ニートってどんな人だと思いますか。
働く気がない無気力な人、学卒後もなお親と同居し、基礎的な生活を親に依存している未婚者であるパラサイトシングル、そして、だらだらと過ごしたナマケモノ。
すべてマイナスなイメージですよね。私もニートと聞くとそのようなイメージを持ちます。
しかし、ニートの中でも二つに分けることができます。それは、働きたいけど働けないニートと働きたくないニートです。

この表の2012年を見てみましょう。大体半数の人が働きたいと思っています。しかし、きっとこの記事を読んでいるということは働きたくないニートなのでしょう。
そんな働きたくないニートであるあなたに働かなければいけない理由お教えします。
Contents
働きたくないニートの特徴とは

まず、ニートとはどんな人を指すのでしょうか。
15~34歳で、非労働力人口のうち家事も通学もしていない方を、いわゆるニートとして定義しています。
引用 厚生労働省
厚生労働省ではこのように定義されています。簡単に言うと働いていない人ですね。
フリーターとの違い
フリーターとは、正規職員以外の就労雇用形態で収入を得ている労働者です。ニートの定義で確認すると、フリーターは働いているのでニートではありません。なんとなく、言葉の響きは似ていますよね。
無職との違い
単に無職というのは文字どおり職が無いのですが、失業者や就職浪人のように今は職は無い人を指します。今現在の職の状態を表すのでニートとは少し違います。
なぜニートは生まれたのか
昭和の初、中期の貧しい時代に働かないのは幼児や高齢者、障害者でした。みんな食べる事で精一杯の毎日ですから、働ける者はみんな働かないと生きていけない時代でした。
高度成長期を経て、バブル経済期になると新卒者の求人採用は、まさに売り手市場で、企業間で学生を取り合いしていたものです。
この頃は、就職内定者に対して他社の内定承諾を阻止するために、セミナーを開催してリゾート地で監禁まがいのことをしていた、なんて話を聞いたこともあります。
平成になり、バブルが終わりを告げると状況は一変して就職氷河期を迎えます。そうなると、新卒者は内定を一つもらうのも必死です。
また、不況ですのでリストラや倒産もありました。正規社員からドロップアウトしていった若者がたくさんいました。それによりニートが生まれたのです。

引用 ガベージニュース
2018年でのニートの数は約71万人言うといわれています。ピークの時に比べ減ってきてはいますが、いまだに多いことには変わりませんね。
働かないといけない理由

きっとこの記事を読んでいる人は「なんで働かないといけないんだ」「今働かなくても生きていけてる」なんて思っていませんか。
今現在はそうですよね。親と一緒に暮らし衣食住に困っていないからです。
では、その親がもし倒れてしまったり介護生活になってしまったらどうしますか。ご両親の介護にかかるお金ご存知ですか。
在宅介護にかかる費用は、2種類に分けられます。デイケア・デイサービスやホームヘルパー利用にかかる「介護サービス利用料」とオムツ代や介護リフォームなどにかかる「介護サービス以外の費用」です。
家計経済研究所が2016年におこなった「在宅介護のお金と負担」によると、月々に在宅介護にかかる費用は平均5万円。うち、「介護サービス利用料」は1万6千円、「介護サービス以外の費用」は3万4千円でした。
月々平均で5万円かかります。それにプラス自分の生活費も合わせるとなるとそのお金はどこから出てくるのでしょうか。空から降ってくることなんてありえませんよね。
親はいつまで元気かわかりません。元気でいてくれるのが何よりうれしいことですが、いつまでも親に甘えて暮らしてはいけません。あなたが働くことであなたの将来も親の将来も少しでも安定するのです。
親の介護を例に出しましたが、自分の老後はどうしますか。

こちらは、高齢夫婦の世帯の生活費のデータです。厚生年金が入っているということは会社で働き年金を納めていた方です。そのような方が65歳を迎えてもらえるのが厚生年金なのです。
しかし、支出と比べるとマイナスですよね。また、老後もらえる年金は年々減っています。たとえあなたが年金を納めていても、今の現状でマイナスなのにあなたが老後を迎えたときはどうでしょう。
そうです。もうあなたが働くしかないのです。
働きたいニートがはじめるべきこと

