・「パワハラ」パワーハラスメントの事ですが、これはパワー(権力)を使ったいじめです。上の立場の人が下の立場の人に対して逆らえない事を利用し無理をさせる行為です。
もちろん物理的にパワー(力)を使って殴る、蹴るなどの暴力もこれに当てはまります。
難しいのが躾(しつけ)として手を出すこととの線引きです。これは簡単に一概には言えませんので今回は割愛させていただきます。
・「セクハラ」セクシャルハラスメントの事ですが、これは性差によって起こります。よくあるセクハラは男性上司が女性部下の体を触る等がありますが、最近はもっと複雑な問題になっています。
先ほどの逆で女性上司が男性部下の体を触ることや交際をせまったりすることもセクハラになります。私が個人的に調べた時に驚いたのはパソコンのデスクトップにいやらしい画像を使用していてもセクハラになるそうです。
個人のパソコンとは言え、その画像が見えてしまうならセクハラに該当する可能性がありますので画像を変更した方がいいでしょう。
・「モラハラ」モラルハラスメントの事ですが、倫理や道徳的ないじめの事です。モラハラは直接的な暴力などではなく精神的な暴力が該当します。
わかりやす例は「男のくせに…」「女のくせに…」と言った個人の価値観の押し付けや「バカ」や「役立たず」等の暴言などです。
モラハラは「パワハラ」「セクハラ」に比べて加害者はハラスメントだと認識していない場合が多いので解決が難しい事が多いです。
また、ハラスメントの名称が無くてもいじめは存在します
・お仕事を通じての嫌がらせ
一人では終わらせられない仕事の量なのに一人に押し付けたり、他の人のミスの責任を取らされたりします。関係のない事柄であなたの評価や評判、イメージが損なわれしまうので陰湿な嫌がらせです。
また、反対に仕事を与えてくれないという嫌がらせもあります。これも精神的に辛いです。
・プライベートの嫌がらせ
これはプライベートの事を聞かれたりすることや仕事ができない事で指導を理由に休日に会って指導されることなどがあります。
プライベートな事を職場に広められるなど精神的に追い詰められてしまいます。
・所有物に当たる
これはあなた個人に攻撃できないからモノに当たるという陰湿ないじめです。物が壊されていたり、隠されていたりとこれまたとても精神的に辛いいじめです。
物に当たるのは器物損壊罪や窃盗罪に該当する事がありますので堂々と訴えましょう。
挙げるときりが無くなってしますので今回はここまでにしておきます。
いじめに遭う人の特徴

・控え目な人
・声が小さい
・真面目
・要領がわるく仕事が遅い などが挙げられます。
簡単にまとめると攻撃し返してこない人と言う事です。し返してこない事で加害者は安心できてしまうのです。
ですので、いじめをやめさせるためにやり返しましょう。ただ、やられたからやり返すのではなく大人の対応でやり返しましょう。
こちらが正論でし返していけば相手の非が浮き彫りになりますのでよりいじめの被害をなくしていけるでしょう。
職場のいじめの解決策
・冷静に原因を探る
いじめを受けていると嫌な気持ちになったり、何で私がいじめられるのと怒りを覚える方もいるかと思います。そのような感情があっては冷静に判断できないでしょうから友人に相談してみる等冷静に探りましょう。
辛い事を申すようですが例えば万が一にも被害者さんの仕事ペースが遅かったりした場合など被害者さん側にも原因があるのならはばそれを治すことが解決策になりますね。
・距離を置く
これは単純な事ですができない場合が多い事があります。そもそもいじめをしてくるのは近しい人の事が多いからです。
例えばたまにしか合わない上司などの場合有効かもしれませんが距離を置けないのなら「退職」して距離を置くことも考えてもいいですね。
・毅然とした態度で対応する
いじめや嫌がらせを受けると嫌な気持ちになり落ち込んでしまいますよね。苦しくて大変だと思います。
いじめをしてくるような人ははっきり言っておかしな人ですからあなたが考えるように物事を考えません。そんな加害者は被害者の落ち込んでいる様子を見ているのです。
そこで被害者の方は苦しいとは思いますが、演技でいいので落ち込んでいないふりをしてみてください。そうすると加害者は被害者の反応が無くなりつまらなく思うのでいじめてこなくなる可能性があります。
いじめがいのない人になりましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は大人の職場いじめの定義をメインにお話してきました。
大人が起こすが故にたちが悪くなりやすい職場いじめですが、いじめをするような人は所詮そんな程度の人ですので適切に距離をとったりして対処しましょう。
とは言え被害者本人の苦しみや怒り、不安を他人がわかってあげることは難しいです。こんな事を言っている私ですら、完璧に理解できないです。
ですが一人で悩んではいけません。いじめをしている人が正しい訳ありません。適切な範囲を超えての指摘や指導はいじめですので、誰かに相談したりして解決していきましょう。
最後に個人的な話ですが、私も職場のいじめを受けたことがあります。きっかけは私のミスだったので何も言えませんでしたが、謝罪した後もなんどもその話をされては怒られることがあったので私はその仕事を退職しました。
悩みすぎて人生を無駄にしない様にしてください。今回の記事が皆さんの役に立てたら嬉しいです。


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