「ブラック企業から脱出したい」
毎日毎日遅くまで残業をして帰る、休日が2週間に1回しかない、上司のパワハラで毎日が憂鬱、といったことに悩んでいませんか。あなたの会社、もしかしたらブラック企業かもしれません。あなたはその生活から、ブラック企業から抜け出したいと考えていませんか。
「でも、どうやって抜け出していいかわからない。」「転職した先もブラック企業だったらどうするの。」
そういった声が聞こえてきそうです。そこでおすすめなのが、転職エージェントです。転職エージェントに登録すれば、キャリアアドバイザーが無料であなたの転職をサポートしてくれます。適切に使うことができれば、あなたの強い味方になってくれます。
そこで、今回は、転職エージェントを使った転職を成功させる方法をお話しします。
転職エージェントは無料だから良い転職はできない?

転職エージェントは無料だからたいした求人はないんじゃないの?と思いますよね。「ただほど高いものはない」「安かろう悪かろう」という言葉があります。「無料」と聞くと何か怪しい気もします。でも、そんなことはありません。
そもそも転職エージェントは利用者からは料金を取っていませんが、求人を掲載している企業からお金を取っています。人材の獲得に成功した場合に、転職者の年収の30~35%を紹介手数料として受け取る、1か月求人を掲載したらいくらの月額制など形態は会社によって違います。
しかし、それは裏を返せば転職エージェントにも「売り上げのノルマ」があるということになります。つまり、売り上げのために、簡単に採用されるブラック企業への転職を勧められる可能性もあります。実際、Yahoo!知恵袋にこのような投稿がありました。
ブラック企業を紹介した転職エージェントに内定辞退を申し出たら、えらい剣幕ですごまれました。
先月から、転職エージェントを通じて転職活動しているのですが、A社(業界内では有名なブラック企業)から内定を頂きました。
しかし、その転職エージェントを含めてA社をどうしても信用できなかったので、自己応募でB社の面接をして、そちらも内定を頂くことができました。しばらくして、A社の内定を辞退したい旨をエージェントに申しつけたところ、
「こちらの営業妨害したんだから、こっちもB社に書類等を送りつけて就職妨害してやる!」
「A社行くって言うたやろ、俺の顔に泥塗る気か!」
「B社以外にも行くって言っても、こちらは調べれば直ぐに分かるんだからな!」
っとえらい剣幕で恫喝してきます。転職エージェントってみんなこんなもんなんでしょうか?
実際に、売り上げのノルマに固執して脅迫まがいのことをしているエージェントもいるようです。これはさすがにとんでもない例なので、クレームを入れたら確実に対処してもらえるでしょう。
しかし、ここまではいかなくても、転職エージェントや相談に乗ってくれるキャリアアドバイザーの良し悪しは出てくるものです。
でも、せっかく転職エージェントを使うなら絶対に失敗したくないですよね。失敗しないためには、良い転職エージェント・キャリアアドバイザーを選ぶことが不可欠です。
転職を成功させてくれるキャリアアドバイザーや転職エージェントにはどのような特徴があるのか、見極める方法を以下ではご紹介していきます。
はずれを引かないように見極める目をもって正しく利用すれば、転職するのにエージェントの利用は非常に有効です。

成功できる転職エージェントの特徴
キャリアアドバイザーの数が充実している

まず、成功できる転職エージェントの特徴に、キャリアアドバイザーの数が充実していることが上げられます。
キャリアアドバイザーの数が多い方が、丁寧な対応を受けることができます。キャリアアドバイザーの人数が少ないと、一人のアドバイザーが何人もの利用者を扱うことになってしまいます。そうなると、当然一人ひとりにかけられる時間は限られますよね。
こちらは転職について切実な思いと不安いっぱいですから、なるべく親身になって相談に乗ってほしいと思っています。いろんな質問もしたいし、アドバイスも受けたいです。
それが、担当している利用者が多いからと言って、流れ作業のようにこなされたら信頼したくても信頼できなくなってしまいますよね。
キャリアアドバイザーの方もプロなので、サービスが適当になるということはありません。しかし、業務の多忙さや一人ひとりにかけられる時間の短さは、質の低下を引き起こしてしまいます。できることなら利用者に余裕をもって対応できるくらいの人数は欲しいものです。
カウンセリングや転職診断に手を抜かない

2つ目は、カウンセリングや転職診断に手を抜かないことです。
カウンセリングや転職診断は、その人に合った業界・業務・求人を見つけるための大切な仕事です。良い転職エージェントでは、それらを入念におこなうようにしています。ちゃんと利用者の本質を見抜いて適切な求人を提示できるように、しっかりと時間をかけます。
その特徴として、キャリアアドバイザーがしっかりと話を聞くように教育されていることが上げられます。そりゃそうですよね、こっちの話も聞かないでつらつらと求人や業界の話だけされても、「本当に私に合う仕事を探す気があるの?」と疑っちゃいます。
もし、カウンセリングや転職診断もそこそこに、ガンガン求人を押し付けてくるようなら注意してください。それは、急募中の求人を成約させようとしているだけかもしれません。
キャリアアドバイザーが業界・企業に詳しい

