30代で資格が無くても、今までと全く異なる業種に転職できるのでしょうか。
どの業種についていても、持っておいたほうが良い資格と言うのがありませんか?しかし、資格を取る必要がなかった、資格を取る時間がなかった、実は資格試験は受けていたけど落ちたなど、いろいろな理由があって資格を持ってない方は多くいると思います。
毎日のルーティンの中で、ふともっといい環境はないのかと考えたことはありませんか。もっと給料を上げたい方もいれば、残業が多いから給料が下がっても定時で上がれる職場に移りたい方もいるでしょう。
なんとなく今いる職場に飽きて、新しい刺激を求めて転職したい方もいるかも知れません。実際に転職活動はしていなくても、もっと〇〇な会社があればなぁ、なんて考えたりしたことはありませんか。
では実際に、30代で資格がなくても、今働いている職業と異なる職業に転職できるのでしょうか。
もし異業種に転職する時は、あらかじめ何か資格をとっておいたほうが良いのでしょうか。
ここで私が提案したいのは転職で有利になるために資格を取得する必要がないという事です。驚かれた方もいたかもしれません。だって履歴書の資格欄に、特になしとかくより何となく資格を書いたほうが合格率が上がりそうな気がしますよね。
ここでは、その概念を崩していきたいと思います。
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30代では転職できない職業もある

今資格なしで転職できるといったばかりなのですが、実は全ての職業に転職できるわけではないんです。残念ながら世の中そんなに甘くありません。転職出来ないその理由は、ズバリ年齢です。10の位が2から3に変わっただけなのですが、就職することができない職業があるんです。
30代では転職できない職業とは
30代では転職できない職業、その代表格が公務員です。特に消防士等がその筆頭です。下記は2019年の東京都消防庁の募集資格です。
2019年度の採用試験に関する情報
区分:消防官I類
主な受験資格:1990年4月2日から1998年4月1日までに生まれた人
引用 東京消防庁
※都道府県によって受験資格が異なるようです
1990年の人が2019年になっている年齢は29歳です。つまり、東京都では29歳までの人しか消防士になれないという訳です。他にも都道府県庁職員や警察官も年齢制限があり、30代も後半に差し掛かると更にこれらの職に転職することは厳しいようです。
ただし、すべての公務員職が20代や30代前半限定ではありません。上記にも書きましたが都道府県によって受験資格が異なります。もし安定した仕事を求めて公務員を目指している方は、一度自分の住んでいる地域の公務員について確認しましょう。
私の友人に20代後半に公務員への道を決めた、現在警察官の男性がいますが、就職した県の警察官のタイムリミットは30歳だったそうで、やはり30という年齢は意識していたようです。この友人は20代のうちに気づけて良かったですよね。
同じように年齢にタイムリミットがある職業があるかもしれません。まずは自分の進みたい職業について調べる必要がありそうですね。
30代資格なしでも転職したい

転職したい職業が年齢制限がない職業だったら、いよいよ転職について本格的に考えてみませんか。冒頭にもちらりと話したのですが、大体の職種に取らなければ行けない資格もしくは仕事の質を高めるために取っておいた方が良い資格というのがあります。
異業種に転職するなら、やはり資格をとっておいたほうが転職に有利な気がしますよね。転職サイトで事前に持っておいたほうがいい資格を調べたり、通信教育のサイトをチェックしたりしますよね。
けど、ちょっと待ってください。焦って資格を取る必要はありません。逆に資格をとっても転職に効果がない場合があるんです。
転職の為に無理やり資格を取らないほうが良い
転職するために資格を無理やり取らないほうがいい理由は、ズバリ履歴書に書いても評価されにくい資格があるからです。英検3級は履歴書に書くと恥ずかしいという話を聞いたことはありませんか。これにはきちんとした理由があります。
英検3級の目安は以下のように記載されてます。
二次試験でスピーキングテスト。英語で考えを伝えましょう。筆記試験の題材は、海外の文化など少し視野が広がります。中学卒業段階の英語力の達成目標:3級(文部科学省)
このことから、履歴書に英語検定試験3級と堂々と書いても、「私は中学卒業程度の英語力があります」と宣言することになります。これではアピールするどころかマイナスポイントになりそうですよね。因みに、履歴書に英検を記載する場合には、一般的に2級以上を記載するようです。
同じ様な例がIT業界でも言われています。転職斡旋系のサイトでシステムエンジニアに転職する為に取っておいたほうが良い資格としてITパスポートと書いてあるものを見かけます。どんな資格なのか、以下がITパスポートの資格概要です。
iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
引用 ITパスポート試験
公式HPの内容も、まるでIT業界に入るには必須の資格に見えますよね。実際にIT業界を知るために資格を取得することは良いことだと思います。しかしIT業界に長く務める友人の話では、20代はともかく30代では資格のレベル的にさほど評価される事はないとのことでした。
せっかく頑張って取得した資格なのに意味がないと悲しいですよね。資格を取るための料金も馬鹿にならないし、どうせ頑張るなら転職に有利な資格を取得したいですよね。
必要な資格があっても問題ない
突然ですが、タウンワーク誌でバス運転士の求人を見たことがありますか。そこには大概の場合未経験者歓迎の文字がついています。何故かと言うと、入社した後に研修制度が備わっているからなんです。
私の友人は高校卒業時からアパレル業界を点々としてきました。洋服からジュエリー、靴など売るものは様々でしたが、一貫して身につけるものを売る仕事を続けてきました。そんな彼女が最近転職したのが生命保険の営業です。
保険の営業をするには生命保険募集人の資格が必要です。また、ファイナンシャルプランナーなど持っておいたほうが良い資格もあります。突然の方向転換の理由はさておき、生命保険の営業って資格が無いと出来ないような気がしませんか。
そこのところを聞いたところ、友人が転職した会社には約2ヶ月の社内研修があり、その間に基礎的な知識と必要な資格を取得するとのことでした。このように研修制度が整っていると転職にたいするハードルも下がりますよね。
別の友人も30代半ば資格なしで、工場勤務から電気関係の仕事へ転職しました。研修生として働きながら電気工事関係の資格を取得するそうで、資格取得に対するサポートも万全だと聞きました。
このように必要な資格がある場合は会社での研修制度がある場合が多いです。働くために必須ではない資格も、部署で月に一度勉強会を開いて資格取得をサポートしている会社もあります。ですので、私は転職のために無理やり資格を取る必要がないと考えます。
まとめ

- 30代資格なしで転職できない職業もある
- 転職の為に無理やり資格を取らないほうが良い
- 必要な資格があってもあれば問題ない
30代で転職できない職業もあることがわかりました。しかし例外を除いて、30代で資格がなくても異業種への転職が出来る事が分かりました。また、転職に有利になろうと資格を取得しても評価につながらない場合がもあるようです。もし資格が必要な場合も研修制度が充実している会社だと安心して転職できそうですよね。
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