貯金する方法が分からない?銀行口座があるでしょう。
何とかお金を貯めたい、ちゃんと貯金したい、皆さんそう思いますよね。
かく言う私も出だしから威勢のいいことを言っていますが、実は自分自身お金が全く貯められない人です。
むしろマイナスにするのが得意で、手を出してはいけないものにまで手を出した挙句毎月25日は逆に憂鬱になってしまう、そんな時期もありました。
そんな私が現在まがりなりにもプラス収支で暮らせているのは間違いなくお金にシビアなうちの奥さんのおかげなのです。
というわけで、我が家が、というかうちの奥さんが毎月やっている銀行口座活用貯金術。余す所なくお教えします。
貯金の大前提
銀行口座を活用するその前に、お金を貯めるのに必要な大前提があります。もうあちこちで言われ尽くしているのでまたかよ、と言われそうですが大事なことなのでもう一度。
- 収入を増やすより支出を減らせ
- 支出は固定費を減らすこと
- 自分の収入に見合った支出レベルを
収入増やすより支出を減らせ
正社員といえど給料の右肩上がりは期待できないこのご時世。
副業・バイトをしたり、複数の仕事を持つことはより大事になってくるとは思います。
が、収入増と貯金はイコールではありません。
年収1500万円でも貯金ができない人はできませんし、年収300万円でも効果的に貯めている人はたくさんいます。一番の違いは、出ていくお金を徹底的に減らすこと、これを最低限の鉄則にしてください。
まずは固定費を減らそう。節約はその後
毎月必ず出ていくお金すなわち固定費。食費を削る前にこちらを見直してください。
友人の家の例でいうと、まずは家賃。
友人は公団に暮らしています。ボロいし狭いですが、リフォーム済みなので綺麗で満足しているとのことです。東京都内でもこの間取りでこの家賃?と驚くような物件は結構あります。
引用 −団地R不動産−
生命保険は共済保険、東京の場合なら都民共済。月5千円強です。
電気は15A(現在は20A)で外出時は不要なブレーカーは切る。スマホはSIMフリー。全く問題はないということです。
他にも節約は実行しているのですが、それはまた他に詳しいサイトがいくらでもあるのでここでは割愛します。要は身の丈に合った生活が大事です。
貯金をするには、どのようにして支出を切り詰めていくのかをシビアに考えて行く必要があるということです。
禁欲し過ぎはストレスの元。使うときは使いましょう。
無駄遣いをしないのは大事です。でも、切り詰めてばかりでも身が持ちません。
時には小旅行やライブ、イベントなど趣味も楽しみましょう。そのためのごほうび貯金もしておけば生活にも張り合いが出ます。
貯金が人生の目的になるのは避けましょう。なんのために生きているのかわからなくなってしまいます。
銀行口座、一つじゃだめ?
さて、本題に入りましょう。
おすすめの方法は「銀行口座を複数に分ける」ことです。
銀行口座は誰でも持っているはずですが、なぜ複数の口座に分ける必要があるのでしょう。
ここでは複数口座に分けて管理するメリットをご紹介していきます。
使いすぎない
この口座はこれ専用、と決めたらそれ以外の用途には使わない。
そうすることで必要なくお金を下ろすことがなくなります。
支出を管理する上で、見える化という意味合いもあるのでオススメ。
着実に貯められる
使う口座とお金を出してはいけない口座を複数持って、そのどれにもまんべんなく預けることで着実に増えていきます。
特に、使わない口座、手を付けない口座を用意しておくのはとても大事です。むしろそれが今回の肝くらいに思ってもらっても構いません。
管理しやすい
最初に挙げた使いすぎないとも関連しますが、どこの口座に何のためのお金を入れると決めると管理がしやすくなります。
一つの口座で全ての用途に使ってしまうと、交際費は今全部で幾ら、消耗品費は今どのくらいでというのがみなごっちゃになってしまいます。そうなると「そっちで足りない分はこっちからまわそう」となり、管理がずさんになります。
【実践編】まずは収入の「見える化」から

給料は一度全部現金で下ろします。
と言ってもホントに全部ではなく、出金は万単位で千円の位はそのまま。18万7千円なら、18万円を下ろして7千円は無いものとする。
この積み重ねが地味に貯まるのです。もちろんここで貯まった分にも手はつけません。
帰宅したら、きちんと正座して畳に額をすりつけて封筒ごと奥さんに渡し、分配を依頼します。これが家庭内階級差というやつです。
(かかあ天下はこれでいいのかもしれないという自己暗示です笑)
机の上に2人分の給料全額を広げ、電卓片手に分配を始めます。
こうして実物として可視化することで、今の自分達が一か月でどう生活していくべきかが見えてきます。キャッシュレス派のあなたもぜひやりましょう。
- 半分を千円札に両替
- 日常使う分は現金で
- 用途ごとに封筒&通帳へ
- 銀行をハシゴして入金行脚。通帳記帳は絶対
- 守ってほしい注意点
半分を千円札に両替
分配作業の前に、全額の半分ほどを千円札にしておきます。なので給料を下ろしたときに両替も済ませておきましょう。
日常使う分は現金で
日常使う分とは何かというと、毎日の買い物でこまこまと出ていくお金です。
我が家の場合で言うと食料費、薬やシャンプー類、トイレットペーパー、洗剤などを買う衛生費、いざという時のための緊急費です。
用途ごとに封筒&通帳へ
上記の現金を用途ごとに封筒へしまいます。
食費の場合は一週間分×5、それ以外は一か月分にまとめましょう。
ここでいよいよ通帳の出番です。
私の家で使用している口座は
メインバンク:友人=A銀行 奥さん=B銀行
給与振込: 友人=Y銀行 奥さん=H銀行
お買い物用: 友人=B銀行 奥さん=C銀行
貯金用: 友人=D銀行 奥さん=A銀行
医療・病院費:奥さん名義のD銀行
帰省・お土産費:奥さん名義のE銀行
お小遣い: 友人=E銀行+一部現金 奥さん=現金
家計のメインになるのは友人名義のA銀行にしています。ここの通帳に家賃と+5〜7万円を挟んでおきます。