3つ目は、キャリアアドバイザーが業界や企業に詳しいことです。
キャリアアドバイザーが業界・企業に詳しくなければ、その求人が本当に利用者に合っているのかという判断ができません。「あなたにはこの仕事があっていると思いますよ、知らんけど。」なんて、関西人のノリで提案されても困りますよね。
世の中には様々な仕事の業界がありますし、細かい勝手は企業によっても異なります。業界は自分に合っていても、その企業の風土があっていない場合だってあります。
また、ブラック企業かどうかの判別もしてもらわなければなりません。それらを見極めてくれる、知識が豊富な転職エージェントに相談しましょう。
もちろん同じ転職エージェント内でも、新人のキャリアアドバイザーであれば仕事に慣れていないのは仕方ありません。ですので、どうしても信用できないという場合は、キャリアアドバイザーを変更してもらうのもありです。
大手の転職エージェントである

4つ目は、大手の転職エージェントであることです。
やはり大手のエージェントであれば、実績があるというのが大きな信頼になります。たとえば、リクルートエージェントであれば、転職成功数がNo.1(累計約32万人)となっています。それだけの人が転職に成功しているとなれば、なんか自分にも良い求人が見つかるような気がしてきます。
また、資本が十分にあるので、無理に転職を成立させて稼ぐ必要がないところも安心できます。小さな転職エージェントであれば、資金繰りに困って、稼ぐために急募の求人を成約させようとする場合もあるかもしれませんから。

成功できるキャリアアドバイザーの特徴
以上が、成功できる転職エージェントの選び方になります。でも、それだけでは足りません。最後はやっぱり「人」です。転職エージェントごとに得意としている業界やサービスに差はあれど、それらを利用者である私たちに提供するのは、キャリアアドバイザーの方々なのです。
キャリアアドバイザーも仕事とはいえ、やっぱり人間です。それぞれ違います。もちろん皆さん頑張ってくれているのでしょうが、こちらとしては、できるだけ真剣に考えてくれる人に相談に乗ってほしいわけです。
そこで、ここでは信頼できるキャリアアドバイザーの特徴をお教えしようと思います。
丁寧に質問に回答してくれる

まずは、丁寧に質問に回答してくれることです。
こちらが聞いた内容に対して、ちゃんと答えてくれる知識を持っているキャリアアドバイザーが良いもちろんですが、さらに、予備知識など補足情報も足してくれるような気の利いたアドバイザーであることが望ましいです。
予備知識を足してくれるってことは、それだけ知識が深いってことでもありますしね。
もっとできるアドバイザーになると、こちらが疑問に感じた表情をすれば、「何かわからないことはありますか?」と聞いてくれたり、わからない言葉が出てきて困っていると、「〇〇とは、こういう意味ですよ。」と一言説明を添えてくれたりします。
常にこちらベースで寄り添いながら考えてくれる人だと、こちらも安心できますよね。
メールや電話の対応が早い

メールや電話の対応が早いというのもあります。
みなさんも、気になっている異性がいるときにメールや電話、LINEが待ち遠しくなりますよね。会っていない間にもその相手のことが気になっているはずです。もし連絡が来たら絶対に逃したくないので、携帯を握って眠った日々もあります。
そこまで利用者の連絡を待ち遠しく思っているキャリアアドバイザーはいないと思いますが、気にかけている相手からの連絡はすぐに反応しようと思うものです。会っていない時も何かあったらすぐにレスポンスをしてくれるというのがいつも利用者のことを考えてくれている証拠になります。
選択肢をたくさん用意してくれる

選択肢をたくさん用意してくれるというのもあります。
「これがおすすめですよ」という提案をたくさんしてくれる積極的なキャリアアドバイザーは、こちらからするとありがたいですよね。
それも一つだけではなく、「この会社のメリットは○○で、デメリットは○○です。」とか「残業時間が短いというところを大事にされるのであれば、一番は○○業界です。次点は○○業界ですが、こちらのメリットとデメリットはーー」と選ばせてくれるのであれば、こちらも納得して転職することができます。
さらに、人間は人に決めてもらうと後悔しやすいという性質があります。自分で決めて転職することが、気持ちの上でも後悔しない転職になりやすいのです。どれだけアドバイザーに提案してもらっても、最後のボタンは自分で押したほうが絶対に良いです。
人間的に信頼できる

