20代で転職すると、「忍耐力がない人と思われるのではないか」「そもそも転職できるのか」など不安に思いますよね。しかも周りに転職している人がいないと「自分だけなんじゃないか」なんて思いますよね。
その気持ちよくわかります。私も23歳の時に初めて転職活動をしたときは同じ気持ちに思いました。「転職うまくいくのかな」といつも不安な気持ちでした。
20代で転職をしたいと考える人みんな思うことです。また、20代で転職を考えるのはあなただけではありません。
転職率というのはご存知ですか。
転職率というのは、
引用 厚生労働省
簡単に言うと、労働者の中でどのくらいの人が1年間で転職したのかを割合で表したものです。例えばある年の1年間に10人働いているとして、3人転職したとします。そうするとその年の転職率は10人中3人なので、30%となります。
これの割合をみれば、20代でどのくらい転職しているのかがわかるのです。それでは、あなたと同じ20代の転職率を見ていきましょう。
今回資料によっては転職率や転職入職率と様々な表現がありますが、この先の文章では統一して転職率とします。
Contents
20代の転職率は〇%
それではこれから将来を担っていく20代の転職率を見ていきましょう。
引用 厚生労働省
こちらは平成28年1年間の転職率を年齢別で男女と女性は一般とパートで分けたグラフです。
男性は20代前半14.9%で後半が13.6%。女性は20代前半15.0%で後半が18.1%です。ほぼ10人に1人は転職をしているということになります。
高校生の時のクラスの人数で例えてみましょう。私が高校生の時のクラスの人数は40人だったので4人は転職しているということになります。
この表現だと「たった4人なら少ないじゃん」と思いますよね。
しかしこれは平成28年1年間での人数なので、平成29年も同じく10人に1人だった場合は2年で8人が転職していることになります。単純に考えると、5年後にはクラスの半数が転職しているとなります。転職回数を1人1回で考えた場合ですが、結構な人数が転職したことがあると思いませんか。
このように実際に20代で転職している人は意外と多いのです。
20代の転職率が高い職種は?

全体での20代の転職率を見てきましたが、職種ごとに差があるのか見てみましょう。

引用 doda
20代の割合が半数を超えているのが「販売/サービス業」「営業」「事務・アシスタント」の3つの職種です。
たしかに20代のころ転職した友人は営業職が多かったです。その友人たちがそろって口にしたのは、ノルマの達成が厳しいというところでした。ノルマに追われて精神的に疲れてしまったのでしょう。
別の職種の友人は、学校とは違って年の離れた上司や先輩の中での生活で人間関係に悩んで転職したそうです。きっとこの悩みはどの職種にも当てはまりますよね。
私も20代のころは、人間関係に悩みました。特に上司には本当にイライラしました。上司に悩んでいる20代のあなた、むかつく嫌いな上司について記事を書いてますので是非こちらもご覧ください。
特に職種ごとに大きな差はなく、どの職種も20代、特に20代後半の転職率が高いのですね。
なぜ20代は転職率が高いのか

そもそも、なぜ20代の転職率が高いのでしょうか。転職の理由を見ていきます。
引用 厚生労働省
・仕事が自分に合った会社にかわりたい
・賃金の条件が良い会社にかわりたい
・賃金の条件が良い会社にかわりたい
・労働時間・休日・休暇の条件が良い会社にかわりたい
主に高い割合の理由を3つずつ上げました。
入社したときはどんな仕事が自分に合うのか分からないままですが、仕事をやっていくと自分に合う合わないが分かってきますよね。そのため、男女ともに「仕事が自分に合った会社にかわりたい」と思うのでしょう。
また男性の理由はほとんど働く環境がどれだけより良いのかを重視しているように思えますね。
もし将来家庭をもったら、一家の大黒柱として家族を支えるべくお金を稼がないといけませんよね。そのため、長く働いていけるよう自分にしかできないような自分に合う仕事ができて、それに見合った賃金が支払われたいと思うのでしょうね。
女性の場合は、働く環境のほかにプライベートを充実できるかどうかも重視されているのですね。たしかに女性は、よくおしゃれなカフェでクリームがすごくのっているパンケーキを食べながら女子会しているイメージがあります。勝手なイメージですが(笑)
私の妻も「働く環境も大切だけど、家族や友人の時間も大切」と言っていました。女性は誰かと話して共感を得ることで、ストレス発散になるとよく聞きます。きっとそういう時間を作るために労働時間や休日休暇の条件が良い会社に転職したいと思うのでしょうね。
20代の転職のメリットとデメリット