将来的にお金がかかることがわかりましたね。少しでも「働かないとやばいかも」と思っていただけましたか。大切なご両親のため、自分の生活のため、働くことは大切ですね。
しかし、いざ働いたほうがいいかもと思っても何からすればいいのかわからないし不安ですよね。
ますはこれらのことをやってみましょう。難しいことではありません。すぐできることです。
不安のもとを探る
何が不安ですか?不安に思っている自分と向き合いましょう。
その不安はできないという恐れからくるものだと思います。どれができて、どれができないかを考えましょう。できることから考えて、できない部分を明確にしましょう。
できないことはあってよいのです。人間なんですから得手不得手はあります。それを知ることが大切なのです。
誰かに話す
不安が明確になったのなら、それをアウトプットしましょう。誰かに話すのでもいいしSNSでもいいし、とにかく口に出してみることです。
行政などの悩み相談や病院などのカウンセリングもあります。そして、ハローワークに直接出向いてみるのもいいかもしれません。働くことに対してたくさんの情報を持っていますからね。
人に共感してもらえることで安心できますし、相談してみたらその不安はすでに解消されていることもあるかもしれません。
働きたくないニートは思考の変換から

それでもなお働きたくない場合は、まずこれらを試しにやってみてください。
消費から投資へ
これからの行動は、すべて将来の自分への投資を思うことです。
❌お腹が空いたから、ご飯を食べよう
⭕️午後の活動のために、ご飯を食べよう
または、
❌暇だから、ネットでも見よう
⭕️新しい情報を入手するため、ネットで調べよう
自分の行動の一つ一つが将来の自分への投資であると思えると、気持ちが前向きになりませんか。
ニートからお金を稼ぐ者になる
働くというのは、昭和の時代では正規職員を意味していましたが、平成の時代になってフリーターという働き方が出来ました。仕事の価値観は変わっていくものです。
まずはアルバイトとして少ない日数でもいいので、お金を稼いでみましょう。人と接したり家を出るのが嫌で働きたくない場合は、ほかの記事で働きたくない人に向けた記事を書いています。
誰かのために
誰かのためにできることを考えましょう。できることが必ずあります。そして、誰かのために行動しましょう。ちょっと思いついた事でもいいのです。
例えば、家のことから始めてみるのがいいかもしれません。家族のために洗濯や掃除をする。誰かのためにやることで「ありがとう」の感謝の言葉を言われた時の喜びはきっと心に残るものです。
失敗したらどうしようとか、どう見られているのかとか、自分のことは考えずに誰かのためを思って行動してみましょう。
続けることで、きっと自分のやるべきことが見つかります。やるべきことが見つかればあとは行動するだけです。
まとめ

働かないといけない理由、それは生活のためです。
自分の生活もそうですが、今一緒に暮らしている親のための生活のためでもあります。将来何があるかわかりません。そのため「貯金しないと不安」という考えを持つ者がいるのです。
勇気がいりますが、上記のことを試してみてください。騙されたと思ってやってみると意外と新たな自分を知ることができたり、誰かのために行動をすることへのやりがいを感じると思いますよ。
新たなことを挑戦するのは誰も怖いです。でも大丈夫です。自分を信じて一歩踏み出してみましょう。


- 1年で年間1万3000社以上の求人が出る、中小から大手まで幅広い求人、外資系企業も1400社以上
- 累積45万名以上が転職に成功、転職決定者は年間約2万3000名以上
- 62.7%の人が年収アップを経験

- 公開求人数/非公開求人数 約6万6千件/約13万6千件
- 業界№2の大手
- スポーツキャリア、ウーマンキャリアなどdoda独自の働き方を提案
- 「年収査定」「キャリアタイプ診断」「レジュメビルダー」など転職に役立つ無料セミナーが好評。

- 公開求人数 50,000件以上
- 求人の特徴 80%が非公開求人
- 2019年オリコン顧客満足度1位、年収アップ率67.1%以上
コメントを残す