最後は、当たり前の話ですが、人間的に信頼できるかどうかです。
たとえば、面談の日に遅刻してくる、電話やメールがなかなか返ってこない、言葉遣いがよくない、など社会人として当たり前のことができていない場合は当然信頼できません。
逆に、予定の時刻より早めに来ている、電話やメールの返信が早い・こまめである、適切な言葉遣いができるのであれば信頼できる人間だといっていいでしょう。
やっぱり学生時代からそうですが、仕事ができないやつって社会人になってもすぐには変わりません。大学時代に単位を落としまくっていたようなタイプの人間と似た感じであれば、要注意です。
求人にあるブラック企業の見分け方
キャリアアドバイザーも、企業の情報からブラック企業かどうか必ず判別できるわけではありません。ですので、私たち自身も、紹介された求人がブラック企業かどうか見分けられる方が良いです。ブラック企業の特徴とはどのようなものでしょうか。
頻繁に求人を出している

ブラック企業の特徴として、頻繁に求人が出ているというものがあります。
ブラック企業は人材の定着率が良くないので、常に人材が足りていません。したがって、求人がずっと出ているところが多いです。求人を見てみても、厳しい業務内容に対して給与や休日日数などの待遇がよくないといった条件であれば当然人は集まりません。
もちろん求人ではそれを隠している場合もあります。しかし、結局その企業に入っても、ブラック企業は人に無理を強いるので退職者が多くなります。常に人手不足になるので一人一人の仕事量が増え、労働量も労働時間も延びていきます。
そして、残った職員が体を壊したら、また新しい人を雇えばいいと考えているのです。人を使い捨てるようなものです。
応募条件が易しすぎる

応募条件が易しすぎる求人も怪しいです。
上記のように、人手不足のブラック企業は使い捨ての「つなぎ」の人間がほしいのです。その人の能力や人間性よりも、こき使って使い捨てることができればそれでいいのです。ですので、応募のハードルが極端に低い、たいした面接や試験もおこなわずに採用する企業は危ないといえます。
逆に、特別な能力もキャリアも必要ないのに待遇が良すぎるというのも黄色信号です。そういう求人も、高待遇で人を集めて、使い捨てにしようとしている可能性があります。
待遇面で具体的なアピールがない

求人票に、給与や休日日数などの待遇面でのアピールがないという点もあります。
待遇面での明確なアピールがなく、ただ漠然と、「やりがいのある仕事です」「職員同士が仲の良い楽しい職場です」というアピールしかない求人は注意してください。「やりがい搾取」になっている可能性があります。いうなれば、精神論です。
善良な人は、人のため・お客様のためというと自分のことも顧みずに頑張ってしまう傾向にあります。
企業側が「やりがい」を振りかざして、サービス残業や過重労働を本人の意志によってさせているとも言えます。また、パワハラや過剰な顧客のクレームに対しても我慢を強いることだってあります。
幼稚園・学校の先生などの過重労働や離職率の高さは、まさにその表れです。
知り合いの幼稚園の先生は、1日20時間働いて胃潰瘍になり退職しました。1日20時間も働いていたら体がもたなくなるのは誰でもわかりそうなものですが、それが見えなくなってしまうのも「やりがい搾取」の恐ろしいところなのです。
ネットの評判が悪い

最近はネットの口コミサイトで企業の情報を知ることができます。そこで評判がよくないと、ブラック企業の可能性が高くなります。
カイシャの評判などの口コミサイトは、その会社の社員・元社員が書いています。実際にその中で働いていた人の情報なので、何よりも信憑性があります。それに、転職エージェントなどでは知ることができない詳細で、より具体的な情報を知ることができます。
また、ブラック企業大賞にノミネートされている企業も要注意です。
採用人数が異様に多い

採用人数が異様に多いというのも危ないです。
頻繁に求人を出していることともかぶるのですが、人を使い捨てにしている企業は人手が足りません。また、大量に退職者も出るので、それを見越して大量採用してしまおうと考えます。大企業や、事業拡大などの特別な理由でもない限り極端な大量採用はブラック企業の可能性大です。

まとめ
・転職エージェントは、転職成立時に求人を出していた企業から報酬を得ている。
・良い転職エージェント・キャリアアドバイザーは、より親身になって転職診断や質問への回答をしてくれる。
・転職エージェントに勧められても、頻繁に求人が出ている会社や応募要件が易しすぎる会社は、ブラック企業の可能性が高い。
転職を成功させてくれる転職エージェント・キャリアアドバイザーの特徴をお話ししました。適切なエージェント・アドバイザーを選ぶことができれば、やはりプロですので転職の大きな味方になってくれます。
また、プロだからといってすべて任せきるのではなく、提案された求人について自分でも調べてみることが転職に成功するコツです。
ブラック企業からホワイト企業に転職して、ぜひ自分の生活を取り戻してくださいね。



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