ですが、20代で転職することはマイナス要素になるのではないかと気になりますよね。もちろんメリットもありますし、デメリットもあります。しかも20代前半と20代後半ではまた変わっていきます。
20代前半でのメリット
実績をそこまで重視しない
20代の若手に企業が求めるのは柔軟性があるかないかです。
無駄な知識が入ってないため、いかに早く仕事を覚えてもらって即戦力にするかを考えます。そのため実績があるに越したことはありませんが、そこまで重視しません。
未経験な業種や職種にも転職しやすい
仕事をしていると本当にやりたいことが見えてきますよね。20代ならまだ体力もあり頭が柔らかいので、たとえ未経験でも仕事を覚えやすく、本当にやりたい仕事に挑戦することができます。
20代前半でのデメリット
すぐに辞めてしまいそうとイメージを持たれる
何年もたたずに辞めた場合、「すぐ辞めそうな人」と思われますが、辞めた理由を「上司にパワハラされた」「仕事が合わなかった」などマイナスな理由にしないようにしましょう。
「自分はこういうことをしたい」「今より専門性の高いところで自分の経験値を上げたい」などスキルアップなどの理由にすると、印象が良くなります。
ブラック企業にあたる場合がある
実際に転職したら「前の会社のほうが休日があった」「前の会社の上司のが仕事がやりやすい」など前のほうがよかったなんて思う場合もあります。そうならないためにもブラック企業じゃないかどうかしっかり見極めましょう。
見極め方はこちらの記事に詳しく記載しています。
20代後半でのメリット
給料アップの可能性あり
自分が行きたいと思う会社によりますが、経験や実績があるとそれが自分の強みになるため、アピールすることで給料がアップする場合もあります。
即戦力として使ってもらえる
20代前半と比べて仕事にも慣れて、社会を分かってきている年齢です。また似た職種や業種なら即戦力になりますし、未経験だとしてもビジネススキルが最低限あるので労働社会について一から教える必要がなく、企業側としては欲しいと思う年齢なのです。
20代後半でのデメリット
給料ダウンの可能性もある
メリットとして給料アップを上げましたが、逆にダウンする場合もあります。前の会社で少しずつ昇給したり、役職手当などついていた人はそれがなくなるわけなので、ダウンしてしまう場合もあるのです。
新しい環境への適応
新しい職場では年下の上司がいたり、前の会社と違うやり方だったりしてストレスがたまります。前の会社とは違うことを受け入れて、慣れてくるまでは辛抱です。
20代で転職することは嬉しいメリットもつらいデメリットもあります。このデメリットをいかに減らして転職するのかが大切です。
20代の転職方法

ではその「デメリットを減らして転職活動をするべき」と言うのは「いったいどうすればいいの」と思いますよね。
最善策は転職エージェントを利用することです。
自己分析をすることもでき、転職での不安を1つ1つ解決しながら転職活動をすることができます。実際に私は転職エージェントを使って転職活動をしました。
自己流で転職活動していた時は書類審査で落ちていたのに、なんと利用してから2回目の面接で採用が決まりました。転職エージェントさまさまです。
ただ、さまざまな会社があってどれがいいのか分からないですよね。転職エージェントを比較した記事を書いていますのでこちらの記事をご覧ください。20代向けの転職エージェントのところに分かりやすく書いてあります。
まとめ
20代の転職率は10人に1人と意外な結果ではありませんでしたか。
周りに転職している人が少なかったりいなかったりすると不安になりますが、知らないところでは全然転職している人がいます。仲間はたくさんいますので「自分だけなのでは」と不安になる必要がありません。
20代はまだまだ希望があります。転職エージェントを利用してデメリットで挙げたところを気を付けながら転職活動をしましょう。
20代というのは何でも挑戦できて楽しい年代です。充実した素敵な20代を過ごしましょう。


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