







女性の社会進出とともに日本人の初婚年齢は、男性30.4歳、女性28.6歳と平成が始まった頃に比べて約3歳近く引き上がっています。
セクハラ・モラハラ・長時間労働・人間関係など、ストレス社会と呼ばれるまでになったこの時代、働きたくないから結婚したいと女性が嘆くのもわからなくありません。
では、働きたくないから結婚するという選択をすることでどのような未来があるのか、考えてみたいと思います。
結婚すれば必ず幸せになれるわけではない


結婚生活に憧れている方は、ほぼ全員が幸せな結婚生活を想像しているはずです。
しかし、幸せな結婚を手に入れるためには、とにかく早く結婚すればいいわけではありません。働きたくないから結婚するというのは、逃げているようにも聞こえますし、失敗することが多いのです。
ここで、頭の中を整理してみましょう。
仕事をしている現在よりマシな何かを求めている
あなたには結婚を前提にお付き合いをしている相手がいますか?または、結婚のために何か行動を起こしていますか?
これらのどちらかにあてはまらなければ、現状から逃げたいだけの可能性があります。
つまり、今の仕事より良い状況に憧れている、今よりマシになる未来を求めているのです。
あなたにとっての答えは、本当に結婚でしょうか。

周囲の結婚ラッシュに焦っている
私の友人は結婚式に呼ばれる度にこう言っていました。
「あ〜、結婚ラッシュだ〜!ご祝儀破産する〜結婚したい〜。」
ご祝儀破産。破産するわけがありません。出せないのであれば丁寧にお断りして行かなければいいのですから。しかし、女性のプライド?掟?なのか、行かなきゃ失礼。幸せにあやかりたい。だってみんなが行くっていうし・・と言い訳のオンパレードです。
冷静になりましょう。確かに周囲の友人は結婚していきます。ですが、あなたが置いていかれているわけではないのです。今の時代、結婚することが幸せで、普通、ということではないのですから。
貯金があるなら気分転換でも
本当に仕事が嫌で、どうしても今変化が欲しい!というのであれば、いっそのこと辞めてしまいましょう。貯金があれば気分転換ができます。旅行に行ってもいいのです。
気分転換は大きな気持ちの変化をもたらします。
男性の年収と本音

あなたはどんな男性と結婚しようと考えていますか。ここでは現代の結婚の傾向について、資料を元に考えてみたいと思います。
結婚適齢期の男性の年収


引用:平成27年版厚生労働白書


男女ともに性格が最も重要項目であり、恋愛感情も大事な条件であることがわかります。
さらには、女性は男性に経済力を求める傾向があります。一方男性は容姿・家事能力を重要とする傾向も分かります。
では、結婚適齢期の男性がどれほどの経済力があるのかを以下のデータで確認してみましょう。


引用:doda 平均年収ランキング 最新版(年齢別の平均年収)
男女の年収の差もあまり大きくないことがわかります。20代の差は48万円、30代の差は105万円になっています。
現代の貯金事情は?
男性も経済力のある女性を求めている

引用:平成27年版厚生労働白書
共働きが当たり前になってきた時代において、結婚を機に仕事を辞め、専業主婦として家に入る女性は少ないのかもしれません。
現実の女性たちの叫びや苦悩

実際どうなの?
ナマケモノで働くのがイヤで、人の稼いだカネでラクして生活したくて婚活して結婚しました♪
で、1年半ももたずに離婚しました♪結婚して専業主婦で家庭のお財布の紐を握れずに小遣いも
少なければ家事に付いては無料奉仕です。
引用:発言小町
深く考えず結婚を決めてしまったのでしょう。離婚してしまったという方もいるみたいです。今や3人に1人は離婚をする時代です。とはいえ、仕事を辞めるよりも離婚をする方が心身ともに負担になります。
さらには、家事という労働があることを理解しているかを問う回答も多くありました。結婚し、専業主婦になるということは、家事くらいは完璧にこなさなければいけないようですね。さらに、生きていくためのお金は自ら稼いだものではないわけですから、働いていた頃のように自由には使えないでしょう。
経済的リスクが大きくなる
仮に、専業主婦になったとしましょう。数十年経ったのちに、旦那さんが亡くなったとします。日本の平均寿命は女性の方が6歳〜7歳ほど長いので、その可能性は大いにあり得るでしょう。
ということは、長い間社会から離れていたのに働かなくてはいけなくなる可能性もあるということです。年金受給年齢も大幅に引き上げられる見込みですし、年金だけで余生を過ごすことも困難です。そういった将来の経済的なリスクが大きくなるのです。
相手との未来は明るいか?
それでも、お付き合いしている男性との結婚生活を想像するとワクワクして仕方がない。結婚を目前にしているとそう思う人ばかりです。
結婚は相手のいる問題ですから、2人でよく話し合って進めるべきですね。
世間の婚活事情