ここから2人分の家賃と光熱費、NHK、通信費などが引き落とされ、残りの分は貯蓄額になります。ここでの余り金が貯金のメインどころになります。
あとは給与振込以外それぞれの銀行ごとに一か月の貯金分を割り振ってお札を挟んでおきます。
銀行をハシゴして入金行脚。通帳記帳は絶対
どちらかの休みの日にまとめて入金へ行きます。
各々の通帳に挟んであるお金を入れるためだけに銀行をハシゴします。
通帳記帳は必ず行ってください。前の月より増えているとそれだけで使ってはいけないという気にさせてくれます。
守ってほしい注意点
銀行のキャッシュカードは財布に入れない(お小遣い用は除く)
人間は意志の弱い生き物です。通帳とキャッシュカードは専用の袋や箱に保管し、次の給料分配まで手を付けないようにしましょう。
メインバンクは不可侵領域
毎月の固定費を含む大半のお金を預けたメインバンクには少しずつお金がプールされていきます。この口座は絶対不可侵です。
固定費の自動引き落とし以外何があってもここからお金を下ろすことは厳禁です。
専用口座からは目的以外に使ってはいけません
これは先ほども言いましたね。
肝心なのは「使う所と貯める所を分ける」ことです。
毎日生活しているといろいろな事が起き、その度に不意にお金が必要になります。洗濯機が壊れた、靴に穴が開いた、スマホが古くなった、急病になった、急遽帰省することになった。でも大丈夫。それぞれの事態に対応する口座がちゃんとあります。どれにも毎月少しずつ入れているので、必要な所からだけ使えばよいのです。
クレジットカード、デビットカードは紐づけしない(お小遣い用は除く)
これはお分かりですね。こういう機能を貯蓄用口座に付けてしまうと何かの折に使ってしまいやすくなります。買い物用やお小遣い用でもクレジットカードは危険なので使うならデビットカードにしましょう。
通帳はお互いにいつでも見れる状態にする
これも非常に重要です。言うまでもなく、誘惑に負けて使いこんでしまわないように相互監視できるためです。
お小遣いが尽きたからといってどこかの口座からたった千円でも無断で下ろしてしまうと、奥さんからの経済制裁が待っています。
こうして一年なり二年なり貯め続けていけば、ある程度の金額に達します。そうしたらすかさず3年なり6年なりの満期で定期預金に移し替え、簡単に下ろせないようにします。
金利のことはあまり考えないでください。以前、高金利に目がくらみ外貨預金に入金したものの円高になり目減りしたことがあります。
まとめ

以上、こんな感じで貯金方法をお披露目しました。
友人の家は夫婦二人暮らし共働き子供なし家庭なので、お子さんがいたり、逆に一人暮らしだったりの場合には適応できないケースもあるかもしれません。
こんなにあちこち口座を作らなくても同じ口座で積立預金できるんだからそれでいいじゃない、というツッコミが入りそうですが、さにあらず。
収入の少ない家庭ほど、限られたお金をどれだけ無駄なく配分し、どれだけ貯めるお金を工面するかが大事になってきます。
毎月自動的に数字が動いてくれるのは楽ですし確実かもしれませんが、それでは自分の今の現状を肌感覚で理解することはできません。ここで再三繰り返している「見える化」で感覚的に把握することが必要だと思っています。
あくまでも友人の家でのやり方ですが、成果は確実に上がっています。
それぞれ手取り15万と22万と、低収入世帯にあたる友人の家ですが1〜2年は無収入でもギリ持ちこたえられるくらいには増えましたと自慢げに言っていました。
何より友人の奥さんがやって結果を出しているから間違いないんです、たぶん。
それぞれの家庭や収入の事情に合わせたやり方でやってもらえばいいと思いますが、この文章全体を通じて言いたいのはこれらのことです。
- まずは生活レベルを見直す。
毎月出ていくお金はできるだけ切り詰める。
- 給料を一度現金で仕分けして見える化。使用目的をきっちり決めて分配。
- 目的別に口座を作る。貯める口座は出さない体制を作る。
- 毎月少しでも貯める分は確保する。余ったらすかさず貯める。
そのためにも複数の銀行口座で貯めることはとても理にかなっていると思うのです。
何にでも楽な近道はありません。千里の道も一歩から、少しずつでも毎月確実に。
早速次の給料日から始めてみてください、健闘を祈ります。


- 1年で年間1万3000社以上の求人が出る、中小から大手まで幅広い求人、外資系企業も1400社以上
- 累積45万名以上が転職に成功、転職決定者は年間約2万3000名以上
- 62.7%の人が年収アップを経験

- 公開求人数/非公開求人数 約6万6千件/約13万6千件
- 業界№2の大手
- スポーツキャリア、ウーマンキャリアなどdoda独自の働き方を提案
- 「年収査定」「キャリアタイプ診断」「レジュメビルダー」など転職に役立つ無料セミナーが好評。

- 公開求人数 50,000件以上
- 求人の特徴 80%が非公開求人
- 2019年オリコン顧客満足度1位、年収アップ率67.1%以上
コメントを残す