2019年の春闘は一部の自動車メーカーで、6年連続で賃金改善が決まるなど景気の良いニュースもありましたが、電機やその他の業種では据え置きやマイナスが確定するなど格差が感じられる結果となりました。
政府の発表では景気が上向きで改善されていると言われていますが、サラリーマンの生活が豊かになったかと言うとまだ実感がありません。
「むしろ悪くなっている」そう感じているのは私だけではないと思います。
毎月の給与が昇給で増えないならせめてボーナスを増やして欲しいと思っても夏も冬も同じ様な金額で満足できない、自分以外のサラリーマンはどのくらいボーナスをもらうのか気になりますね。
サラリーマン生活が20年以上となる40代になると同僚の中には中堅から更に上の役職に就いたり、更には経営側に移る人もいて同期入社の同僚との格差を感じる事もあります。
そこで今回は、40代のボーナス事情について皆さんの疑問にお答えしていきます。
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最近のボーナス事情

経団連の発表では2018年年末賞与・一時金の金額は平均95万6,744円でした2017年末と比べて3.49%増加しています。
金額を聞くとかなり高額ですね、それもそのはずでこの数字は東証一部上場の従業員500人以上の251社を対象に集計した数字から求めたものなので、多くの平均的なサラリーマンには当てはまりません。
上場企業の金額を聞いても高すぎで全く参考にならないので、中小企業の金額も調べて見ましたが東京都内1,000の民間労働組合を対象にした調査の結果、平均額は79万4,029円であることがわかりました。
しかし、これでも「えっ、そんなに貰えるの?」と思った方もいると思います。実際には中小企業の約30%はボーナスを支給していないと言われていて、支給しても給与の1~2ヶ月分のところが多くなっています。
それにこの数字には更にからくりがあります、民間の労働組合でも東京都内の1,000社です、当然地方では給与同様に都内より低い水準になるため30万~50万程度と思われます。
40代のボーナス
それでは気になる40代に絞って金額を見てみましょう、業種による金額差は当然ながらありますが夏冬合わせると40代では最大で100万円前後の金額になります。
20代、30代とスキルを重ね社内でも部下を持つ立場になる年代である為、給与と同様に年ごとの増額はありますが前の年代に比較すると大きな伸びは無いと思われます。
更に40代は出世においても個人差が開いてくる時期になります、役職に就いている方はそれなりの金額がボーナスでも上乗せされるはずで同僚との格差が現れる年代と成ります。
40代、ボーナスの使い道
年代別や業種別、更には出世の動向で格差が開くボーナスですが、使い道について調べてみると意外にも年代や業種に限らず実に60%以上の方が貯蓄を使い道に選んでいます。
残りの40%の人は商品購入などの消費活動、他には住宅ローン返済などの借金返済に使用すると答えています。
これは現在の世相を反映してバブル崩壊や大規模な自然災害を経験し、未来に対する不安から商品購入などの消費活動に向かわない原因であると思われます。
私の様にバブルを経験している人間にとっては、ボーナスの使い道と言えばマイカーや住宅購入など大きな買い物に向かいがちですが貯蓄でお金の流れを止めてしまう事で、消費の先細りから構造的な不況へと更に悪い方向に進む様な気がして不安になります。
少ないボーナスの活かし方

社会や将来への不安から貯蓄などでボーナスを使わない流れが大半を占める中で、少ない金額を最大限に活かして未来を明るくする工夫に取り組む人もいます。私の身近にも「ボーナスが入ったら積極的に消費する派」の方々がいます。そんな消費を楽しむ人の暮らしの一部をご紹介したいと思います。
1.趣味への投資
地方の硝子加工メーカーに勤務する私のおじのAさんは勤続30年のベテラン技術者です。
Aさんは中学生の時からプラモデルなどの模型製作を趣味にしていました。最初の頃は市販の物を組み立てていましたが、更に実物に近づける為に組み立て前の部品を加工してよりリアルな模型を楽しんでいました。
しかし市販のパーツの加工では限界を感じたAさんは通販で3Dプリンターを購入、仕事でもNC加工を使用していた事もあり市販の模型では再現出来ないパーツを3Dプリンター作りリアルな完成度の模型を楽しんでいます。
又、完成した模型は完成品としてオークションで販売、中には市販品の10倍以上の値段で買い手が付く事もあり楽しみながら収入も得る結果となっています。おじがいつも羽振りが良いのには、こんなカラクリがあったのですね(驚愕)。
2.自分への投資
嫁の妹Bさんの話です。
都内の商社で営業サポートの業務をしているBさんは入社5年目のOLです。
商業高校を卒業して簿記等の資格も取りましたが営業のサポートでは客先に提出する資料作りがメインの業務になっていました、簿記が専門のBさんにとって表計算(Excel等)ソフトは身近でしたがプレゼン用のスライド(powerpoint)は馴染みがありませんでした。
そこでBさんは改めて近所のパソコンスクールに入学、会社での業務終了後にスライドの作成を1から勉強しました。
半年後にはpowerpointでのMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)も取得し更にデータベースの勉強も始めて自分のスキルアップに取り組んでいます。パソコンがからきしな嫁とはまるで正反対です。
3.金融商品への投資
NISA(少額投資非課税制度)の導入により投資信託等で資産形成を始められた方も多いと思います。
しかし金融商品は株式売買やFX等の様に慎重に行わないと利益どころか大きな損失を背負う事も少なくありません。
実は私の友人によく分かりもしないのにFXに手を出して痛い目に遭った奴がいました。幸い、多額の損失が出る前に手を引くことができ一命をとりとめましたが、あのままドハマりしていたらどうなっていたことやら・・・。
特に信用取引やFXのレバレッジには注意が必要です。利益や損失とその商品を十分理解した上で自己資金以内の範囲で取引することが重要です。
確かに金融商品の中には売買を短時間の内に繰り返す事で利益を出す方法もありますが、慣れとテクニックを必要となります、ネット上にも様々な情報がありますが鵜呑みにしなしで必ず自分で判断しましょう。
まとめ
以上、40代のボーナスについて色々と書かせて頂きましたが如何だったでしょうか?
私も書きながら色々と調べる中で、金額の多い少ないだけでは測れない個々の仕事の大変さを改めて考えさせられました。働き方の多様化と労働環境の変化の中で一番の武器となるのは自分への投資ではないでしょうか?私ももう一度考えてみたいと思います。


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