婚活という言葉は、2008年に流行語大賞にノミネートされました。今では馴染みの言葉になっていますが、古くから使われている言葉です。男女雇用機会均等法が施行され、女性の社会進出が活性化してからブームがやってきます。
仕事を優先するため晩婚化し、結婚を選択しない女性も増えてきました。そのため、30代になっても未婚であることから、婚活をする人が増えていったのです。
相手がなかなか見つからない?
私の友人は、何人かで婚活に行っていたりするそうですが、なかなか相手が見つからないといっています。なぜなのでしょうか。男女ともに当てはまることですが、以下のことが考えられます。
- 理想が高い
- 本気で婚活することに抵抗がある
- 一人で生活する方がいい
- 仕事疲れによって婚活の場に参加しにくい
理想が高い場合、何度イベントに参加しデートをしても相手を受け入れられないかもしれません。
ここはひとつ、ハードルを下げて参加してみましょう。理想はほどほどに、しかし譲れないところは忘れずに、純粋に出会いを楽しむということも大切です。
恋愛結婚が当たり前だと思っている人が多いため、結婚を前提に付き合うなんてお見合いみたいで嫌だ、と友人が愚痴をこぼしていたのを思い出します。しかし、婚活をして結婚した人も恋愛のステップを踏んで結婚するのです。安心してください、契約結婚のような話ではないのですから。
婚活の場に参加してみて改めて自分の今の生活を振り返るきっかけになる場合もあります。収入が安定していることで、今のままでも楽しい生活が送れていることに気がついて婚活をやめる友人もいました。おそらく、周囲の流れに焦りを感じていたのでしょう。
仕事の事情で参加することが難しい場合、残念ながら出会いもありません。結婚が自分のプラスになると考えられる人であれば、頑張って行動してみて欲しいと思います。
婚活で現実が見えてくる?
婚活事情を知ると今自分がどうしたいのかが分かると思います。結婚相談所以外にも、マッチングアプリが登場するほど出会いは手軽になってきているので、自分にあった婚活方法を探してみると良いでしょう。
長期的なライフプランを立てよう

どうして仕事を辞めたくなったのかをもう一度考える
働きたくないから結婚をしたいという女性がいることも、世の中そう甘くないことも理解できたと思います。ここでもう一度、どうして仕事を辞めたいのかを考えてみてください。それは結婚という選択で解決するでしょうか。誰かが養ってくれて自分は家に居れば良いと思っていられますか。
自分と向き合うことで冷静になれます。
もう一度言いますが、これからの未来、一生専業主婦でいられるかは分かりません。
転職を考えてみる
現在の職場に心身ともに疲れてしまった場合、別の方法で働くことを考えてもいいと思います。結婚を追い求めるよりも、転職の方が手っ取り早い可能性もあるのです。
私の友人は、本気で転職を考え、行動していた時期にプロポーズをされたと喜んでいました。人生何があるかわからないものです。
自分に向いている仕事を探したり、自分がどんな分野に進んだほうが良いのかを深く考えるキッカケですね。
まとめ

働きたくないから結婚したいという願望を持つ方も現実を見直して、自分の気持ちを理解して行動して欲しいと思います。
長期的なライフプランを立てることこそ、未来の自分が幸せであるための重要な行動です。じっくり考えてみてください。


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